シナリオ紹介
2までの主人公と攻略キャラたちによる物語。
時期的にはクリスマスコンサートの夜、彼らが眠りについてから…という設定。
吉羅暁彦、金澤紘人、王崎信武は若返りの魔法で高校生に。
衛藤桐也は一年分年をとる形で同じく高校生に。
今まで妖精サイズだったリリも妖精の島での出来事のためか、みなと同じ人間サイズで登場する。
共通で最後まで進み、定期的にキャラごとのイベントが。
リズムゲームの成績により、一度に進められる人数が決まる仕組み。
SSSで終えると全員一度に攻略を進められるようだが、飛ばしたいキャラがいる場合は、戻るボタンでそのキャラの攻略を辞めて進める事も出来る模様。
最初から最後まで共通ルートで、一番最後だけ攻略したいキャラで進めるという形の為、一度に興味のある攻略したいキャラはまとめて進め、最終分岐でセーブを取り、そこから周回という形を取らないと辛い作りになっている。
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感想
キャラ別のネタバレの前には感想を挟んでおりますが、今回は共通部分が多い為、特別に共通ルートのネタバレを用意しました。
そのため、全体の感想に関しては、また別な記事にて語らせて頂きたいと思います。
ネタバレ
無事にクリスマスコンサートを終えた主人公は、満足した気持ちでその夜眠りについた。
明日はクリスマスだ。
所が、彼女は目覚めたら知らない場所にいた。
そこはハルモニアと呼ばれるファータ達の島で、見知らぬ制服を着せられ、ポケットには招待状が入っていた。
そう、彼女たちは星奏学院に音楽の祝福を与えてくれるファータ、リリにより、この島に呼ばれたのだった。
しかも不思議なことに、吉羅、金澤、王崎の三人は若返り高校生になっているし、まだ中学生の衛藤は、逆に1つ年を取ることで高校生になっていたのだ。
そうしてリリの力で集められたコンクール参加者とその関係者たちは、わけも分からないまま集い、街の人々からの情報により、自分たちがカンパネラ学園の留学生で、学生寮があり、そこで生活が出来ると知らされた。
そもそもこのハルモニアは、人々の音楽の祝福により生まれたんだとか。
そしてリリは島が生まれた当初からいる、今では数少ない妖精の一人。
そしてリリは、島の初代の王と約束をしたのだ。
もしもこの先、島に異変が起きたときには、人間の世界から留学生を呼び、彼らの力で島を救って欲しい…と。
けれどリリは人間の世界で音楽の祝福を授けるため、あちこち飛び回り、ほとんど島を留守にしていた。
そうしている間に島では長い月日が流れ、現在島に住むファータ達の殆どは人間など伝承でしか知らないし、人間の絆の力が島に必要な力になることなども知らなかった。
ただ彼らの制服から、カンパネラ学園の留学生だ…ということは理解していた。
けれど留学生がどんな目的でここに来ているのかまでは知らないままだった。
そうして島のピンチのために呼ばれたこともまだ知らない彼らは、手紙の指示に従いフェスタのコンクールに出場した。
ここでは歌が大変愛されていて、不思議なことに楽器を奏でると歌になって響くのだ。
特に彼女がサポート役としてヴァイオリンを共に奏でることで、他の仲間たちはよりよい歌を響かせることができた。
素晴らしい歌を響かせた彼らは、見事そのコンクールで優勝してしまったのだが、実はそのコンクールは、島の新しい王を決める為のものだったのだ。
そうして彼らがなぜここに来たのかを知らない妖精たちは、よそから来た人間が自分たちの王になるなんて!と、急に彼らを敵視するようになってしまった。
その後、リリから詳しい事情を聞かされ、自分たちがこの島で過ごした時間は、戻ったら一夜の夢となって消えてしまう…と教えられた。
つまり、リリの要請通り島を救うことができ、無事に元の世界に帰れたら、この島での出来事はイヴの夜に見た夢という事になり、目覚めたらクリスマス…という状態になるんだとか。
そしてリリの目論見では、コンクールで彼らの歌の力を妖精たちに見せつけることで、彼らが島を救うヒーローだと理解される予定だったらしいが、妖精たちは島の力が源が音楽の祝福であることを知らない。
ただ島が危機的な状況に陥っているということだけを理解していた。
その為、妖精たちは新しく若い王が王座につきさえすれば、この危機は救われると思っている。
だから彼らが優勝してしまったことで、あんなにも大騒ぎになってしまったのだ。
島を危機から救う為の新王を選ぶコンクールで、なんでよそ者の人間が優勝するんだ?
