金色のコルダ4【天宮静】

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金色のコルダ4 - PS Vita

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キャラクター紹介

3から継続の攻略キャラ。
CVは宮野真守さん。

天音学園の3年。
ピアノを専攻。

主人公とは夏の大会で出会う。
アレクセイにピアノに心がないと言われ、
「恋を知りたい」と思うように。

3の恋愛END後ではなく、
「夏に君と出会い恋を知った」
と言っていたので、
彼は夏に彼女に恋をした
という設定で始まっているよう。

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感想

元から天宮さんが好きだったのが
多分敗因だと思います。
最初に攻略したのは響也くん。
その時にアンサンブルを組む際、
やたらと天宮さんも入れていたんですよね。
だから響也くんの時に、
色々と天宮さんのイベント見てしまって。

響也くんの攻略後、
数日明けて攻略を本格的に始めた時には、
なんかいい感じに忘れてしまっていました。
彼のイベントの内容を。

そのせいか、一周目に切ないと感じた
彼の境遇なんかの話が、
よく分からないままで、
更に見てなかった恋愛イベントを
回収する感じになったので、
思いの外感情移入出来ないで終わってしまった所も。

それでもやっぱり天宮さん、
凄いときめきました!
一番最初にやったら、
響也くんとどっちが一番になったかな?ってくらい、
やっぱり素敵でした。

ただ、貴族っぽいあの服が、
彼の隣を歩く勇気がでないと言うか(笑)
服装とかは、圧倒的に響也くんが好きです。

天宮さんの紡ぐ言葉は、
芸術家だな…と思わせる表現が
多いように感じた所も、
彼の好きなポイントだったりします。
海外から電話をくれたイベントあたりから、
凄くその芸術家な発言だなって
思える言葉が多くて。
更に人形のようだった彼の中に、
感情が宿って来てから、
その芸術的な表現がより素敵になったように感じて、
とても良かったです。

天宮さんのイベントは、
赤い糸も、ブライダルフェアも、
電話デートも、誕生日のお祝いも、
どれも印象深くときめきました!

