Tlicolity Eyes -twinkle showtime-【仙波ワタル】

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:オトメイト,triangle 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2019年07月18日 
通常版:7,480円(税込)

オトメイトさん、triangleさんのNintendo Switch用ソフト「Tlicolity Eyes -twinkle showtime-」で柿原徹也さん演じるキャラクター、仙波ワタルのネタバレ要素ありの感想をまとめました。

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キャラクター紹介

※「Tlicolity Eyes -twinkle showtime-」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』『triangle』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは柿原徹也さん。
主人公が先輩の仕事のアシスタントをしている時に出会った人気モデル

チャラい印象で誰彼構わず口説く割に、スキャンダルとは無縁の人。
彼女にも気さくに声をかけ、他の女性スタッフ同様に気軽に口説いて来た。
しかしそれだけでなく、アシスタントの彼女に自分を撮らせてくれる、練習台になってくれるという気さくさまで見せてくれた懐の深い人。

そんな彼女の撮影した自分の写真の出来に不満を持った彼は、その写真の出来栄えから彼女が男性に不慣れな事に気づく。
そして自分と同棲する事で男性に慣れれば、きっといい写真が撮れるようになるはずだと同棲を提案。

最初はもちろん断った彼女だったが、彼女が彼の提案に乗れば、ヨウスケが彼の専属カメラマンとして指名されるという条件に社長が飛びつき彼女を説得。
そうして二人の同棲生活が始まり………。

ネタバレ感想

Happy End至上主義なので、ネタバレ感想はHappy Endのみとさせて頂きます。

柿原マジック

好きじゃない人がグイグイ来る感じがとても苦手です。
彼のようにパーソナルスペースが狭そうな人は、通常とても苦手なのです。

所が柿原さんの演じるチャラいキャラって、どうしても憎めないんですよね。
すっと懐に入って来てしまうというか。
なんか人との距離の詰め方がうまい気がするんですよね。

それはシナリオによる部分もゼロではないと思います。
思いますが、柿原マジックによる部分もとても、とーっても大きいと思うのです。

そんな彼との同棲なので、通常画面の向こうの出来事でありながら、他のキャラだったら一緒に暮らすの気持ち悪いな…とか思ってしまう私なのに。
そんな事は微塵も思う事なく、すんなりと同棲を受け入れる事が出来ました。
そう、ちょうど作中の主人公のように。

同じ傷を持つ二人

主人公さんには悲しい記憶があり、妹であるvol.1の主人公のように自分の脳力を好きにとは思えない状況にありました。
そしてそれは彼とも共通するものだったのです。

そこの展開はvol.1のチヒロさんとちょっと近いかな?と思いました。
でも能力が全然違うので、受ける印象は全く違うものとなりました。
その辺りも作り方が、すごくうまいなって思いました。

同じ傷を抱える二人だから、違う理由で始まった同棲生活なのに。
それが互いを寄り添わせ、共に乗り越える力に繋がる展開も良かったです。

ある時、知り合いっぽく声をかけて来たあの女性。
その人との間にあった過去の出来事には、そこまで衝撃を受ける事はなかったものの、彼の能力ゆえの悩みの方が私は辛く思えてしまったんですよね。
確かに本気の恋なんて怖くなるだろうな…と。
きっとあの女性との間の出来事とかなかったら、もっと恋愛に対してポジティブになれたのかも知れない。
それでもそんな過去があってもなお、彼女と共に助け合って乗り越えようよ!と提案出来る強さ、変わろうとする力。
彼のそんな活力が、私にも力を分けてくれたように感じる事が出来ました。

クリスマスに感動

彼女の辛い過去。
それが起こったのがクリスマスでした。
だからクリスマスにいい思い出のない彼女でしたが、彼が塗り替える…というと大げさかもですが、素敵なひとときをくれたんですよね。
それが結構嬉しくて。
私はその段階で、ワタルさんに心を持って行かれてしまいました。

器用にこなしてしまっても、それはそれで素敵なんですけど。
ワタルさんは器用にこなし切れてないところも、なんか逆に嬉しい要素になったかな?と。
そんなに得意な訳じゃないのに、頑張ってくれたのねと。

頑張る方向そっちなの?

共に同じ痛みを持ち、一緒に頑張ろう…って話になった時の事。
彼は今まで会っていた女の子の中に、運命の人がいるかも?と、たくさんの女の子と会い始めてしまうんですよね。

いやいや、そこは「君が運命の人だったんだね」的な展開なんじゃないの?
そう思った私は、彼の行動にヤキモチさせられてしまったのです。

誰と会っても運命を感じない。
そう嘆く彼を励ます主人公。
彼女もまたモヤモヤを抱えて居るのですが、それが自分の気持と見事にリンクしたので、一緒にモヤモヤしながら彼を見守るのは、なかなか辛かったな…と。

記憶を積み重ねて

最後もとても素敵でした。
互いが弱点を克服する事=二人の恋が実る事なので、二人がうまくいく事が弱点の克服に繋がるのもいいなって思いました。

そしてベタな感じではあるものの、カメラマンの彼女が忙しくなる事で、やきもちをやいてくれる彼も素敵でした。
そんな甘い感じが、堪らなく心地よかったです。

行きたかった写真展の事を覚えてて連れて行ってくれたり、写真集の応募の時に手助けしてくれたり。
普段の口説き方がキザでわざとらしい感じな彼が、そういうさりげない優しさを見せてくれる所が本当に好きでした。
だからきっと結ばれた後も、そんなさりげない優しさで彼女をほっこりさせてくれるんじゃないかと。

聞いた言葉を決して忘れる事が出来ない能力。
ひどい言葉をぶつけられることもあるから、いい能力とは言い難い部分もあるかも知れない。
それでも彼女はきっと、彼がずっと覚えていたくなるような、そんな言葉を沢山くれるハズだから。
その記憶を積み重ねて、幸せに過ごして行けるんだろうなと思えました。

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