あいつらは島の王座を奪う為にやってきた略奪者だ!…と。
事前にリリから手紙を受け取っていた現ハルモニア王は、状況は理解できたし、必要なことも理解できていた。
けれど妖精たちの心情をどうこうすることは出来ない。
そこで、再び鐘楼の鐘を鳴らす権利を賭けて、コンクールで準優勝したチームと再決戦をして欲しい…と依頼してきたのだ。
すでに歓迎されない存在になってしまった彼らだったので、果たして次にまた勝ってしまっていいのだろうか?と一同不安になる中、鐘楼の鐘を鳴らしてしまえば、お前たちが島を救うヒーローであると知らしめることが出来るのだ!…とリリは乗り気だった。
そうして他に方法も見つからず、リリの指示に従い、彼らは再び歌を披露する事になったのだ。
迎えた再決戦の日、場所は鐘楼の鐘の前。
衛藤と共に参加した彼女は、前回準優勝だったチームに見事勝利。
けれど再び人間が勝利したことで、妖精たちはざわついた。
戸惑う彼らだったが、鐘を鳴らしてしまえ!…というリリの言葉に従い鐘楼の鐘を鳴らすと、光が溢れ出した。
島に古くから伝わる伝承に、鐘を鳴らし光をはなつ者が、島に再び魔法をかける鍵となる…というものがあり、まさにその通りの状況を生み出したのだった。
するとそこにハルモニア王が現れて、確かに伝承の通りになったが、まだ彼らを完全に仕様出来ないから、再び一週間後に、今度は聖域で彼女一人で歌を響かせて欲しい…と頼まれてしまう。
実は彼女は未だに歌を響かせることが出来ないでいた。
何度演奏してみても、彼女のヴァイオリンは音楽を奏でてはくれるものの、それが歌として響くことはなかった。
それでも条件は彼女一人で…ということだったので、一週間でなんとか歌をマスターしなければならなかった。
自分が失敗したら、みんなが帰れなくなってしまう。
そんな思いで必死に練習するが、全くうまくいかない。
そんな中、仲間たちは彼女の為にあることを計画していたのだ。
そうして聖域での演奏を間近に控えたある日の夜、彼女は学園の音楽室に呼び出された。
そこでは仲間たち全員が、たった一人の彼女の為にコンサートでみんなで演奏した第九を披露してくれたのだ。
嬉しくて涙が溢れた。
心がとてもあたたかくなった。
けれど、まだ何かが足りない。
そんな彼女に、楽しくなってしまった火原が「アンコールしようよ!」と、彼女にサポートにより歌を響かせた。
明るく元気な彼の歌に、彼女は今まで自分を追い詰めるようになっていた気持ちがとても軽くなったのを感じた。
そうしてヴァイオリンを奏でてみると、見事歌を響かせることが出来たのだ。
迎えた聖域での歌の発表の日。
森の奥にある聖域へと向かうと、そこにはたくさんのファータたちが集っていた。
みんな彼ら留学生の歌を楽しみにしている様子。
そこで加地が彼女に提案した。
「君が歌を響かせるようになったお陰で、僕も歌を響かせることが出来るようになったんだ。だからお礼として、君の前座をやらせてくれないかな?」と。
そうして彼女のサポートで彼が前座として歌を響かせ、会場を温めてくれ、彼女も無事に歌を響かせ、ついに王に、そして島の妖精たちに救世主として認められたのだ。
その後、会場に集まったファータたちは聖域の外に。
そして彼女たちとリリ、そして王だけがそこに残った。
伝承通り、ここに試練の扉が現れて…という時、突然のトラブル。
大きな揺れを感じた彼ら。
すると、その直後たくさんの人影がどこからともなく現れたのだ。
人払いは済んでいたはずの聖域に一体誰が?と思っていると、そこに現れたのは、彼らの8年未来から来た3以降のメンバーたちだった。
なんでも力を貸してやるように…という声と共に、突然送られてきたんだとか。
ハルモニアの世界軸の歪みにより、時を越えつながってしまったのだろう…ということだったが、翌日から彼らも協力し、世代を越えて共に元の世界に帰る為に、島を救う努力をする事になった。
試練として与えられたのが、絆の歌の楽譜探し。
そこで一同は二手に分かれて捜索することにした。
一つは彼女とコンクールの仲間を中心とした猫島という無人島探索チーム。
もう一つは響也たち8年先の未来チームを中心とした、街での聞き込みチーム。
猫島という猫ばかりの無人島を訪れた彼女たちは、猫に導かれ、猫に求められるまま志水と衛藤とで彼女のサポートにわりデュオを披露。
その歌に満足した猫は、光る宝箱をくれ、その中から肉球の跡のついたガラス板が出てきた。
それが何かは分からないものの、猫が歌のお礼にくれたものだからと持ち帰る事に。
寮に戻り、街を探索したチームとの情報交換。
そこで街探索チームが、湖の城の情報と古文書を手に入れて来たことがわかった。
古文書は読める言葉で書かれているものの、意味不明な文章になっていた。
これはなにかの暗号なのだろうか?
みなが頭を悩ませていると、古文書と猫のガラス板のサイズが同じことが気になると言う火原の言葉に、試しに古文書に猫のガラス板を乗せて見る事にした。
すると、猫の肉球跡が邪魔な言葉を隠してくれて、意味のある文章として古文書を読むことが出来るようになったのだ。
そこには湖の城への入り方が記されていて、古文書によると、満月の夜に北と南の番人に歌を聞かせ満足してもらう事が出来れば、湖の城に入れるという事だった。
満月は10日後。
聞かせる場所は二箇所という事で、彼女たちと未来チームと二手に分かれて演奏する事となった。
迎えた満月の日、彼女たちは番人の元に行き、火原たち3年生コンビが彼女のサポートにより歌を聞かせ、見事番人に認められた。
しかし、それだけでは終わらなかった。
さらなる試練が待ち受けて居たのだ。
「心に迷いのあるものは…」という声と共に疾風が吹き、飛ばされてしまう。
そうして彼女は、必死に大切なあの人へと手を伸ばした………。
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ここまでは共通でここから最後のエンディングが、攻略キャラごとに少し違って来る仕様。
この先も含め、後はキャラ別のネタバレで紹介させていただきます。
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