絶対階級学園【七瀬十矢】薔薇Happy

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Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:Daisy2、PROTOTYPE 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2019年12月19日 
通常版:7,040円(税込)

Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で前野智昭さん演じるキャラクター、七瀬十矢の薔薇ルートのネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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シナリオ紹介

※「絶対階級学園」は乙女ゲーム制作ブランド『Daisy2』『PROTOTYPE』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは前野智昭さん。
レジスタンスのリーダーで石ころ階級

女王毒殺未遂事件までは石ころと共通。
そこで犯人扱いされる彼を庇わない事でルート分岐。

感想

別記事にまとめました。

絶対階級学園【七瀬十矢】全エンド感想
Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で前野智昭さん演じるキャラクター、七瀬十矢の全エンドの感想をまとめました。

ネタバレ(あらすじ)

薔薇ルートのグッドエンド『薄氷の上の幸福』のネタバレ(あらすじ)をまとめました。

金銭感覚の変化

十矢くんは絶対にそんな事はしない。
心ではそう思っていた。
しかし彼女はそれを言葉に出来なかった。

いや、正確には少しは言葉にしたのだ。
けれど陸に問いただされ、誤魔化してしまったのだ。
自分の立場を悪くしたくなくて。

それでも彼は彼女が自分を庇おうとした事に気づき、お礼を言ってくれた。
さっきはありがとうな」と。

その言葉と彼の笑顔に胸が痛んだ。
だって本当は声を上げるべきなのだから。
こんなのはおかしい!
彼は犯人じゃない
…と。
けれど彼女は保身の為に言葉を飲み込んでしまった。

考えてみたら、少しずつ変わっていたのだ。
学園長に立派なドレスを用意して貰った時も、本当なら遠慮すべきなのに。
学園長には、これくらいのお金はたいした事じゃない…と都合のいい言い訳で誤魔化して受け取った。
それだけではない。
その後萌花とショッピングをした時、お揃いでバッグがほしいと言う萌花に流されてしまった。
サイン一つで欲しいものが手に入る喜びを知ってしまった。

確かに学園長は言っていた。
なんでも欲しいものを買いなさい、と。
私が面倒を見るから遠慮は要らない、と。

初めは学費ですら申し訳なくて、後で何年かかっても父と二人で返します…と言っていたのに。
いつの間にか彼女の中で金銭感覚に変化が生まれたのだ。
果たしてそれはいい事だったのだろうか?

いつか必ず薔薇階級に

金銭感覚が少しずつ鈍くなり、必要は無いけれど欲しい物、必要はないけれど可愛い物。
そんなものを萌花と共に買いまくる日々。
少しの罪悪感はあるものの、可愛い物や欲しい物を手にした高揚感に、次第に罪悪感は影を潜める。

そんなある日の事、萌花は特別なお店に案内してくれた。
ずっと彼女を案内したいと思っていたのだと言う。
もうこの学園に馴染んで来たから、見せたいのだと。

そこは今まで見たことのない素敵な品物ばかりが並んでいた。
どの品物にも薔薇のモチーフがあしらわれ、とても気品に溢れるものばかり。
最近のショッピング三昧の生活から、購買意欲の高い彼女は、目の前にあるアイテムに心惹かれ、思わず手を伸ばした。

するとそんな彼女に萌花は「ダメよ。私たちは買えないの」と教えてくれた。
ここは薔薇階級専用のショップなのだと言う。
見るだけならミツバチ階級の彼女たちにも許される。
しかし買い物をするには薔薇の階級を手に入れなければならないのだ。
そう、ここは選ばれた者のみが、そのアイテムを手に入れられる特別な場所

そこで薔薇階級の女子に声をかけられ、期待しているとの言葉をもらい、二人はうっとりとその生徒を見送った。
その生徒は美しく上品な香りを残して帰っていった。
その香りも、このショップでしか手に入らない香水だった。

