Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で柿原徹也さん演じるキャラクター、加地壱波の薔薇ルートのネタバレ(あらすじ)をまとめました。
シナリオ紹介
※「絶対階級学園」は乙女ゲーム制作ブランド『Daisy2』『PROTOTYPE』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは柿原徹也さん。
主人公と同じ二年生でミツバチ階級。
女好きな彼は女の子と見れば息をするように口説いてしまう。
当然転入生である彼女にも、すぐに興味を示し口説いて来た彼。
以来同じ階級で彼女の友人の萌花とも友達である彼とは親しい間柄に。
シナリオの流れの分岐は、女王毒殺未遂事件。
薔薇に入る決定的な要素は、学園長から贈られる高価なドレス類をありがたく受け取るか、断ろうとするかで分岐。
高価な贈り物をありがたく受け取る事で、彼女は学園でのショッピングの楽しみを覚え、次第に贅沢をするようになっていく。
そんな様子が学園に馴染んだと判断され、彼女はついに………。
感想
別記事にまとめました。
ネタバレ(あらすじ)
薔薇ルートのグッドエンド『リヴァイアサン=国家』のネタバレをまとめました。
彼との距離
突如開かれた臨時のお茶会では、女王の無事が本人の口から報告されただけでは終わらなかった。
臨時の階級移動があると言うのだ。
移動の対称生徒は彼女。
なんと薔薇に昇格したのだ。
皆が祝福してくれる中、さっきまで軽口を叩き合っていた彼と萌花も当然笑顔で祝福してくれた。
でも何かが違う。
僅かな違和感を感じてしまった。
それはもう二人が今までのような友達ではなくなった事を意味していた。
「藤枝さん」と呼び敬語で話す萌花。
そして「藤枝様」と呼び距離を感じる受け答えの彼。
それも仕方がない。
薔薇とミツバチでは、もう階級が違うのだ。
それでも最初は寂しくて、養護教諭のエドワードに相談したりもした。
そこで「階級がなんであれ、君は君だ」と励まされ、したい事をして、したくないことはしなくていいと教えられた。
だから彼女はアドバイスに従い、どんなに距離を感じても彼や萌花に話しかけるようにしたのだ。
したい事をすればいいと教えられたから。
ノーブルボール
そんな頃、彼女に同じ薔薇階級の三宮が、ノーブルボールの話をしてくれた。
薔薇だけで開催されるダンスパーティーだ。
そこで三宮は「壱波を誘おうかしら」と言うのだ。
その言葉に彼女は驚いた。
薔薇だけのダンスパーティーなのに、どうしてミツバチの彼が参加出来るのだろう?と。
すると三宮は教えてくれたのだ。
「使用人として連れてくればいいのよ」と。
しかも「壱波は見た目もいいから、連れてくるのにちょうどいいわ」と言う三宮は彼の事を「使用人としてと言うよりは道化や犬と言うところね」とバカにしたように笑うのだ。
そんな態度に「壱波くんは誘わないで!」と思わず強く出てしまった彼女。
しかしそんな彼女に三宮はさして気分を害した風でもなく、「やっぱり壱波の事が好きなのね?」と返す。
そうして彼を誘うように彼女に促した。
「壱波は薔薇階級への憧れが強いから、誘えば尻尾を振って参加するわよ」と。
それでも彼女には出来なかった。
自分の使用人として彼を誘うなどあり得ないと思ったからだ。
きっと対等な立場で誘うことが出来たなら、躊躇うことなく彼に声を掛ける事が出来ただろう。
モヤモヤした気持ちの彼女は、薔薇に昇格したばかり馴染めずに泣いていた彼女に、彼が貸してくれたハンカチを思い出し、演劇部のシアターで稽古中の彼を訪ねた。
そうしてハンカチを返した彼女は、けれど彼と離れ難くてそのままシアターに留まった。
そうして部員が皆居なくなった頃、彼女の提案で二人は久し振りに敬語を抜きで話をした。
それがとても楽しかったのだ。
だから嬉しい気持ちで部屋に戻った彼女だったが、そこにレイが訪ねて来た。
彼女にアドバイスしなければならない事があると。
レイの纏う不穏な空気を感じ取った彼女は、それが良くない話だと気づいてしまったのだ。
花枯らしのミツバチ
レイの話は彼と彼女の事だった。
彼女がシアターに彼を訪ねた事で、彼とは親しいの?と問い詰められた。
親しいの?と訊かれ、困惑する彼女。
友達だったと思う。
けれど今はどうだろう?
