剣が君 百夜綴り【黒羽実彰】菖蒲の書:血塗られた贖罪の剣

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剣が君 百夜綴り 通常版 - PS Vita

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シナリオ紹介

CVは前野智昭さん。
東海道を共に旅した用心棒の一人。
天下五剣、大典太の持ち主。

彼は幕府の裏の仕事を請け負い、彼女とは月に一度満月に逢瀬を。

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感想

切ない感じの物語でした。
剣が君って、沢山エンドが在りましたので、そのどれかのエンドのその後なのかな?
私は幸魂しか見ていない上に、実彰さんの事は前作では未攻略。
このお話は切なく在りましたが、一通り百夜綴りの黒羽さんのお話を読んで見て、思っていたよりもずっと好みでした!

彼女との関係ももどかしく切ない。
でも、ハバキが彼を心配してくれているのが、少しうれしく思えるシナリオでした。

前野さん、素敵な実彰さんをありがとうございました。

ネタバレ

彼女との逢瀬は月に一度だけ。
その日を楽しみに、彼女の住む江戸を守ると、大典太で妖怪を斬り、孫六兼元で人を斬る日々。
この手がどんなに血塗れようとも、それで彼女の住む江戸を守れるのならと思う。
それが彼の贖罪だった。

月に一度だけ会える日は、ひと目を忍び会っていた。
自分の仕事が仕事なだけに、彼女の身の安全の為だった。

ある日、縁直々に仕事の依頼が。
内容は謀反を企てようとしている大名を、二人で暗殺するというものだった。

裏の仕事はすでに手慣れている二人。
沢山の屍の転がるそこで、彼は二人の出会いを思い出していた。

それはまだ彼が剣聖と呼ばれていた時の事。
希望あふれる表情で彼に話しかけて来たのが、縁だった。
その後、裏の仕事をするようになり、人斬りの仕事で偶然縁と再会した。

再会の時には、すでに二人とも裏の仕事をしているからだろうか?
出会った頃とは、随分と変わってしまっていた。

その後、彼は自分の罪を自覚する事件に出会った。
以来剣で出来る事以外に、自分に償いの道はないと、幕府の裏の仕事を請け負うように。

けれど時々疑問に思ってしまう。
むせ返るような血の匂いに囲まれた場所で、果たしてこれが本当に贖罪なのだろうか?と。

そうして彼は思った。
私の剣は彼女を守るものなのか?彼女を傷つけるものなのか?と。

悩んだ彼は、ついに満月の夜の逢瀬もやめてしまった。
そうして彼女と距離を取る。

そんな彼にハバキは理由を訊ねるが、「私は彼女を巻き込み、危険な目にあわせた」としか返さない彼。

明らかに元気のない様子に、ハバキはスッキリしない。
血がすすれれば何でも良かったハズなのに。
いつの間にか彼が彼女といると元気なのが嬉しかったのかも知れない。
それくらい、ハバキにとっても、彼は大切な存在になっていたのだろう。

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