キャラクター紹介
※「DIABOLIK LOVERS GRAND EDITION for Nintendo Switch」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。
逆巻家の三つ子の1人。
いつもぬいぐるみを抱きしめていて、一見可愛く見えるものの、すごい癇癪持ち。
優しいかと思えば急転直下で癇癪を起こす厄介な子。
でもそれにも事情があった様子。
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感想
理不尽な癇癪に、ちょっと今回もアレだな…と半ば諦めの気持ちでプレイ開始。
梶さんが好きな事と「愛してあげてね」と友達に託された事が、彼を攻略開始した理由。
そんな義務感にも似た思いで始めたのですが、今回は良かったです!
無印の時より好きです。
癇癪にもいい加減飽きていたんですよね、正直
(笑)
続けて二作目に来たものだから(笑)
ですが後半グッと良くなり、感動すら覚えました。
何よりあの病んでいた話し方がすっかり憑物が落ちたように落ち着いた事に安堵しました。
これなら愛せる!と。
助けてくれた時には、ずいぶん話し方も変わってて、本当に良かったです。
そしてさらに助けに来てくれたあの方!
その行動の男前っぷりに、ちょっと気になってしまいました。
最終的に病んでるよね?みたいな状況の中、楽しんでいる主人公に一抹の不安も覚えましたが、無印より好きになれて良かったです!
ネタバレ(あらすじ)
どうして君は勝手に始末されようとしているんですか?
満たされない
突如現れた無神兄弟の襲撃により、彼女を守るべく誰かがそばにつく事になった。
彼女が選んだのは彼。
けれど事あるごとに癇癪を起こす彼に、振り回される日々。
初めはただの癇癪だった。
けれどある時を境に様子がおかしくなってしまった。
彼女の血の匂いに引き寄せられ、その血の甘さに満足していたはずなのに。
ある時から「喉が渇いて仕方がない」と彼女の血を求めては、「いくら血を吸っても満たられない」と怒るのだ。
夢で彼女は彼の幼い頃の様子を見ていたから、彼女なりに理由を推測してみた。
彼女の心臓が彼の母、コーデリアのもので、その血は母の血と同じ。
求めても求めても手に入らなかった母へは特別な思いがあり、その血でなければダメな事への嫌悪感なのでは?と。
理解できない感情
彼がそんな風に渇きに苦しむようになったキッカケ。
それはアズサの登場にも原因があるようだ。
アズサは彼女を逆巻家から、彼の側から連れ去ろうとしていた。
だから事あるごとに彼女を狙う。
隙を見ては2人きりになり、彼女に声をかけていた。
その度に彼が気付き、彼女をアズサから引き離していた。
けれど毎回ひどく機嫌を悪くしていた。
ひどい癇癪を起こすのだ。
きっと彼女を奪われる事を恐れての事なのだろう。
だから彼女に執着している理由は、血だけではないのかもしれない。
愛情もあるのかも知れない。
けれど母に愛されなかった彼に、その感情を理解するのは難しかったのだろう。
母のくれたテディ
彼がまだ幼かった頃、母はいつも男と過ごしていた。
彼の歌を褒めてはくれるが、彼の相手をしてくれる事なと殆どない。
色々な男と過ごす母に、自分を見て欲しいと思うのは、子供なら当然の感情だろう。
だから彼は母の気を引きたくて、ナイフで自らを傷つけてみたりもした。
少しの傷では心配されなかった。
だから身体中をナイフで傷つけて血塗れになってみたのだ。
すると母は「どうしたの?カナト。血塗れじゃない」と、やっと彼を案じてくれた。
だから叔父であるリヒターとばかり母が過ごすようになった時も、彼は自分をナイフで傷つけてみた。
母と叔父が睦み合う側で。
けれど一向に気付いて貰えない。
彼が血塗れになってもだ。
だから彼はバルコニーから落ちてみた。
人間ならば命はない高さ。
けれどヴァンパイアの彼は、それで命を落とす事はなかった。
血塗れになっても、バルコニーから落ちても。
弱い人間ならば命を落とすのに、時が止まるのに。
彼にはそれが出来なかった。
そんな自分の生命力を呪い、人間の弱さを羨みながら、彼はいつもの歌を口ずさんだ。
