ピオフィオーレの晩鐘【ニコラ・フランチェスカ】

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オトメイトさんのPSVita用ソフト「ピオフィオーレの晩鐘」で木村良平さん演じるキャラクター、ニコラ・フランチェスカの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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キャラクター紹介


※「ピオフィオーレの晩鐘 」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。
バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは木村良平さん。
ファルツォーネのアンダーボス。
カポであるダンテとは従兄弟で、本当の兄のようにダンテの面倒をみて来た人。


人当たりが柔らかく優しげに見えるものの、ファミリーの規律を乱す者には容赦がない。


感想

一番印象に残ってるのは、エピローグのスチル。
大人にシチュエーションの素敵なスチルで、ニコラの体にありがとう、ご馳走さま!と言いたくなりました。


ニコラ本人の感想ですが、ダンテにとっての兄のようなポジションなので、本来なら好きなタイプ。
なのにそこまでときめかないで終わってしまいました。
多分、彼のルートで、ファルツォーネとヴィスコンティの二人のカポが素敵過ぎたからかと。
本当にいい男で、むしろ彼らにときめいてしまったように思います。


最初、ダンテからやろうかと、ダンテの最初のイベントまでやってしまっていた為、ダンテの印象が良かったんですね。
それもあり、彼の途中からの行動がヒドイ!としか思えなくて。
事情はあるのかも知れないけど…とモヤモヤしてしまったので、あまり好きになれなかったように思います。


彼女が求められる理由についても、ニコラルートではサッパリ分からない感じなので、一番最初に攻略するのがオススメだな…と思いました。


木村さん、ありがとうございました!


ネタバレ(あらすじ)

血塗られた僕の手を、いつか君は汚いと思うかも知れない。
それでも僕は君を愛しているから、手放してあげられそうにないんだ。
だからごめんね。
諦めて貰える?


ファルツォーネと言う血の楔

血に縛られたマフィア。
それがファルツォーネだった。
カポは代々純血でなければならなかったし、イタリア人以外の構成員など認めない組織。


そのカポであるダンテは、誰よりもその血に縛られていた。
だから僕は解放してやりたかったんだ。
ダンテをファルツォーネと言う血の楔から。


そうして僕はファルツォーネを裏切り、ヴィスコンティへと移った。
外からファルツォーネを潰すために。
組織さえなくなってしまえば、ダンテは解放されると思ったから。


もちろんヴィスコンティのカポであるギルには話を付けてあった。
ファルツォーネが潰れた後は、ダンテをブルローネから追放して欲しいと。
粛清などせずに。


彼女が必要な理由

そのためには彼女が必要だった。
教国が求める存在である彼女を手土産にしたかったから。


だから彼女に優しくした。
少しでも慕われるようにと。
そんな打算だったんだ、初めは。


なのに気づいたら惹かれてた。
だって彼女は普通の女の子で、もっと平和にお気楽な思考で生きていると思ったのに。
ファルツォーネからヴィスコンティに連れて来られ、自分が教国に求められる存在で、だから老鼠に狙われていると知っても尚、気丈に振る舞っていたし、しっかりと考えてもいた。
思っていたのと全然違う子だったんだ。


だからおかしくなってしまった。
ただ弟のように思っていたダンテの為にファルツォーネを離れたのに。
君が気になって仕方なくなってしまったんだ。


裏切り者を待つ未来

そんな風に始まったヴィスコンティでの日々の中、僕はファルツォーネの頃のように君と親しくするのをやめた。
僕には目的があったからね。
それを成し遂げなければならなかったし、裏切り者をみすみすのがすファルツォーネじゃないから。
きっとそう遠くない未来、僕は殺されるに違いない。
その相手がファルツォーネなのか、それとも裏切り者の僕を快く思わないヴィスコンティの構成員なのか、それは分からないけれど。
そうと分かっていたから、距離を置いたんだ。
君には用済みみたいな事を言ったけれど。


なのにそんな僕を君は諦めてはくれなかった。
探して声をかけ、話したいと言ったんだ。
普通ならとっくに嫌気がさしているはずなのに。
騙されて連れてこられて利用されたと知ったのだから。
それでもニコラは優しくしてくれた…と君は言う。
目的の為だと知らせたのに。


だから負けたんだ。
君のそんな所に。
そうして僕らは前のように話すようになった。


指名手配

けれどそんな関係も長くは続かなかった。
ブルローネ市内で起こっていたマフィアだけが殺害される事件。
僕があの事件の犯人に仕立て上げられてしまったから。


裏で手を引いていたのは老鼠。
元々彼女を攫い、教国へ売りつけようとしていた連中だ。
そんな老鼠はロベルトに目をつけた。
彼女への想いから、僕を恨むようになっていたロベルトの態度に気づいたから。


そうしてロベルトがマフィア連続殺人事件の犯人だと知った上で、老鼠はロベルトを操った。
彼女が僕に無理矢理ヴィスコンティに連れて来られ情婦にされている…と言うようなデマを吹き込んで。
そうしてロベルトは、ファルツォーネのカポであるダンテを襲撃。
それは失敗に終わったものの、その時ダンテといたマルコを殺し、死の間際にニコラがダンテの命を狙い、マルコを殺した犯人だと告げたと、嘘の証言をした。


