Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で前野智昭さん演じるキャラクター、七瀬十矢の石ころ・薔薇両ルートのBadEndのネタバレ(あらすじ)をまとめました。
シナリオ紹介
※「絶対階級学園」は乙女ゲーム制作ブランド『Daisy2』『PROTOTYPE』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは前野智昭さん。
主人公と同じ二年生で階級は石ころ。
リーダー的存在で、成績も優秀。
中学時代は薔薇階級に属していた彼。
しかし学園の階級制度に疑問を持つように。
しかし女王を筆頭に絶対的な階級制度を敷くこの学園で、彼の言動は問題視されるように。
そうして自らも石ころ階級となった彼は、今日も薔薇階級に虐げられる石ころの生徒を守りながら、階級制度廃止の為に活動を繰り返している。
転入生としてこの学園へとやってきた彼女は、当然階級制度のない学校の出身。
そんな彼女にとってこの学園の階級制度は、やはり馴染めるものではなかった。
同じような思想を持つ二人は、すぐに親しくなった。
そうして迎えたダンスパーティーの日、そこで女王毒殺未遂事件が起こった。
使われたのは前日に学園内で盗まれた劇薬で、女王のグラスからのみ毒物が検出された。
警察が介入し調査をすれば、本当の犯人が見つかったのかもしれない。
しかし女王は学園の名誉のためにと、今回の事件を警察沙汰にする事を拒んだのだ。
人が死にかける事件。
普通ならそれでも警察に連絡するだろう。
けれどこの学園では、そんな女王の対応は美談とされ、ただ憶測で犯人探しが行われた。
そこに自らの階級を上げるために、二見が彼が犯人だと嘘の証言を。
そうして彼は学園中の生徒から犯人だと疑われ、二見は目論見通りミツバチへと昇進した。
しかし彼女は納得できない。
だって彼女は薬物が盗まれたその時、彼にダンスの練習相手をして貰っていたのだ。
彼が犯人である訳がないと知っているから。
だから彼女は………。
石ころBadネタバレ(あらすじ)
二種のBadあり。
まずはシナリオ紹介の続きから。
意思を継ぐ者
彼が犯人な訳がない。
そう声をあげても誰も信じてはくれない。
だから「私に出来ることはないかな?」と彼に尋ねてみるも、毒殺を狙うような犯人だからその気持ちだけで…と言われてしまった。
そうして彼女は石ころ階級に落とされた。
そんな時二見の抜けた穴埋めにと、薔薇階級の清掃当番の欠員募集が。
誰も手をあげない中、転入生だから慣れるためにと彼女が使命されてしまった。
幸い清掃当番のお陰で、レイが深夜に出歩いているとの情報を入手。
そうして真相を確かめるべく、彼と薔薇寮を張り込んだ。
そこで出会ったレイは、別人のようで自分が毒を盛ったと言うのだ。
しかし翌日レイに確認してみると知らないと言われてしまった。
犯人が見つからないまま、彼女は萌花に騙され、薔薇男子たちの人質にされた。
彼を呼び出すためだ。
そうして呼び出された彼はボロボロになるまで殴られ、挙句二人だけが倉庫に閉じ込められた時、その中で薔薇男子が吸っていたタバコの火の不始末により火災が起きた。
幸いレジスタンスのメンバーが煙に気付いて、彼らは無事に助け出されたが、彼にはもう離れようと言われてしまった。
彼女をこれ以上危ない目にあわせたくないし、彼女の存在はレジスタンス活動を続ける上で、彼の弱点となるから。
その後レジスタンスのメンバーは、あの事件の首謀者である薔薇男子たちに報復を果たした。
しかしそれで黙っている薔薇階級ではない。
今度は彼を火災事件の犯人に仕立て上げた。
女王毒殺未遂事件と火災事件。
どちらも彼の犯行と噂される中、学校も動かざるを得なくなり、彼は退学処分となった。
もう学園で彼に会えることはない。
だから彼女はレジスタンスのリーダーとなった。
彼の意思は私が継ごうと決意したのだ。
そうして朝礼で女王が話す時、「異議あり!」と声を上げた彼女は、壇上に立ちスピーチをする。
いかに階級制度が馬鹿げているのかを。
もう誰も冤罪で学園を出ていかなくて済むように。
彼と同じ立場に誰も追い込まれないように。
そのために活動する事だけが、彼女が彼のために唯一出来ることだと思ったから。
どこに居るか分からない彼に、この声が届くといいのに…と願い、彼女は今日も声を上げる。
彼の信じた、彼女も信じる正義のために。
止まる時間
彼が犯人だとたしかに二見が言い出した。
自分の階級を上げるために。
けれど二見を待っていたのは、石ころの時と変わらない孤独だった。
レジスタンスに入った時も、石ころの時も、そうして人を犯人扱いする嘘までついて手に入れたミツバチ階級でも、二見は居場所を見つける事が出来なかった。
そんな後悔から彼に謝ったのだが、彼は人の狡さに対して潔癖な人だ。