彼との間には階級により距離ができてしまった。
親しいと言える間柄なのか、彼女には分からなかった。
だから素直に分からないと答えた彼女だったが、「でももっと親しくなりたいと思っています」と、レイの話の全貌が見えない中、素直に自分の気持ちを話した。
するとレイは「藤枝さんは薔薇階級で、加地くんはミツバチ階級なんだ」と階級の違いを強調した上で、「花枯らしのミツバチ」と彼が呼ばれている事を教えてくれた。
以前薔薇階級の女生徒が、とても彼と親しくしていた事があった。
その生徒は彼に夢中になる余り、薔薇としての自信も尊厳も失ってしまったのだ。
そうしてそんな彼女は女王により、ある日石ころに落とされたと言う。
果たしてそこまで彼に夢中になったその女生徒は、その後も彼と話せたのだろうか?
少し考えた彼女はすぐに気づいた。
彼が石ころと話をしているところを見た事がないと。
そうして思った。
彼と話したいから、絶対に薔薇から落とされる訳にはいかない!と。
だから彼女はレイに相談した。
どうしたら加地くんと一緒にいられますか?と。
するとレイはにっこり微笑んでこう言った。
「そんなの簡単だよ。加地くんを薔薇階級にすればいい」と。
決めるのは女王だ。
でも彼女が彼に対し、薔薇らしい振る舞いをして、彼がそれに応える事が出来たなら、きっと彼も薔薇になれる…と言うレイ。
そのためにも彼を使用人として、ノーブルボールに招待すべきだと言うのだ。
私が守から
翌日彼女は再び彼の居るシアターへと向かった。
キツイ稽古の後にもかかわらず、昨日彼女と話したのが楽しかった彼は、嬉しそうに彼女の元へとやってきた。
そうして彼女の隣で汗を拭い、生徒が皆帰るのを待つ。
「誰もいませんかー?」
大きな声で皆が帰った事を確認した彼は、彼女とまた敬語抜きで語らい合う。
彼も彼女も本当に楽しそうだ。
そうして今日は彼女を舞台に案内してくれた彼は、彼女のお題『光』でエチュードを演じて見せてくれた。
無機物の表現は非常に難しいだろうに、彼は30秒の時間を貰った後、見事に光を表現して見せてくれた。
そんな楽しい時間を過ごした彼女は、一層彼を薔薇にしたい思いを強くして、思い切ってノーブルボールへと誘った。
きっと彼なら喜んで参加してくれるハズと。
しかし彼女の期待は見事に裏切られ、彼はそっけない返事だった。
なんでも去年誘われて参加したものの、そこは完全なアウェーで、転ばされたり笑い物にされ、悔しい思い出しか残っていないと言うのだ。
それでも彼女は彼を薔薇にしたかった。
だから食い下がった。
そして「去年は嫌な思いをしたかも知れないけど、今年は大丈夫!私が居るから。私が守るから」と。
彼女のその言葉に、「オレ、カッコ悪いな。女の子に守るなんて言われてさ。本当はオレが使用人としてキミを守らないといけないのに」といった彼は、ノーブルボールに参加してくれることになったのだった。
薔薇のエチュード
ノーブルボール当日、彼を伴って会場を歩くと「あら壱波を連れて来たの?後でそれを貸しなさい。面白い余興を見せてあげるから」と、背筋も凍るような冷たい笑みを浮かべる三宮。
悪い予感しかしないその笑顔に「壱波くんは私の使用人よ。そんな事には貸せない」とキッパリと断った。
そんな彼女の態度に、三宮は気を悪くするどころか、「薔薇らしくなったじゃない」と褒めてくれた。
そうして音楽が鳴り使用人として僭越ながら一曲ご一緒頂けませんか?と彼に誘われ、二人はダンスを。
しかし彼女は彼を薔薇にする事ばかりに気を取られ失念していたのだ。
ダンスは不得手だと言う事を。
だから倒れそうになってしまった彼女だが、彼が抱き止めフォローしてくれる。
そればかりか彼は互いにミツバチだった頃、一緒にダンスの練習をしたあの日のセリフを再現し彼女を笑わせてくれた。
お陰で力の抜けた彼女は、なんとかダンスが踊れるように。
そこで彼は彼女に提案した。
エチュードを覚えてる?キミは今ここで薔薇のエチュードをするんだ、と。
最初こそ困惑した彼女だったが、目を閉じ薔薇の花をイメージ。
そうすると彼のリードに合わせて自然に体が動いたのだ。
目を開けた途端、彼の驚く顔を見た彼女。
そうして彼が離れると「私は薔薇。ミツバチが来るのを待つの」と自分に言い聞かせ、彼から視線を逸らすと、彼が彼女の視界に入ろうと動く。
そのやり取りの美しさ妖艶さに皆が感嘆すると、ミツバチの彼が目立つのが面白くない陸が、彼に暴言を吐いた。
「薔薇の周りを飛び回る蠅は邪魔だ」と。
そうして彼を突き飛ばすと、彼のぶつかったテーブルの上の食べ物が床に落ちた。
テーブルに当たり這いつくばっている彼に「ミツバチは甘いものが好きなのだから、舐めろ」と床にこぼれたものを舐めさせようとした。
しかし彼はこれを拒否するように立ち上がり「ちくしょ…」とすれ違い様彼女にしか聞こえない声で吐き捨てると、会場を後にした。
一番好きな場所
彼と陸とのやり取りを余興だと喜ぶ薔薇たち。
彼女は彼が心配になり、その場を飛び出した。
しかし彼が見つからない。
ミツバチ寮に行っても戻っていないと言われてしまった。
彼ならどこにいくだろう?
