戦場の円舞曲【ラスティン】

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戦場の円舞曲 - PS Vita

オトメイトさんのPSVita用ソフト「戦場の円舞曲」で加藤和樹さん演じるキャラクター、ラスティンの感想とネタバレをまとめました。

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キャラクター紹介

CVは加藤和樹さん。
ヴァイアザールという国の第二王子。

兄が王位を継ぎ、魔法で武力を補強している国なので、自分がニルヴァーナで学び、武将になり兄の右腕として支えたい…と願っているような、兄思いの人。

チャラチャラして、いつも好き勝手やってるようで、その実いつも人のために動いているような優しい人。

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感想

彼のルートでは、学校の軍として出撃というよりも、彼の「夜遊び」にまつわる事が多く、アベルとはまた違った感じでとても楽しめました。

ラスティン本人は、女の子には優しい人なので、どこまでが冗談なのか分からない感じかな?と思いきや、向けてくれる想いがわかりやすくてとっても良かったです。

アベルが凄く良かったので、それ以上はないだろ…と油断していましたが、とんでもない!
ものすごい良かったですし、大変好みでした。

ニルヴァーナの授業なんかでは、結構やる気なさげに見える彼ですが、実際とても頼りになるし、街でも色々な人たちに慕われてる所も素敵でしたし、兄の為に夜遊びして自分の評判を落とそうとしてる所とか、そんな兄思いな所も凄く良かったですね。

好きになったらとても大切にしてくれるし、結構分かりやすくヤキモチも妬いてくれるし、キスしたり離れたり…と何度も動きのあるスチルのイベントに、悲鳴をあげる程悶ました。

そして彼のルートだと、魔剣に頼らずともヒロインが着実にレベルアップしてる様子が見えて、それをラスティンに認めてもらえた所なんかも、凄く嬉しかったですね。

加藤さん、イケメン戦国とホタルノヒカリ以外で、ご縁を頂いたの初めてでしたが、素敵なお声でした!
凄くラスティンにあっていて、良かったと思います。
加藤さん、素敵すぎるラスティンをありがとうございました。
ときめきました!

ネタバレ

ヴァイアザールの現王には、二人の息子がいた。
兄は母親に似て、寡黙で読書好き、弟は父親に似て、社交的で人を惹きつける。

そんな二人だったので、王位は長男が継ぐハズが、ラスティンが16歳になった頃、大臣たちが動き出した。
彼を王位に据えようと。

とても仲の良かった兄弟。
けれど、華やかで人を惹きつけて止まない弟を見ているうちに、自分にない彼のそれが王に相応しい…と、そう思うようになった兄は、ふさぎ込みがちになってしまった。

だから彼は逃げ出した。
自分があそこから居なくなれば、兄が楽になるだろうと。

そうしてやってきたニルヴァーナで、彼は大好きな兄の役に立ちたいと、本気で武将を目指そうと思っていた。

そうして少しでも兄の評判をよくする為、大臣たちに自分の事を諦めさせる為と、彼は夜な夜な寮を抜けだしては夜遊びをしていた。

そんなある夜の事、行きつけだった緑の滴亭の主に、自警団を作る話を持ちかけれられた彼。
丁度退屈していた所だし…とふたつ返事でOKした。
だって、彼は好き勝手やってそうに見えて、いつだって人の為に行動してしまう人だから。
だから自分が誰かに役に立てる事が、ただ嬉しかったのだ。

そうして街の治安を守る為に結成された「暁の鷹」。
腕に自信のあるゴロツキばかりの集団なのに、彼の持つ統率力により、見事にまとまり素晴らしい組織に。
現在では50人程で深夜に活動している。

ある日、緑の滴亭の主の計らいで、彼女に彼の裏の仕事がバレてしまい、以前、彼らに助けられた事のある彼女は、その活動に痛く感動し、無理を言って、女子禁制のその集団に男装して参加させてもらう事に。

そんな風に互いの距離を縮めて行った二人だが、弟を羨み妬む心が産んだ闇にディモスが入り込んでしまったラスティンの兄ヴァルディアは、ついに彼の友人に手を出してしまったのだ。

魔剣つきである彼女と、歴史を研究する傍ら、魔剣の研究もしていた歴史学者の恋人ユリアナを拉致。
たまたま攫われる所を暁の鷹のメンバーのソロンが見ていた為、すぐに彼らにより救出されたが、それが原因で彼の国ヴァイアザールは微妙な立場に追い込まれた。

自分があそこから消えれば、兄は楽になると思ったのに。

そんな事をする程に兄を追い詰めて、更には自分がこの世に存在している事まで疎まれていた事に、大きなショックを受ける彼。

けれど、彼女は見ていた。
自分たちが攫われるときに見えた黒い煙を。
だから彼に伝えたのだ。

お兄さんはきっとディモスに操られているんじゃない?…と。

そうしてヴァイアザールに一番近いアスールが、ヴァイアザールとの戦闘に備え始めた頃、彼は決断した。

もう逃げている場合じゃない。
兄を説得して、それでダメなら彼を討ち、自分が王位を継ぐ
…と。

そうしてニルヴァーナの軍ではなく、自分たちの仲間である暁の鷹と、そしてニルヴァーナの友人たち数名を加えた軍で、兄の居る離宮を訪れた。

そこで兄と戦い、彼女の魔剣の力により、彼の中に入り込んだディモスを浄化する事に成功した。

その後、彼の父と兄から手紙が届き、兄は僧侶になる事を希望し、王位継承権を破棄し、現王が退位した後には、彼に王位を継承して欲しい…と書かれていた。

元々全く王位になんて興味の無かった彼。
けれど、今回の事、そしてニルヴァーナに来て、キオラ女王を始めとした色々な王様に触れた事で、王位に対する考え方が変わっていた。
今では王位を継いで平和な国を創りたいと思えるまでに。

兄からは手紙の最後に彼女への感謝の言葉も綴られていた。

兄弟が分かり合えるように…という彼女の願いは、無事に兄のヴァルディアにも届いたのだ。

現王はまだまだ現役だからすぐにではない。
けれど、いずれニルヴァーナを出て国を継ぐ事になる彼。
その時には、彼女を連れて帰るんだとか。
そうして王妃として迎えて、彼女と共に国を治める。

貴族でも王族でもない彼女。
それでも彼は彼女でないとダメだという。
だって、他の誰でもない、彼が彼自身で見つけた大切な人だから。

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