オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」で上村祐翔さん演じるキャラクター、天草四郎時貞のBAD ENDのネタバレ(あらすじ)をまとめました。
キャラクター紹介
※「オランピアソワレ」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは上村祐翔さん。
数年前に天供島に流れ着いたばかりの五人目のマレビト。
死菫城のお湯を痛く気に入っており、ほぼ毎日の様に通っている。
彼女とも黄泉で出会った。
元々彼女を「なんて綺麗な人なんだろう」と思っていた彼は、積極的に声を掛け親しくなる。
手紙の配達を始めた彼女から「この島を変える為にできる事をしているの」と聞き、その思いと行動力に感動し心惹かれる。
緑の長の常穂から「オランピアと婚姻してみては?」との勧めにより、彼女に結婚の申し込みを。
以来デートを重ね、彼女も彼を想うように。
彼女のお相手が彼だと瓦版で広がり、世間からもお祝いを言われるも、彼は自分が彼女に相応しいとは思えずにいた。
優しかった常穂から、「何もなしていないお前は偽物のマレビトだ」となじられらるようになったから。
そうして「偽物ならば処刑せねば」とまで。
追い詰められた彼は、柑南の策略に乗り、道摩殺害を企てるも失敗。
彼を案じ、追いかけてくれた彼女とは、その夜結ばれた。
二人きりの祝言をあげたのだ。
しかしその後、常穂は何者かにより毒殺されかけた。
思い当たるのは柑南。
そうして………。
世界が終わるまでの夢
2種あるBADのうちの一つ「世界が終わるまでの夢」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
ハズシの陳情
色を何よりも尊ぶこの島では、色層を破り結ばれる者はハズシと呼ばれ、極刑となる。
しかし誰が誰を愛しているか、細かく軍が把握出来るはずもない。
故に捕まるキッカケとなるのは、陳情という名の密告によるもの。
それでも密告後すぐに捕まるわけではない。
色層を破る恋は褒められたものではなくとも、清い関係であれば連行されない。
二人が体の関係にあるという、決定的な証拠を掴まれなければ。
柑南の双子の兄である刈稲は、橙に生まれながらも、黄を持って生まれてきた。
故に幼い頃に双子の弟と引き離され、黄の公家に養子に出された。
そんな息子に父は離れ島にある橙の倉庫の鍵を渡してくれた。
そこには様々なものが保管されており、機械いじりや修理が好きな刈稲には憩いの場となった。
その倉庫は代々橙の長のみが、そこの鍵を有する倉庫。
刈稲は特別にと合鍵を譲られたのだ。
沙波との出会いは屋台。
沙波の味に惚れ何度も通ううちに恋仲になった。
当然二人もハズシが禁忌であることは承知していた。
だから初めは清い関係だったのだ。
それでも愛すれば愛する程、人はその人に触れずには居られなくなるもの。
相手が自分の半身で有ればなおさらだ。
分たれた半身と一つになりたいと、本能が求めるのだろう。
そうして刈稲は沙波と結ばれた。
幸い彼には秘密の場所がある。
橙の離れ島にある倉庫だ。
船に乗るときも怪しまれないように、夜に別々の船に乗る。
そうして島の倉庫の地下室で二人を愛を深めていた。
誰も知らない場所。
見つかるはずもない場所。
なのにある日突然軍が押し入ってきた。
橙の長と刈稲以外に鍵を持たない倉庫の中へ。
一体なぜ?
考えられるのは一つだけ。
柑南が刈稲を密告したのだ。
そうして刈稲は黄泉に落とされ、沙波は霊殺により命を落とした。
柑南の策略
だから刈稲はどうしても柑南に会いたかった。
その事を話したかった。
そうして「医療院にある弔いの碑に花を供えたい」と、彼女に柑南宛の手紙を託した。
それが彼女が手紙配達を始めるキッカケとなった。
出来る限り努力をする。
柑南はそんな事を言っていた。
大切な兄だから…と。
しかし本当は兄を憎んでいたのかも知れない。
黄は原色で、橙よりも高い身分。
独色の彼らにとって、原色とは自分たちを差別する存在なのだ。
現に兄の義母には「橙のお前が黄の兄と同じだと思うな」と、手を酷く打ち据えられた事も。
けれど彼女が彼と結ばれた翌日、月黄泉に会いに黄泉を訪れた時、刈稲に声をかけられた。
そうして刈稲は言うのだ。
柑南から昨夜使いがきて、今夜上に行けることになったんだ…と。
柑南は怪しい。
何か企んでいる。
そうは思っても、上に連れ出して貰えると喜んでいる刈稲に、そうとは告げられないまま、刈稲と別れた。
もやもやしながら黄泉から戻り辻馬車を拾った彼女。
悩んでいた彼女は気づかなかった。
その御者が怪しいものだとは。
広場までと頼んだのに、やけに時間が長い。
もう広場を通り過ぎていると思った彼女は、御者に声を掛ける。
すると御者は金欲しさに、彼女を離れ島に連れて行く仕事を受けたと言うのだ。
必死に抵抗した。
馬車の扉を蹴破ろうと。
しかし彼女の力では叶わなかった。
「時貞、時貞助けて」
そう彼の名を呟くも、助けてもらえぬまま、離れ島へと連れて行かれた。
気づいた時には、以前刈稲から聞いた橙の倉庫の地下室にいた。
刈稲が沙波と愛を育んだ場所。
地上へ行ける!
