オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」で内田雄馬さん演じるキャラクター、縁のBAD ENDのネタバレ(あらすじ)をまとめました。
キャラクター紹介
※「オランピアソワレ」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
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CVは内田雄馬さん。
【紫】の災の唯一の生き残り。
紫が剥に襲われ、手の施しようがなく炎により浄化される時、彼は【赤】で薬学を学んでいたから。
そうして幼くして紫の仲間を全て失い、天涯孤独となった彼は、その上一族の咎を一人背負わされ黄泉に落とされた。
黄泉では月黄泉の小間使いとして共に過ごし、様々な事を学んだ。
そして彼女の事も月黄泉の話を通して知るように。
天女島の真っ白な女の子が、月黄泉に託して自分にくれた貝殻は宝物。
姉の残した手紙と青いハンカチと共に螺鈿細工のタバコ入れに入れてある。
姉の死の真相を探って居る彼は、けれど黄泉を変えようと奮闘。
湯屋を始め地獄大夫と名乗ってからは、女達は彼の力で守られるように。
幼い頃から会いたいと思っていた彼女とは、黄泉で出会った。
天女島が赤渦の災に見舞われた後、天供島にやってきた彼女は、人形のように過ごしていたものの、18歳の誕生日を境にコトワリにより一年以内に夫を探すよう命じられた。
そうして今まで目を向けなかった天供島を歩き回る事になった彼女は、黄泉の湯屋にも足繁く通うように。
一族の咎を背負い、一生交配を禁じられている彼だが、憧れの彼女と出会いその人となりを知り、想いを寄せるように。
それは彼女も同じだった。
そうして二人の距離が縮まった頃、叉梗が剥の研究の為彼女を利用しようと画策。
彼にも接近してきた。
彼女を守る為なら、叉梗を殺す事も厭わない彼は………。
月夜の咎人
姉を殺したのは?
彼の姉は剥で亡くなった事になっていた、表向きは。
しかし彼は知っていた。
姉からの手紙を読んだから。
「私は青に殺された」と書かれた姉からの手紙。
だから彼は真相を追っていた。
叉梗と珠藍大姉を怪しんで。
姉は死の直前まで、珠藍大姉に仕えていたから。
そうして二人の距離が近づいた頃、叉梗は彼女を剥の研究の為狙うように。
そうして彼に取引を持ちかけたのだ。
彼女の夫となり、子をもうけるように。
そうすれば地上に戻してやる…と。
彼女の夫は誰でもよかった。
ただ叉梗の取引に応じる者ならば。
白は白しか産まないと言われて居るから。
だから自分の息のかかったものを夫とし、生まれた子供も彼女も、彼の研究に利用するのが目的だった。
しかし彼は彼女を守りたかった。
姉を殺したのは叉梗だと思い込んでいた彼は、姉を殺した上に、また僕から大切な者を奪うのか?と思っていたから。
だから彼女が狙われるのなら、殺してしまおうとまで考えていた。
しかし、そんな彼を止めた彼女は、自分が珠藍大姉の元へ行き、それとなく話を聞く事を提案した。
そうして彼を伴い青へと向かった。
彼女が話を聞く間は、彼は姿を隠す事を条件に。
彼女が彼を止めたのには、理由があった。
黄泉で出会った娘が、以前珠藍大姉に仕えていた。
そして黄泉に落とされた今も、尊敬していると伝えてほしいと頼まれた事があった。
その事を伝えた時、珠藍大姉はその顔に感情を宿した。
いつも感情が読めない人だったのに。
そして悲しそうに言うのだ。
「この島の女の立場はとても弱い。奪われ、喪うばかり…」と。
そんな珠藍大姉の様子に、彼女はどうしても珠藍大姉が彼の姉を殺したとは思えなかったのだ。
しかし彼女が尋ねると「あの子を殺したのは私よ」と珠藍大姉は答えた。
けれどそれは事実ではない。