私もいつかあの香水をつけて、あの女性のような素敵なレディになりたい。

いつしか彼女の中にそんな感情が生まれていた。
だから萌花と約束したのだ。
いつか必ず薔薇階級になろうね!と。

失ったもの

そうして迎えた臨時のお茶会
あの日毒に倒れた女王は無事に回復し、その女王が皆の前で話をすると言うのだ。
そうしてその席で、女王は「本日は階級の移動があります」と告げた。

そもそも臨時のお茶会自体が初めての物。
そこで発表される臨時の階級移動に、一同ざわめいた。
そうして赤薔薇白薔薇により読み上げられた名前は、彼女のものだった。

内容は薔薇階級への昇格。
理由は短期間で学園に馴染んだ事は賞賛に値すると言う物だった。

そうしてその日のうちに薔薇寮へと移動する事になった彼女は、荷物をまとめる事に。
来た時には数少なかった彼女の私物も、今では萌花とお揃いで買い揃えたブランドの品々で溢れていた。
思いの外荷造りに時間がかかるかかってしまった。

荷物をまとめ終えた彼女は、薔薇寮へと移動する前に親友に挨拶をと思い、萌花の部屋へ。
すると萌花の態度はさっきまでとは全く異なっていた。
名前で呼び合っていたのに、苗字にさん付けで呼び、彼女に対し敬語で話をするのだ。
そうして彼女の荷物持ちを手伝ってくれ、共に薔薇寮へ。

これが階級の違いなのだ…と悲しい気持ちになった彼女。
だから思わず口にしてしまった。
萌花と一緒に薔薇寮へ来たかった」と。
いつでもお供しますよ」と返す萌花とは、もうあの頃には戻れないのだろうか?

悲しい気持ちで荷解きを終えた彼女の元に、隣の部屋の三宮が尋ねて来た。
一緒に食堂へと誘ってくれたのだ。
そうして三宮の勧めでさっそく薔薇の制服に着替え、食堂へ。
そこで彼女は彼と会った。
彼女の制服姿に「へぇ、薔薇の制服も案外似合うな。けどお前には石ころの制服が一番似合う」と言うのだ。
そう、彼は薔薇階級を毛嫌いしていた。
これで萌花同様、大切な友達の彼まで失ってしまうのだろうか?

もう手放せない

しかし彼は萌花とは違っていた。
三宮と言う新しい友人を失いたくなくて、彼の事を「ちょっとした知り合い」と嘘をついてしまった。
そんな自分に嫌気がさしていた夜、彼は彼女を訪ねてくれた。

そうして「薔薇の制服を着たお前が遠く感じた」と言う彼は「薔薇に染まるなよ」と言い残し帰っていった。
それがとても嬉しかったのだ。
萌花は変わってしまった。
けれど彼は変わらなかった。
ミツバチの頃と同じに接してくれた事が嬉しかった。

しかし彼は変わらなくとも彼女は変わっていった。
三宮に薔薇らしい振る舞いを学び、薔薇の特権を教えられた。
様々な特権はどれも魅力的で「これを知るともう他の階級になんてなれないでしょ?」と三宮の言うように、確かに彼女も感じていた。
薔薇階級から落ちたくないと。

だから三宮に石ころの男子がぶつかり、紅茶を掛けた時も、その紅茶が彼女に靴にかかった事に対し、薔薇らしい対応をする事を求められ、彼女はその男子に自分の靴を舐めさせようとした。
しかしそこに彼が現れた。
そうして何をさせようとしたんだ?と彼女の行動を非難した。

そこでもまた三宮に薔薇らしい対応をと耳打ちされた彼女。
先ほど靴を舐めさせる事は上手に言えず三宮に助けられた。
またここで薔薇らしい毅然とした対応が出来なければ、きっと呆れられてしまう。

だから彼女は強気の態度で彼と対峙。
そんな彼女に怒る彼だったが、彼女も負けていなかった。
石ころのくせに、薔薇のする事にいちいち口を出さないで!」と言い返したのだ。

そうして彼との間に溝が出来た事で気づいてしまった。
彼を想う自分のこと気持ちに。
だから彼の部屋を訪ねた。
ちゃんと説明をしたくて。
薔薇に馴染まなければならないのだと。

