ピオフィオーレの晩鐘【FINAL】

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オトメイトさんのPSVita用ソフト「ピオフィオーレの晩鐘」で立花慎之介さん演じるキャラクター、アンリを中心としたファイナルルートの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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シナリオ紹介

全員攻略後に開くルート。
ギルのシナリオと後半までは共通。
ギルのシナリオで、なぜこんな事をしたのか?を明かさなかったディレットーレが主役となる物語。


アンリエンドと大団円と、二種のエンドからなる。
アンリを許さないとする事で、マフィアのみんなと共にクリスマスを迎えるエンドに。


感想

ネタバレはアンリエンドで書かせて頂きました。
大団円はアンリを許さない事で、マフィアのみんなと仲良くクリスマスを迎えられます。
ただ、その場合アンリを除いての大団円なので、そこは切ないかな?と。


ディレットーレの過去が、想像以上にヘビーでした。
だからこんな事を…と思いつつ、私もあの街もマフィアのみなさんも大好きなので、仕方ないよねと割り切れない感じは多少ありました。
なので、アンリエンドをネタバレにしましたが、好きか?と問われると別に…となる感じです(笑)
彼は好みではなかったですが、他のみんなが協力し合い、結構意外な可愛い面などを見せてくれたので、そこがすごく良かったです。
ファイナルやる前より、マフィアのみんなを好きになりましたね。


何よりシナリオ良く出来ていて、素晴らしかったです。
制作に携わったみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ステキな作品をありがとうございました!


ネタバレ(あらすじ)

カポと結ばれなかった鍵の乙女

聖遺物の眠る街ブルローネ。
そこは古くからファルツォーネにより、守られてきた。
聖遺物は厳重に封印され、ずっとこの地に眠り続けていた。


けれど何かが起き、聖遺物を移動せざるを得ない事態が起こらないとも限らない。
だからその封印は、特殊な方法で解く事が出来るようになっていた。
封印を解く鍵はファルツォーネの血と鍵の乙女と呼ばれる乙女の血。


鍵の乙女はファルツォーネの後継者が変わるたびに新たに選出される。
星の巡りを読み、占星術でファルツォーネの後継者と結ばれる運命の娘が。


けれど星とはうつろうもの。
鍵の乙女が必ずしもファルツォーネの後継者と結ばれるとは限らない。
現に先代のファルツォーネの後継者でマフィアのカポのシルヴィオと、鍵の乙女のクロエは結ばれなかった。
シルヴィオはイタリア、クロエはフランスで生まれ育ったのだから。


両親を奪ったファルツォーネ

それでもファルツォーネにとって鍵の乙女はとても重要な守るべき存在であった。
そうしてその情報が漏れてしまう事もある。
だからクロエの家族は狙われてしまったのだ。
クロエと幼い弟を残し、クロエの家族は殺されてしまった。


その事を知ったファルツォーネは、急ぎクロエと弟のリトン(アンリの愛称)を保護し、以来二人はファルツォーネの屋敷で暮らす事に。
鍵の乙女であるクロエには、なぜこんな事になったのかが分かるよう、彼女が鍵の乙女で、鍵の乙女は古来より占星術により、ファルツォーネの後継者と結ばれる運命の娘が選ばれると伝えられたのだろう。
クロエはすぐにシルヴィオを好きになった。
それだけではない、彼の愛するこの街も好きになった。


けれどリトンは違っていた。
知らない土地であるブルローネを愛する事は出来なかったし、自分たちから両親を奪ったマフィアは好きになれなかった。
例えどんなにファルツォーネで良くして貰っても。
だって、ファルツォーネのせいで両親は死んだのだから。


あなたさえ居なければ

そうして始まったファルツォーネでの暮らしの中、姉のクロエはすぐに知る事になった。
占星術で結ばれると言われていたシルヴィオに、婚約者がいる事を。
それでもクロエは思っていた。
本当に結ばれるのは自分だと。
シルヴィオは勘違いをしているだけなのだ…と。


けれどシルヴィオは婚約者と結婚し、その事がクロエを少しずつ蝕んだ。
そしてシルヴィオの妻がダンテを身ごもった時、事件は起こった。
自分がシルヴィオの運命の相手だと思う気持ちが強かったクロエは、現実を受け入れる事が出来ず、妊娠中のシルヴィオの妻を階段から突き落としたのだ。
あなたさえ居なければ…と。