手をかけた訳ではないのだ。
ただ珠藍大姉の夫が彼の姉に手を出し、死ぬまで追い詰めただけ。
そしてその原因が、珠藍大姉が剥に罹り子を産めない体に、醜い体になってしまった事だから。
彼女を守れるのなら
「あの子を殺したのは私よ」
隠れてその言葉を聞いていた彼は、ひどくショックを受けてしまった。
だから隠れて居るつもりが姿を見せてしまった。
彼を見て、あまりに姉と似ている事に驚いた珠藍大姉。
けれど彼に再び姉のこのを問われても、責任を感じているからか、自分がやったと答えるのだ。
そうして二人でクナドまで戻った時、彼は彼女に道摩屋敷に戻るように言うのだ。
昨日までは叉梗に狙われて危険だから、そばに居るよう言っていたのに。
それでも「あなたが一人で考えたいというのなら」と言う彼女に、「そうして貰ってもいいかな?」と。
そう言われてしまっては、それでも一緒に黄泉へ行くとはいいづかった。
そうして一人屋敷に戻った彼女。
けれど胸騒ぎがおさまらない。
何か悪い予感がするのだ。
そうして不安な気持ちを抱えたまま、バルコニーに佇んでいると、小石が投げられた。
石の飛んでくる方を見れば、そこには彼の姿が。
「どうしても君とデートがしたくて」
と言う彼は明らかに不審だ。
それでも嬉しくて、彼女は着替えてバルコニーからシーツを伝って降りる。
彼は店の送迎用の馬車を用意しており、彼女をそれに乗せて海へ向かった。
たどり着いたのは、以前彼の螺鈿細工を誉めた時に、月光貝の話に出てきた島の北の海だ。
運の良いものしか月明かりに光るその貝を見つける事は叶わないと言う。
だから強運な彼女のその運にあやかろうと思ったのに。
その砂浜に光る貝を見つける事は出来なかった。
今日がダメでも次がある。
そう言う彼女に、「それは無理だよ。君に会うのは今夜が最後なんだ」と悲しげに告げる彼。
一人黄泉に戻った彼の元に叉梗から連絡があり、彼女拉致すると脅され、姉の残した手紙を渡せと言われたのだ。
叉梗と会い、彼女に手を出さないよう交渉を試みるも、交渉は決裂。
更に叉梗の口から姉を殺したのは自分だと聞かされ、彼は思わず殺してしまった。
だって姉を殺したのはこいつなんだ。
こいつを殺す権利はある。
だって彼女を守るには、こいつを殺すしかなかった。
僕の手が汚れようとも、彼女を守れるのならそれでいい。
天女島で三人で
逃れられないと思った。
捕まれば今度は間違いなく処刑されるだろう。
どの道命はないのだ。
ならば彼女に殺されたい。
だから海岸まで彼女を連れてきた。
白の女が持つと言う、拔の力で晶に変えて欲しくて。
死ぬのなら最後に君の顔を見ながら死にたいと思ったから。
けれど使おうと思って使えるものではないと彼女は言う。
身を守る為に使うものだからと。
ならば僕を憎めばいい。
こんなに愛しているのに、愛する君を残して去る僕を。
彼女は信じられなくて、何度も何度も確認した。
悪い冗談なのでは?と。
けれど尋ねながらも気づいていた。
彼から微かに血の香りがする事に。
だから彼女は条件を出した。
私に命を奪えと言うなら、あなたの全てを捧げて…と。
そうして二人は結ばれた。
月夜の海辺で。
初めて感じる愛する人の熱。
けれどこれは最初で最後。
あの夜を境に死菫城から主が消えた。
客の間には、主は旅に出ていると言われていた。
彼女はと言えば、月のものがもう何ヶ月か来ていない…と千茅に指摘されていた。
咄嗟に腹部に触れてみる。
あぁ、ここに彼の子が宿っているのだと。
天女島に帰ろうと思って。
三人で帰るの。
そう千茅に告げた彼女は、夫を得たので夫と子供と三人で帰りたいと言う。
そんな彼女に千茅は、女手は必要でしょうから…と同行を申し入れた。
そうして彼女は千茅も連れて島に帰る事を決意した。
お腹の子供と、そして愛おしい紫色の晶を手に。
私を残して去ったあの人は、憎くて憎くて大嫌い。
