金色のコルダ オクターヴ【吉羅暁彦】

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金色のコルダ オクターヴ - Switch

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キャラクター紹介

CVは内田夕夜さん。
星奏学院の理事長。


島ではファータの若返りの魔法により、高校生になっている。
若い体に引きずられる…とかで、時折一人称が僕になる。

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感想

今回の作品で初めて攻略させて頂きました。
思った以上に良かったですが、作品全体として個々の恋愛が薄いので、そこまで気持ちを入れ込めずに終わってしまった感じです。
これはもう、理事長が悪いのではなく、作りの問題かと。


私のように初めての方はそんな感じですが、既に吉羅さんとの恋愛の経験がある方だと、もっと高評価になったかも知れません。


あとは金澤先生に比べ、吉羅理事長は幼くなりすぎなのも気になっちゃったんですよね(笑)
大人の理事長の方が好きかも?と思いました。


でも思ったより素敵だったので、以前からちゃんと向き合っていればよかったと後悔も。
内田さん、そんな素敵な吉羅理事長をありがとうございました。


ネタバレ

ここで起きた事は忘れてしまうだろうが、それでいい。
楽しい気持ちだけ持って帰りなさい。
そして元の世界に戻ったら、君との新しい関係を………。



-----


幼い頃から音楽と妖精に囲まれて育った。
だから彼は苦しんでいた。
音楽との距離感に。


それでも大人になり、音楽を捨てた事で、彼なりの音楽との距離を保つ事が出来るようになっていたのに。
リリの要請により、ハルモニアというファータの島に呼ばれ、高校生の姿に若返らせられてしまった事で、またおかしくなってしまった。


初めこそ、若返りに驚いたりもしていたが、実際に暮らしてみると体が軽い。
昔のように、食べ物だってどんどん食べられる。
何より感動したのが、ヴァイオリンだ。
あの頃のように奏でる事が出来たのだから。


ただ、そんな状況が嬉しくて、彼はヴァイオリンを奏でた。
そんな彼にファータたちは楽譜を飛ばして、次から次へと曲をリクエストした事もあった。
その時たまたま、彼女が演奏しようと見つけた楽譜までもが、彼に奏でられたいと飛んでいってしまい、楽しそうに音を奏でる彼に誘われ、彼女も共に演奏した。
とても楽しくて、夢中で二人で弾き続けた。
その後、演奏を終えた彼女だったが、彼はまだもう少し弾きたいといい、一人戻ると金澤と遭遇。
彼の事を尋ねられたので、状況を説明すると、「確か高校の頃もそんな時があったな…」とどこか心配な様子の金澤。
けれど彼女には分からない。
昔の彼を知らないから。
ただ大人になかった彼は、妖精を迷惑な存在と考えていたという事しか。
なぜそう思うようになったのかなど、知らないままに。


そうして彼の音楽へののめり込み方は、更に深くなっていった。
ある日彼女が彼を見かけた時には、彼の奏でるメロディが魔法となり、噴水の水を自在に動かしていた。
魔法使いみたいだ!と感心する思いで見ている彼女のそばでニアが言った。
あれは少し危ういな」と。


そこで近くを通りかかった冥加と天宮に「どう思うか?」と尋ねると、「まるでアレクセイ先生のようだ」という二人。
なんでもファータとの関わりが深すぎると、取り込まれてしまう事があるというのだ。


彼をよく観察してみると、確かに目がおかしい。
まるで何かに取り憑かれているかのようだ。
だから不安になり、彼女は彼に声を掛ける。


すると彼は教えてくれたのだ。
音楽との距離がうまくつかめない」と。
だから音楽を捨てたのに…という彼に、心配する彼女は言った。
昔の自分に引きずられないで欲しい」と。


そうして迎えた試練の日、疾風の中彼女は彼に手を伸ばし、そのまま意識を失った。
音楽が聞こえ目覚めると、そこには彼がヴァイオリンを奏でていた。
もうだいぶ疲れている様子の彼に、どれくらい弾いているのか?と尋ねるも、「分からないが、みんなが集まれるように音を奏で続けなければ」というのだ。
んな様子に心配していたが、確かに彼の言うように、その音に導かれるように次々と仲間が集まって来た。
そうして全員が揃ったという所で、彼は倒れてしまった。


倒れた彼を金澤たちが休ませる為運んでくれた。
そんな彼が心配で後を追いかけた彼女に、ついててやってくれ…と言う金澤。
岩により掛かるように休む彼に、それでは疲れるだろう…と膝枕を提案し、休んでもらった。


その時に彼が教えてくれた。
音楽との距離感がいつもうまくつかめない。0か1になってしまう」と。
君のようにもっと軽やかに音楽と向き合えたら、ファータが見えても何かが違ったのかも知れない」という彼は、そんな自分だからこそ出来る事があると言う。
自分の音楽との距離感の保ち方の苦悩を活かし、ともすると音楽にのめり込みがちになる生徒たちが、音楽と上手に付き合い、人としてもより良い生き方が出来るように導けるまなび舎、そんな場所に星奏学院をして行きたいと言う。


彼のその言葉に嬉しくなった彼女は「星奏学院の生徒で良かった」と。
また彼も、彼女のその想いが嬉しく感じたのだ。


そうして彼のそんな心の迷いが晴れた事で、無事に湖の城に入る事が出来、彼らの音楽は島を救った。
お別れのフェスタでのコンサートを終えた二人は、連れ立って島を回る。
元の世界に戻ったら理事長と生徒。
こんなふうに気安い関係ではいられない二人。
だからせめて今だけは…と共にある時間を楽しむ。


そんな時間に満足した二人は、眠りに誘われ元の世界へ。
もう同じ高校生ではなくなってしまったが、今の二人だから築ける関係があるはずだから。
きっと二人なら、あの島の頃よりもずっと素敵な二人として、これからの未来を歩いて行く事だろう。


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私は「現実」を行きていく、今の君と私の。
この関係性だから、選べる未来がきっとあるはずだから。
星奏学院はますますいいまなび舎になるだろう。


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