オランピアソワレ【璃空】BAD

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Nintendo Switch用ソフト ブランド:アイディアファクトリー ジャンル:女性向け恋愛AVG 発売日:2020年4月16日

オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」で島崎信長さん演じるキャラクター、璃空のBAD ENDのネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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キャラクター紹介

※「オランピアソワレ」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは島崎信長さん。
【青】の次期長とされる青年。

ハズシの子として生まれた。
しかしまじりのない美しい青と拔の力により、青で育てられる事に。

誰よりも青であろうとし、学校も優秀な成績で卒業し、エリートコースで軍に。

クナドの番をしている際に、黄泉に通う彼女に苦言を呈し、最初は彼女と険悪な関係に。
しかし魂籠の儀での彼の舞や、だいふくに見せた優しい彼の笑顔に、次第に彼女の中での彼のイメージに変化が。

それでも彼は青として生まれ、青の長となるべき存在。
故に白しか産まぬ彼女との婚姻は許されない
だから離れよう、そう頭では考えるものの、心は彼女を求めてしまう。

そんな折、叉梗が白の研究をしたいと、彼女を誘拐するように命じた。
攫われそうになる彼女。
そんな彼女を見た彼は逆上し………。

最初で最後の手紙

2種あるBADのうちの一つ「最初で最後の手紙」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。

大切な者を守りたくて

【青】に授けられたと言う拔の力。
しかし青全ての者が手に出来る訳ではない。
その力により、死者から魂を抜き晶と言う結晶にするのだ。

黄泉の者の晶は彼女がアマテラスに祈りを捧げる舞の際に、太陽を輝かせる糧として捧げられる。
地上の者の晶は卑流呼の命で作られる天三柱を作るために捧げられる。
青の者は天三柱を見ては、自分たちに卑流呼が与えた力の素晴らしさを感じているのだ。

そんな神聖な力。
しかし彼は耐えられなかった。
大切にしたいと想う人が、初めて彼が自ら欲しいと望んだ人が危険な目に遭っていたから。
だから剣を抜くより先に、手を出してしまった。
拔を使うために、犯人に手のひらをかざしたのだ。

彼女は知っていた。
道摩から逃げたくて、10歳のあの日、道摩に向かい無意識に拔を使い、その手を使い物にならなくしてしまったから。
だから彼が拔を使うのだと悟り、咄嗟に叫んだ。
璃空、ダメ」と。

しかしその直後、辺りには犯人の呻き声が木霊した。
そう、間に合わなかった。
止められなかった。

彼は彼女を守りたくて、彼女が大切だから、拔の力を使ってしまった。
そうして犯人は消えてしまった。
生きたまま晶に変えられてしまったのだ。

幼い日の夢

夢を見ていた。
あれは彼女が道摩の手を壊してしまった日の夢。
知らず拔の力を使ってしまった彼女の元には、月黄泉が来てくれていた。

彼女を抱いた月黄泉は言う。
天女島の女には力があるのだよ…と。
それは彼女たちが身を守ための力。
自身の身が危険にさらされた時、発動してしまう力。
それが拔だ。
人を消し去ってしまう力だ。

ちゃんと伝えていなくてごめん。
驚いたろう。

そう言う月黄泉は、彼女に力のことを話してくれたのだ。

しかし恐ろしかった。
ずっと耳に残っているから。
拔を受けた道摩の呻き声が。

だから彼女は泣いていた。
ごめんなさい、ごめんなさい。
そう何度も呟きながら。
知らなかったんです。
消そうと思ったわけじゃないんです。
ごめんなさい
…と。

そうして思っていた。
こんな力は恐ろしいと。
いつか人を殺してしまうかも知れないと。

だから思った。
ならば自分が消えてしまいたいと。
そうすれば誰かを消してしまう事はないから。

彼からの手紙

3日眠り続けた彼女。
彼のあの事件がショックだったから。
消えてしまう人を目の前で見てしまったから。

そうして彼女が目覚めた時、千茅に彼の事を尋ねると「私ははっきりとした事を知っている訳ではありませんが、連行されたようです」と答えたのだ。
その言葉にいてもたってもいられなくなり、飛び出そうとした彼女。
しかし目覚めたばかりで、時間も遅いからと、翌朝にするよう言われ眠りについた。

