時計仕掛けのアポカリプス【リアン・イェブラム】Happy

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:アイディアファクトリー 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2021年4月22日 
通常版:7,150円(税込)

オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「時計仕掛けのアポカリプス」で細谷佳正さん演じるキャラクター、リアン・イェブラムの感想とネタバレをまとめました。

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キャラクター紹介

※「時計仕掛けのアポカリプス」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは細谷佳正さん。
楽器職人の家に生まれながらも、ピアニストになる事を選んだ人。
仕事でよくバーでピアノを弾いている。

ルデルの兄のアンバーと医者のクアトとは友人で、よく三人でバーで飲んでいる。

ピアノの腕は素晴らしく、よく女性に言い寄られ大変モテる
そんな女性たちを来るもの拒まず受け入れるものの、誰かを本気で好きになる事はない

炎の中でパイプオルガンを弾く彼の姿を見た彼女が、火災を阻止するべく彼に近づいたのに事から、次第に絆を深める。

感想

別サイトにまとめた攻略直後の感想です。

時計仕掛けのアポカリプス【リアン・イェブラム】攻略直後の感想
オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「時計仕掛けのアポカリプス」で細谷佳正さん演じるキャラクター、リアン・イェブラムの攻略直後の感想をまとめました。

ネタバレ(あらすじ)

お前が見てきた未来で、クアトの言う真実を聞かされて
俺はそんな自分と街を殺してきたんだろう。
でも、もうそんな未来は嫌だ。
これ以上お前を泣かせたくない。
俺が欲しい未来は、俺が変わることの出来る未来だ。

パイプオルガン

彼には親友が居た。
名前はリトだ。
リトの家系は代々沢山の楽譜を収集していた。
そのせいだろうか?
息子のリトは大変ピアノが得意だった。
そんなリトのようになりたくて、楽器職人の家系でありながら彼はピアニストとなった。

そんな二人は彼らの先祖の頃から縁があった。
リトの家と彼の家とで共謀し、時計台にパイプオルガンを作ったのだ。
それもただのパイプオルガンではない。
ある楽曲を演奏すると爆発し、街を火の海に変えると言う代物だ。

とても恐ろしいものだか、作ってしまったのだから仕方ない。
街で保管する事にした。

万が一にも誰かが演奏し、爆発する事がないように、パイプオルガンからは一つの鍵盤が抜き取られた。
その鍵盤の保管は、楽器職人の彼の家の仕事となった。
そして爆発を起こす楽曲の楽譜はリトの家が保管パイプオルガンの置かれた時計台の鍵は指導役の家で保管する事になったのだ。

そんな危険なものでありながら、リトの家では全てが伝わる事のないまま、楽譜だけが受け継がれた。
当然ピアノが得意なリトは弾きたいと思った。
何しろ街にパイプオルガンは時計台にあるアレだけなのだ。
しかもアレは街のシンボルでもあるのだ。

弾かせて欲しい!
何度かリトは街の偉い人たちに頼んだこともあった。
しかし呪われているからと断られてしまったのだ。

それでも「いつか!」と願うリトは、家のオルガンでよくその曲を奏でて、彼に聴かせていた。
そうして二人で約束していた。
いつか必ずこの曲を時計台のパイプオルガンで演奏しようと。

ヘルトリング家の役割

父のカルセドも息子のクアトも、互いに医師もして街に貢献して来た。
ヘルトリング家は代々医者の家系だ。
この街では親の職業を継ぐのが、この務めとされているのだ。

しかしヘルトリング家には裏の顔があった。
この街は住民に隠し事がとても多い街なのだ。
けれど隠し事はいつも綺麗に隠されているわけではない。
聡い住民が、ちょっとした違和感に気づいてしまう場合もある。
そうしてそんな住民は、真実へと近づいてしまうのだ。

けれど隠す必要があるから住民には知らせないのだ。
その方が街を統治しやすいからだろう。
故に隠している真実を知るものは、街の平和を脅かすと考えられてしまう。

そうしてある時を境にヘルトリング家は知りすぎた者たちを消す事が役割となったのだ。

幸い医者の家系だ。
死体が見つかれば、その検案をし死因を明らかにするのも彼らの仕事だった。
だからヘルトリング家が手をかけ、その死因を誤魔化していた
事故や病気として。