しかし彼は彼女を石ころにしたいと思っている。
お前に薔薇は似合わないと。
でも彼女にはもう手放せないのだ。
やっと手に入れた特権階級を。

平行線の二人

それでも二人は互いに想いあっていた。
だからこっそりと付き合い始めた。
会うのは深夜、皆が寝静まった頃。
彼女がこっそりと彼を訪ねて逢瀬を重ねた。

けれど彼は会うたびに彼女を薔薇階級から引きずり落としたがる。
でも彼女は手放せない。
もう薔薇階級は彼女にとって大切なものだから。
だから彼女は願うのだ。
彼が薔薇階級になる事を。
でも彼は捨てられない。
自分のポリシーを。

だから共に過ごしているけれど、互いに想いあっているけれど、どこか交わらない。
どこまでも平行線の二人。

そんな時、彼女は三宮からノーブルボールの話を聞いた。
薔薇階級のみのダンスパーティーだ。
その時のパートナーとして、彼女を慕う男子を紹介してくれた。

出来ることなら彼と参加したい
だが薔薇階級のみのダンスパーティーだ。
彼を出席させるには、彼女の世話係に任命するしかない。
それでも彼女は夢見ていた。
素敵な会場で彼と踊る事を。

だから妄想していた。
彼が彼女の世話係になれば、あのレジスタンスのリーダーを更生させたとして、自分に賞賛が集まるだろうと。
そして彼も粗野なイメージを払拭出来るはずだと。

しかしそんな彼女の提案はあっさり却下され、薔薇の男子と踊る事に不満をあらわにした彼。
そうして彼は提案した。
しばらく会うのはやめよう…と。

薔薇階級は手放したくない。
でもそれと同じくらい彼も手放したくなかった
けれどそれを決めるのは彼だ。
彼女に出来るのはただ彼の答えを待つ事だけだった。

薄氷の上の幸福

ダンスパーティー当日、彼女は薔薇男子をパートナーとして受け入れた。
本当は彼と参加したかった。
しかし彼に断られ、挙句暫く会うのはよそうと言われてしまったから。

そうして以前のダンスパーティーよりもずっと華やかなドレスに身を包み、華やかなメイクを施した彼女は、初めてのノーブルボールに興奮していた。
あまりにもそこが煌びやかだったから。
だから三宮に紹介された薔薇男子が目の前にいても、心は彼を求めていた。
こんな華やかな場所で十矢くんと踊れたら…と。

もう彼女に彼の意思を尊重する気はなかった。
どんなに望まれても薔薇階級は決して捨てない。
そう心に決めていたから。
けれど彼の事だって手放したくない。
薔薇も彼もどちらも欲しいのだ。

そうして薔薇男子と共に、ダンスを踊ろうとしたその時、彼が現れ彼女をさらった。
たどり着いたのは薔薇庭園。
美しい薔薇の咲き乱れるそこで、彼女は彼とダンスをした。

会いたかったから嬉しかった。
来てくれるなんて思わなかったから。

そうして彼は言う。
連れ出しちまって、お前の立場を悪くしたな」と。
でも彼女はキッパリ言うのだ。
悪いレジスタンスにさらわれたと言うから」と。

ずるい女だ。
それでも彼も彼女を諦められなかった。
でもポリシーは曲げられない。
きっと二人は似ているのだ。
どちらも譲れないものがあり、でも互いをどうしようもなく求めてしまう

ダンスパーティー以来、二人はまた秘密の逢瀬を重ねるように。
決して交わらない平行線の二人。
それでも互いを求めてしまうから。
ずるい女とずるい男。

いつまでも続けられる関係ではないだろう。
バレたら彼女は何より大切な薔薇階級を失ってしまうから。
それでも今を楽しみたい。
例えばそれが薄氷の上の幸福だとしても。

七瀬十矢のその他のネタバレ(あらすじ)

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その他のキャラのネタバレ

複数のネタバレがございますが、代表して石ころHappyの記事をご紹介しております。
下記の記事より、その他のネタバレへもリンクから飛んで頂けますので、併せてご覧頂けましたら幸いです。

鷹嶺陸

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