Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で浪川大輔さん演じるキャラクター、鷹嶺陸の真相ルートHappyエンドのネタバレをまとめました。
キャラクター紹介
※「絶対階級学園」は乙女ゲーム制作ブランド『Daisy2』『PROTOTYPE』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは浪川大輔さん。
薔薇階級の三年生で、薔薇の中でも特別な赤薔薇の称号を得ている。
いつも偉そうな態度ではあるものの、根は優しい。
石ころ落ちした彼女を守るため、自分の世話係に任命し、絆を深める。
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真相は石ころエンドの続きから始まるので、そこまでの流れは下のネタバレをご参照ください。
感想
別記事にまとめました。
ネタバレ(あらすじ)
真相グッドエンド「家族に」のネタバレをまとめました。
ボス
幼い頃、俺は両親の顔も知らずスラムで育った。
そこには子供達による窃盗団があり、俺はそのメンバーの一人だった。
年は小さいのに生意気な態度の俺だったから、なかなか仲間に受け入れられなかった。
そんな俺を可愛がってくれたのが、少年窃盗団のリーダーのボスだ。
本当の名前は知らない。
皆にボスと呼ばれた彼は、俺を可愛がり文字を教えてくれた。
生きる術を教えてくれた。
そんなある日、スラムの中にある豪邸へと盗みに入った。
おそらく悪いやつの家だろうと、軽い気持ちで盗みに入った。
ボスと俺は手分けして金目のものを盗む事になって居たけど、俺はその家の子供部屋のおもちゃや絵本に釘付けになってしまったんだ。
そうして気になる絵本を読んでいると、盗みを終えたボスに声をかけられた。
そうしてボスと連れ立ち、その豪邸を後にした。
以来、俺はあの家で盗んだ絵本を夢中で読んでいた。
空腹は盗んだ金で満たされる。
けれど心の飢えは、食べても満たされない。
だからそれを満たしたくて、盗んだ童話の絵本を読んだ。
絵本の中に出てくる王子様を見て思ったんだ。
俺は本当はどこかの国の王子で、今に両親が迎えに来るんだ。
そうしたらスラムともこの国ともおさらばだ。
ボスと一緒に自分の国に帰って、たくさんのおもちゃで遊んで、腹一杯美味しいものを食べるんだ…と。
本を読みながらそんな空想をし、心の飢えを満たそうとして居た。
しかしある日あの豪邸に住むヤクザが現れ、ボスを殺した。
豪邸の主から、痛めつけて来いと言われて来たと言うヤクザ達は、ボスを何度も殴ったり蹴ったりしたんだ。
小さく無力ながらも、ボスを助けたいと飛びかかったけれど、弾き飛ばされてしまった。
そんな時ボスは言ったんだ。
「俺が一人でやった事だ。そいつは痛めつけないでくれ」と。
更にヤクザ達の注意が俺に向かないように、ヤクザ達を挑発してくれた。
そうやってボスは俺の命を守ってくれた。
自分の命を犠牲にして。
そうして俺は窃盗団からも追い出され、居場所を失った。
地べたを這いずり回り、残飯を漁りなんとか生き延びた。
でも心ではずっと思っていたんだ。
ボスのところへ行きたいと。
階級制度
一人きりになった俺はある日児童養護施設に保護された。
そこでは綺麗な服を着せられ、お腹が膨れるまで食事も出来た。
腹が満たされるとネガティブ思考は影を潜め、生きる気力が湧いて来た。
そんなある日、俺は遊びを思いついた。
仲間たちを階級分けしてする遊びだ。
貴族階級の「咲き誇る薔薇」、平民階級の「名もなきミツバチ」、奴隷階級の「捨て置かれた石ころ」。
貴族階級には誰も逆らえず、下の階級は命令に従うしかないんだ。
そんな事を考えていた俺の元に一人の男が現れた。
そうして「随分面白い事を考えるんだね」と俺に声をかけて来た。
そうして階級制度の説明を聞いた男は、「本物の貴族になりたいかい?」と俺に問う。
「なりたい!命は不平等で金のない奴は生きられないって知っているから」と俺は答えた。
そんな俺の答えに満足そうな男は、「では私が君に魔法をかけてあげよう。そうしてその魔法で君を貴族階級にしてあげよう」と言うのだ。
