オトメイトさん、REDさんのNintendo Switch用ソフト「ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~」で近藤隆さん演じるキャラクター、佐藤継信の感想とネタバレをまとめました。
キャラクター紹介
※「ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト/RED』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは近藤隆さん。
平泉の藤原重衡に弟の忠信と共に仕える。
平泉についたばかりの彼女たち一行と最初に出会ったのも彼ら。
以来彼女の鍛錬に同行するなど、平泉での生活をサポートしてくれた。
エンドは春玄のルートからの派生。
イフエンドとしてあるのみで、継信ルートと言うほど長いものではない。
感想
エンドがあるサブキャラという事で、攻略キャラよりは手短に感想を語らせて頂きます。
見た目も大変好みで、弟とのやり取りからも、ちょっと黒いなというのが見て取れる人でした。
二次元の初恋の相手である陸遜の影響もあり、ちょっと黒が見える人は大変好みです。
弟よりもタイプとしては智略に長けている印象で、私好みの人でした。
じゃあ、弟は好きじゃないのか?と言われると、これまた弟は弟で好きなのですが(笑)
兄頼朝の元へ参陣する際にも、自身の主に頼み付き従ってくれて。
そういう思いがけない行動にも、心を打たれました。
弁慶や春玄とのやり取りも、いつも和ませてくれる素敵な人で、メンバーの中では一番お兄さんな印象。
いつもみんなをまとめてる、とても頼もしい存在でした。
そんな彼と過ごす時間は、とても心地よかったです。
ネタバレ(あらすじ)
あなたには傷一つ付けたくないと思ってしまうのです。
裏目に出た気遣い
平泉に来て一番に出会った相手、それが彼ら兄弟だった。
出会った時には、彼の弟に不審者だと思われ戦いとなり、止めに入った彼には女だと思われたのだ。
けれど気の良い二人は、秀衡に頼まれた事もあり、彼女が平泉で快適に過ごせるよう、いつも気を配ってくれた。
特に兄である彼は、弟に比べて落ち着いていて視野が広い。
彼女の様子にも細かく気を配ってくれていた。
そんな彼らがいつも鍛錬に励む彼女を狩に誘ってくれた。
途中蝦夷と遭遇したりと、なかなか大変な狩だった。
その時に寒い思いをした彼女を案じ、彼はすぐに湯あみをさせてくれたのだ。
風邪を引かぬように…との気遣いだった。
けれど翌日、彼女の調子はどこかおかしかった。
いつも夢中で勉学に武芸の稽古に励む人なのに、その日は本を読む手が止まる事もあった。
彼女の仲間たちは、皆彼女を慕っている。
だから彼女の手が止まっていることにすぐに気づいた。
そうして体調が悪いのではないか?と騒ぎ出した。
中でも彼の弟と弁慶はなんとか元気になって貰いたいと、猪を狩って来て猪鍋を作ると騒ぎ出した。
そんな様子に困惑する彼女。
いち早くそれに気づいた彼は「騒ぎすぎです。昨日の一件で少し疲れがでたという程度でしょう?今日は午後に鍛錬を入れておられましたが、お休みされてはいかがですか?」と提案した。
そうして部屋で休むよう彼女を促したのだ。
彼の提案でゆっくり休めた彼女。
部屋で少し横になったら眠ってしまったようだった。
目覚めると随分体もスッキリしていた。
それでも風邪で休んでいたので、部屋に用意してある水で、汗を拭き取ろうと着物を肌けさせた。
するとそこへ「遮那王さま、お加減はいかがですか?」と彼が声をかけた。
今の状況はまずい。
女だとバレてしまう!
