時計仕掛けのアポカリプス【真相】

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:アイディアファクトリー 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2021年4月22日 
通常版:7,150円(税込)

オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「時計仕掛けのアポカリプス」真相エンドのネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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シナリオ紹介

※「時計仕掛けのアポカリプス」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

攻略制限のあるジルやユナカを含めて全員のエンドを見る事でオープンするルート。
ユナカルートからの分岐で、エンドはユナカと結ばれるような流れ。
新たな事実が分かるユナカエンドみたいな感じ。

エンドは二種類。
片方はBadなのかも?
しかし視点を変えれば、どちらもHappyと取れるようなそんなエンド

感想

別サイトにまとめました。

時計仕掛けのアポカリプス【真相】攻略直後の感想
オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「時計仕掛けのアポカリプス」真相ルートの攻略直後の感想をまとめました。

真相①どこまでも続く青い空

170年の時を経て

ジルに恋して、ジルやガネットと同じものになれると思っていた彼女(天使)は、結局は消される運命だと知り、ガネット170年の時間を貰った。
その間、歴史に干渉しない事を条件に、火災を止めてみんなを救いたいと。

しかし彼女のあの性格だ。
結局歴史に関わらずに過ごす事など出来なかった。
けれど何かをするたびに、クロイツとヘルトリングに邪魔され続けて来た。

そうしてやっと170年の時を越えて、火災から街を救う所まで来たのに。
肝心のこの世界のもう一人の自分(お花)はとても呑気だった。

だからガネットたちとお花が話している時に、天使はお花を脅したのだ。
街を救う為にその命を捧げなさい…と。
私が殺してあげるからと。

そうして元は一人だった彼女、天使とお花は出会った。
殺すと脅されたのは一度じゃない。
最初など、ユナカにハーバリウムをもらい恋人になったのが私だ…などと天使はお花に嘘もついた。

でもユナカは気づいた。
天使には自分ではない誰か、想いを寄せる相手がいる事に。
それがジルだとまでは分からなかったが。

そんな天使は随分とお花とは性格が変わってしまったようだが、それでもお花たちの為、街のために力を貸してくれたのだ。

レルネアの祝福

街の重役たちが飲んでいるレルネアの祝福と呼ばれる薬。
それを開発したのが天使だった。
ちゃんと地上で本物を作った。
両親の残した資料を元に。
だから本当にハイドラ病の治療薬だったのだ。

そうして天使はその薬と生成方法をクロイツに託した。
地上のレルネアを使う事も書き記した。
そうすればきっと人々は地上を目指すだろうと期待を込めて。

しかし彼らは地下に留まる決意をした。
だから地下のレルネアを使用し、治療には使えなくとも予防薬程度にはなる…と言う状態のものを抽出し服用していた。

彼女がした事はそれだけじゃない。
地上へ出る扉を開けるのが難しいなら、別な出口を用意すればいい。
そう考えた彼女は、一人トンネルを掘った。

長い年月をかけたのだろう。
ついにトンネルは開通した。
そうして彼女は地上から花を運んだ。
地下に花畑を作りたくて。

何度も何度も運んだのだろう。
トンネルの中には溢れたタネが沢山の花を咲かせるほどに。

そうして街の火災から人々を救う準備をしていたのだ。

二人の彼女が力を合わせ

天使と出会ったお花はある日キューに導かれ、花畑へ。
そこには天使が寝転んでいた。
家がないのだという。

それもそうだ。
天使の家はお花の家だ。
お花が使ってる以上、そこは使うことが叶わない。
それにジルとは関わってはいけなかったから、ジルの家に住む事も出来なかった。