翌日、彼女はコトワリの朱砂を訪ねた。
軍には彼以外に知り合いもおらず、彼の件を尋ねるのなら、友人の朱砂しかいないと思ったから。

すると彼女はそこで彼からの手紙を渡された。
沈痛な面持ちの朱砂の様子から、只事ではない事はうかがえた。
しかし尋ねても「手紙を読めば分かります」と返され、教えては貰えなかった。

手紙を開くとそこには、彼が死刑執行人の職に就いた事が記されていた。
天供島の死刑は、生きたまま魂を奪われて結晶にされる霊殺と言われるものだ。
晶にする為、当然拔の力のある者にしか行えない。

しかしこれはとても辛い仕事で、苦しみ、恨言を言い、喚く声を聞きながら行わなければならないのだ。
彼女があの日耳にして、未だ消えない道摩の声以上の苦しみの声を。

そうして咎人として生きながら、彼は今日も彼女を想う。
二度と会う事は叶わないのに。
だから願ってしまうのだ。
こんな世界なら、終わってしまえばいいのに…と。
愛しい人へと、決して届かぬその手を伸ばしながら。

美しい徒花

2種あるBADのうちの一つ「最初で最後の手紙」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。

叉梗を捕らえようとして、海に誘導される。
そこで叉梗が自ら命を絶とうとし、波が彼を襲う。
璃空は叉梗を助けようとし、彼女は波に「ダメ!」と命じる。
まるで彼女の話を理解したかのように、波は大人しくなる…と言うhappyの流れ。
シーンはそのあたりから分岐します。

同じ悲しみを持つ二人

自ら命を絶とうとする叉梗に襲いかかる波。
波は求めし者へ
この島では良きものが流れ着く事をそう表現していた。

しかしここでも波は求めし者へやって来たのかも知れない。
叉梗は自らの命を絶とうとしていたのだから。

そうして叉梗を死なせまいと助けに入る彼。
しかし波は命を絶つ事を求めた叉梗の思いに応えてしまったのだろうか?
そのまま二人を連れ去ってしまった。

夜が来て、朝が来る。
また夜が来て、また朝が来る。
けれど彼は帰って来ない。
あの日波に連れ去られたまま。

そうして彼女は珠藍大姉と共に。
一月が過ぎ、未だ彼は戻らないから。
同じ悲しみを抱く二人は、互いの悲しみを理解し、支え合っていた。
いや、傷を舐め合っていたのかも知れない。

同じ悲しみ。
その正体は、同じ波に半身を奪われたと言う悲しい事実。

そう、前【青】の長の妻であった珠藍大姉。
しかし彼女の愛した人は叉梗だった。

世界が終わる時は

珠藍大姉は叉梗を愛していた。
しかし珠藍大姉はまじりのない美しい青を持って生まれた。
同じに青に生まれながら、紫青となった叉梗とは結ばれる事は叶わない。
なぜなら、青はその色への執着が大変強く、美しき青を残す為と、青同士で婚姻するから。

どんなに求めようと、自身の身を呪おうと、決して叶わない恋。
そうして夫を失った珠藍大姉は、今も心を叉梗へと寄せていた。
だから珠藍大姉はあそこまで青を残す事に強く拘ったのかも知れない。
どんなに望んでも手に入らない相手を思いながら、青のための婚姻を受け入れたから。

きっと卑流呼様が色々間違えてしまったのよ。
私の半身は叉梗。

そう呟く珠藍大姉は、長ではなく愛する者を喪った女の顔をしていた。

そうして彼女に問う。
あなたの半身は璃空だった?」と。
はい」と応える彼女に、珠藍大姉は話してくれた。

天女島の女が半身をえられないと太陽は消えると言うわ。
あなたは璃空を失った。
きっといつか世界が終わる日が来るのでしょうね?
その時は一緒に居ましょう。
二人なら怖さも少しマシになるから。

今はまだ輝いている太陽。
しかし彼女の半身はもういない。
いつかは分からない。
けれどきっと太陽は消え、世界は終わるのだろう。
あの日彼が消えてしまったように。

HAPPY END

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