272本目の乙女ゲーム。
オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」の作品紹介です。
攻略キャラ、キャスト、全体の感想、オススメ度や満足度などをまとめました。
作品紹介
むかしむかし、卑流呼と言う名のマレビトがとある島に辿り着いた。
卑流呼はその島を『天供島』と名づけ、赤、青、黄の三色を作った。
更にその色を二つに分けて、男と女を作ったと言う。
故に人々は探しているのだ。
分たれた半身を。
天供島では『色層』と呼ばれる階級制度があり、卑流呼によって作られたとされる原色は身分が高く、そこから遠ざかる程に身分は低くなると言う格差社会を構築していた。
人の命よりも、色が重要視されるその島では、色を守る為に婚姻も定められた色の相手と行う仕来りだった。
そんな天供島の近くには『天女島』と呼ばれる島があった。
そこには天供島にはいない【白】の女たちが暮らしていた。
彼女たちは太陽の女神アマテラスを祀る使命を持ち、日々アマテラスへと祈りを捧げていた。
女ばかりのその島で育った彼女は、幼い頃から母に聞かされていた。
「私のようにいつか愛する人と結ばれるのよ…」と。
しかしそんな母も他の島の女たちも、『赤渦の災』で彼女を除き皆命を落とした。
そうしてその日太陽が姿を消した。
太陽を輝かせる事が天女島の女の使命。
しかし当時まだ幼かった彼女には、太陽を輝かせる術がなかった。
そこで天供島のマレビトの一人、【黄】の長である道摩が一時的に道を開き、太陽を輝かせた。
そうして一人ぼっちになってしまった彼女を天供島に連れ帰り、保護者として育ててくれた。
今では彼女も太陽を輝かせる舞を舞う事が出来る様になり、定期的に海に作られた舞台の上で、道摩に名づけられた『オランピア』の名で舞う事が仕事だ。
天供島でたった一人の【白】。
笑わず誰とも口を聞かず、誰とも目を合わせない。
ただ舞うだけの人形のような彼女。
そんな彼女を天供島の人々は崇めながらも、どこか距離を置いていた。
しかし事件は起こった。
それは彼女の18歳の誕生日の事。
コトワリの所長・朱砂により「貴重な【白】を残す為、交配相手を見つけて下さい。期間は一年。その間に見つけられなければ、責任を持って私がお相手を勤めましょう」と、一年以内に夫となる人を見つけるよう言い渡されたのだ。
そうして夫を探さねばならなくなった彼女は、初めて一人で島の中を出て歩くようになった。
そうして知る事になる。
この島がいかに色に囚われているのかを。
それ故に人々には恋愛の自由がなく、決められた者とのみ結ばれる。
更には色層により、原色のものが有色の者と結ばれる事は固く禁じられ、それを破り結ばれる事をハズシと呼び、処刑の対象とされていた。
人が人を好きになる事に罪はないのに。
彼らは生まれ持った色により、恋愛の自由を奪われていた。
それだけではない、破れば命をも奪われるのだ。
そんな島のあり方に違和感を覚えた彼女は、色により人を差別する事なく、様々な色の者たちと交流。
その中で彼女に出来る事を見つけ、行動に移し始める。
例えば今までは禁止されていた、黄泉と地上との手紙のやり取りを手助けする郵便配達を。
古き因習に縛られたこの島で、彼女の踏み出した小さな一歩。
果たしてそれはこの島を変えることへと繋がって行くのだろうか?
そして【白】である彼女が、夫となる半身として選んだ相手は?
公式PV
プロモーションムービー
オープニングムービー
配布元
その他、プレイ動画などもありますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
攻略キャラ
- 朱砂(cv.松岡禎丞さん)
- 玄葉(cv.杉田智和さん)
- 璃空(cv.島崎信長さん)
- 天草四郎時貞(cv.上村祐翔さん)
- 縁(cv.内田雄馬さん)
- ヒムカ(cv.堀江瞬さん)
キャラ別感想&ネタバレ
自分で攻略
- 璃空(HAPPY)
- 璃空(BAD)
- 天草四郎時貞(HAPPY)
- 天草四郎時貞(BAD)
- 縁(HAPPY)
- 縁(BAD)
- 玄葉(HAPPY)
- 玄葉(BAD)
- ヒムカ(HAPPY)
- ヒムカ(BAD)
- 朱砂(HAPPY)
- 朱砂(BAD)
お友達が攻略してくれました!
今回は珍しく全員自分で攻略出来ました!
Special Thanks
お友達のサイトにご協力頂いています。
いつもありがとうございます!
