キャラクター紹介
CVは岡本信彦さん。
主人公と同じ帝都図書情報管理局のメンバー。
口数が少なく、一見冷たく見える人。
あまりの素っ気なさに、嫌われているのかと思う程。
任務中は会話も出来きるが、プライベートでは付き合いの悪い彼。
共に任務をこなすうちに、次第に二人の温度に変化が。
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感想
もう、本当に良かったです。
抱えているものが大きくて切なくて。
あんなに大きな体で強そうな彼なのに、守ってあげたいって思うんですよね。
余りに素っ気ないので、どうなるか心配でしたが、誘拐のイベントの所で、しっかり心を掴まれて。
そこから先はもう彼の事ばかりが気になって、翡翠くんへの罪悪感を感じる隙も与えて貰えなかった感じ(笑)
エピローグでの刺青の話も、偶然かも知れないけれど、偶然じゃないって思いたいですね。
最初で最後の素敵な贈り物だと思いたいです。
スチルもみんなよくて、凄い素敵でした。
そして、最初の素っ気ない感じから、次第に優しげな響きになる岡本さんの表現力が、本当に素晴らしかったです!
切ない演技も、感情を露わにして声を張る演技も最高でした。
そして、岡本さんのこんな感じの低音、本当に素敵だなって思いました。
岡本さん、素敵すぎる滉さんをありがとうございました。
ネタバレ
俺はアイツの身代わりだから。
アイツが警察に捕まるような事になれば、代わりに処刑台に登るのが俺の役目。
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「潔癖症なのか、みんなとお風呂に入りたがらない」
それはカラスの一員の証の黒い羽の刺青が、彼の脇腹に彫られているから。
「仕事以外では、みんなとつるみたがらない」
それはフクロウの情報を流すため、スパイとしてここにいる裏切り者だから。
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彼の父は日本を代表する四木沼財閥の当主。
女中として働いていた彼の母が、そんな主人のお手つきになり、彼が生まれた。
家をあてがわれ、年に数回父親だと名乗る男が訪ねてくるだけ。
それでも、母と二人、それなりに幸せに暮らしていた。
そんな彼の元に、四木沼家から、カルイザワの別荘に招待された。
そこは幼い彼にもハッキリと分かる程に、彼のいた世界とは何もかもが違っていた。
そこで出会ったのが、腹違いの兄の四木沼喬。
丁寧な口調で声を掛けて来た兄に誘われるがままに、川に散歩に出た二人。
ところが前日の雨で川の水量は増していて激しい流れに捉えられ流されてしまう。
その時に、運悪く流木が喬の目に刺さり、喬は片目を失った。
喬の母はまだ幼い彼を責めた。
お前が代わりになるべきなんだ!と。
その翌日の夜、彼は自宅の浴室で見つけてしまった。
ナイフで手首を切り、死んでいる母親を。
遺書として、四木沼に詫びる手紙を残して。
ただ激しい流れに飲み込まれてしまっただけ。
幼い彼には何も出来ない。
彼だって被害者なのに。
華族の血が流れる喬と、半分しかその血が流れていない彼とは、どうやら何かが違うようだ。
見た目は同じ人間なのに、決定的に何かが違ったのかも知れない。
幼いながらもそんな事を感じた彼は、華族に大事な母を奪われたせいか、四木沼の人間が華族以外を人とは思わない気質だからか、ひどく華族を憎むように。
また、白いタイルを真っ赤に染めた母の血が目に焼きつき、以来血が苦手になってしまった。
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そうして彼は四木沼喬の身代わりとして育てられ、彼が運営する組織カラスの一員として活動。
けれど、人殺しを拒み追い出された彼は、今度はフクロウにスパイとして潜入させられた。
そこで出会った華族の令嬢である彼女。
疎んでいた華族ではあったものの、「華族だからと一括りにしないで」と言う彼女は、箱入りのくせに無鉄砲で、泣き虫なのに気が強く、決して人を見下したりしなかった。
そんな彼女と共に過ごすうちに、彼の中で何かが変わった。
いつか四木沼が捕まったら、身代わりで逮捕され、そこで終わるハズの人生だったのに。
母が死んだ時に終わったと思っていた人生だったのに。
欲しいものが出来てしまった。
誰にも渡したくないと思うほどに。
それが彼女だった。
けれど、結婚しているものの、妻の薔子が妊娠しづらい体質で、子供の居ない四木沼に、子爵の娘で平民の血が混ざっていない血筋であり、更にはアウラを視る力のある彼女は目を付けられてしまった。
四木沼の血を受け継ぐ子供を産んで欲しいと。
当然彼にナハティガルに彼女を連れてくるようにとの指示が出た。
けれど、出来ない。
だって愛してしまったから。
誰にも渡したくない程に。
何もかもが諦めた人生だったのに。
それでも、周りの人間が次々と狙われる中、自ら四木沼の元に行くと言いだした彼女。
そんな彼女と共にナハティガルに行った彼は、冷たく突き放すように彼女を引き渡したのに、カラスの仲間が彼女に触れた瞬間、頭の中が真っ赤になり、彼女を奪い返していた。
そうして例え殺されようとも、喬に彼女を渡せないと思った彼は、上司の朱鷺宮に全てを話した。
その後、兄の喬から、彼の元に届いた招待状を逆に利用。
フクロウ全員で乗り込み、カラスを壊滅させる事に成功した。
彼も兄との直接対決で、彼女は渡せないと力で彼女を勝ち取った。
その時、彼は喬に脇腹を銃で撃たれた。
そして入院して手術をして、無事に退院した彼は、「火傷みたいな跡は残るだろうけど、多分消えた」と刺青の事を彼女に報告。
偶然かも知れない。
でも、兄が打ったのは、カラスの刺青だった。
彼がフクロウの裏切り者だと言う証。
捕まったハズの兄は、彼との戦いで負った傷を治す為入院。
その後、入院中の病院から逃げ出した。
港でヨーロッパ行きの船に、妻と共に乗っているのをみたとの目撃情報も。
彼はと言えば、無事に退院し、今後もフクロウでみんなと愛する彼女と共に働く事に。
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一番大好きで、一番大切で、一番キラキラしてて、そして一番危なっかしい。
そんなおまえだから、ずっと俺がそばで見守っててやるよ。
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