オトメイトさんのNintendo Switch用ソフト「オランピアソワレ」で杉田智和さん演じるキャラクター、玄葉のBAD ENDのネタバレ（あらすじ）をまとめました。
キャラクター紹介
※「オランピアソワレ」は乙女ゲーム制作ブランド『オトメイト』の作品です。
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CVは杉田智和さん。
色は化色と呼ばれる【黒】。
黄泉で育ったにも関わらず医師となり、医療院で働き、現在はコトワリの副所長に。
いかがわしい冗談で彼女をからかう。
自分の色の事もあり、彼女との距離感はそのようなものがいいと思い込んでいた。
しかし、黄泉のものを、黒の自分を決して見下さない彼女に次第に惹かれるように。
「黒く染まるくらいなら死を選ぶ」
そう疎まれ、非時丹よりもはるかに剥に効果があるにも関わらず、服用されない『非時丹・涅』。
だから彼はコトワリの副所長室を研究所として、日夜剥の新薬を研究していた。
あらゆるものを使い試した。
でもダメだった。
彼女と知り合った後も、月黄泉に頼み死に水を貰ったり、彼女の血を貰ったり。
それでもダメだった。
一刻も早く、気持ちはそう思っていたが、それでも今まで何度も失敗してきた。
だから時間が掛かると思っていたのに。
事態は急変し、彼は急ぎ新薬を作らねばならなくなってしまう。
黄緑の薙草が剥を発症したからだ。
しかも発症時は彼女を組み敷いており、喀血した血を彼女に吹きかけたのだ。
そうして自分も剥に罹ったのでは？と案じた彼女と、尋ねてきた叉梗により、その事を知らされた。
彼女を愛していた。
しかし一度口付けた際に彼女の髪が黒く染まったのを見てしまった。
それは天女島の女特有のものなのに、そうと知らない彼は、『非時丹・涅』の事もあり、黒の色が移るのかもと案じた。
だから彼女を遠ざけた。
けれど薙草に無理矢理手籠にされそうな彼女の状況を知り、その薙草の剥を治すための薬の開発を躊躇ってしまう。
そこに追い討ちをかけるように、道摩が彼と彼女を呼びつけ、このまま薙草を死なせてしまえと言うのだ。
薙草が助かれば、彼女は薙草を夫にしなければならないから。
そうして彼は………。
俺が愛した女
２種あるBADのうちの一つ「俺が愛した女」のネタバレ（あらすじ）をまとめました。
ほんの一歩の差
黒に染まりながら、未だ金色の光を残す瞳。
全てが黒く染まった訳ではなかった彼。
だから道摩は彼を【黄】に戻し、自分の跡を継がせ次期長にしたいと言った。
そして彼女を娶るようにと。
しかしその条件が薙草を助けない事。
研究は続けた。
開発のため全力を尽くした。
しかし間に合わなかった…とすればいいと。
正直薙草のした事を知った時、殺意が芽生えた。
だから剥で死んでしまえばいいとも思ってしまう。
それでも彼は医師だ。
そんな私情で人の命を容易く諦められなかった。
だから薙草を助ける事にした。
そうして彼女の協力の元、必死に研究し、天女島の生き水を活用すると言う所までこぎつけた。
後一息だった。
しかし、彼の新薬開発よりも、薙草の回復の方がほんの一歩早かったのだ。
薙草は度重なる非時丹の投与により、助かったと叉梗に聞かされた。
その上、薬が効いたと分かってすぐに、「オランピアに会いたい」と、求婚するのだと言っていたそうだ。
だから彼女は嫌な予感に襲われた。
確かに薙草は言っていたのだ。
彼女を暴行した罪を着せ、玄葉を処刑すると。
それが嫌なら私の妻になりなさい…と。
誰にも渡さない為に
嫌な予感に襲われた彼女は、急ぎコトワリを訪ねた。
そうして玄葉の部屋の扉を叩く。
「寝てても起きて！」と。
彼女の様子にただ事ではないと気づいた彼は、すぐに扉を開けてくれた。
すると彼女は不安そうに「薙草が…助かった」と告げた。
そしてあなたに私を暴行した罪を着せて処刑すると言っていたから、逃げてと。
嫌な予感はどんどん膨れ上がっていたから。
しかしそんな彼女を追うように、コトワリに軍がやってきた。
そうして言うのだ。
「白のオランピアへの暴行容疑で連行する」と。
目の前で無実の罪状をなべられる彼に、彼女は「私は彼に乱暴などされていない！」と声を上げた。