幸い妻もお腹の子も無事だったものの、クロエを案じたシルヴィオは、クロエの幸せを願いファルツォーネの遠縁に養子として迎えてもらう事にしたのだ。
けれどその事が決まった直後、クロエはメイド達の目を盗み屋敷から姿を消した。
そうしてある日死体で発見された。


歓迎されない子供、リトン

検死の結果、クロエは崖から海に落ちて亡くなった事が分かった。
それでもカポの妻に手を出したクロエだったから、屋敷の中でも街の中でも噂は絶えず、粛清されたなどと言われた。
銃で撃たれた、毒を盛られ崖から投げ捨てられた…そんな勝手な噂が。


まだ幼く、両親を亡くし、異国の知らない屋敷で心細かったリトンにとって、姉の存在は大きかった。
故に失ったショックは相当のものだろう。
そんな幼い彼だったから、姉の事故死はいつのまにか噂に塗り替えられ、姉はマフィアに殺された…と思うように。


更に姉の亡き後、一人ファルツォーネの遠縁に養子に出されたリトンは、そこで酷い虐待を受けた。
食べ物もろくに与えられず、閉じ込められる暮らし。
だって彼の姉はファルツォーネのカポの妻と子を危険に晒したのだから。
何より血を重んじる一族にとって、歓迎できる子供ではなくなってしまったリトン。


自分の命を守るために

それでも一人だけ食べ物をくれる人がいた。
年の頃は亡くした姉と同じくらい。


その少女に人としての尊厳を手放しておもちゃにされる日々。
でもその少女の望む通り上手に出来れば少女はリトンにパンをくれた。
だから生き延びる事ができたのだ。


ところがある日、その少女がいつものようにリトンをおもちゃにして遊びに興じている最中、突然死んでしまう事件が。
血を重んじるファルツォーネ。
決してリトンが少女を殺した訳ではないが、状況がマズかった。
このままでは、今度こそ自分は殺されてしまう…と思ったリトンは、一家を惨殺したのだ。
自分の命を守るために。


憎きファルツォーネの街へ

その後、一人フランスへと戻った彼は、人に気に入られる術を身につけなんとか生き延び、そこから人を意のままに操る術も身につけた。
そうして知り合ったイタリア人留学生と親しくなり、留学生を殺し彼になりすましてイタリアへ。
更にはその留学生の一族を皆殺しにした。


そうして偽りの身分を手に入れた彼は、国営カジノのディレットーレとして、ブルローネへと帰ってきたのだ。
両親を奪い、姉を殺し、自分に悲惨な生活をしいた憎きファルツォーネの街へと。


そこで彼は3つのマフィアだけでなく、ブルローネの街ごとめちゃくちゃにしてしまおうと考えていた。
何故ならこの街はマフィアの存在を認め、その恩恵にあずかって来たから。


たとえ神が許さなくても

そしてそんな街で彼は彼女と出会った。
初めはちょっとした興味だった。
姉と同じように、鍵の乙女と言う運命を背負わされた娘を見てみたい…と。
気の毒に思っていたから。


けれど思っていたのとは違っていた。
なぜなら彼女は気の毒ではなかったから。
この街が好きだから、自分にできる事があるのなら、何か役に立ちたい…と考えるような娘だった。


クロエとは違う。


似ていると思った彼女は、クロエとは全く違う娘だった。
そしてそれがより彼の興味を引いた。
だから聞いてしまったのだ。
自分の犯した罪を例え話として彼女に聞かせ、そんな弟を許せるか?…と。


許すわ。


彼女は迷わずそう言った。
たとえ神が許さなくても、私は彼を許す…と。


止められない歯車

そんな彼女の言葉に何かが変わったのかもしれない。
贋札を作っていた事、その罪をヴィスコンティのギルに着せようとしていた事、全てはもう引き返せない。
けれど、それが正しい事で、自分にはそれしかないと思い込んでいたあの頃の彼とは違っていた。
しかし動き出した歯車は止まらない。
止められない。


そうして彼が贋札作りの主犯で、マフィアを陥れようとしていた事に気付いたダンテ、ギル、楊が動き、カジノは彼らに襲撃された。
そんな彼らの傍には彼女の姿があった。
自分の運命を嘆く事なく、受け入れ、街が好きだから出来ることがあるなら協力したい…と言っていた彼女らしい行動。