魔法なんてないって知っていた。
だって魔法があるなら、ボスは死なずに済んだ筈なんだ。
助けられたはずなんだ。
だから魔法なんてない!と答えた俺だったけど、その男はひどく俺を気に入ってくれたようだった。
その男こそが、この学園の学園長の鏑木だった。
そうして鏑木による魔法という名の記憶の改竄と洗脳により、俺たちは偽のエリートに仕立て上げられた。
更には鏑木の実験のために作られたあの学園へと入れられた。
あいつの欲求を満たすためだけに。
そうして俺の考案した階級制度が、その学園の中で活用される事になったんだ。
咲き誇る薔薇、名もなきミツバチ、捨て置かれた石ころ。
そうしてスラムでの日々を無くした俺は、権力を盾にやりたい放題の日々を送るように。
彼女に会うまでは。
あの日転校してきた彼女にハンカチを拾って貰い、「人に親切にされたら、まずお礼を言うのが人としての礼儀じゃないですか?」と教えられた時から、彼女が気になって仕方なくなったんだ。
体調不良
その後、階級制度に疑問を持つ彼女はすぐに石ころ階級へと落とされた。
そんな彼女を守りたくて…いや、そばに置きたくて世話係に任命した事をきっかけに、俺たちは結ばれたんだ。
女王や生徒の前で彼女を愛している事を公言した俺は、その後もその事でのお咎めがないまま、まもなく文化祭を迎えようとしていた。
俺を陥れようとした玖珂兄妹の仕組んだ事件。
あの結果石ころへと落とされた参月は、今も参月姫と呼ばれ相変わらずな様子に見えた。
しかし参月はどこかおかしかった。
だから参月に学園の真相を知りたいのなら、放課後倉庫へ来るよう彼女が誘われたと聞き、心配になり2人でそこを訪れた。
するとそこで参月は儀式だといい、取り巻きの石ころの生徒に催眠術をかけた。
すると参月いわく前世の記憶として、その男子生徒は気になる事を話し出したんだ。
児童養護施設に入れられ、実験に使われると。
そうして突然催眠から覚醒したかと思ったら、その男子生徒はひどく怯えた様子を見せた。
エドワード先生に診せた事で大事には至らなかったが、錯乱した様子が気にかけ切ったし、その生徒の『いばり屋』と言う言葉に聞き覚えがあったんだ。
だから翌日尋ねてみたのに、昨日のことは何も覚えてないし、思い出そうとすると怖いような気持ちになり思い出したくないのだと言う。
そんな問題を起こしたにも関わらず、参月は「私たちは前世は超能力者で、闇の組織に殺された」などと言い出し、エドワード先生の名前の入った、学園の食事に薬が混ぜられていると言うレポートを皆に配った。
学園に騙されている、学園から逃げるのです!
そう生徒を煽り立てながら。
しかしその騒ぎの直後から、急に体調不良を訴えるものが増えた。
まもなく学園祭だというのに、皆練習にも集中出来ない状態だ。
かくいう俺も、同じく体調不良に苦しんでいた。
そうして医務室を訪ねると、そこにはもうエドワード先生はおらず、高木とかいう態度の悪い養護教諭がいたんだ。
そうしてエドワード先生から彼女にとぬいぐるみを渡されたと言うのだ。
しかもエドワード先生は、彼女に付き纏われて困っていたなどと嘘を高木に吹き込んでいた。
嘘の理由はハッキリとは分からないが、この高木と言う養護教諭、どうも人柄に問題がある。
生徒に渡して欲しいとただ頼んだところで、素直に渡してくれるタイプには見えなかった。
だから先生なりに考えて、あんな作り話をした上で、ぬいぐるみを託したのかもしれない。
つまり、それほどにそのぬいぐるみを彼女に託したかったのだろう。
まるで実験動物のように
ぬいぐるみが託された理由は、それからすぐにわかる事になった。
学園祭当日、学園では多くの生徒が体調不良に苦しんでいた。
その事態を受け、学園が医師を派遣した…という名目で、白衣の男が多数学園内を彷徨いていた。
多くの生徒が欠席する中、行われた学園祭。
しかし途中、学園長のアナウスが入り、学園祭は体調不良者が多数のため中止。
そして体調が悪い生徒は医師の指示に従うように…と。
大多数の生徒が体調不良を訴える中、俺も例外ではなく動くのも辛かった。