更には街には不治の病が蔓延しており、多くの者がその病で命を落としているのだが、それについてもヘルトリング家は既に原因を突き止めていた。
だから予防も治療も出来るだろう。
けれどヘルトリング家はこの不治の病を利用した。
原因を知るからこそ、病を操る事が出来る。
そう、邪魔な住民を病で死なせるのだ。

その犠牲となったのが、彼の家族と親友のリトだった。
まずは彼の両親が、あの恐ろしいパイプオルガンを守ると言う家の役目から息子を解放しようと、「息子は楽器職人にしない」と言い出したのだ。
しかしあのオルガンを整備して貰わねばならないから、街としては困ってしまう。
だからそんな勝手な事を言い出した彼の両親は、もう街にとっては知りすぎた邪魔者でしかなくなってしまったのだ。
妹は後を追って自ら命を絶ったとされていたが、両親を病に罹患させる際に、共に暮らしていたから巻き込まれてしまったようだ。

更には親友のリトだ。
楽譜を処分したにも関わらず、いつも家のオルガンで弾いていた事から、楽譜を暗譜していた。
だから消されてしまったのだ。
彼の両親と同じ病に罹患した事にされて。

亡き親友の代わりに

いつか地上へ出るのだと言っていたリト。
それは当然叶わなかった。
だから思ったのだ。
せめてパイプオルガンであの曲を弾くと言う願いだけでも、代わりに叶えてやりたいと。

リトは彼にとって特別だった。
家族を失い傷ついた彼を救ってくれたのが、リトとそのピアノだったから。

指導役に続いて街で有力であるヘルトリング家。
息子のクアトとも彼は友人だった。
だから頼んだ事もあったのだ。
パイプオルガンを弾く事は出来ないだろうかと。

しかしクアトの返事は「呪われているし、鍵盤が一つ欠けているから無理だ」と言うものだった。
元々その欠けた鍵盤は彼の家が管理していた事など知らぬ彼は、鍵盤のありかを探っていた。
そうして突き止めたのだ。
鍵盤はヘルトリング家が保管し、今は家督を継いだクアトの管理下にある事を。

彼は以前地上に繋がる階段のある森で、偶然人が殺されるのを目撃してしまった事があった。
恐ろしくて逃げ帰ってしまったが、しかしその後おかしな事が起こったのだ。
間違いなく人が殺されているのに、殺人事件の騒ぎなど起きない所か、殺された人は事故死として片付けられてしまったのだ。

考えてみたら、定期的に事故死する住民が居た。
つまりは彼らは殺されたにも関わらず事故死した事にされている可能性が高いと言う事だ。

きっとこの街は狂っている。
何が大事な事を隠している。
そうしてその秘密を守るためなら、人の命など厭わないのだ。

だからこの街には、秘密を守る側の人間が存在する。
そうして彼の友人であるクアトは、そちら側の人間なのだ。

パイプオルガンを弾きたがる彼を、いつしか監視するような冷たい光を宿した目で見るようになったクアト。
彼はその冷たい光に気づいていたのだ。

そんな彼は、彼女が時間を戻し、幼馴染のユナカの死と街の火災を無かった事にした次の時間で、パイプオルガンを奏でていた。
時計台からは爆発音が聞こえ、街は燃え盛っていた。
取り憑かれたようにパイプオルガンを奏でる後ろ姿が、彼女の目には恐ろしい物に映った。

だからやり直したのに。
結局その次の時間もまた、彼はパイプオルガンを奏で、街を火の海に沈めた。
更に彼は声を掛ける彼女に、逃げろと言い、彼女の見ているその前で、自ら銃で頭を撃ち抜いたのだ。

悲しい真実

大切だと彼女に言った。
火災から街を救う目的で彼に近づいたのに。
気づいた時には、その人柄に心惹かれていたのだ。
だから嬉しかった。
大切だと言ってくれた事が。

分かり合えたと思っていた。
パイプオルガンは弾かないと約束もしてくれていた。
欠けた鍵盤のありかも知らないと。
でも全てが嘘だったのだ。

だから今度こそはと、再び戻した時間の中で、彼女はまだ挨拶を交わす程度の彼に積極的に近づいたのだ。
街を火事から救いたいのはもちろんだ。
けれど何より彼を救いたいと思ったから。