そうして天使はお花の家で暮らすことに。
仲間として受け入れてもらえたのだ。
しかも力を貸して欲しいとお花に頼まれた。

本当は関わるべきじゃないのかもしれない。
それでもお花も天使も、街を救いたい思いは変わらない。
だから天使は力を貸すことにしたのだ。

もちろんお花も活躍した。
天使に教えてもらい見つけたハイドラ病の薬の生成法
それを元にクアトに協力を仰ぐことに。

幸いクアトはリアンと一緒で、先日話して怒らせてしまったものの、クアトの体を案じるリアンは彼女に協力。
クアトを彼女の家に連れて行ってくれた。
そうして薬の事を話、天使もまた知っている情報を次々と言葉にしてくれたから、二人とも共に地上を目指してくれる事に。

後はルデルだ。
彼の力が、この作戦の鍵だった。

皆を導く青き文字

クアトとリアンを引き入れ今後の方針を話し合うその時、ルデルが現れた。
なんでも近々処分される事が決まり、尾行されていて、やっとまいて逃げて来たから匿ってくれと言うのだ。
そんなルデルに地上へ向かう計画を話した所、すぐにその計画に乗ってくれた。
そうして言うのだ。
種火配りならぬ、種火集めをしよう!」と。

種火は危険だから、種火配りに使う密閉容器を使用する。
それは予備を入れると四つあるから、手分けして種火を集めるのだ。
一時的に種火を貸して欲しいと伝えて。

そうして家々から種火をなくすことで、配火はすぐ消えてしまうから、人々の家から火が消える
更にはルデルとユナカで街の街灯に使われている種火を消して歩く。
そうしてジルは留守の家に忍び込んで火を消してくる。

街から火を消し、種火で街の人々を誘導して、地上の入り口付近へ集める
街から火が消えてしまえば、指導役も諦めて地上への扉を開くしかない筈だと。
それがルデルの計画だった。

そうして種火集めをしながら人々を誘導する。
なかなか説得に応じてくれない人もいるが、顔見知りはすぐに応じて、自分の友達にも話をしてくれたり。
そんなみんなの協力の元、なんとか人々の誘導と街の明かりを消すことに成功した。

しかし集まった人々はおかしな事を言い出した。
青いペンで地上を目指せ!と落書きがあったと言うのだ。
そういえばリアンがリトの家のピアノから、手紙を見つけて来た。
そこにも青いペンで文章が書かれていたのだ。

そうしてお花は気づいた。
これは天使の仕業で、協力してくれたのだと。
そうして謎解きのような文章から、彼女とリアンは花畑へ行く事を導き出し、そこにたどり着くとルデル、ユナカ、クアトもまた同じように謎解きに導かれて集まっていた。

箱の所有者の顛末

しかしそこにはオリビンアンバーも待ち構えていた。
あくまで戦う体勢のオリビンは、クロイツに伝わる剣を持っていた。
そうしてそれで彼らを斬ると言う。

相手は二人、こちらの方が人数では勝っている。
正気なのか?と疑う中、オリビンたちの背後から天使が現れ「その剣は少し傷をつけられるだけでも急性のハイドラ病に罹って死んでしまう恐ろしい剣だから、気をつけて」と。

天使の助言により、誰一人傷つけられる事なく、無事にオリビンを取り押さえる事に成功。
そうして天使の暗号から、花畑の以前お花とユナカが青い薔薇を見つけたあたりを探すと、そこには扉があった。
それが天使が作った扉だ。

皆を案内する前に先行部隊として、お花とユナカ、そして天使の三人で地上へと向かった。
その間ルデルはアンバーの協力により、クロイツに伝わる剣を預かり、それで皆を地上へと導く役を。
更に彼一人では大変だろうからと、クアトとリアンも協力する事に。

そうしてアンバーは縄でぐるぐる巻にされたかつての父親を見張る役だ。
そんなアンバーに地上の偵察を託された三人だったが、途中ジルとキューが合流。
そうして地上へとたどり着いた。

しかし喜ぶお花とユナカの前に、ガネットが現れた。
天使は気づいていたのだ。
初代ギムレーの指導者で箱の所有者が、ガネットに消された事を。
だから運命が決まるこの時、天使は消されるだろうと。
そうして案じてもいた。
同じ自分だから、彼女も消されるのでは?と。
更には箱を使ったユナカも