そう喜んだ刈稲は薬で彼女が沙波に見える。
攫われて来た彼女もまた、薬で刈稲が会いたかった彼に見える。
だから体を許したのだ。
だってこの人は愛する彼なのだから。
ずっと愛していた。
酷く求めていた。
けれど彼女は一度も柑南を見てくれなかった。
そうして独色の中から彼を選んだ。
独色ならば柑南でも良かっただろうに。
こんなにも柑南は彼を愛していたのに。
だから橙の子を孕んで貰うまで、兄に彼女を抱かせる。
柑南には出来ない事だから。
それはきっと剥を患い奪われてしまったのだろう。
交配に必要な生殖機能を。
けれど問題ない。
幸い柑南は双子だ。
兄に孕ませて貰えば済む話だ。
そんな歪んだ柑南の愛により、薬を盛られた二人。
とても強いそれに、刈稲も彼女も夢を見ている。
彼女が狂うのが先か、子を孕むのが先か。
それは今は分からない。
ただ彼女は夢の中にいる。
世界が終わるまでの夢。
波間の恋人達
2種あるBADのうちの一つ「波間の恋人達」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
HAPPY ENDでは道摩殺害を企て失敗。
その後道摩屋敷を逃げ出した彼を追いかける彼女。
その後二人きりの祝言を挙げると言う展開。
ここでは道摩殺害に失敗し、彼が逃げ出したあたりで分岐します。
紛い物のマレビト
逃げ出した彼を案じて飛び出した彼女。
しかし彼の行方は分からず、嫌な予感が彼女を支配する。
一人では見つけられないと思った彼女は、コトワリへ。
朱砂を信頼し、彼の起こした事件を話すと、「道摩殿の件は伏せて、コトワリの職員で捜索に当たりましょう」と。
捜索の人出を増やす事が出来た彼女は、けれど必死に彼を探す。
彼と過ごした色々な場所を探した彼女は、黄泉の者たちの晶が投げ入れられている泉を思い出した。
美しい場所だからと、彼が以前案内してくれたから。
するとそこには蹲る彼がいた。
声を掛けると酷く怯えた様子を見せる。
「あなたを捕まえに来た訳じゃないのよ。一緒に帰りましょう」
優しく声を掛けるも、「僕は処刑されるんだ」と言う彼は「帰る場所などない」と言う。
それでも隠れ家に行きましょう…と彼を連れ帰ろうとしたのに。
「見ーつけた」
そこに柑南と薙草が現れた。
そうして「紛い物のマレビトはとうとう何も成せなかったな」と彼を追い詰める。
彼が道摩殺害に現れた時、誰に唆されたのだ?と言っていた道摩。
その時彼女の脳裏にチラリと浮かんだのが、この柑南たちだった。
そしてその予感は的中したようだ。
怯える彼に二人はもう時貞は処刑は免れない…とさらに追い詰めた。
海の向こうへ
『処刑』
その言葉は彼にはとてつもなく重いものだった。
ここに来る前に日本で処刑されたからだ。
首に残る痣、それは彼が打首にされた証。
あの辛く苦しい思いをもう一度するなんて耐えられない。
だから彼は「黙れ!」と叫び、薙草の腕を斬りつけた。
迸る鮮血。
致命傷には見えないものの、刀で人を傷つける行為は、処罰の対象となるだろう。
「僕は薙草を医療院に連れて行くが、これで処刑から益々逃れられなくなったな」
そんなダメ押しの一言に、駆け出した彼。
だから彼女は追いかけた。
辻馬車を拾った二人は、海岸へ向かった。
たどり着いた海岸で「海の向こうに帰ることにするよ」と力なく笑う彼。
しかしここから出られない事は、彼が一番よく知っているはず。
流れ着いたばかりの頃、何度も帰ろうとして失敗したのだから。
そうして彼はポケットから小さな袋を出した。
「これは【緑】で使われる染料で、口に含むと猛毒になるんだ」と。
そう、彼は「帰る」と口にはしているが、海で死ぬ気だった。
世界よりも何よりも
「じゃあ、僕は帰るから。お姉さんも元気でね」
力なく笑う彼の腕を彼女は力強く掴んだ。
「私も一緒に行くわ」と。
驚く彼に「私も海の向こうに行ってみたいの」と。
たった一人の白。
彼女がいなくなれば、誰も太陽を守れない。
きっと世界は終わるだろう。
それでも、世界よりも何よりも、彼女には彼が大切だった。
とても一人に出来なかった。
「本当は一人は寂しいと思ってたんだ」
彼女の言葉にそう答えた彼と共に海の向こうを目指した。
波間を漂う二人は、未来の事を考える。
目指すは日本だ。
そこで祝言を挙げようと。
幸せな夢の中、波間を漂う恋人達。
彼女を喪った世界は、きっと終焉を迎えるだろう。
けれど二人は終わらない夢の中、ずっと一緒に漂い続ける。
どこまでもどこまでも。
Happy End
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