その時幸い彼女がエドワード先生のテディベアから、先生の手紙と離脱症状を和らげる薬を発見してくれて、なんとか回復する事が出来た。
しかしその際、俺は自分が本当は何者なのかを思い出してしまった。
そうして彼女に全てを話したんだ。
聴きながら彼女は俺の事なのに、自分のこと事のように心を痛め共に涙を流してくれた。
その後七瀬と出会い薬を分けてやり、俺たちは森に行ったショウだと名乗ったレイを探すため部屋を出た。
するとそこで真一と遭遇。
参月が見つからないと言うので、三人でレイと参月を探すため森へ。
錯乱した参月を無事に保護した俺たちは二手に分かれた。
七瀬たちと交流すべく玖珂兄妹は舞踏会場へ。
俺たちはレイを探すべく森の捜索を継続することに。
しかしレイを見つける前に白衣の男に見つかり、なんとか彼女だけは逃したものの、結局捕らえられてしまったんだ。
目覚めた時には白い部屋の中にいた俺は、参月から預かったカッターナイフを使い、拘束を解いた。
そうして脱出ルートを探して入った部屋で、自分たちの実験の資料を見つけてしまった。
実験動物のように記された記録、当時の何も知らなかった自分の映像。
そんなものを見せられて反吐が出そうになり叫んだ時、俺の声を聞きつけた彼女が現れた。
俺の家族に
彼女と合流直後、どこかから銃声が聞こえた。
逃げようと告げるも、先程女王が実の姉である事を知った彼女は、マリアが心配だから様子を見に行くと言うんだ。
一人で行かせるわけにもいかず、俺も彼女について音のした部屋へ。
するとそこはまるでチャペルのような場所だった。
なんでも彼女の母親が父親と結婚式を挙げたチャペルを再現したらしい。
自分が愛する人の忘れ形見と式を挙げるために。
鏑木はなんでも手に入れてきたのに、最愛の女性である彼女の母だけは手に入れられなかった。
そうして彼女の父が事故で死んだ後、彼女の父の実験データと彼女の母を自分のものにしようとした。
その時真実を知った彼女の母の憎悪のこもった眼差しが美しかった…と、うっとりという鏑木。
つまり彼女の父の事故もこいつが仕組んだと言う事なのだろう。
そうしてあの目が好きだったと言う理由で、レイを先程撃った銃で、今度は俺を狙う。
俺たちの関係を知った上で、彼女から愛する者を奪うのだと。
でもそんな事はこの俺が許さない!
彼女は絶対に渡さない。
だから銃を持つ鏑木に襲いかかり、馬乗りになったものの、鏑木の手から零れた銃はマリアが握っていた。
「その銃をよこしなさい」
マリアは自分の言いなりの人形だと言っていた鏑木は、マリアに命じた。
しかしマリアにも心があった。
鏑木を本気で愛する心だ。
その心が鏑木を永遠に自分のものにするために、鏑木を撃たせた。
その後を追おうとしたマリアを彼女が体を張って止めて事なきを得た。
俺たちはといえば、鏑木の部屋から本土に連絡をして無事に救出された。
俺たちの事は本土でも連日ニュースとなり、特別な薔薇だった俺とレイは世間の注目を集めた。
芸能界入りの話まで出るほどだ。
しかし俺は必死に勉強し、奨学金で大学に進学。
今は教師を目指し、教育実習を終えたばかりだ。
彼女の祖父とはよくチェスをしては、負かしている仲となっていた。
まだ彼女の育ての親に会えていないが、教育実習も終えて一区切りついた所で、俺は彼女にプロポーズ。
家族のいない俺の家族になって欲しいと。
本土に戻ってからも大変な事はたくさんあった。
いや、これからもあるだろう。
それでも俺にはスラムでの経験や、あの辛い実験、そしてあの学園での経験がある。
何よりそばには愛する彼女がいてくれる。
だから乗り越えてこられたし、きっとこれからも乗り越えていけるだろう。
鷹嶺陸のその他のネタバレ(あらすじ)
石ころHappy
薔薇Happy
Bad End
真相Bad
その他のキャラのネタバレ(あらすじ)
複数のネタバレがございますが、代表して石ころHappyの記事をご紹介しております。
下記の記事より、その他のネタバレへもリンクから飛んで頂けますので、併せてご覧頂けましたら幸いです。
鷺ノ宮レイ
加地壱波
七瀬十矢
五十嵐ハル
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