宮野さん、素敵な天宮さんを
ありがとうございました。

ネタバレ

別れの曲を演奏した時に、
恋の終わりの話をしたら、
終わらない恋だってあると君は言ったね。

でもね、やっぱり恋は終わっていくものなんだよ。

-----

孤児だった彼は、
アレクセイに拾われて
音楽を教えられた。

そうしてアレクセイの作った箱庭、
天音学園の生徒となった。

函館のアレクセイの屋敷には、
同じような境遇の子供が他にもいたが
彼のようになった子供はごく僅か。
他の子は今どうしているのか分からない。

そんな彼は誕生日を祝った事もなかった。
ロシアでは自分の誕生パーティーを
自分が主催して祝うとは知っていても、
特に呼ぶ相手もいなかった。

けれど、夏の大会で、
今まで人形のように空っぽの心で
音を奏でていた彼が、
彼女と出会い恋を知り、
その音色に彩りを得た。

そうして自分の将来よりも、
コンクールが大事
だなんて。
今までの彼なら
思いもしないような事まで考えるほど、
仲間たちと過ごした夏は特別だった。

彼女と出会い恋を知り、
心を得た事で、
彼の世界は広がった。
今なら呼びたい相手も沢山いるかも知れない。

-----

コンクール後、彼女は
先輩の主催のコンサートに出た事をキッカケに、
週末合奏団を作り、
年末のジルベスターコンサートを目指し始めた。

夏に戦った仲間達が、
今度は共にアンサンブルを組む形で、
それぞれ彼女の姿に感化され、
週末合奏団へと参加。

そうして互いに音を重ね、
同じ時を過ごすにつれ、
彼の心は再び動き出した。

そうして彼は考えた。
出会い恋をしたのなら、
次は別れだろう
…と。

だから教会で別れの曲を奏でていたのに。
彼女はそんなのは悲しいという。
変わらない気持ちはある、
終わらない恋もある
…と。

その後、沢山の時間を共に過ごし、
幾つものメロディーを重ね合わせた。

彼女といると楽しい。

いつしかそう思うようになっていた彼だったが、
その頃、卒業後の留学の予定が、
急遽早まってしまう。

目標のジルベスターは年末。
早まった留学は年明け。

良かった。
ジルベスターは一緒に出来る。

それだけの事にひどく安堵した彼。

そうか、僕は彼女と音を重ねる事が
こんなにも好きになっていたんだ。

コンサートを控えた12月。
彼は留学先のウィーンに
10日程行く事になってしまう。

天音での単位はすべて取り終わり、
卒業を待つ必要はない事。
いい奨学金を貰えて留学出来る事。
彼のスポンサーがつく事。

いい事ばかりなのに。

なんとなく気持ちがスッキリしない彼。

そしてその原因に、
彼はウィーンで気づいた。

そうか、彼女が居ないから寂しいんだ。
ここに彼女が居たらいいのに。

だから彼女に電話を掛けて、
彼女に地図を見る事を進め、
想像の中で二人でウィーンでデートをした。

あぁ、早く君とこの街を歩きたい。
そんな事を考えながら。

ウィーンで過ごした時間は、
彼女の事ばかり考えていた。
ヴァイオリンの音を聞いては、
彼女の音色を思い出して恋しくなった。

そうして彼女への想いを募らせ、
彼は日本へと戻ってみると、
空港には彼女が待っていた。

そこには沢山の人がいるのに、
大勢の人の中、
たった一人の彼女だけが彼の特別だった。

彼だけが寂しかった訳じゃない、
彼女も寂しいと思っていた。
彼だけが会いたかった訳じゃない、
彼女も会いたいと思っていた。

そうして絆を深めた二人は、
無事にコンサートを終え、迎えたクリスマス。

その頃、彼女の元に
彼女の祖父からメールがあり、
誕生日のプレゼントを
期待していると言う内容のものだった。
それを知った彼は、
誕生日の話に興味津々だった。

だって一度も誕生日を祝ってもらった事がないから。

アレクセイの話しでは、
彼の誕生日は2月20日だと。
でも、孤児の彼。
それが本当はどうかは分からない。

けれど、そんな事はどうでも良かった。
特に興味もなかったから。

なのに、彼女が彼と同じ誕生日だと知った途端。
急にその日が大切な日に思えたのだ。

そうして今まで誕生日を祝ったことのない彼の為に、
彼女がお祝いをしてくれる事に。
互いに相手の誕生日を祝おうと。

そうして彼女がくれたのは
18曲分の楽譜。
今まで祝えなかった誕生日の分まで、
プレゼントを用意してくれたのだ。

どの曲もピアノとヴァイオリンと、
両方の楽譜を用意して。

こんなに幸せでいいのかな?

もうこれ以上の幸せはないと思った彼に、
これからもっと幸せになる…と、
彼女は笑顔で教えてくれた。

そうして迎えたジルベスター。
伝説のジルベスターを越える程の
コンサートを終えた彼は、
彼女に指輪を送った。

以前二人で赤い糸を結んで
デートした時みたいに、
君を結びつけておくものが欲しかったから。

ずっと傍に居て欲しい。
ずっと共に音を重ねて行きたい。

心からそう思った時、
彼は恋が終わった事を知った。

そう、彼の想いは、
恋ではなく愛に変わっていた。

あぁ、そうか。
こういう気持ちの時に使う言葉なんだね。

言葉の意味を心から理解した彼は、
愛してる」と彼女の耳元で囁いた。

-----

夏に君と出会い僕は恋を知った。
そうして今、恋が終わる事を知ったんだ。

だって、ほら。
君とずっと一緒に居たい、
共に音を重ねて行きたいと思う
この僕の今の気持ちは、
もう恋じゃない。

愛に変わったのだから。

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