オランピアソワレ【朱砂】Bad

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:アイディアファクトリー 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2020年4月16日

オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」で松岡禎丞さん演じるキャラクター、朱砂のBAD ENDのネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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キャラクター紹介

※「オランピアソワレ」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは松岡禎丞さん。
コトワリの所長で、道摩屋敷からは舞台の時以外出てこない彼女を引き摺り出した人。
そうして唐突に「希少な【白】を残すため、一年以内に夫を見つけてください」と告げた人。

慈眼が砂浜で拾い養子にしたとされているが、慈眼の実の息子
母は天女島の女で、朱々珀と言う。
父である慈眼は、自分が天女島の女の夫であると知れて、天女島になんらかの形で天女島に害があるといけないと思い、妻との事は公にしていない。
故に彼の事も拾った子と言うことにしたのだと言う。

天女島の女は白の女しか産まないとされていて、事実彼が唯一の男児
しかも赤い色を持つ。
これは母朱々珀が妊娠中に天女島に流れ着いたスサノオの刀を手にした事が原因のようだ。

スサノオにそっくりな赤い髪、赤い瞳を持つ彼を海に流すと言った月黄泉。
しかし天女島の女達は「この子も天女島で生まれた子です」と彼を助け、父である慈眼に託してくれた。

しかしある日彼の元へスサノオの刀が。
捨てても捨てても返って来るそれは、彼に悪夢を見せた。
彼女をその刀で殺す夢だ。
そうして彼が刀を拒否するのをやめた時、夢を見ずに済むようになった。

彼女がアマテラスの器として生まれた事も、自分の元にスサノオの刀が流れて来た事も理解した上で、そんな運命なんてクソ喰らえと思って生きる彼は、彼女を愛した。
そうして結ばれた。

しかし島には異変が起きた。
彼と結ばれた事をよしとしない月黄泉が、アマテラスの鏡を幽宮から盗み死に水に沈めたのだ。
そうして彼女には島のどこかに隠したと告げた。

その事を彼女から聞いた彼は………。

片の月

2種あるBADのうちの一つ「片の月」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。

生き水の泉で

島のどこかは分からない。
けれどまだ鏡は壊されてはいない。
闇に包まれ、彼女が舞っても闇は払われない。
ならば鏡を取り戻す事で、ひとまずこの異変だけでも解決出来るかも知れない。
一刻も早く異変を解決するしかない。
何しろ柑南の瓦版に踊らされた民は、先日暴徒と化して彼女を襲おうとしたのだから。

そうして彼は鏡が失われた事で闇に包まれたとし、盗まれた鏡を見つけた者には、懸賞金たして500万を…と発表した。
その告知により、人々は一刻も早く不安を解消すべく、鏡を探し始めた。

黄泉でも縁により懸賞金がかけられ、同じように皆で探す。
しかしなかなか見つからない。

そんな時、道摩は彼女に助言した。
天女島の生き水の中にある鏡の半分を取って来るといい…と。

だから彼女は天女島へと向かった。
鏡を得るために。

そうして生き水の泉にたどり着くと、そこには月黄泉が待っていた。
果たしてここに月黄泉がいる事は、彼女にとって吉なのか、凶なのか?

異世へと

ここで何をしているの?
問いかけた彼女に、「これをとりに来たのだよ」と言う月黄泉の手には鏡が握られていた。
アマテラスの鏡の半分だ。

どうやら月黄泉に先を越されてしまった。
しかし月黄泉はこれをどうするつもりなのだろう?