絶対に許さないと、二見の言葉に耳を傾けなかった。
けれどひょんなことから彼女と話す機会を得た二見は、彼女に後悔していることを告げた。
そうして居場所が欲しかった事、ミツバチに上がっても居場所が見つからない事も。
そんな彼に、私でよければいつでも話を聞くよと彼女は言った。
しかし彼女を想う彼にとって、二見と彼女が関わる事は面白くなかったのだろう。
二見に話しかけられている彼女を二見から引き離し、二度と彼女に話しかけるなと怒鳴りつけた。
そんな彼の態度に「大きなお世話!」と怒りをあらわにする彼女。
そうして二人はすれ違った。
すれ違ったまま、意地を張り続け、もう口を聞く事も目を合わせる事もなくなってしまった。
だからある日薔薇の男子たちが彼を痛めつける計画を耳にした時も、彼女は迷ってしまった。
ずっと言葉を交わしていないのに、薔薇階級に気をつけてと彼に伝えて「今更なんだよ」と言われないだろうか?と。
もう口論もしたくなくて。
「十矢くんは強いから平気だよね?」そう自分に言い聞かせ部屋へと戻った。
その夜だった。
部活棟の倉庫で火災が起こったのは。
そうしてその火災で閉じ込められていた彼は一人命を落とした。
もう二度と会えなくなってしまったのだ。
あの時私が薔薇男子が話していたことを十矢くんに伝えていたら。
何度も何度も自分を責めた。
そうして引きこもりがちになった彼女に、辛かったら医務室へおいでとエド先生が声をかけてくれた。
先生は言う。
君のせいじゃないよと。
でもダメだった。
どうしても自分を責めてしまう。
先生は言う。
時間が解決してくれるよと。
でも彼を忘れてしまっていいのだろうか?
そんな自分を果たして許せるだろうか?
そうか、私は彼を忘れる事が怖いんだ。
そう気付いた彼女は、エド先生の留守の医務室から屋上へと向かった。
天国が本当にあるかわからない。
でも彼を覚えているうちに、罪を覚えているうちに、彼の元へ行く事を決めた。
そうしてまた向こうで彼にいっぱい謝ろう。
彼といっぱい話をしよう。
だから待っててね、十矢くん。
もうすぐそっちに行くからね。
薔薇Badネタバレ(あらすじ)
ねじれた愛情
薔薇階級になって初めてのノーブルボール。
本当は彼と参加したかった。
けれど彼には距離を置かれてしまった。
しばらく会うのはやめようと。
彼女は薔薇階級を捨てられない。
彼もレジスタンスを辞められない。
だから二人は交わらない。
それでも彼女は薔薇である為に、薔薇らしくある為に、望まぬ相手でも三宮に紹介された陸岡とノーブルボールへと参加。
事前に練習して置いたおかげでダンスは思ったより踊れた。
陸岡も流石は薔薇階級だ。
そつなく踊って見せる。
しかしどうしても彼の事が気になってしまう彼女。
ぼんやりしてしまい、ステップを間違えた。
そうして陸岡の胸に倒れ込み抱き止められる。
触れるその手に感じた嫌悪感。
彼から感じる好意までも、嫌悪する中、それでも無事にノーブルボールを終えた。
部屋に戻った彼女は、彼が恋しくなりドレス姿のまま彼の部屋を訪ねた。
きっと今頃私に会いたくなっているかも?
そんな僅かな期待を胸に。
しかし彼にはもう終わりにしようと言われてしまった。
レジスタンスを選んだのだ、彼女ではなく。
だから彼女は彼に縋った。
泣いて抱きつき、好きじゃないならどうしてあの時キスしたの?と。
そう、全部十矢くんが悪いの。
あの時キスしたから、抱きしめたから、甘い言葉を囁いたから。
だから好きになったのに。
そんな事がなければ、好きにならずに済んだのに。
全部彼が悪いの!
けれど彼には冷たく引き離され、お前には薔薇の男が似合ってるよと扉を閉められた。
泣きながらドアにすがる彼女の声に、石ころの男子が目を覚ます。
なんて惨めなんだろう。
でもこれも十矢くんのせい。
以来彼女は石ころをいじめて楽しむように。
いじめれば必ず彼が現れるのだ、彼女を止める為に。
石ころの生徒を助ける為に。
その間は彼に見てもらえるから。
今では石ころの生徒に土下座させるのも、靴を舐めさせるのもなんとも思わない。
彼に会うための手段だから、罪悪感などひとつもない。
ねぇ、十矢くん。
もっともっと私を憎んで。
これからもこうしてあなたを引き摺り出してあげるから。
これが私の愛し方。
薔薇階級の私なりの、あなたへの愛情表現。
大好きよ、十矢くん。
これからもずっと。
七瀬十矢のその他のネタバレ(あらすじ)
石ころHappy
薔薇Happy
真相Happy
真相Bad
その他のキャラのネタバレ
複数のネタバレがございますが、代表して石ころHappyの記事をご紹介しております。
下記の記事より、その他のネタバレへもリンクから飛んで頂けますので、併せてご覧頂けましたら幸いです。
鷹嶺陸
鷺ノ宮レイ
加地壱波
五十嵐ハル
スポンサーリンク