ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~【全体の感想】

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:アイディアファクトリー 
ジャンル:女性向け恋愛ADV 
発売日:2020年9月19日

オトメイトさん、REDさんのNintendo Switch用ソフト「ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~」の全体の感想を評価ポイント、残念ポイントに分けてまとめました。

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評価ポイント

ここは良かった!という評価ポイントをいくつかご紹介したいと思います。

サクサク進む

サクサク進むと言うと、短いと感じられるかも知れません。
プレイしていては、本当にサクサク進む感じなので、一瞬短いのかと思ったんです。

ところが、1章ごとが短く作られている分、章の数を多くしてくれています。
ですので、全体の長さはちゃんと長い。
でもサクサク進めるという、大変やりやすい作りとなっていました。

とにかく美しい

ジャケットを見ても分かると思いますが、とにかく美しいです。
それはジャケットだけではありません。
立ち絵も美麗、スチルも美麗

テレビの大画面で見ても、圧巻の美しさでした!
ですのでSwitchでプレイされる方は、一度テレビでも見てみて頂きたいと思ってしまいました!

サブキャラのifエンド

サブキャラは、プレイ中から大変な魅力を発揮してくれています。
メインもみんな素敵なのですが、サブの皆さんもとても素敵。
そして声優さんも大変豪華でした。
だから攻略キャラじゃないのか?とがっかりしていました。

所がここがこの作品のすごい所。
伊達に豪華な声優さんがサブキャラを担当していた訳じゃない。
サブキャラのエンドも用意してくれていました。

サブキャラは別にいいか?って思ったそこのあなた!
ちょっと待ってください!
ぜひ重衡をプレイしてみてください。
これ本当にオススメですから!!!

そんな素敵な重衡までも攻略させてくれるこの作品、本当に素晴らしいと思います。

スティックを使わせてくれてありがとう

直前にプレイしたキュピパラでは、一切スティック使えなかったんです!
大変良作でしたが、操作性には納得いかない部分を感じてしまったのです。

その点ビルシャナはスティックを使わせてくれました!
選択肢もこれで行けると本当に最高でしたが、その他で使えるだけでもこんなに快適なのね!と感動しました。
最近スティック使えないパターンに多く出会っているので、製作者の皆様、スティックもぜひ使えるようにしていただけると有り難いです!
操作性の良さも私は重視したいのです(笑)

いい意味で歴史を変えた作品

ビルシャナはシナリオも素晴らしかったです。
REDさんはすごいって知ってましたが、本当に凄かった!

そして特に知盛のシナリオですが、いい意味で歴史を変えてくれた事が嬉しかったです。
すごくうまいまとめ方だったと思います。
そういう意味も含めて、私は知盛が大好きなのですが、本当に彼のエンドは秀逸だなって思いました。

残念ポイント

惜しいな…と思った残念ポイントをあげて行きたいと思います。

立ち絵はテレビで見ると…

細かい話になって申し訳ないのですが、立ち絵がテレビだと若干粗いかな?とは思いました。
多分ポータブルなら全く問題ないと思います。

ですが私はテレビプレイ派なのです。
少数派だと分かった上で、それでも大きな声を挙げておきたい(笑)
大変美麗な立ち絵なので、テレビでも粗く見えないような配慮も欲しいかな?と。

そしてこんな細かい事を言いだしたのは、良作なので文句言う箇所がないからです(笑)
だから敢えて、つまらない事も突っ込んで書かせて頂きました。

名前変換には不向き

私のプレイスタイルは自己投影型です。
ですので名前は変えたいタイプ。
ですがこの作品に関しては、私と同様のタイプの方も、名前変更しない方がいいかも?と思いました。

主人公が義経ポジションなので、どうしても女子の名前だと矛盾が(笑)
設定を考えると仕方ない事だと理解しているので、これは不満と言うよりは、プレイされる方へのお知らせ的な意味で書かせて頂きました。
私同様自己投影型で名前変えたい方は、そこを理解した上でどうするか考える方がいいかと思います。

主人公が割とすぐ向こう側に

これも自己投影型故に思う事なのですが、主人公が向こう側に行って攻略キャラと並んでしまうと、なんとなく置いてけぼりにされたような気分になると言うか。
感情移入しづらい感じになる事があるんですよね。

あぁ、あの人は私じゃないのね。

これ自己投影じゃない人が聞いたら「当たり前だろ!」って全力でツッコむ所だと思いますが、自己投影型って自分だと思いたいのです。
その気になって、自分の心で恋をしたくなっちゃうんです。

だから最初、ちょっと気持ちが付いて行かない時間もありました。
ただ戦う主人公さんなので、その様子の演出として、それは必要な事なんだな…と、少しプレイしているうちに納得出来ました。
ですので最終的には、ちゃんと感情移入しながらプレイ出来ました。

ただこういう特殊な場面以外では、主人公にはこっち側に居て欲しいなとは思います(笑)
そうして「主人公=自分」とも思わせていただけると嬉しいです!

全体の感想

義経である事に意味がある作品

私、本当の事言うと、歴史上の男性が「実は女性でした」的な歴史ものの作り方、苦手なんです。
歴史もの好き故に、なんとなく違和感を強く感じてしまって。

だからこの作品にも、最初は「えっ、義経なの…」と、若干否定的な気分で向き合いました。
所が、物語が進むに連れて、そんな感情はなくなりました。
これは義経でなければいけない作品なんだな…と。

また義経となる理由も、明確に描かれており、すんなり納得出来る上手な作りだったように思います。
そこもシナリオや設定が丁寧さだと思います。
素晴らしいです!

遙かと逆で面白い

私の中でのお話になりますが、源平合戦と言えば「遙かなる時空の中で3」なのです。
なので遙かを思い浮かべながらプレイさせて頂きました。

遙か3の中では九郎義経が最愛キャラだった事もあり、「えっ?私が九龍さんなの?」という衝撃はありましたが(笑)

そしてそんな遙かといい意味で似ている部分があった事が、逆に面白いと思わせてくれました。
遙か3もこちらの作品同様、異類の力が出てきます。
その力の在り処が逆になっている所が、大変興味深く面白いなって思いました。

力の在り処が逆で、主人公が義経である事が、この作品を本当に面白く、深みのある作品に仕上げてくれたように思います。
なるほど力の在り処が逆だとこうなるか?と。

そう言う意味でも、遙か3とプレイして比べてみても楽しいかな?と思います。

平家に力がある事+主人公が義経である事。
このことが素敵な化学変化を起こしてくれて、大変楽しませてくれました。
本当に深く素敵な作品です。
多くの方に触れて頂きたいと心から思います。

素敵な作品を生み出して下さった製作者の皆様に、この場をお借りして心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。
本当にありがとうございます。

キャラ別感想&ネタバレ(あらすじ)

源頼朝

平知盛

平教経

武蔵坊弁慶

春玄

ifエンド

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