けれど誰よりも愛おしい。
だから決めたのだ。
もう決して離さないと。
女王蜂
happyでは刈稲が無実の罪で連行された後、縁が叉梗を呼び、そしてその叉梗を捕らえ珠藍大姉を呼び出す。
そこで二人から姉の死の真相を聞き、二人と共にその真相を背負い生きていくと言う流れ。
ここでは刈稲が攫われる代わりに別の事件が起きて分岐します。
湯屋は終わりだ
叉梗が二人の周りの親しい者を狙うようになり、彼らを追い詰める。
だから彼はもう叉梗や珠藍大姉を手にかけるしかないと思ってしまう。
しかし彼女にはどうしても珠藍大姉が彼の姉を殺すような人に思えなかった。
確かに彼女は珠藍大姉に好かれてはいない。
むしろ憎まれているかも?と思う時もある。
それでも島での女の立場の弱さ、争うすべの無さを憂い、学舎まで作る珠藍大姉だから。
どうしても何か誤解があるように思えてしまう。
その事で前の晩彼と少し話をし、そして彼は頭を冷やすと言っていたのだ。
翌朝彼女が郵便箱を見ると、過去最高の五通もの手紙が。
しかし叉梗の動きを警戒する今、配達は難しい。
現に湯屋の者が手紙を手にした彼女案じて、声を掛けてきたのだ。
「オランピアさま、今は一人で出歩かれるのは危険です」と。
そうして手紙の配達は無理でも、少しでも湯屋の外を歩きたいと思った彼女は、湯屋の男にお願いした。
「少しだけ散歩に付き合って貰えるかしら」と。
そうして彼女が既に彼の奥方に決まったと喜ぶ男と、湯屋の奥方とはどうあるべきか?と話に花を咲かせている時だ。
「湯屋の縁はどこだ!」と軍人が大勢押しかけてくるのが見えた。
「一体何事だ?」
軍人に湯屋の男が尋ねると「もう湯屋は終わりだ。縁は罪人として処刑される」と言うのだ。
そうして彼らを置いて去っていく。
だから彼女は「待ちなさい!どう言うことなの?」と尋ねると、その腕を誰かが掴んだ。
今日の婿候補
彼女の腕を掴んだのは叉梗だった。
そう、この騒動は叉梗の差金だったのだ。
目的はもちろん彼女。
彼を捕らえたい訳ではない。
ただ彼女やその子供、白を剥の為に研究したいだけなのだ。
だから彼は彼女に取引を持ちかける。
「あなたが協力してくれるのなら、縁の処刑を保留にする事が出来ますよ」と。
取引の内容などどうでも良かった。
それがどんな無理難題であろうと、愛する人を救う為なら、飲むつもりだから。
そうして彼は処刑が保留となり、離れ島に幽閉された。
彼のいない今、湯屋の店主の部屋の主は彼女に変わっていた。
そこで彼女は毎日違う『婿候補』と会っていた。
叉梗が送って寄越すのだろう。
そこで彼らと交配するのだ。
叉梗の希望は一人でも多くの白が欲しいと言うもの。
当然白を産める者など、彼女しか居ない。
だから叉梗が満足するまで、様々な男と交わり、子をなさねばならない。
そんな彼女は目の前に佇む本日の婿候補に言う。
「いい?あなたのする事は私を悦ばせる事。それが出来なければ、あなたは死ぬ事になるわ」と。
今地上では噂が広まっていた。
黄泉の湯屋に行けば、あのオランピアの婿になれる…と。
あの神聖なオランピアだ。
当然悪い冗談だと思う者ばかり。
それでも信じて湯屋に向かった者もいた。
しかし友人の話によると、その男は湯屋に行ったきり、戻って来なくなったと言う。
きっと彼女を悦ばせる事が出来なかったのだろう。
そうして彼女は繰り返す。
そんな下らない毎日を。
後どれだけ続くのだろう?
それは叉梗しかわからない。
それでも彼女は信じていた。
いつか彼が解放され、また共に過ごせる日が来ると。
その願いだけが、今の彼女を支えていた。
そうして彼女は女王蜂のごとく、今日も明日も明後日も、様々な男と交わり続ける。
愛する彼に再会するその日まで…。
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