元々マフィアの力の強いブルローネだったけど、殺されたのが身内とあって、すぐに僕は指名手配され、新聞にもその事件について載せられてしまったんだ。


マルコが殺された時刻、僕はヴィスコンティの会合に参加していたから、ヴィスコンティの幹部クラスなら僕の無実を証明出来る。
けれど、それを末端の構成員にまで知られると、裏切ってヴィスコンティに来たヤツが…と不満の声が上がるのは目に見えていた。
だから疑われても何もいえなかった。


そうして裏切り者で元から浮いた存在の僕は、ますますヴィスコンティの中に居場所を失った。
だから彼女とはまた距離を置くことにしたんだ。
やっとヴィスコンティの連中とも親しくなった彼女を、巻き込みたくなかったから。


嫌な予感

僕の濡れ衣を晴らす為、動いてくれたのがダンテとギルだった。
中でもダンテは、自ら囮として老鼠に乗り込んでくれる事になったんだ。
僕の居るヴィスコンティは信用出来ないから手を組もう…と老鼠に持ちかけるふりをして。
そんな情報が流れれば、当然真犯人であるロベルトは動く。
今度こそダンテを殺し、その罪を僕に着せようと。


そうして作戦の当日、僕はギルの命でダンテの護衛につく事になった。
僕に裏切られてもなお、僕のためにと自ら囮になってくれたダンテの護衛の任務に、当然不満などない。
むしろ率先して守りたいくらいだ。
なのになんでだろう?
嫌な胸騒ぎが止まらない。
ギルを始めとした僕たちがヴィスコンティの屋敷を留守にする事で、君に何かあるんじゃないかって。


ちょっと前の僕なら、こんなにも気持ちを掻き乱される事なんてなかったのに。
今はダメだ。
君の事となると、僕はおかしくなるみたいだ。


だから念入りに君に気をつけるようにと言い含めたのに。
嫌な予感は当たってしまった。


すべてを終わらせるために

老鼠にダンテが到着した事で始まった銃撃戦の中、護衛についた僕にダンテは教えてくれたんだ。
ロベルトがとある建物を購入している事を。
そしてその意図が怪しい…と。
だからここはいいから早く行けと言うダンテの言葉に、僕はギルに何も告げる事なく駆け出した。
君が心配だったから。


慌てて戻ったヴィスコンティの屋敷には、もう君の姿がなく、君の護衛のヴィスコンティの構成員は廊下で倒れていた。
そうして僕はすぐさま駆け出した。
ダンテに教えられた住所の建物へと。
きっとロベルトはそこに彼女を連れて行ったに違いないと確信して。


駆けつけると彼女はその建物で、ロベルトに今にも撃たれそうになっていた。
そんな彼女を助け出し、人混みの中に逃げ込んだ。
彼女を安全な所に早く連れていこうと思ったし、人が多ければ安全だろうと思ったから。


所がロベルトは怒りからなのだろうか?
警察官の誇りなど無くしたかのように、道行く人々を邪魔だとばかりに撃ち始めた。


このままではいけない。
関係ない市民が犠牲になってしまう。



だから僕は逃げるのをやめ、ロベルトの前に姿を見せる事にした。
彼女だけを人混みの中に隠して。
けれど彼女は自分も行くと言って僕の手を離さない。
もう無関係じゃないから…と言う彼女の手をしっかり握り、僕はロベルトの元へ。


そうして対峙したロベルトは目が以前の彼とは別人のようで、とても言葉が通じるようには見えなかった。
それでも僕は彼に声を掛け、そうして全てを終わらせる為に引き金を引いた。


君と僕が結ばれる為に

事件は終わった。
マフィアの構成員ばかりを狙った連続殺人事件の犯人で、ダンテを襲撃しマルコを殺したロベルトはもう居ない。


街の噂では完全に僕が犯人だったのに、あの一件で全く違う噂に変わった。
ニコラは連続殺人犯を捕まえる為にファルツォーネを裏切ったように見せていた。
ファルツォーネとヴィスコンティは裏で手を組んで、共に犯人を探していた。
その作戦の最中、暴走した真犯人をニコラ自ら射殺して止めた。

そんな風に変わっていた。


けれどそれは街の噂だけではなかった。
ギルが勝手にそれが事実だとし、僕をヴィスコンティから追い出す事を決めてしまったから。
ギルは好きなところへ行けと言うし、ダンテには一度屋敷へ顔を出せと言われているし。
結局僕はダンテの元へ挨拶に行き、僕がいないと執務が滞って困る…と言うダンテの言葉で、噂のままにファルツォーネに戻る事になってしまった。


もうファルツォーネを潰す意味はないから、お前がここに残っても、お前の目的は果たせないぜ?…なんて言っていたギルは、老鼠に変わり教国とのつながりを持つ事が出来たとかで、このままファルツォーネと共にブルローネで住み分けをしつつやっていくつもりらしい。


ダンテはダンテで、血に縛られた生き方以外は出来ないと、不器用さを僕に訴え、僕のしたかった事は意味がないと暗に伝えてきた。
そう、全ては意味がない事だったんだ。
それでも君が居るから、君がそばに居てくれるから。
そんな関係に二人が進展出来たのも、今回の事件があったからかもしれないから。
だから全く意味のないことでもなかったのかも知れない。
君と僕が結ばれる為に、あれは必要な事だったと思えるから。


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