キャラクター紹介
CVは石川界人さん。
理事長の息子で、学校一優秀な生徒。
遊の親友で、良く主人公に声を掛けて口説くような事を言い出した頃合いに、助けに来てくれる人。
遊の扱いがとてもうまく、二人の仲がいい事が印象的。
彼と二人、異世界に飛ばされた事で、彼の隠している真実に気づき、絆を深めた。
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感想
最初はあまりに冷たいので、心が折れて遊先輩に行ってしまったのですが、セーブ取っておいたので再挑戦した所、強気な態度が大変好みでした(笑)
カッコ良かったです!
主人公をからかうために、わざわざ耳元で囁いたりするのですが、石川さんの囁きが素敵で、ゾクゾクしてしまいました(笑)
最初あんなに冷たかったのに、後半本当に甘くて。
そのギャップも良かったですね。
ご両親との事とかもあったので、他のキャラにも共通していえますが、こんな短くしないで、例えばご両親との確執があるのなら、相手の家を訊ねる機会がありそれを目の当たりにして、なんとか力になりたいと思う…みたいな要素とか欲しかったなって思います。
と勅使河原先輩の所で語りましたが、そこまでの確執は彼はなかったです(笑)
でも、ちょっと彼のお父さんとお話たりとかしてみたかったですね!
そういうアッサリ感はありますが、キャラはとても素敵で、遊先輩の時にもいい友人でしたが、先輩のルート、甘くて良かったです。
石川さん、素敵な勅使河原先輩をありがとうございます!
ネタバレ
守護者として、お前の事は俺が守ろう。
守護者になるとは決めていない。
ずっとそう言っていた彼が、初めて本当に守りたいと思えた時、自然とそんな言葉が出て来たのかも知れない。
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学校にある旧校舎。
そこの地下には異世界に通じる扉だけでなく、鍵のかかっている部屋がある。
そこは銃を武器とする守護者の家系、勅使河原家の訓練場。
学園の理事を務める父と、彼は幼い頃から、そこで守護者としての鍛錬を積んで来た。
小さい頃から守護者の話を聞かされ、守護者としての自覚は早い内に芽生えていたし、守護者である事を誇らしく思っていたのに。
そんな彼がある日、守護者である事を受け入れたくない事件が起きた。
いつものように鍛錬をしていた幼いあの日。
止まっている的を狙えば完璧な彼に、「今度は動いている的を狙ってみよう」
そう父が提案したのだ。
言われるがまま、父が動かした的を狙う彼。
でも、初めての事で、止まっているもののように、うまく捕らえる事が出来なかった。
そうして外した弾は何かにぶつかり跳ね返り、傍で指導してくれた父の太ももを撃ちぬいた。
怖かった。
父に傷を負わせてしまった事が。
あの訓練場は代々受け継がれた秘密の場所で、公にする事が叶わず、救急車を呼ぼうとした彼の行動は止められて、普通の医者にも診てもらえない父は、もぐりの医者に診察を受け、事なきを得た。
そうして再び練習が再開されたものの、もう怖くて動いている的を撃つ事が出来ない彼。
だって、またケガをさせてしまうかも知れない。
いや、今度は死なせてしまうかも知れない。
この武器はそれだけの力を持っているものだから。
幼い彼に、それはとても恐ろしい事だった。
それでも心配ないからやってみるんだ!そう励ましてくれる父。
一度の失敗くらい気にするな…と。
それでも怖くて手が震えてしまう彼。
そんな息子に、父はそれ以上訓練を強要しなくなった。
それは父親としての優しさからの行動かもしれない。
でも、理由も分からないまま、訓練が行われなくなった事で、彼は思ってしまった。
あぁ、父は自分に失望したのだ…と。
以来、動いているものを撃つ事が出来ない先輩は、異形の者との戦い中でも、後方支援の威嚇射撃のみ。
そんな彼の行動に一番に気づいたのは彼女。
共に異世界に飛ばされた時に、先輩の行動に疑問を感じたから。
そうして二人で元の世界に戻るためと、敵の城に忍び込んだ所を捕らえられたのだが、その時、読めなかった魔導書が突然読めるようになった彼女の力により、彼だけが元の世界に飛ばされた。
戦えない彼を自分が助けないと!
そんな彼女の強い思いから。
その後、守護者全員で彼女を助けに現れて、無事に元の世界に戻れたものの、遊先輩に戦えないという弱点を指摘された彼は、一人外に。
そんな彼を放っておけない彼女が後を追い、彼から幼い日の事件を聞かされた。
でも、今は出来るようになっているかも知れない。
また頑張ってみたらいい。
そう励ます彼女に、今更頑張った所で遅い…という彼。
それでも今更遅いとか、間に合わないなんて事はない。
いつからだってやろうと思えば出来ない事はない。
そう言われた事で、その夜徹夜で動く的を狙う練習をした彼は、無事に戦えるようになった。
彼女の言葉に励まされ、戦えるようになった彼と、そして守護者のみんなと共に、再び異世界に行き、魔王を倒したメンバー達。
その後、日常に戻った彼ら。
いものようで、少し違う毎日。
それは、以前よりずっと彼と彼女の距離が縮まった事。
放課後、教室の二人で残り、彼女の勉強を見てくれる彼。
その時、改めて彼の気持ちを言葉で聞く事が出来、二人は晴れて恋人に。
冷たかった彼が優しく笑い、彼女に何度もキスをする。
そんな甘く優しい時間が、これからも続いていく事だろう。
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