フォルティッシモ【清家涼】

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フォルティッシモ - PSVita

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キャラクター紹介

CVは柿原徹也さん。
fortteのサブリーダー。
モデルの仕事もこなしていて、とてもオシャレ。

クールな印象なので、初めはとっつきにくい感じも。

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感想

すごく素敵でした。
野暮ったい彼女をシンデレラに変えてくれる魔法を掛けてくれて、挙げ句迎えに来てくれるなんて。
一人で魔法使いと王子様と二役こなしてくれた感じで良かったです。

詳しく話すとネタバレになりますが、最初、「あっ、この人もしやBLな流れかも?」と腐要素が大の苦手なのでドキドキしましたが、割と大丈夫でした。
そんな感じの始まりでしたので、好きになるのに時間がかかるかと思いきや、それでも変わるキッカケをくれた彼の存在は、私の中で結構大きく、すぐに好きになりました。

ただね、いい感じに涼くんで心が満たされて来たあたりでの風斗くんの登場。
これはひどい(笑)
風斗くんが好き過ぎて、一瞬心を奪われてしまって大変でした。
だって、すごく大人っぽくなってて、セクシーすぎて死ぬかと思うレベルだったので。

それでもそこを乗り越え、無事に涼くんとのエンドを迎える事ができました。

通常のやり取りの中では一切選択肢はなく、章の終わりにあるLINE的なやり取りでのみ選択肢ありという、ちょっとめずらしい感じの作りでした。
だから選択肢の心配をしないでお話に没頭できました。
こういうのもいいですね、たまには。

そしてクールな印象だった彼が、好きになってからの態度の変化がとても素敵でした。
アイドルなのに、別に見られても問題ないってくらい、普通に外でもベタベタしちゃう感じも、私は好きでしたね。
それはファンに対して無神経なのではなく、ちゃんとファンを信じているから、みんなにはちゃんと話して分かってもらうつもりでいる所も、素敵でした。

頼りがいがあり、頭が良くて、仕事ができて、センスが良くて。
更には猫ちゃんと暮らしている所とか、全部大好きです。
柿原さん、ステキな涼くんをありがとうございました。

ネタバレ

毎日持ち歩いてもらわないと困る。
俺の部屋の鍵なんだから。

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幼い頃から子役として芸能界で活躍していた彼はfortteの中でも芸歴が長い。
そして同じように、幼い頃から芸能活動をしているfortteのリーダーの瑛一郎とも、子役時代に知り合った。
そうして親しくなった二人。

けれど彼の中で瑛一郎はただの友人ではなかった。
意識しないように、その感情をハッキリと認識しないようにとしていたけれど、確かにそれ以上のものがそこにはあった。
けれど、それは一方的なもの。

誰よりも瑛一郎を大事に思う彼は、すぐに気づいてしまった。
瑛一郎の目がいつも彼の実の姉を追いかけていた事を。
けれど実の姉との間に恋が実るハズはなく、届かない想いを抱える瑛一郎をいつもつらそうな瞳で見つめていた彼。
それでも誰にも気づかれた事などなかったのに。

真面目なだけが取り柄の野暮ったい新人女性マネージャーが、彼のその寂しさを見抜いてしまったのだ。
そうして心配してくれる彼女に、彼は思わず話してしまった。
自分にとって瑛一郎がどんなに大切な存在なのかを。

そんな彼の想いに、単純な彼女は性別の垣根の事など忘れて、「いいんじゃない」と彼の想いを認めてくれたのだ。

何も変わらないまま、幼い頃に瑛一郎に対してどうしようもない想いを抱いたまま、月日が流れる中変われずにいた彼だったのに。
その事がキッカケになり、少しずつ何かが変わり始めた。

そんな中、瑛一郎の姉の熱愛がスクープされた。
しかも彼女は妊娠中との報道。
同事務所の関西のグールプ飛沫の江川とダブル主演で舞台の稽古中だった瑛一郎は、姉の熱愛発覚に相当なショックを受け、全く仕事ができなくなってしまったのだ。

何度も舞台の稽古に参加はするものの、心ここにあらずの彼の芝居を演出家は認めてくれず、いつも先に帰されてしまう。
そうしてマネージャーである彼女に、「このままでは代役を立てることも考えてもらわないと…」という話まで出てしまった。
そうして事務所からも、瑛一郎の代役として、事務所の中から演技なれしているタレントのリストを渡されてしまった。

最有力は江川と同じ飛沫のメンバー。
けれど、これはfortteの問題だから、fortteの中から代役を立てたいと考えたものの、舞台以外の仕事もできなくなり、ついには引きこもってしまった瑛一郎の穴を埋めながら仕事をこなす他のメンバーに、舞台のスケジュールを割り振る事は難しかった。
そうして悩んだ末、彼女は風斗の存在を思い出したのだ。
海外に芝居の勉強に出ている風斗ならば、演技力はもちろん話題性の上でも問題ない。
きっと舞台関係者からも喜ばれる代役となる事だろう。

そうして単身風斗を迎えに行った彼女は、無事風斗の説得に成功。
そうして瑛一郎の舞台の代役として風斗を抜擢する事ができたのだ。

それでも未だ瑛一郎は戻って来ない。
親友である彼が何度も訪ねてはみるものの、会っても貰えない日々が続いた。

そうして彼に頼まれ、二人で瑛一郎を訪ねた時、二人の説得と風斗の件を聞いた彼は、やっとfortteのリーダーとして復活する事ができたのだ。

けれどその時、彼は覚悟を決めて話をした。
自分の想いを彼にぶつける覚悟。
そうして言葉にそれを込めたものの、彼の想いは告白として届く事はなかった。
それでも瑛一郎を立ち直られるに十分な力を発揮はしたが。

すべてを知っている彼女は見て居られなくなり、今まで以上に彼に心を寄り添わせるように。
初めはマネージャーとして、瑛一郎をサブリーダーとして支え続ける彼の力になりたいだけだったのに。
傷ついて辛い顔を見せながらも、何事もなかったように仕事をこなす彼を、マネージャーとしてだけではなく、彼女自信が支えたいと思うように。

同様に彼もまた、彼の気持ちをすべて理解した上で、いつも支えてくれる彼女にどれほど助けられたか知れず、次第に彼女に心惹かれるように。

そうしてアイドルとマネージャーという関係から、二人は恋人に。
ファンに知られてはいけない関係。
けれど、彼は構わないという。
誠心誠意話せば、自分の本気を伝えれば、きっとファンが分かってくれると信じているから。
これからは仕事だけでなく、プライベートでもパートナーとして、ともに歩んで行く事だろう。

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