慌てた彼女は、思わずたらいに足をぶつけてしまった。
その物音に驚いた彼は「失礼しますね」と部屋に入って来てしまった。
咄嗟のことに慌てて胸を押さえた彼女だったが、その行動がまずかった。
男ならそもそも胸を押さえる必要がないのだから。
結局聡い彼には、その行動により、彼女が女である事を知られてしまったのだ。
月夜に語らう二人の時間
「隠していて済まなかった」と正体がバレた事で侘びた彼女。
そして「男として育てられ、これからも源氏の末子として生きていく」と決めている彼女だから、この事を皆には話さないで欲しいと彼に頼んだ。
頼まれた彼はと言えば、今までの彼女の様子をずっと見て来たから。
女であるからと何も変わらないと言うのだ。
鍛錬に励む姿も、その人柄も性別とは関係ない…と。
そうして今まで通り接してくれる事となった。
その頃、時折京の様子を彼に聞いていた彼女だったが、そんな彼女の元に兄頼朝から文が届いた。
平家の最近の動向も聞いていた彼女は、兄のその文に応える形で平泉を出る事を決意。
兄の元に参陣すると。
その事を世話になっている秀衡に伝えると、聞き耳を断てていた彼ら兄弟がそこに現れた。
失礼しますと入って来た二人は、彼女の決断を聞き、共に行きたいと申し出てくれたのだ。
当然嬉しい申し出でもあるが、佐藤家は代々藤原家に使い得ている家柄だ。
秀衡につかえていた彼らを連れて行っていいものか、一瞬考えてしまったの彼女。
しかし当の秀衡は、彼ら兄弟をよく知っている。
だから彼らの覚悟を感じ取り、同行を許可したのだ。
平泉に来た時は、春玄と弁慶の二人だけだった仲間が、彼ら兄弟が加わった事でにぎやかなものとなった。
そうして頼朝の元へと向かう途中、頼朝からの使者と合流。
頼朝が出陣した事を受け、伊豆ではなく頼朝を追う事となった。
途中宿に立ち寄り皆で休んでいた時、目が覚めてしまった彼女は、外の空気を吸いに出た。
するとそこに彼が居たのだ。
真剣な表情で月を眺める彼の様子に、声をかけるのをためらった彼女。
けれど彼女が居る事に気づいた彼が、こちらへと呼んでくれたのだ。
彼は悩むと月を見る習慣があるのだと。
そうして二人で月を眺めていた。
頼朝と合流したらすぐに戦になるだろう。
鍛錬を十分に積んでいるとは言え、初めての実践。
きっと実践は鍛錬とは全く違うだろう。
経験のある者が仲間に居るとは言え、彼女自身も緊張していた。
一方彼はと言えば、何度も戦の経験はあるものの、主も共に参戦するのは初めての事。
今までは自分の事だけを考えて戦っていればよかったが、今回からはそうは行かない。
混乱の中にあっても、常に主に気を配らねばならない。
ましてや彼女はどんなに剣の腕が立っても、中身は少女なのだ。
そんな不安を抱えた二人は、月を見て語らう事でその文に不安を和らげた。
そうして約束したのだ。
毎晩共に語らいましょう…と。
そんな語らいを積み重ね、ついに頼朝の元へとたどり着いた。
彼が居てくれたから
ついに初陣を迎えた彼女。
確かに不安はある。
それでも毎晩彼と語り合った。
そんな時間が彼女に安心感を与えてくれた。
大丈夫、継信がついているから…と。
けれど何が起こるか分からないのが戦だ。
この時もそうであった。
決して油断していた訳ではない。
それでも突然多数の弓に射られた事で、混乱が生じた。
よけきれなかったのだ。
しかし、そんな彼女を彼は見ていた。
主と共に戦場に立つからには、必ず守ると決めていたのだ。
だからとっさに彼女に駆け寄り、その身で庇った。
彼のとっさの行動により、彼女は弓で傷を負う事はなかった。
しかし庇った彼は、深手を負ってしまった。
そうして倒れた彼の血塗られた様に、頭の中が真っ白になった。
ドキドキと鼓動が大きくなる。
倒さなければ、敵を全て倒さ倒さなければ。
この感覚は五条橋の時と同じだ。
またあの力に飲まれてしまうのかも知れない。
そう思った時、「うわぁぁぁぁ!」と言ううめき声と共に、彼が突然立ち上がったのだ。
負った傷は浅いものではない。
それでも彼女と戦えると言う彼。
そんな彼の様子に安堵した彼女は、あの力に飲まれる事も、発動させてしまう事もなく、いつもの彼女のまま、彼と共に戦い抜き、見事勝利を手にしたのだった。
一人では成し得なかった。
けれど皆がいたから、彼がいてくれたから。
だから無事に勝利を手にする事が出来たのだ。
まだ平家との戦いは始まったばかり。
これからもまだ戦は続いて行く。
それでもいつも仲間が、彼が彼女を支えてくれるから。
「女性だと知って以来、余計に気にかけてしまうのです」
という彼は、主として彼女を慕う気持ちに変わりはないものの、それ以上の感情を抱いていた。
そして彼女もまた、仲間として彼を慕う以上の気持ちを感じていた。
だからこそ支え会える。
たからこそ助け合える。
そうして平家を討ち果たした時、きっと二人は穏やかな幸せを手にする事だろう。
その他のキャラのネタバレ(あらすじ)
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平知盛
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