ガネットの話によると、時を遡る代償として、この世界での存在に揺らぎが生じて、箱の中でもない、外でもない、そんな世界に弾き飛ばされる危険があると言う。
それを防ぐために、ガネットの中に入り同化することで、ガネットの中で生きることになるのだと。

だから天使は自分だけを消して、二人は残して欲しいと頼んだ。
すると「思ったほど揺らいでないので大丈夫でしょう」と。
お花のではユナカがしっかりとにぎり、この世界に留めているから。
そしてユナカのことはお花が。
互いが互いの拠り所となり、安定しているのだと言う。

しかし天使は別だった。
揺らぎ始めていると言うのだ。

必死に天使を助けようとする二人だったが、それは叶えられず、天使は二人の目の前で姿を消した。
ガネットの中に入ったのだろう。

箱はそうやって、所有者の人生を代償として、歴史を決めて来たのだった。

消えたはずの天使は、まだガネットやジルからは見えていた。
完全にガネットの中に入るまで、少しだけでも時間が欲しい!とジルが頼んだ。
ガネットはジルの願いにはとても弱い。
結局揺らぎから彼女が飛ばされないように、手を繋いでて下さい…とジルに彼女を託してくれた。

栞は持ってる?
彼女はやっとジルを見てジルに話しかけた。
約束だったから、目的を果たすまでジルには会わないと。
でももうもう一人の自分が新しい未来を切り開いて街の人々を救ってくれたから。

そうして二人は170年の時を経て、こうして見つめ合う事が出来た。
残された時間はどれほどあるだろうか?
それでも永い間想い続けた相手と共にある今は、例えばそれが僅かだとしても、二人にとっては掛け替えのないものとなった事だろう。

そうしてお花とユナカの記憶から、天使は消えた。
それでも彼女は思っていた。
誰かにお礼を言わなければならなかったはずだと。
だからきっと心のどこかには、天使の事が刻まれているのだろう。

あなたが変わったから、街を救えた。
あなたならきっと望む未来を手にできる。
私の分もその未来を生きて。

天使がお花に託した想いも、きっとお花に刻まれているはずだ。
輝かしい未来を手にした二人の元へは、空から祝福の雨が静かに降り注いだ。
ここはもう地下じゃない。
空も太陽も雲もある、そして雨も降る地上なのだ。

真相②邂逅

きみが居ないと…

もう一つの未来の中でも、お花は天使に尋ねていた。
あなたの望む未来は?あなたの望みは?と。
もうあなたも仲間だからと。

後で教えると天使は答えたが、その未来で天使は『揺らぎ』を一人で引き受け、箱を使った代償として消えた。

しかし今度はお花の手をしっかりと握るユナカの手をすり抜け、消えようとする天使の手を握る。
そのまま黙って行かせる事は出来ないと。

しかし天使は「何をしてるの?今あなたが握るべきは私じゃなくユナカの手でしょ?」と怒るのだ。
お花を案じての事だ。
お花にも揺らぎはあった。
ただそれをユナカが繋ぎ止めただけだったから。

なのに全てあなたに押し付けて、自分だけ残るなんて出来ないと言う。
170年もの時をかけ、きっと叶えたい願いがあったハズだから

そんなやり取りの中、天使は僅かにジルを見た。
けれどどちらも同じ彼女。
だから分かってしまったのだ。
ジルに会いに来たのね?と。

そんな二人にガネットは提案した。
今回の箱の所有者はあなたでしたね。
あなたが決めてください。
揺らぎも今なら留められるはずだから
と。

そう、どちらでも構わない。
ただ箱を使った代償として、どちらかが揺らぎを引き受け、この世界から消えればそれでいいのだ。

私、ガネットさんと行きます
お花は迷わずそう答え、ガネットの手を取った。
しかし天使だって簡単に諦めない。
お花一人に押し付けるなんて出来ないと思ったから。

しかしそんな天使をジルが抱きすくめた。
お願い!行かないで。まだ全然思い出せない。きみが居ないと思い出せないんだ。きみが大好きなんだ」と。

パートナーとして

やっぱりそうだった。
二人は結ばれ、きっと彼のために天使は170年もの孤独に耐えて来たのだ。
そんな長い時間を思えば、天使に揺らぎを押し付けるなんて出来ない。
私が引き受けよう
…と。