好きキャラ
- 朱砂
- 縁
- 玄葉
- 時貞&ヒムカ
攻略キャラの中では、朱砂が一番好みでした。
海で島民たちに襲われそうになったとき、助けに入る姿に心を奪われて。
そこからは何をしてもイケメンでしかなかったです(笑)
ただメガネ好きなので、プライベートでもメガネで良かったのに…とは思いました。
旧作の方の時効警察で言ってたみたいに、「日曜日にメガネなんて、イギリス人みたいですみません」という事なのかな?と、どうでもいいことを考えました(笑)
縁は一番結ばれてほしい相手だなと思った事もあり、二番手に。
攻略キャラじゃなくていいのなら、私の半身はきっと刈稲に違いない!と思っています(笑)
声優さんも大好きです。
とても素敵なお声で聞き惚れました。
オススメ度&満足度
★評価
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★★
総評
以前は全体の感想として、私なりに細かく書いていましたが、今回からはライトに(笑)
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大変素晴らしい作品でした。
オススメ度から★一つマイナスしたのは、神話モチーフで難解な要素もあったり、世界観が万人受けではないかな?と思った事。
また肌色要素が多めなので、苦手な方もいるかな?と思ったので。
私個人は大変楽しませていただきました。
今回珍しく全員のBadも回収させていただきましたが、Badを回収した事により、私は誰とも結ばれていない…というような気持ちでゲームの終了を迎えました(笑)
そこはHappyで終わりたい所ですが、ネタバレはHappyに一番力を入れたいというか、自分が読み返すなのらHappyだなと思ったので、流れがわからなくならないようにとそこから攻略しました。
そうするとどうしてもBadで終わることになるんですよね。
そんな悩みはおいておいて、Badに関しては、サブキャラさんが結構活躍してくれます。
私の半身の刈稲くんまで。
ただ刈稲くんの事はすごく好きなので、「沙波」と呼ばれ彼の腕に抱かれる事に、悲しみを覚えてしまったので、続編で刈稲くんルートあるといいのにと心から思いました。
今では黄泉はむしろ地上より好きなのですが、初めて足を踏み入れたときはドキドキしたので、彼の明るさにどれほど救われたか!
そういう意味でも刈稲くん大好きです!
神話モチーフなので面白かったです。
好きなんですよね、日本神話。
ですので神話好きな方にはぜひおすすめしたい作品。
ニルアドとか好きな方なら、楽しめるかな?と思いました。
Badだけでなく、Happyでも胸糞悪いかも?っ展開もなくはないですが、最後までストーリーを終えば、そんな気持ちは払拭されると思います。
ここが残念と取り立てて上げる要素も思いつかないくらい、個人的には大満足でした。
ただ割とみんな好きってなりそうな素敵な攻略キャラばかりなので、この人が好きすぎて苦しいという出会いはなかったです。
キャラ萌えしたい方より、読み物としてじっくり楽しみたい方向きの作品ですね!
ただ唯一、植物って太陽の光なくても育つのかな?という疑問はありました。
気候が上とは違うから、狂い咲きなんだよ…って説明のとき、気候云々の前に太陽光は必要ないの?と。
でもちょっと調べてみたら、植物育成ようのLEDとかもあるようなので。
そういう特殊な光を出しているものもあるのかも知れない…という事で納得しました。
理科は物理が専門だったので、おかしな事言ってたらごめんなさい!
そして更にそんなつまらない事…と思われる事が気になってごめんなさい。
多分良い所ばかりで、他に気になる要素がなかったんです(笑)
そして後は私個人の過去のトラウマのせいで、黄緑の方が大変恐ろしかったです!
月黄泉が天女島の女は好きな男としか結ばれる事ができないっぽい事言っていたので、黄緑の方に拔使うんじゃ?とドキドキしました。
…という点でも、ちょっと主人公の拔の発動条件が曖昧な所はあるかも知れません。
それも細かい事言ってうるさいヤツ…と思われるレベルの話でごめんなさい。
それくらい気になる点の少ない作品なんだという褒め言葉だと思っていただければ(笑)
いろんなキャラのシナリオに散りばめられた情報から、拔の発動条件の線引を頭の中でしたかったので、最終的にどこなんだろう?と疑問に思ってしまったので。
…とライトにとか言いつつ、長くなりまして申し訳ありません。
パソコンで打った事が災いして、色々語りすぎました(笑)
細かい事言いましたが、大変おもしろい作品でした。
ぜひ続編を期待しています!
そしてその際には刈稲くんを攻略させてください!
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