それでも彼女にはそれが必要だった。
だから月黄泉に渡してもらおうとしたのに。
彼は躊躇なくその鏡を壊してしまった。

そうして世界は終わってしまった。

船の上に二人きり。
愛し子よ
いつも彼女をそう呼んでいた月黄泉。
彼は本当に彼女を愛おしく思っていたのだろう。

だから愛した妹の再臨よりも、彼女を選んだ。
どうしてもアマテラスとなり彼女が喪われる事に耐えられなかったのだ。

だから鏡を壊した。
世界などどうでも良かった。
いや、むしろ終わってしまった方が良かったのだ。
赤い男に、スサノオに、彼女を奪われる訳にはいかなかったから。

あの男はお前を不幸にするよ。
そう彼女の呟いた月黄泉は、本当に彼女を守りたかったのだろう。
世界よりもなによりも。

けれど彼女は「朱砂…」と愛する者を呼ぶ。
もう彼は居ないよ。お前と私の二人きりだ。お前を愛するのは私だけ
そう呟いた月黄泉は、「もう私を愛するしかないのだよ」と愛おしげに呟いた。

そうして二人は向かう。
あの世界とは別の異世へと。

赤き呪いの果て

死に水に彼女が入り、だいふくと朱砂が助けてくれる。
その後苦しみ出した彼女。
イザナミが現れて「禍津女神となった」と言う辺りからの分岐となります。

あなたを愛している内に

やっとの事で助け出した。
死に水に入って沈みそうになっていた彼女を。
だいふくと二人、なんとか取り戻した。

しかし水から上がった彼女は苦しみ出した。
大丈夫」とは言うものの、その声も途切れる程。
すると一羽の蝶がヒラヒラと飛んできた。
そうして彼に語りかける。
我が子、スサノオよ」と。

俺はスサノオなんかじゃない。
赤の朱砂だ。

彼は必死に抵抗する。
守ると決めていたから、彼女の事を。
押し付けられた運命なんて、受け入れないと決めていたから。

けれどイザナミは言う。
そなたはスサノオだ。
その娘は私の呪いに触れてしまった。
もう禍津女神となり、この世界を闇で覆う悪き存在となった
…と。
だからそなたが殺すのだ
と。

そんな事は出来ない。
俺はスサノオじゃない。

必死に抵抗する彼。
でも彼女は懇願する。
どんどん自分が崩れ落ち、醜くなるのを感じながら。
お願い、殺して」と。
私があなたを愛しているうちに」と。

その刀は私を殺すものだった

それでも彼は認めない。
彼女は強がりだから、本当はそんな事は思っていないと知っているのだ。

俺は絶対あなたを守る。
殺したりはしない。

強い意志で彼女の願いを跳ね除ける。
けれどイザナミは囁くのだ。
早くせねば、この世は闇に覆われ滅んでしまう。
それでもいいのかえ?
と。

その刀は私を殺すためのものだったの
彼女ほそう言い出した。
きっとあなたなら使い方を間違えたりしない…と。
私を殺したりしない…と言ってくれたその唇で。

あなたに殺されたいの。
私が世界を滅ぼす前に、愛するあなたの手で殺して。

ひどい願い事だ。
けれど彼女だって本当は死にたくない。
彼が好きだから。
ずっとそばに居たいから。

けれどこの島に住む沢山の大切な人々を犠牲になんてできない。
愛する人々を自分が滅ぼしてしまうなんて耐えられない。

だから終わらせて欲しかった。
愛する人に。

今なら彼女で居られるから。
彼女として彼を愛している今、全てを終わらせて欲しかった。

だから彼に頼んだ。
あなたなら出来る。
この世界を佳き世界にして。
約束して!
と。

泣きながら彼は応える。
約束する」と。
必ず佳き世界にして見せる…と。

そうして「愛してる」と互いに想いを伝え合い、彼は彼女を抱きしめるように、その体を貫いた。

彼女の居ない世界なら

刺された彼女は昏く冷たい何かに満たされるのを感じた。
再びアマテラスはスサノオに殺された。
あの時と同じように。

そう、これは赤き呪い
それに抗い続けた二人だったのに。
あんなに愛し合っていたのに。

いや、愛し合っていたから。
愛するものの望みを叶えたいと思ったのだろう。
彼女も世界も守りたかった。
けれどどちらも守れないのならば、せめて世界だけでも。
せめて彼女の最期の願いだけでも叶えたかった
だけなのに。

彼の選択は世界を終わりへと導いた。
そうして死に水は溢れかえり、全て終わってしまった。
でも良かったのかも知れない。
だって彼は彼女を本当に愛していたから。
彼女の居ない世界ならば、終わってしまっても構わないのだから。

Happy End

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