学園CLUB【堺冬舞】

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学園CLUB~ヒミツのナイトクラブ~ - PSVita

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キャラクター紹介

CVは小野賢章さん。
主人公と同じ二年生で同じクラス。
ナイトクラブのメンバーの一人。


彼女の登校初日に朝陽に代わり彼女の案内をし、隣の席になったことをキッカケに絆を深める。

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感想

全体の感想で改めてお話しますが、顔も出ない声だけのその他の登場人物の演技が、なかなか凄くて。
全員ではないものの、ちょっと聞いてるのツライレベルの人も居て、なかなか集中出来ませんでした。
後はシナリオの展開が唐突と言うか、いつ別な日になったの?と言う展開もあったりで、ちょっと苦戦してしまいました。


冬舞くんはカッコよかったです!
ただ、シナリオが残念な感じなので、そこまで夢中になれずに終わってしまいました。
賢章さんのこう言うボソボソ話す気怠げな役は大好物なので、凄く残念な感じです。


シナリオのボリュームの割に、スチルは多い感じですが、攻略キャラだけのバストアップなものが殆どで、彼女とのものは一枚だけはとてもときめきましたが、他の二枚は微妙な感じ。


でも賢章さんは本当に素敵でした!
まて別な作品でも、こんな賢章さんに会いたいです。
賢章さん、ありがとうございました。


ネタバレ

君の知らない場所に行っても帰ってくるから。
だから君らしく僕を応援していて。



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ただ母親のプライドの為だけにやらされたモデルの仕事。
母の選ぶ可愛い服を着て、彼は美少女モデルとして活躍していた。


けれど歳を重ねるにつれ、彼の体は男になって行き、美少女モデルを続ける事が難しくなってしまった。
中性モデルに転向しては?」そんな話も持ち上がった。
けれど彼に決定権はない。
決めるのは母親だった。


そう、彼は母親の操り人形。
自分を好き勝手に操る母が嫌いだったし、それ以上に母の言いなりになる自分が嫌だった。
けれど何も出来ないまま、彼は精神的に追い詰められ拒食症になってしまった。


そうして体調を崩し、彼の元へ来ていた中性モデルの話は流れてしまった。


モデルと言う足場を失い、モデルでなくなった途端、彼への興味を失った母親。
そんな状況で拒食症が良くなるハズもなく入院。
結局彼は高校を留年する事になってしまった。


そんな彼を拾ってくれたのが、朝陽の父親である桐架学園の学園長だった。
そうして学園長は彼に二つの条件を与え、それを満たせたら再デビューさせてやると約束してくれたのだ。


モデルの仕事は好きだった。
だから今度は母と離れ、自らの力でモデルとして再デビューしたかった。


学園長から出された条件は、息子のサポートをする事と、ナイトクラブの最終決戦で一位となる事だった。


そうして彼は一年留年し、ナイトクラブでホスト役として活動する事となった。
サポートの名目で共に過ごす事の多い朝陽には、いつのまにか依存していた。
ずっと母の操り人形だった彼。
だから自分の意思で何かを決める事が苦手になっていたのだろう。
誰かに依存して側にいる事が、彼の当たり前になってしまったのかも知れない。


けれどそんな彼を彼女が変えた。
転校生の彼女は、うっかりナイトクラブの存在を知ってしまった事で、彼らのサポートをする事になった。
そうしてクラスが同じで、席が隣の彼は、ナイトクラブにも学校にも不慣れな彼女と、行動を共にするようになった。


そうして共に過ごすうちに、彼女の側は居心地の良い場所になっていった。
けれどそれも初めは、依存だったのかも知れない。


所が次第に彼の中に変化が現れてきた。
キッカケは演劇部の舞台の代役。
彼女が困っている演劇部の話を聞き、自分が目立たない役で舞台に立ってでも協力したいと言い出した。
人前で何かをすると言う経験のない彼女が、目立たないとは言え、ぶっつけ本番状態で舞台に立つのは難しかった。
そんな理由で、彼女の気持ちだけを受け取った演劇部員により、その案は断られたのだ。
その事で落ち込んでる彼女から事情を聞いた彼は、彼女の無謀な提案に驚き、そんな無茶苦茶なことを仕出かされる前に…と、自ら代役を買って出たのだ。


そんな経緯から立った舞台だったのに、彼にはそれが非常に面白かった。
一瞬だけを切り取るモデルの仕事とは違い、長い時間を掛けて表現する舞台の仕事。
モデルとは違う面白さを感じたのだ。


そうして彼は決意した。
再デビューの夢はそのままに、モデルに固執するのではなく、今度は俳優としてやっていこうと。


そうして学園長の条件を満たし、無事にナイトクラブの最終決戦で、指名数一位を獲得した彼は、すぐに学園長に呼び出された。
学園長とは事前に母のことも話をしており、学園長の方から母親に口出しを禁止するよう伝えて貰える事になった。


けれどそこでも条件を出されてしまう。
それが彼女と別れる事。
これから商品として売り出すものに虫がついていては困る。
学園長は彼女とのことをそういったのだ。


しばらく時間をください。


再デビューを夢見ていたし、やりたいことも見つかった。
それはすぐそこにあって手を伸ばせば届くものになった。
それでも彼は迷ってしまう。
だって、ここまで来る事が出来たのも、やりたい事が見つかったのもすべて彼女のお陰だったから。
彼女無しの自分なんて、もう考えられない程に彼女に惹かれていたから。



そうして彼はナイトクラブのメンバーを集め、彼女と付き合っている事を告げた。
そうして一位の特典を辞退することも。


そんな彼の決断を認め、おまえなら他の事務所からも声がかかるよ…と励ましてくれた仲間達。


少し時間はかかるかも知れない。
それでも今度は大丈夫。
美少女モデルだった過去も隠さない。
むしろそれを売りにして、自分を売り込むことも決めた。
そんな風に少しずつ、夢へと近づいてゆく事だろう。
大切な彼女に支えられながら。


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君のために頑張るから、これからもずっと見守って居て。


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