戦場の円舞曲【パシュ】

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戦場の円舞曲 - PS Vita

オトメイトさんのPSVita用ソフト「戦場の円舞曲」で石川界人さん演じるキャラクター、パシュの感想とネタバレをまとめました。

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キャラクター紹介

CVは石川界人さん。
ダグロードの国王イルダスの弟、エヴァス様の息子。

小さい頃から、彼が鬼婆と呼んでいるダグロードの女性副将のイグニスにしごかれたせいで、女性不信な彼。

所が彼女とは、最初から普通に話せたりしたお陰で、すぐに親しくなった。

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感想

明るく元気な男の子で、普段なら一番好きなタイプで、きっとパシュが一番だろうと思っていましたが、いつものように、今回も戦場と言う危険な場に行くからでしょうか?
頼りになる頭のいい人の方が良かったようです(笑)

途中、本当になんておバカさんなの!?みたいな行動とかあって、絶対無理!って思った瞬間もありました。
けれど、その後の感動の展開に、大満足させて頂きました。

彼個人が好きで感動したと言うよりは、シナリオに泣かされた感はありますが、後半彼も頑張ってくれて、私の中での好感度はぐっと上がりました!

落ち込んだ後、立ち直るまでに時間がかかり、ちょっとイラッとしそうになりましたが(笑)、あんな大きな出来事があった後だから、逆にそれもリアルな感じなのかな?と思えました。
そして乗り越えた後は本当にカッコ良かったです。

女の子に慣れていない彼なので、告白のセリフの「好きです!」って敬語になってる所とか、「キスしてもいいですか?」と、叫ぶように訊ねる所とかも可愛かったです(笑)

純情で真っ直ぐな所がとても好ましかったですし、色々乗り越えた後の彼の夢にも感動しました。

石川さん、素敵なパシュをありがとうございました。凄く可愛かったです!

ネタバレ

彼の国、ダグロードは女性も強く、他戦う女性の多い国。
そのため幼い頃から女性副将のイグニスにしごかれたせいで、女性不信になってしまった。

彼の一族は、幼い頃に山に行き、そこで精霊の加護を得ると言う風習があった。
山に入ると、その子に合う精霊が加護をくれて、儀式でその精霊を宿す事で、精霊の模様が体のどこかに浮かび出る。
彼にはそれが左腕の手首に。
そうして宿した精霊の加護を受けられるようになると、戦闘中にその模様が光るんだとか。

自分もいつかは…と、鍛錬を続けるものの、彼の手首の模様は一向に光る事がないまま現在に至る彼。

一族で稀に加護を受けられない不適合者も出て、不適合者と認定されたものは、武器を没収され、以降一切の戦いを禁じられてしまう。

戦う一族なのに、戦いを禁じられる。
それは大変不名誉な事で、だから不適合者とみなされたものは、みなダグロードを出てしまうのだ。

だから彼は怖かった。
昔は戦う事が楽しくて、強いイグニスや父にいつか勝てると思っていたのに。

何度も鍛錬を積み挑んではみるものの負け続ける。
模様は一向に光らない。
そんな状況に焦りばかりが増していた。

そうしてニルヴァーナに所属後も、その焦りは消える事なく、明るさの裏側にいつも不安や焦りを隠していた。

そんなある日、現れた魔剣の少女もまた、魔剣を宿したが故に戦う事を強いられ、戦えなければ自分の存在意義がないと焦っていた。

同じ不安や焦りを抱える二人は、いつしかとても親しくなった。

そうして、彼女に対する想いに彼が気付いた頃、ロムアとの戦が起こった。

元々は国境付近での小競り合いの鎮圧。
けれど場所が場所だけに、ロムアに備え、特別編成で臨んだ戦い。

結果、その小競り合いそのものが罠で、相手の思うように事が運び、押されたニルヴァーナ。

その時に彼は見つけたのだ、敵の隙を。
そうして総指揮であるアベルの指示を無視して、その隙を攻撃して武功を挙げたら目立てるし、きっとダグロードのみんなも自分を認めてくれる…そんな打算のあった彼。

そうして彼の率いる第5隊は彼の指示で、隙を攻撃に走ったが、そこで彼らの部隊はロムアの副将イゴールに遭遇。
彼の狙いは魔剣の少女。
圧倒的なイゴールの強さの前に、逃げる事しか出来ない彼の部隊。

それでもうまく逃げ切れずにいた時に、いつも彼を厳しく叱咤激励してくれていた教官のレオニダスが助けに入り、彼らを橋の向こうに逃がし、自ら橋に火をつけて、自分はイゴールと一人戦った。

乗り越えるんだ、パシュ」と、彼に…そして、他の教え子たちに言葉を残し、一人ロムアの戦力を割く為の捨て身の戦いに臨んだ彼は、翌朝遺体として回収された。

自分のせいだ。
自分が勝手な行動をしたから、
目立とうなんて考えたから。
だからレオニダス教官が死んでしまった。

酷く落ち込み、ひたすら自分を責める彼。

また彼女も、魔剣を持ちながら、村を失ったあの日の事を思い出し、怖くて戦えなかった自分のせいだと、同じように自分を責めるのだった。

その後、なかなか立ち直れずに居た二人だったが、港で魔剣を求める金持ちの依頼を受けたと言うゴロツキに、二人揃って誘拐され、誰も助けの来ない中、二人で協力して逃げ出した時、彼女を守る事だけを考えたパシュは、自分でも驚く程、楽に…そして楽しく戦えていた。

そうか、ただ大切なやつを守れればそれでいいんだ。

そう気付いた彼。
その後、再びロムアが攻めて来た時には、誘拐事件で互いを守りたいと言う強い想いに気付いた二人は、彼女が副将イゴールを、彼がロムアの国王ロジオンを倒した。

その時の戦いで、ただひたすら彼女を守る為に戦った彼に、初めて精霊は加護を与え、彼の腕の模様がオレンジの光を放った。

教官の仇を無事に討つ事を果たした彼は、今度は自分が教官になる夢を見つけた。
レオニダスのように、絶対に戦場で生徒を死なせない為に、厳しく生徒を育てたいと。

そうして一緒に教官を目指さないかと誘われた彼女もまた、彼と共に夢を持ち前に進む事に。

命を懸けて守った大切な生徒。
そんな彼らが、教官の意思を継いで更に未来に繋いで行く。
きっと先に逝った教官も、そんな彼らを誇らしく思っている事だろう。

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