KOEIさんのNintendo Switch用ソフト「遙かなる時空の中で7」で四反田マイケルさん演じるキャラクター、阿国の感想とネタバレをまとめました。
キャラクター紹介
※「遙かなる時空の中で7」はコーエーテクモゲームスの作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは四反田マイケルさん。
天の玄武。
女性も見惚れる美しい女装姿で艶やかに舞う芸能者。
社交的な性格で、姉のように主人公とも接してくれた人。
重い使命を背負う主人公にも、初めから優しくしてくれた。
女同士のような親しさを見せていた二人だったが、彼の隠していた部分を知った事をキッカケに絆を深める。
感想
阿国の感想をいくつかの項目に分けてまとめました。
ビジュアルについて
完全にお姉さんでした。
なのでお姉さんになつく気分でプレイ出来ました。
ただ、お姉さんとして慕っちゃったキャラさんって、最終的に男が見えると萎えてしまう所があります(笑)
ずっとお姉さんとしてそばに居たかったな…と。
恋人として
設定が本当に素敵でした。
これは結ばれて欲しい!という設定でした。
だから二人が結ばれた事はとても嬉しい。
ただ自分の感情としては、やっぱり頼れる姉みたいなポジションの阿国のそばに居たかったかもしれません。
だから私個人としては恋人よりも、仲間としての彼の方が好きかな?と思います。
仲間として
とてもいい人でした。
色々と気にかけてくれるし、なかなか人に懐かない感じの大和まで「阿国ちゃん」とか言ってましたし(笑)
みんなのお姉さんみたいな感じの人でした。
仲間のみんなに目を配り、気を配ってくれる感じの視野の広い感じのイメージです。
あまり戦うことに積極的ではなかったりしましたが、そんな時でも精神的にすごく支えになってくれる存在でしたね。
仲間としても大好きです。
最後に…
とても素敵な設定でした。
そんな事考えてもみなかったよ!と、出会ったばかりの頃は、そんな展開微塵もよぎりませんでした。
設定的にも、主人公と阿国には結ばれて欲しい感じだったんですよね。
だから二人が結ばれた事は大変満足です。
それでも私はお姉さんみたいな阿国が本当に好きだったので、ずっとそのままの彼が良かったな…という思いも捨てきれないんですよね。
そういう意味では、エンドの展開は私好みではあるのかもしれません。
幸村の時に特殊さを生かした2種類のエンド…という話をしましたが、阿国に関しても阿国バージョンエンドと、正体を明かした方の彼バージョンとあっても面白いかもしれません。
前半すごく好きだったし、設定も良かったんです。
でもやっぱりそこまで好きになれなかったのは、泣き虫さんなイメージが強かったからかな?
大変だったと思います。
苦労されたと思います。
それてももっと芯が強い様子が見えるタイプの人の方が好きかな?と。
だからそういう意味も含めて、阿国の時ははつらつとしていて芯が強そうな印象なので、阿国の時の方が好きって思ってしまうのかもしれません。
そして設定が本当に素敵で、設定にときめき過ぎてしまって。
結局展開が私のその時のときめきに追いつかなかった感じです(笑)
設定に心が震えすぎてしまって(笑)
これもまたHSPの悪いクセといいますか、なにか好みのものに出会うと大げさなくらい感動してしまうのですよね。
…と、まとめとる「とにかく設定が好き」という結論に(笑)
ネタバレ(あらすじ)
君という存在は、私にとっての星明かりのようなものだ。
心を照らす力になってくれる。
君と共に居れば、私にかけられた呪いも、いつか消える…と信じられる。
許婚
自分の世界を怨霊から守るため、異世界へとやって来た彼女は、白龍の神子で織田の姫。
現在は岐阜の甥の元で暮らしていた。
まだ彼女がこの世界にいた頃から、甥の秀信…当時の三法師とはよく共に遊んでいた。
そんな昔を秀信と共に思い出し語らっていた時、話は金平糖から彼女の許婚の話に。
現代へと時空を超えた彼女は、五月の両親の計らいで辛い記憶を封じられた。
その為、こちらに戻っては来たものの、全てを覚えている訳ではなかった。
そこで突如現れた許婚という単語に驚いた彼女だったが、すぐにその彼のことを思い出した。
彼は明智光秀の息子で、明智光慶。
とても優しい男の子だった。
けれどそんな彼ら一族は、坂本城で皆殺しにされた。
そう、明智光秀は彼女の父信長を死に追いやった張本人。
言わば許婚だった光慶も、今では仇の息子なのだ。
しかし何故だろう?
彼女は現代で育ったからだろうか?