しかし軍は聞く耳を持たない。
「可哀想なオランピア。きっと玄葉に脅されているのでしょう」と。
そうして朱砂も騒ぎを聞きつけてやってきたが、正式な連行状も出ているとの事で、彼はそのまま軍へと連行されてしまった。
すぐさま彼を追いかける朱砂。
軍に掛け合い釈放して貰うために。
けれどダメだった。
黒はどうしたってこの島ではぶが悪い。
慈眼に頼んではみたが、慈眼の力を持っても、黒を救うのは難しいと言うのだ。
それが天供島という島の現実。
そうして悲嘆にくれて海を見つめる彼女の前に、薙草が現れた。
「あなたに朗報があるのです」と。
その内容は、明日玄葉が処刑されると言うものだった。
あまりの出来事に言葉を失う彼女。
愛する人を奪われ、愛してもいない男と婚姻する未来しか残っていないなんて。
しかしそこに彼が現れた。
今日移送される所で、二、三人殴り逃げ出して来たと。
そんな彼に「オランピアは私が貰う」と高らかに薙草が宣言すると、「それは無理だ」と答えた彼は、そのまま彼女の腹部を刃物で刺した。
処刑されるのなら、彼女と共に逝きたい。
彼女は俺が愛した女だから。
「愛してる」
とびきり甘く囁きながら、彼は彼女を刺した。
誰にも渡さないために、自分だけのものにするために。
残り香
２種あるBADのうちの一つ「残り香」のネタバレ（あらすじ）をまとめました。
道摩に薙草を見殺しにするよう言われた所からの分岐です。
全てうまくいく
確かに道摩の言う通りだ。
万が一薙草が助かりでもすれば、彼女は薙草の妻にならざるを得ない。
彼女が彼を望んでも、薙草が正式に求婚したとなれば、色層が下である彼は身を引くしかない。
それがこの島なのだ。
だから道摩の言うように、薙草さえ助からなければ。
そうすれば彼らは晴れて結ばれるのだ。
「助けたくない」
思わず彼女が漏らした言葉。
「だよな」
思わず彼も同意する。
医師である彼。
けれど彼も男だから。
愛する彼女を無理矢理手籠にしようとした薙草を許せないのだ。
頭では分かっている。
助けるべきだと。
新薬が完成するか分からなくても、医師として最善を尽くすべきだと。
彼だって、彼女だって分かっている。
けれど心は違っていた。
二人は求め合っていたから。
確かに二人は互いの半身だったから。
そうして翌日、彼女は案じていた。
助けたくない。
そう呟いたものの、見殺しにするなんて出来ないと。
だから彼が気にかかった。
薬を作っているのだろうか？と。
最後の言葉
案じながらも会えなかった。
幸いコトワリに検閲を頼みに行ったら辰葱しかおらず、彼は寝ているのでは？と言う事だったから。
「寝ているのなら起こさないであげて」と。
そうして手紙の配達を終えると、黄緑の青年たちが「早く、薙草様の元へ」と幾人かかけてゆく。
きっと医療院へ行くのだろう。
あの様子では、病状は思わしくないかも知れない。
だから彼女は彼の元へと向かった。
薙草の病状が良くないかもしれないと伝えたくて。
けれどそれを聞いた彼は言うのだ。
「アマテラス様の罰が当たったのだろう」と。
確かに薙草はひどい事をした。
けれどだからと見殺しにして構わないの？
彼女がそう思ったとき、突然彼が喀血した。
案じる彼女に「だった一人の白に移ったら大変だ。早く部屋を出ろ！」と。
そうして部屋を追い出された彼女は「必ず医療院へ行ってね？信じてるから」と涙声で彼に声を掛けた。
「これくらいの症状なら薬が効く。黒は頑丈にできているから心配するな」と返す彼。
しかし、それは彼が彼女に宛てた最後の言葉となった。
あの後すぐに彼も薙草も剥により命を落とした。
余りにも進行がはやく、薬が効かなかったと言う。
その速さを人々は「呪いのようだ」と言った。
本当にそうなのかも知れない。
薙草の死を願ったから、呪われてしまったのかも知れない。
そうして彼女は隠れ家に一人。
彼の白衣を抱きしめて眠る。
そばには彼の頭蓋骨も置いてある。
愛する人の残り香に抱かれ、永遠に半身を喪った悲しみに涙する。
決して会えない人。
それでも願ってしまう。
「お願い、玄葉。私を迎えに来て」と。
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