幻奏喫茶アンシャンテ【凛堂香】

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キャラクター紹介


※「幻奏喫茶アンシャンテ 」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。

CVは諏訪部順一さん。
政府機関である超常事象対策機関(GPM)に所属。
現在はアンシャンテの人外ズの監視役の任務に携わっている。
実際は監視とは名ばかりで、人外ズと共にアンシャンテでの時間を楽しんでいる。

妹を亡くしていて、友人の御門はその妹の恋人だった。
人外絡みで妹を失った事が、彼の人外に対する考えの元となっているようだ。

アンシャンテの常連の中で唯一の人間である事から、同じ人間である彼女を気遣っている。
生前の草庵にも、孫娘の事を頼まれていた。

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感想

すごく泣けました。
本当に感動しました。

ただ残念な事に感動の中心がどうしても私の中では、凛堂さんではなく雫さん✕御門さんになってしまいました。
なのですごく泣ける素敵なシナリオで、やって良かったのですが、泣いた割にそこまで凛堂さん大好きという結果にはならなかったのです。

それでも人間なので、ラスボス級人外ズに比べるとどうしたって非力じゃないですか?
それでも必死に戦ってくれる姿はカッコよかったです!
中年とかからかわれる彼ですが、人間の中では相当強い人なんだと思います。

そして感動の中心となった御門さん。
強烈な人で「なんなのこの人?」と思いましたが、すごく素敵な人だと思えました。
本当に雫さんを愛しているんだなと伝わったから。
このシナリオをプレイするまで、くーちゃんの意味が分からなかったんです。
御門さんを変人に見せるアイテムだと思っていました。
でも、そんな深い話がくーちゃんに隠されているとは思ってもみなかったです。
そんな素敵なシナリオにも、拍手を贈りたいです。

凛堂さんの結末には、賛否両論あるかな?と言う印象。
私はそんな中、むしろそのエンド最高!って思いました。
多分本人にとっても複雑な結末だと思うのです。
そして彼の心を理解している彼女にとっても。
それでもきっと乗り越えて、2人だけの幸せのカタチを見つけてくれるんじゃないかと思います。

素敵でした!
ありがとうございます。

ネタバレ(あらすじ)

君が描いた前向きな未来が、少しでも僕らの元に訪れる事を信じると約束する事は出来る。
こんな歪な僕の手でも、君は手を繋いでくれるかな?

優しい時間

GPMに所属する彼の15離れた妹の雫もまた、兄の後を追うようにGPMの一員となった。
研究員として働く雫は、人外の生命力を人間の医療に活かす研究をしていた。

あの生命力を医療に活かす事が出来れば、今まで治すことの出来なかった病も、治せるかも知れない。
多くの人を救う事が出来るかも知れない。

そう願って。

優しい妹だった。
真面目な妹だった。
兄同様仕事人間で、仕事に没頭していた雫だったが、けれど私生活も充実させていた。
兄の知らぬ間に、同じ研究員として働く御門彰の恋人になっていたのだから。

かなり変人であるものの、紛れもない天才で気のいい奴だと知っていた彼は、御門も含めよく三人で過ごしていた。
妹と友人と三人で過ごす時間はとても優しい時間だった。
だからずっとそんな時間が続くと思っていた。
いつか友人は義理の弟になるとしても、変わる事なく優しい時間が三人の間に流れると。

けれどある日事故が起こった。
その事故が、三人の優しい時間を奪っていったのだ。

くーちゃんの正体

優しい時間を奪った事故。
それは雫が功を焦って引き起こしたもので、その事故が原因で雫は第三種人外となってしまった。

GPMでは人外を3つに区分していた。
中でも第三種人外は、対話が不可能で人に害を与える危険な存在。
見つけたら即排除対象となるものだ。

そんな第三種人外となった雫は、次々とGPMの職員を襲いその命を奪った。
討伐には当然職員である彼も参加し、仲間が次々と負傷する中、傷を負いながらも妹を追い詰めた。
しかしあとは仕留めるだけ…という所に御門が現れた。
そうして御門は懇願した。
自分の開発した薬で雫の活動を停止させるから、どうか命だけは奪わないで欲しい…と。

そうして御門の薬により、凶暴な第三種人外だった雫は、第二種人外となった。
今は殆どの時間ぬいぐるみのように眠り、時折人の血を欲する。
だから雫が血を欲した時には、御門が自らの血を与える事で満足させ、その後また眠りに就く。
そうして物言わぬぬいぐるみのくーちゃんとして、御門がいつも連れ歩いていた。

くーちゃんが第二種人外である事を知る者はごく僅かだ。
御門と彼の他は上層部の者だけ。
だからGPMのその他の職員は、御門を天才と知りつつも変人だと認識していた。

彼女も初めは変人だと思っていた。
くーちゃんを恋人だと言い、プレゼント探しの協力までさせられた時には、気の毒な人だとも思った。
そして御門の恋人の話を彼に振った時には、深入りしない方がいいと言われたのだった。
その時には何も知らなかった。
そんな事実が隠されているなんて。