彼女は考えを巡らせた。
私なら好きな場所、元気をくれる場所へ行くと思った彼女は、彼にとっての元気をくれる場所はシアターしかないと思い駆け出した。
たどり着いたシアターには、たった一人客席に座る彼が居た。
よくここが分かったね、そう弱々しく呟く彼に、「ここが一番好きだと言っていたから」と答えた彼女。
すると彼は「キミの好きな場所はどこ?前にお父さんみたいな人が好きって言ってたよね。じゃあ、やっぱり好きな家族のいる場所かな」と尋ねた。
以前の彼女なら間違いなくそうだと答えただろう。
しかし今は違っていた。
将来の夢は俳優になる事だと言う彼に将来の夢を聞かれ、何も答えられなかった彼女に、彼は「オレのお嫁さんとか」と言ったから。
彼女がここにいるのは、父の迎えを待つためだ。
以前は本当に待っていた。
けれど今父が迎えに来たらどうだろう?
薔薇の生活に慣れてしまった彼女にとって、以前のリングエリア10区の生活は、もう遠い昔のように思えたから。
何よりリングエリア10区の自分など、間違っても彼のお嫁さんになどなれるわけがない。
だから彼女は答えた。
「壱波くんの居るここが一番好きな場所かな?」と。
けれど彼はその答えにがっかりしていた。
彼は気に入っていたのだ。
家族を大切に思う彼女の事を。
それは自分と同じだったから。
けれどそんな彼女はもう居なくなってしまった。
薔薇階級になって、彼女は変わってしまったのだ。
それでも今回の事も彼を薔薇にしたかったからと言い、彼の居るここが好きだと言う彼女。
だから彼は彼女に尋ねた。
「オレの事が好きなの?」と。
そうだと言った彼女に、彼はキスをした。
けれどきっとそこに彼の心はなかった。
哀れな薔薇の姫
彼の心が無かった事は翌日証明された。
薔薇庭園を歩き、ミツバチ寮に向かう彼女は、彼の髪が薔薇の向こうに見えて嬉しくなり近づいた。
所がそこで彼はミツバチの女子とキスをしていたのだ。
昨日好きだと告げたのに。
彼はキスで応えてくれたのに。
だから彼女は彼を問いただした。
すると彼は「キミの事は好きだよ。けれどあの子の事も好きになっちゃったんだ」と悪びれる様子はない。
彼女には理解出来なかった。
彼の中に二つの好きがあるなんて。
そんな彼女に三宮がアドバイスをしてくれた。
薔薇なのだからミツバチを支配して、彼を自分のものにすればいいと。
初めこそ迷い、エドワードに相談したりもした。
しかしエドワードの提案では、自分の階級を薔薇に留める事は難しい。
やはり薔薇の人のアドバイスに従うべきだ。
そう考えるようになった。
毎日色々な子を口説いてはデートをしてキスをする彼。
だから彼女はその度にミツバチの女子に脅しを掛けた。
どんな手を使ってもあなたを石ころに落とす!と。
だから彼とは二度と会わないで!と。
そうして彼は誰に声を掛けても相手にされなくなってしまった。
彼に残ったのは彼女と言う薔薇のみだ。
それでもある日三宮から萌花と彼が一緒に居たと聞かされ、居ても立っても居られない彼女は、萌花の事も他のミツバチ女子同様に脅したのだ。
それを萌花から聞いた彼は、もう諦めた様子を見せた。
そうして「私を愛してる?」と尋ねる彼女に心のない声で「はい、藤枝様を愛しています」と人形のように答えるだけ。
そうして気持ちのカケラも篭っていない、冷たいキスをする。
哀れな薔薇の姫のために。
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