男遊郭【かげろう】

男遊郭 - PS Vita

キャラクター紹介

CVは野島健児さん。
まだ傾城としてデビュー前の見習いの男の子。
神楽の元で勉強中。


他の傾城たちに比べ、主人公とは年も近く親しみやすい印象だったものの、辛辣な言葉を口にする無容赦ない性格。

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感想

最初は取っ付きにくいかな?と思いましたが、親しくなってくると、そんな意地の悪い物言いも、彼なりの愛情表現なんだな…と思えて素敵でした。


知り合った時には見習いで、お客を取っていない彼ですが、彼の職場は遊郭で、いずれは傾城としてお客の相手をする事になる立場なので、彼と結ばれてからは切なかったです。


そして後半もっと切ない展開になり、一瞬ルート間違えて悲恋エンドに行ってしまったかと思いましたが、本当に色んな意味で素敵なエンドでした。
一見バッドに向かったかのようなあの展開のお陰で、とてもいい終わりになったように思います。


この所良くご縁を頂く野島さん、全くハズレがないのですが、今回もすごーく良かったです。
野島さんの声と話し方で意地悪なのは、寧ろ大好きです(笑)


毎回言いますが、初恋の声優さんは強い(笑)
野島さん、素敵すぎるかげろうさんをありがとうございました!
毎回ときめきをありがとうございます。


ネタバレ

男の子産まれないこの島に珍しく産まれた男の子。
幼い時に郭(くるわ)に売られた彼は、菊屋で誰にも心を開かなかった。


世話役の神楽が学問が好きで、神楽の読んでいる本に興味を示した彼は、その頃からやっと神楽にのみ、心を開くようになった。


美しい外見の彼だが、幼い頃に売られている為、両親にいい思いはなく、顔がいいだけでだらしのない呑んだくれだったと言う父を憎んでいた。
それでも家族を大事に思う彼は、ペンダントの蓋の中に、母と姉と幼い自分の家族写真を入れているなど、家族への思い入れは強い様子。


彼は、神楽の計らいで、昼間は学問を学ぶために吉原の外にだして貰っていた。


そうして、船問屋の娘である彼女は、菊屋に使いに行った時に、いろはの計らいで設けられた宴の席で、一番年が近く話しやすそう…と、彼を指名し、二人は親しくなった。


鋭さを感じさせる美しい容貌の彼は、見た目の鋭さのままその言葉も辛辣で鋭く、初めは取っ付きにくい感じだった彼。
けれど、吉原の外で学問を学んでいる彼と偶然街で会ったり、吉原の縁日に誘われて共に過ごすうちに、いつしか親しく。


そんなふたりの様子を微笑ましいと思って見てくれていた神楽に、


彼をそろそろ傾城にしたいので、突き出しの相手をして貰えないだろうか?


と頼まれた彼女。


吉原にいる男は、お客の女に色恋を売るのが仕事。
けれどもせめて初夜だけでも愛する人と迎えさせてやりたい…と、神楽はそんな風に考えてくれていたのだった。


その頃、彼の姉ともひょんな事から知り合っていた彼女は、


現在は外国人の妻となり裕福に暮らしているので、どうしても弟を身請けしたい。
あなたから説得して貰えないだろうか?
弟を好いてくれているのでしょ?



…と頼まれて居た。


それとなく身請けの話をした事があるのだが、


僕よりも身請けされるに相応しい人がいるから、その人が身請けされない限り、見習いの自分の身請けなんて考えられません


と言う彼は、遊郭に売られてもなお、日々自分を磨いてる神楽に憧れ、兄のように慕っている為、神楽が身請けされないうちは、自分の事は考えられないと言うのだ。


そうして身請けの話をちゃんと出来ないまま、彼の突き出しの日を迎え、結ばれた二人。


朝になり、共に目覚めた事に喜びを感じたまま、彼女を大門まで送りたいと言う彼と寝所を出た所、辛そうな表情の神楽と遭遇。


辛い想いをさせてすまない。


そう呟く彼の後ろからは女たちが現れた。
女たちは、彼が傾城として客を取り始めた事を聞きつけ、二番目は自分だ!と、押しかけて来たのだった。


そう、彼女が愛したのは吉原の男。
彼は傾城として自分以外の女性と夜を共にする事が仕事。


頭では理解していたハズのそれが現実として目の前に突きつけられると、想像以上のショックで、彼女はそのままそこで意識を失ってしまった。


彼女を案じた彼は、菊屋の一室を借りて彼女を寝かせ、付きっ切りで看病してくれた。
所が熱が下がる事はなく、次第に衰弱していく彼女。


菊屋で世話になっている医者に診て貰うものの、熱冷ましが効かないのなら、様子を見る以外ない…と言われてしまった。


いつも看病してくれる彼は、普段あんなに辛辣なのが嘘のように、病んでいる彼女に優しくて、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。
夜伽も彼女との初夜以来、一切断っている様子の彼。
年季を終える時期が遅れてしまう…と言う彼女の心配をよそに、今はあなたが元気になる事が先決だ…と、ずっと看病してくれる。


けれど彼女の病状は素人目に見ても悪化の一途を辿って居た。
いてもたっても居られなくなった彼は、
人に頼るのが嫌いなのに、彼女の為に姉に連絡をし、西洋の医者を連れて来た。


その医者は西洋でも有名な名医で、彼の姉の夫の友人。
そうして診察後に告げられたのは、彼女の発熱は幼い頃からの持病が出たもので、もっと早い段階なら処置も出来たが、今の状態では手立てがなく、二人が共に過ごせるのは、後半年だろう…というものだった。


それを聞いていた姉や神楽に、残された時間を彼女の為に使わなくていいのか?と問われた彼。


でも自分は遊郭に売られた身。
そんな自由などない。



そう言う彼に、姉は再び身請けの話を提案。
そうする事で彼女と残された時間を過ごす事が出来ると。


そうして彼は気付いた。
今の自分にとって、本当に大事なものは何かと言う事に。


散々姉の身請けの話を断った彼だったが、愛する人の為に姉に頼り、残された時間で喜びも悲しみも全てを共有する為に、一緒になりたい…と、そう彼女に言ってくれたのだ。


その言葉を隠れて聞いていた姉と医者と神楽。
三人はとても喜んでくれた。


それもそのはず、実は彼女の病気の話は嘘で、後3日も医者の用意した薬を飲み続けたら治る…というものだったのだ。


そう、三人は共謀して彼を騙した。
彼が彼のために人生を歩めるように…と。


最初は騙された事を怒った彼だが、三人の悪巧みのお陰で、自分の中の一番大切なものが何であるか、それを知る事が出来たのだ。


その後、彼は姉のお金で身請けされ、神楽もその知識を医者に認められて、医学の発展の為に通訳をして欲しいと頼まれて、菊屋を出られる事に。


彼と彼女は、彼の姉の旦那の仕事で、若い男女の力を借りたい貿易の仕事があると言う事で、二人でそれを手伝う事に。


そうして、彼女を吉原ではなく街中を花魁道中しながら迎えに来て、妻として迎えてくれた彼。
病がすっかり癒えた彼女に、今でも意地悪な事ばかり言う彼だが、今なら確かに分かるから。
それが彼なりの愛情表現なんだという事が。

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