前回の彼はクアトから鍵盤を奪い、パイプオルガンを弾いたと推測した彼女は、クアトを尋ね鍵盤を持っている事を確認。
その足で彼の元へ。
そこでクアトが鍵盤を持っている話をした時、彼は顔色を変えた。
クアトは街の秘密を守る側の人間だから、今夜はここに泊まれと。

彼は案じたのだ。
クアトが彼女の命を狙う可能性を。
そうしてその夜彼は、彼女から時間を戻せる事、街が火災に遭う事、その火災を起こすのが彼である事、パイプオルガンの仕掛け、そして彼が彼女の目の前で命を絶つ事を聞いた。

その時は半信半疑だった。
それでも全く信じなかった訳じゃない。
確かに彼女の言動からは、そう考えられるからだ。

そうしてその夜、彼女を狙い現れたクアトと話をした彼。
リトの家の前で、彼の説得に応じたクアトは、何故か彼に謝罪をした。
その謝罪が気になり彼女と調べた事で、彼は気づいてしまった。
リトを殺したのがヘルトリング家の者だと。

そうしてクアトを問い詰めると、彼の両親も妹も、そしてリトも、全てがヘルトリング家の者に消されたと知らされた。
知りすぎてしまったからと言う理由で。

その事に絶望した彼は、そこでやっと彼女の言葉を理解した。
あぁ、こんな絶望の中、俺はパイプオルガンを弾き街を滅ぼしたのだろうな…と。

しかし彼らがクアトを問い詰める直前、クアトは鍵盤を死者を弔うあの谷へと投げ捨ててしまった。
だからもうパイプオルガンを弾く事は叶わない。

けれど彼らが知りすぎてしまったから。
クアトが命を狙わずとも、街の重鎮たちは二人を生かしておかないからと、上層へ逃げてその後地上へ向かうようにとクアト言われた。
そうしてまるで彼らを狙うように現れた青い炎から、二人を守ってくれたのだ。

自らの意思で踏み出した一歩

上層へは絶望した彼を半ば無理やり引きずるように連れて逃げた。
着の身着のまま逃げてきたので何の準備もなかったが、幸い彼女はリトの作った上層の地図を持っていた。
それを手がかりとし、リトが地上へ向かう際に拠点とする予定だった場所で身を隠す事に。

声をかけても返事もしない。
それでも彼女は声をかけ続けた。
一人上層を歩き回り飲めそうな水を汲み、食べられそうなベリーを見つけて、彼の命を必死で繋いだ。

そうして彼女のそんな想いが、彼を変えた。
自ら食べ物を探したり、使えそうな物を見つけてくれるようになったのだ。

そうしてキューが届けてくれたクアトの手紙の指示に従い、地上に出る予定だった。
しかしその夜彼らをクアトの父のカルセドが襲った。
ずっと汚れ役を担い、何人もの街の人を消して来たカルセドは、想像以上に手強かった。
そうしてカルセドに追い詰められた時、街の人々が避難して地上へ続く扉へとやってきたのだ。

なんでも街で火災が起こり、クアトの指示で地上に逃げる事になったと言うのだ。
皆が避難してくる中、カルセドだけが途中避難の住民の傷の手当てをしながら街へと戻る。
そんなカルセドを彼は自分の意思で追いかけた。
もう彼女に手を引かれるのではなく、自ら彼女の手を引いて。

そうして街が火の海になっているのを見た彼らは、カルセドに確認した。
クアトを助けに戻ったのか?と。
父親としてクアトを助けると約束してくれたカルセドに、友人のクアトを託す事にした二人は、地上へと向かう事に。

炎に包まれる街にしっかりとお別れをして地上へと向かう。
ここを好きではないと言う彼。
けれどもそれでもここが俺の故郷だと。
彼女も懐かしい思い出のある街へ、彼と共に別れを告げた。

果たして地上はどんな所なのだろう?
彼女が本で読んだ通り、太陽が暖かく大地を照らし、月や星も見られる場所なのだろうか?

まだどんな場所なのか、避難する住民の誰も知らない。
それでも彼女は期待を抱えていた。
彼が前を向いて彼女の手を引いてくれるから。
この手があればなんでも乗り越えられると信じられるから。

Bad End

その他のキャラのネタバレ(あらすじ)

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真相

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