剣が君 百夜綴り【黒羽実彰】菖蒲の書:「サムライになれ」

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剣が君 百夜綴り 通常版 - PS Vita

シナリオ紹介

CVは前野智昭さん。
愛刀は孫六兼元。


このシナリオで、孫六兼元に込められた想いを知る事ができる。
彼の父との絆。
それを運んで来た商人。
そんな素敵な縁の物語。

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感想

初めて実彰さんのお父さんについて知る事が出来ました。
…と言いましても、ここで注意しておかなければならないのは、私は本編では彼を攻略していないという事(笑)
そんな私には目新しいお話ばかりで楽しかったです。


彼の父が彼に望んだ事。
彼の父が彼に託した物。
隠れ切支丹であるが故に悲しい思いをした彼ですが、会えないだけで父にとても愛されていた事がわかり、嬉しい気持ちになりました。


そしてお父さんのキャラが可愛すぎて。
大ファンになりました。
またお父さんとハバキの関係も素敵。
そしてそれを運んできてくれた商人さんも、彼が切支丹だったから出会えたのも、全てが繋がっている感じで感動しました。


そんな漂流者さんが運んできた思いがけない情報により、彼とハバキが父の思い出を語らうのも、大変感動的でした。
大好きなシナリオです。


前野さん、素敵な実彰さんをありがとうございました。


ネタバレ

二人は夫婦となり、切支丹の隠れ島で暮らしていた。
彼は剣の道を捨て、愛刀の孫六兼元は礼拝堂に預けていた。


そんな彼らが暮らす島に、ひとりの男が漂流してきた。
そうして彼は言うのだ。
知り合いにあなたはよく似ている」と。
商人は、以前阿蘭陀人の商人に世話になっており、その阿蘭陀人の友人の外国人が彼に似ていると説明してくれた。
その阿蘭陀人の友人は面白い男で、自分の息子を立派なサムライにしたいといい、阿蘭陀人から孫六兼元を買った事がある…とも。


漂流してきた男の知り合いの阿蘭陀人。
それは彼が以前世話になっていた阿蘭陀人商人だった。


彼の父は西班牙人で鎖国により強制的に日本から追い出された。
その後、母と二人きりに。
とても優しい母だったが、その母も彼がまだ幼い頃、隠れ切支丹狩りにあい処刑されてしまった。


妻と息子を頼む…と彼の父に託されていた阿蘭陀人商人は、切支丹狩りの話を聞き、慌てて駆けつけてくれたものの、彼の母が処刑された後だったのだ。
それでも商人は彼を助けてくれ、友人である彼の父から預けられた孫六兼元を彼に渡し、剣の稽古をさせてくれた。
そんな彼の恩人だった。


孫六兼元が父から託されたものだと知らなかった彼は、父のことをもっと知りたいと漂流してきた商人に尋ねるも分からない。
そこで彼女が提案したのだ。
ハバキちゃんなら知っているのでは?と。


そうして二人は島の人に漂流してきた商人を託し、礼拝堂のハバキの元へ。
そこで彼は彼の知らない父の話を聞いた。


孫六兼元についているハバキを見ても驚かず、人を斬ってもくれない。
血を吸いたいと言うハバキに、人間の食べ物を食べさせたのも父。


そんな彼の父は、西班牙人でありながらも息子をサムライにしたいと言うだけあり、元服後に名前を変える習慣も知っていた。
そうして日本人である妻に漢字を習い、幼名が千種であるから、種が実り立派なサムライになるように…との思いから、実彰と名付けようと決めていた。


息子をサムライにしたい理由をハバキに尋ねられると、「サムライは命を奪う役目を担いながら、とても潔く高潔な生き様が素晴らしいから、息子にもそうあってほしい」と。
更には日本が鎖国になる事も分かった上で、だからこそ息子に孫六兼元を残したいと言う父は、鎖国が終わった頃、また妻と息子に会いに来るのを夢見ていた。


ハバキとの付き合いは長いが、初めてそんな風に父の事を語らったのだ。
当時父がハバキとしたように。


彼はそんな父の願い通り、侍になり人斬りとなった。
そうして今は剣の道を捨ててしまった。
果たして今の自分を見た父は、どう思うだろう?


そんな彼の不安に彼女は言った。
かつてお父さんが眺める為に剣を側に置いたように、そんな剣との触れ合い方もあるのでは?と。
その言葉にハッとした彼。


そうだ、何も人を斬る必要はない。
こうして時折ハバキと語らいながら、剣と共にある道もあるのかも知れない
…と。


途切れたとばかり思っていた父との縁。
けれどこうして孫六兼元が親子を繋いでくれていた。


そうして彼は毎日礼拝堂へと通う。
昔の父がしたように、ハバキと語らう為に。
それが新しい彼と剣との付き合い方だから。
そうしてそんな彼の傍では、愛おしい彼女が優しく微笑んでいる。
これから先もずっとずっと。


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