けれど選んだプレゼントを渡す所を見て欲しいと御門に言われ、くーちゃんに手渡して一人で楽しそうに話して居るのを見て、くーちゃんが御門の恋人だと知った。
その直後、ぬいぐるみだと思っていたくーちゃんが目を開けたのを彼女が見たとき、「食事の時間だね」と御門がくーちゃんに自らの血を吸わせるのを見て、初めて知ったのだ。
くーちゃんがぬいぐるみではなく、人外なのだと。

その後、彼にくーちゃんが人間から人外になった事、御門の恋人で彼の妹の雫がそのくーちゃんなのだと言う事を知らされたのだ。

それでも御門は愛していた。
生きていてくれるだけで幸せだと。

第二開発課

天才である御門は、GPMに貢献してきた。
本人は人外となった恋人を元に戻す為の研究をしているのだが、その副産物として生まれた発明は、GPMに役立っていたから。

そう、御門には雫が全てだった。
だから必死に研究していた。
出世になど興味はなかった。
けれどある日第二開発課への昇進の話が。
初めはいつものように興味がないと思っていたが、気づいたのだ。
昇進すれば出来る事が増え、権限が増える。
雫を人間に戻す研究が進むかも知れない
…と。

そうして御門は第二開発課へと移動。
そしてそこでGPMの闇に触れた。

第二開発課では、人間を人外にして人外の力を人間に取り込む研究をしていたのだ。
雫のような人の為の研究ではない。
ただの人間の欲の為の研究だ。

そんな第二開発課の資料室へと案内された時、食事の時以外は目覚めないくーちゃんが目を覚ました。
御門はくーちゃんの視線を追い、その先にある資料を手にしてみると、人外化サンプルと書かれていた。
そしてそこには今まで人外化の被験体となった人々のデータが記されていた。

中を覗くとサンプルになった人は、第三種人外を匿い瀕死の重傷を負った一般人や、不正を働いたGOM職員が名を連ねていた。
そして御門は見つけてしまったのだ。
その中に雫のものと思われるデータを。

研究員Rとされるその被験体は、無断で第二開発課の資料を持ち出し告発しようとした為、口封じに被験体とされた。
現在は第一開発課課長御門彰の元、経過観察中と記されていた。

そう、その被験体となった研究員Rは御門の恋人凛堂雫だ。
表向きは雫は加害者で実験の失敗で人外化したとされていたが、全てはGPMが仕組んだ事だったのだ。

もう彼は目覚めない

雫の人外化の事実を知り憤った御門は、なんとしても雫を人間に戻そうと行動を起こした。
もうなりふり構ってなどいられない。
こんな理不尽に恋人を奪われたのだ、どんなに非人道的な手段だろうと構わないと思ったのだ。

そうして御門とくーちゃんは、GPMの職員を取り込み始めた。
人間の生命力を取り込めば取り込むほど、くーちゃんは少しずつ人へと近づいていくようだった。
その証拠に言葉も発するようになったのだ。

御門がそんな暴挙に出た事で、彼女とデート中だった彼の元に部下から連絡が。
凛堂課長助けて下さい」と。
その声と銃声の後、何も聞こえなくなり、緊急事態だと慌てて二人でGPM本部へ。
危険を考え彼女は車で彼を待つことに。
その間アンシャンテに連絡を入れ、イルとカヌスが助けに来てくれる事になっていた。

しかし本部内に入った彼は、元くーちゃんだった人外に襲われ瀕死の重傷を負ってしまった。
イルが探索により彼を見つけ、ビルから連れ出してくれたものの、呪詛がかけられているからと、彼女には近づくことを許してくれない。
その後アンシャンテでイルとミシェルの術と魔法により、彼女も近づけるようにはなったものの、彼の容態は思わしくなかった。

しばらくして一度目を覚まし、彼女を安心させてくれたものの、ミシェルによると呪詛の元を断たない限りどうしようもないと。
そして彼の体はもって2日だろうと言われてしまった。

優しいけれどどこか壁を作って、他者を近づけない彼。
そこには妹を人外にしてしまった深い悲しみがあった。
仕事ばかりで自分のことはいつも後回しだった彼を、祖父の草庵も案じていたし、彼女も案じていた。
そうして雫の事を知ったのをキッカケに、二人はとても近づいたのに。
互いを想い始めていたのに。
もう彼は目覚めない。

人外化促進薬

絶望している彼女の元に御門から連絡が入った。
凛堂を助けるために二人きりで会いたいと。
御門が安全とは言い切れない状況の中、それでも御門の声の真剣さに彼女は一人で約束の場所へ。
するとそこで御門から薬を渡されたのだ。
飲めば人外になると言う薬を。

妹を人外にしてしまった事を悔いている彼。
人外と人は違うと、人としての普通の幸せを見つけて欲しいと彼女に言い続けて来た彼。
だから受け入れがたい話だった。
けれど御門は言うのだ。
飲まなければ凛堂は助からないと。