後悔しませんか?一度決めたら戻れませんよ?
ガネットが尋ねる。
後悔はするかもしれない。
だって大切な人を置いて行くのだから。

天使に会えなくて、記憶が消えたはずなのに、ずっとジルの心に天使への想いが残ったように。
ユナカにもそんな想いをさせるかも知れない。
それでも、170年の月日の重さ、ガネットの二人への想い、天使とジルの想い
それら全部を感じるから。
だからお花が引き受けた。

ガネットの問いに彼女が頷くと、ふわりと体が浮いた。
浮いた彼女のその下には、ユナカと天使とジル、そしてキューが見える。

あなたは彼らの中から次第に消えて行きます。
悲しみも寂しさも次第に消えるでしょう。

ガネットのその言葉に少しの寂しさを感じたけれど、「でも良かった。ずっと悲しまれるのは辛いから」と言う彼女。
そうしてガネットは教えてくれた。
天使はこれで箱の人形として、ずっとジルと一緒に居られること。
そしてそれが天使の長年の夢、170年もの孤独を耐えても叶えたい夢だったと。
けれどきっとあなたには言わなかったと思いますがと言うガネット。

確かに天使は自分の願いを言わなかった。
もう一つの未来では、言わないまま天使が全てを引き受けたから。
だから今度は彼女が天使の願いを叶えた。

そうしてガネットの願いも。
それは消えてしまった未来の一つで、かつての彼女が「ガネットさんの願いも叶えますからね」と約束したものだ。

彼の願いは、彼女が記録係をジルから引き継ぐ事で、ジルと天使はずっと一緒にいられると言うものだ。
そうすることで、皆からは見えないけれど、彼女は彼女のまま存在出来る。
ガネットのそばで。

ガネットにとって天使もジルも特別な存在だったように、彼女もまたガネットの特別になっていた。
だからそばにいて欲しいと願った。

これからも続く途方も無い時の流れの中、それを共に分かち合うパートナーとして。

早く忘れてね

でも私、ガネットさんの事まだ苦手なんですよね。
彼の提案に笑って答えた彼女に、彼女の苦手意識が消えるよう、努力すると言うガネット。
あなたが望む事はなんでも叶えましょう…と言うガネットに、彼女は一つ願い事をした。

こんな風に、みんなを時々見させてください。
ユナカがみんなが、地上でどんな未来を作るのか、それを見るのがわたしの夢だったから
…と。

そうして彼女は今日も地上を眺める。
そこに居るのは大切なあの人。

ユナカもまたジルのように、記憶からは彼女が消えたのに心に想いが残ったのだ。
だから毎日一人で花畑へとやってくる。
そうしてそこに何かを探す。

だから思い出してしまう。
あの花畑での出会いの瞬間を。
青い薔薇を二人でみつけたあの時を。

その時はこんな未来が待っているなんて、少しも思わなかった。
ただただ未来は希望に満ち溢れていただろう。

しかし今は祈る事しかできない。
大切な人の幸せのために。
ユナカ、お願い。わたしを早く忘れてね」と。

空を見上げては花畑を見て、日暮れまで過ごすユナカの毎日。
そんな日々に早く終わりが来る様に。
大好きな人が幸せになるように。

そんな彼女の傍、構って貰えない事が寂しいのか、ガネットは歌い出す。
あの美しい歌声で。
高い空に響き渡るそれは、大空へと溶けてゆく。

その他のキャラのネタバレ(あらすじ)

ルデル・クロイツ

リアン・イェブラム

クアト・ヘルトリング

ジル・ハニッシュ

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