一方襲撃を受けた彼も、大人しく捕まるつもりはなかった。
だから既にカジノには爆薬を仕掛けて待ち構えていたのだ。
そうして彼らを前にして、彼は爆破のボタンを押した。


生きる場所などどこにもない

燃え盛る炎、崩れ落ちる天井。
それでも彼を自分たちの手で葬ろうとするマフィア達。
だから彼は炎の中に飛び込んだ。
マフィアの手でなど殺されてたまるものかと思ったから。


逃げるつもりはなかった。
どの道逃げられはしないのだから。
沢山の罪を背負った犯罪者で、マフィアからも命を狙われる身。
この爆破による火事から逃れたとして、彼に居場所などなかった。


けれどその炎の中に彼女が飛び込んできた。
彼を一人にできない…と。
居場所のある彼女を、このまま自分と共にここで果てさせる訳にはいかない。
だから逃がそうとするのに、彼女はどうしても言うことを聞いてくれない。
死にたいのか?と尋ねても、死にたくはないけど、あなただけ死なせる訳にはいかないと言って聞かないのだ。
だから彼はカジノから逃げる地下道へと彼女を誘導し、共に火事から逃げ出した。


地下道で休んだ時に、彼女が彼の話を聞きたがったから、両親が殺された事から、ディレットーレになるまでの話を聞かせた。
すると、辛かっただろうとは思っていたけれど、想像以上だわ…と彼の悲しみに寄り添い涙する彼女。
ごめんなさい…と彼女は何も悪くなどないのに、謝罪の言葉を述べながら。


例えばもっと早く出会えていたなら何かが違ったのだろうか?
けれどもう遅かった。
彼に生きる場所などどこにもないのだから。


犯した罪を償う為に

そうして地下道から出た所で、彼女に街に戻るように言う彼だったが、「ここで生きられないのなら、二人で逃げましょう」と彼女が言い出したのだ。
この街が好きだと言っていたのに。
それでも彼と共にある事を望んでくれたのだ。


だから許されないと思いながらも嬉しくて、二人でフランスの片田舎へと逃げた。
そこで廃墟同然の教会を見つけ、戦災孤児を世話するようになった二人。
知らない場所で、決して楽な暮らしではないはずなのに、彼女はどこか楽しそうだった。
そんな彼女の様子に、思わず彼女に触れた彼。
罪にまみれた自分の手では、彼女に触れてはいけないと思っていたのに。


今だって許されると思っている訳じゃない。
でも彼女が教えてくれたから。
死んでも何の償いにもならない…と。
生きて償っていくしかない…と。


彼女の安否を心配しているダンテ達には、一度手紙をだした。
今まで守ってくれた事への感謝と、姿を消した事への謝罪を伝えるために。
その手紙で彼らは彼が生きている事を知ったけれど、すぐにどうこうしようとはしなかった。
マフィアは面子を重んじる。
だからいつかは落とし前をつけさせるつもりではいるのだろう。
それでも今はまだその時じゃない…と言う彼ら。
第一リトンの居場所も分からないし、探すのは相当の手間だ…と笑う。
それはきっと彼女のため。
面子を重んじつつも、彼女のために見逃してもいいと考えているのかも知れない。


だから二人で生きていく。
犯した罪を償う為に。
奪ってしまった命の分も、ただただ精一杯に。


補足

大団円では、彼に「そんな弟を許せるか?」と問われた彼女が「許す事ができない」と答える事で分岐。
その後、彼を救う事はできないものの、3つの組織はそれなりに仲良く、クリスマスを教会でみんなで祝う…というもの。


またオルロックを道具のように利用していたロズベルグも、父のような大きな愛情を見せてくれるシーンもあり、ロズベルグの印象も変わった。
そしてロベルトも、アンリに言葉巧みに操られそうになっていたマルコを正気に戻す程、ブルローネの特殊な様子になれ、それを悪とは思わなくなった様子だった。
ギルに「俺はマフィアだが、何か俺たちにできる事があれば、いつでも言ってくれ。俺は俺なりに街の平和を願っているんだ」と言われた事をキッカケに。


そんな風に、今まで少し駄目かな?と思っていたサブキャラたちまでも、なんとなくいい人のように見せてくれる作りでした!


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