光慶に対し、憎しみや恨みといった感情を全く抱いていない。
そどろこか、坂本城で皆殺しと聞いても、心のどこかで願ってしまうのだ。
どこかで生きていてくれないだろうか?と。
彼女と光慶が許婚だと知った阿国は言う。
親同士が仇となれば、その子供達も不幸だと。
けれど彼女はそうは思えなかった。
光慶の父が自分の父の命を奪ったのだとしても、それは父親のした事。
その事と光慶は関係ないと。
だからどこかで無事を祈ってしまうし、会いたいとも思っていた。
明智の呪い
本能寺の変の後、明智一族は坂本城で皆命を落としたとされていたが、実際は少し違っていた。
生き延びた者がいるのだ。
それが彼女の許婚の光慶だ。
そして現在は女装をして阿国と名乗り舞を披露し、八葉の一人として彼女を守るその人だ。
坂本城で一族皆が亡くなったあの日、燃え盛る城から彼一人が家臣により連れ出された。
行く先々で彼を守るために家臣達は命を落とした。
そうして皆が彼に言うのだ、明智の再興を!と。
一族、そして多くの家臣達の明智再興の願いを背負わされ、沢山の犠牲のもとに生き残った彼。
だから未だにあの光景が目に焼き付いて離れない。
燃え盛る城で多くの者が命を落とし、皆呪いのように「明智の再興を!」と言う光景が。
そうして生かされた命だ。
当然彼とて皆の期待に応えようとした。
だから親戚を頼り、足利学校にも通った。
しかし謀反を起こした明智に対し、世間の対応はあまりにも酷かった。
そうして彼は名前を変えて生きる事となったのだ。
だから舞を覚え、女装をするように。
そうすれば正体を隠しやすいと言う利点があったからだ。
そうして阿国として生きる彼だったが、毎夜悪夢に魘される。
坂本城でのあの瞬間を何度も何度も夢に見る。
皆に期待を託され、命を繋げてもらったのに、弱い自分は何も出来ない。
何故私だけが生き延びてしまったのか?
こんなにも弱い私が。
彼はそう自分を責める。
明智の名に縛られ、自分を責める事をやめられない。
それは彼自身が自らに掛けた呪いなのかもしれない。
許婚との再会
家康の助言に従い、この世界の龍脈を整える為と、彼女は八葉を伴い富士の峰へ。
彼女が龍脈を整える事を良しとしない者による、呪詛の妨害に遭いながらも、皆と力を合わせ、無事に龍脈を正すことに成功した彼女は、彼と共に岐阜の秀信の元に。
神子としての使命を果たしたものの、龍脈を正した反動による現象が原因で、彼女達が現代に帰るための道が閉ざされてしまったからだ。
神子としての使命を終えたと安堵していた彼女。
しかしある日そんな彼女のもとに、大阪のつばきから連絡が入った。
龍脈を正したハズなのに、大阪に怨霊が大量に発生しているとの事だった。
急ぎ大阪に向かった彼女達は、怨霊を浄化。
けれど怨霊が現れた原因が分からない。
龍脈が正された今、怨霊が現れる理由はないからだ。
結局根本的解決には至らなかった。
そんな時、つばきの元に、細川の奥方から舞手を探して欲しいとの依頼が。
その依頼をぜひ彼に任せたいと言うのだ。
細谷の奥方は彼の姉のガラシャだ。
いくら女装しているとは言え、実の姉の前で舞えば気づかれてしまうだろう。
だから断りたかったのに、彼女が何故か大変乗り気で、自分も手伝うからと強く押され、彼は渋々了承する事に。
彼の舞は大変好評で無事に役目を終えたと思ったが、結局姉には正体を知られてしまった。
姉に会いたくなかった訳ではない。
ただ明智再興も果たせぬまま生きている自分を見られたくなかったのだ。
だからだろうか?