そうして御門から薬を預かった彼女は、アンシャンテのメンバーとも相談。
色々な意見が出る中、彼に生きろと言われたお礼をまだ言えてないから、どんな形でも生きていて欲しいと言った狩也。
狩也は人間として育ったが、祖先に妖精の血があったため妖精の性質を色濃く受け継いでしまった少年だ。
そんな狩也を救ったのは彼だった。

狩也の一言を受け、これは自分のわがままで彼が望まないと知りつつ、彼女は薬を使い彼を人外にしてしまった。
だって生きていて欲しかったから。
例えそれが今までの彼と違う存在になったとしても。

そうして彼の命は助かった。
人外となった今も、外見はそう大きくは変わらない。
手の形が変わり、今までと勝手が違ったり、半身に黒い液体のようなものが巻きつき、その影響か半分の髪が白銀になっているなど、目立つ特徴はあるものの、人間だった頃の彼の特性は分かりやすく残っていた。
そして幸いだったのは、理性をなくす事なく人外へと変化した事。

御門の話では、理性を失い第三種人外となる可能性もあったようだ。
それをしっかり繋ぎ止めたのが、彼にとっての彼女の存在だったのだ。

御門の死

彼が人外として生まれ変わり、偶然彼がカヌスに「人外になんてなりたくなかった!」と心情を吐露しているのを聞いた事で、彼との距離を図りかねた彼女。
けれど彼女が、自分を恐れ彼女に近づかないよう一歩引いた彼へと近づいた。
逃がさないと彼を捕まえ、好きだ付き合いたいと告げたのだ。

人間と人外、挙げたらキリがない程にその違いはあるのかも知れない。
けれどミシェルの言うように、殆ど違いなどないのかもしれない。
少なくとも彼女にとっては、大きな違いはないのだろう。
人外だろうと人間だろうと、彼は彼なのだから。

そんな彼女の頑張りもあり、二人は良好な関係を再び築きつつあった。
そんな時、新宿で事件が起こった。
犯人は御門たちだ。
GPMを中心に、赤黒い影が新宿を覆い始めたのだ。
その影に人が触れれば、彼の時のように生命力を奪う呪詛となり、人は命を落としてしまう。
アンシャンテのイグニスやカヌスのような力自慢でさえ、触れた瞬間に生命力を奪われる程だ。

その影は人々の生命力を奪い、それを雫が糧として人へ戻ろうとしていた。
けれど後どれ程の人の命が必要なのか分からない。
そもそもほんとうに人に戻れるのかも分からない。

けれど御門は彼女と彼に協力を仰いだ。
彼の人外化に使用した薬は、元から第二開発課にあったものに、雫の血液をベースとして御門自ら改良を加えたもの。
故に雫が人間へと戻る為に人の命が必要ならば、彼も同じ方法で人間に戻れる可能性があるという事なのだ。

けれど彼らはそれを突っぱねた。
そんな方法で人間になる事を彼女は喜ばない…とハッキリ告げたのは彼だった。

そうして彼は妹と戦い人々を救った。
彼はずっと悔いていたのだ。
妹を追い詰めたあの日、あの場で妹を見逃してしまった事を。
そうして御門もまた死の間際の雫による一撃が元で命を落とした。

死の直前、御門は言っていた。
彼女を人間に戻す方法ばかりを考えていた僕が、一番彼女が人外になった事を受け入れられていなかった。
彼女と一緒にいたいのなら、僕が人外になるべきだったんだ
…と、瀕死の状態で人外化促進薬を飲んでいた。
瀕死の状態の人間が飲んだところで、その効果は得られない。
けれど御門の心は救われたようだった。
雫、これでもうずっと一緒だ」と嬉しそうに呟いたから。

これからの二人

御門の死後、彼はGPMに今回の出来事を報告する際、二人の名誉の為に少しだけ事実を隠蔽した。
第二開発課が無理矢理くーちゃんを実験に使おうとし、身の危険を感じたくーちゃんは暴れ出した。
くーちゃんを討伐しようとした際に命に関わる大怪我を負い、彼は御門の薬で人外化し一命をとりとめた。
御門はくーちゃんを討伐する際に殉職した…と言うような内容だ。

その後GPMからは残って欲しいと頼まれたが、人外があのビルを歩いていたら、実験材料が歩いてるようなものだから…と、彼は戻る気は無い様子だ。
これからの事は何も決まっていない。
だから今は彼女と共にアンシャンテの仕事をしている彼。

いずれはどう生きていくか決めなければならない。
けれどまだ人外としての人生は始まったばかり。
これからゆっくり考えても遅くはないだろう。
それにもしかしたら、ミシェルたちが彼が人に戻る方法を見つける事もあるかも知れない。

そんな不確かな未来しかない中、彼は1つだけ自分で決断した事があった。
それは彼女の恋人になる事
人外となり、彼女を傷つけてしまうかもと思ったこともあった。
人間らしい普通の幸せから彼女を遠ざけるなら、離れた方が…と考えた事もあった。
けれど彼女がそんな彼を離さないと、一歩踏み出してくれたから。
だから決められたのだ。
自分の望む未来を。

先の事は誰にも予測出来ないけれど、二人の進むその先には、明るい未来が待っている事だろう。

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