するとその歌声に「あら、カナトは?さっきまでそこにいたのに。でもあの子は不思議な子だから、きっとどこかにいるでしょう」と、彼を探してはくれない母。
どんなに欲しても母を得ることは出来なかった。
母は息子より、男への関心が高いのだ。
そんな母が唯一彼にくれたものがあのテディだ。
自分宛にたくさん届く贈り物の中にぬいぐるみを見つけ、要らないからと息子にあげただけ。
それでも嬉しかった。
だから大事にしていた。
ずっとずっと。
ブサイクなクマ
そんな大事なテディ。
けれどアズサによって燃やされ、部分的に焦げてしまった。
何度か彼女を連れ去ろうとしているアズサとやり合っていた中で起きた出来事だった。
動揺する彼を残し、アズサと共に駆け出した。
その時は彼と離れたいと思ったのだ。
けれどやはりダメだった。
テディが燃えて泣いていた彼が、心配で置いていけなかった。
だから彼女はクマを作った。
彼が大事にしているテディの代わりにはならないかも知れない。
それでも母の思い出が焦げたままなのは、悲しいと思ったのだ。
そうしてクマが完成した日、彼女はそれを泣き疲れて眠る彼の部屋へ届け、逆巻家を出た。
理由は彼の為。
不安定な彼は、彼女を殺そうとしてみたり、でもそうしたら血を飲めないと葛藤したり。
どうしてあなたは死んだ後も僕に血を提供出来ないんですか?…と、ひどく理不尽な怒りもぶつけられた。
そんな彼の様子に、自分がそばに居ない方がいいと思った彼女は、自分が育った教会を訪れた。
そうしてそこで日本には居ないと思っていた育ての父と再会したのだ。
その頃、彼女の作ったクマを見つけた彼は、ブサイクだと怒り壁に投げつけたりしていたものの、もっと上手に作り直して貰わないと…と、彼女を探しに外へ出た。
大事にしていたテディは、もうお役御免だとばかりに焼却炉へ放り込んで。
化け物
教会で父と再会を果たした彼女。
嬉しくて父に抱きつくと、最初は再会を喜んでくれた父が、彼女を化け物呼ばわりするのだ。
父の言葉は間違ってはいなかった。
逆巻家に行き、彼に血を吸われ続けた彼女は、人ならざるもの…つまりはヴァンパイアへと変わりつつあったから。
そして彼女を化け物だと言う父は、ヴァンパイアハンターだったのだ。
だから娘を奪った化け物として、彼女の命を奪おうとした。
最初こそ抵抗したものの、彼にも何度か殺されそうになり、僕のために死んでくれませんか?などと言われていた事もあり、父に殺されるのなら…と抵抗をやめた彼女。
するとそこへ彼が助けにやってきたのだ。
「僕のものなのに、勝手に始末されようとしないで下さい」と。
その後父から逃げた2人だったが、すぐに追いつかれてしまった。
銃口を向けられる中、彼だけでも助けようと彼を庇う彼女。
間も無く銃弾が彼女を貫く…と言うタイミングで、アズサが現れ彼女を庇った。
そうして2人の代わりにアズサが銃で撃たれてしまった。
アズサもヴァンパイアだ。
きっと死んだりしない!…と思った彼女だったが、父の使った銃弾は化け物を倒すための特別なもので、助けられないと言われてしまった。
更にはアズサは彼とは違い、純粋なヴァンパイアではない、元は人間なのだと教えられた。
アダムとイブ
アズサの犠牲により命を助けられた2人は、その後城で2人きりで過ごした。
育ての父から彼女を助けた彼は、以来すっかり落ち着いていた。
以前のように癇癪を起こす事もなくなり、話し方もすっかり大人びていた。
彼女はあの日彼からクマの出来が悪いと言われ、毎日のようにクマを作っていた。
いつか彼に満足してもらえるクマをつくりたいと。
しかし作っても作っても、ダメ出しをされてしまう。
そうして今では2人きりの城には、たくさんのクマが飾られていた。
あんなに望んでも得る事の出来なかった母の心。
けれどその母の心臓を持つ娘は、彼だけのものとなった。
そんな2人のもとに、彼の父から手紙が届いた。
人でありながら人ならざるものの心臓を得たイブと、人ならざるものながら人の心を得たアダム。
2人が交われば特別な種が生まれる…と。
どうでもいい内容だと、彼女に中身を教えずに燃やしてしまった手紙。
けれどその真相はなんなのだろう?
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