より自分を責める思いが彼の中で強くなり、彼は細川邸に行って以来、さらに夢見が悪くなってしまった。
ある日、彼女が彼を呼びに部屋を訪れると、眠っていた彼が泣いているのを見てしまった。
あまりに苦しそうに「ごめんなさい…」と呟く彼。
だから辛くなり、彼女は彼の手を握った。
そうして、彼の辛さを癒したいと願った時、辺りが光り、彼女は彼の夢の中へ。
そこは燃え盛る坂本城の中で、幼い彼が一族に家臣達に明智再興を託され、逃がされる日の夢だった。
皆を助けられない事、自分の命のために家臣が命を落とす事。
そんな辛さが幼い彼に重くのしかかる。
泣く事しか、謝る事しか出来ない幼い彼が夢の中にいたのだ。
あぁ、やっぱり光慶さんは生きていた。
ずっと近くにいてくれた。
彼の夢の中で、彼女をその事を知り、夢に囚われた彼を救いたいと強く思った。
自由に生きていい
関ヶ原の戦いが近づき、東軍西軍ともに動きが。
五月に至っては岐阜城に軍配者として呼ばれたりもした。
そんな中、彼の姉のガラシャのいる細川邸でも新たな動きが起きていた。
三成が戦に備え、細谷の妻のガラシャを人質にしようとやってきたのだ。
細川方ではその動きを既に予測しており、万が一人質にされるような事があれば、その前に自害するよう夫に言いつけられていた。
そうしてそれが戦国の世の妻の務めと、ガラシャ本人も自害を受け入れていた。
しかし侍女は違った。
どうしてもガラシャを助けたかった。
だから侍女は彼と彼女を訪ね、奥方様を助けて下さいと頼むのだ。
姉のことは当然助けたい。
けれど不可能だと諦めていた彼。
しかし彼女は違った。
ガラシャを助けたいと言うのだ。
そうして彼女と、大和や武蔵の協力のもと、無事にガラシャ救出に成功した。
しかし当のガラシャは、死なせて欲しかったと嘆いた。
ガラシャは明智の娘。
父親の謀反で明智に対する風当たりが強くなった時も、夫が細川の家がガラシャを守ってくれたのだ。
だから恩を仇で返すような事をしたくなかった。
けれどそれでも生きていて欲しいと言う弟の言葉に、明智の家に細谷の家に縛られる必要はないと言う弟の言葉に、生きる事を決意。
弟が自由に生きていいと教えてくれたから。
だから生きて、無事に生き延びて、また夫と話せばいいと思えるように。
そう姉を説得出来たのも彼女が居てくれたから。
弱い自分でも、明智再興を果たせない自分でも、生きていてくれて嬉しい…と彼女が受け入れてくれたから。
しかし、彼女達がガラシャを救出する際、怨霊に邪魔されていた。
そしてそこには呪符があった。
そう、怨霊は龍脈の乱れとは関係なく、何者かの手で呼び出されていた事が分かった。
一体誰が何のためにそんな事をしているのだろう?
そんな疑問が彼女たちの中に残ったのだった。
二人の希望の未来
呪符で怨霊が呼び出されている。
その事実を知った彼女達は、真相を突き止めようと調査。
すると怨霊の発生地は移動している事に気づいた。
そうして武蔵の偵察により、怪しい祭壇が発見されたのだ。
岐阜城へと向かいながら、彼女と彼、そして大和と武蔵の四人で祭壇を確認に。
しかし武蔵は戦に備え、黒田へ帰ることになってしまった。
武蔵と別れ三人となった彼女達は、大和が岐阜城へ戻り祭壇の報告をする事になり、彼女と彼との二人で祭壇の様子を見に行くことに。
すると祭壇には三成の側近の平島義近が。
呪符を使い怨霊を呼び出していたのは、義近だったのだ。
今でこそ陰陽の術を極め、三成の元にいる義近だが、ただ世を混乱させる戦を起こしたいと三成の元にいた。
義近の目的は足利のお家再興だった。
義近は足利将軍家の血を引くものだったから。
きっと彼と同じように、義近もまた足利の家に縛られているのだろう。
義近が祭壇まで用意したのは、とっておきの怨霊を呼び出すためだった。
それは彼の父光秀の怨霊だ。
信長を討ち、しかしすぐ自らも討たれた光秀は、相当の恨みを持ってこの世を去った事だろう。
義近はその恨みの念を利用し、呪符で彼の父を操った。
対峙した怨霊が自分の父である事で動揺もしたし、怨霊となった父の言葉に惑わされたりもした。
けれどもう彼は弱い光慶ではない。
阿国として自由に生きる強さを手に入れたのだ。
なによりその自由な翼をくれた、最愛の人が隣で共に戦ってくれる。
負けるわけなどない。
そうして彼女と共に力を合わせ、怨霊を浄化。
無事怨霊騒動を解決したのだった。
その後関ヶ原の戦いが幕を閉じ、五月の采配で織田家は大名として残れることになった。
けれど彼女は織田に留まらなかった。
かつての許婚とともに、各地を回ることにしたのだ。
舞い手として生きると決めた彼を支えながら。
もう彼女は織田に縛られる事も、神子の使命に縛られる事もない。
そして彼も明智に縛られる事も、八葉の使命に縛られる事もない。
自由を手にした二人は日の本各地を回り、素敵な舞を届け、多くの人を笑顔にする事だろう。
それが自由を手にした二人が、自由に選び取った道。
二人の希望の未来だから。
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