剣が君 百夜綴り【螢】山吹の書:夫婦ぶらり旅

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剣が君 百夜綴り 通常版 - PS Vita

シナリオ紹介

CVはKENNさん。
二人は吉備国で祝言を挙げ夫婦に。

現在彼は鬼族の長として鬼ノ城で奮闘中。
隣の彼女に支えられながら。
そんな中、妻の願いのお伊勢参りの旅に出たお話。

思い出を語る二人は、もうすぐ父と母になる予定。

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感想

私の見せて頂いたエンドのその後のお話でした。
彼女がお伊勢参りに行きたいと願った時のスチル、彼が彼女の父に無理難題を課された時の山吹スチルも再び見る事が出来ました。
そこも凄く良かったです。

彼女に支えられていると強く感じ、彼女を大切にしている様子に感動しました。
螢さんのような人と一緒になれば、ずっと大切に守ってくれるんだろうな…と思いました。

温泉のエピソードには、涙が止まらなくなりました。
やっぱり二人には山吹ですね!

KENNさん、素敵な螢さんをありがとうございました。

ネタバレ

明日も明後日もその先も、一緒に歩んでいこうな。

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鬼族の里である吉備国。
二人はそこで鬼族の為に生きる事を決意し、吉備国で祝言を挙げた。

その時彼女はお伊勢参りに行きたいと言っていたのだ。
二人が出会った思い出の東海道を、また二人で歩きたいから…と。

結婚後は鬼族の長としての仕事が忙しく、心が折れそうになる時も沢山あった。
けれどどんな時も彼女がそばにいてくれたから、だから彼は任務をこなす事が出来たのだ。

そうして長の務めが少し落ち着いた頃、彼は彼女を念願のお伊勢参りに連れて行く事に。

今や鬼族の長である彼とその妻の彼女。
流石に二人きりの旅は難しく、二人の護衛と彼女の世話役を一人、合計五人の旅となった。
けれど籠も馬も使わない。
ただ只管に歩いて旅をする…というところは、決して譲らなかった二人。
だって、あの日の思い出をなぞりたかったから。
それが二人の始まりの旅だったから。

そうして思い出の東海道を歩き、無事にお伊勢参りを済ませた二人。
喜ぶ彼女の姿に彼も満足していた。

けれど彼にはもう一つやりたい事があったのだ。
鬼族としての暮らしで、彼女には不自由をさせている事も沢山あるはず。
けれど何も文句を言わず、懸命に彼を支えてくれている彼女。
だから普段はなかなか伝えられないそれらの感謝を、この旅で彼女に伝えたかったのだ。

だから彼はお伊勢参りの帰りに、とある温泉へと立ち寄った。
ここの温泉はいいと評判だから、一度入ってみたかった…と。

まだ鬼族が堂々とその身分を明かして暮らせる程にはなっていない日の本。
だから彼がどんなに温泉が好きでも、他の客と入る事は叶わない。
人目を避けて、明け方まだ明るくなる前に温泉に入ると言う彼。
次第に夜が明けて空が明るくなるのが美しいから…と。

その音葉に魅力を感じた彼女は、彼とともに夜明けの温泉を楽しむことにしたのだ。

温泉に入る時間が決まった直後、用事があると出かけた彼は、彼女に内緒でこっそりと彼女を喜ばせる準備を。

そうして明け方を迎え、二人は温泉へ。
あいにく男湯と女湯が分かれている為、一緒に入る事は叶わない。
だから壁越しに話をしながら、明け方の温泉を楽しむ二人。

暗くて辺りが見えないながら、彼女はお湯を両手ですくい上げてみる。
すると手に花びらが触れたのだ。
あれ?花びらが浮いているの?…と驚く彼女。
すると、その頃ようやく朝日が昇り、辺りが次第に明るくなる。

そうして、朝日に照らされた温泉には、山吹の花が浮かんでいた。
それは二人の思い出の花。
彼女の父が、彼が鬼であると知り、二人の事を反対した時、季節外れの山吹の花を彼に要求したのだ。
千本摘んできてほしい…という無茶な要求。
娘の祝言は千本の山吹で祝うと、妻と決めていたと嘘をついて。

そんなの無理に決まっている。
父の言葉にそう思った彼女だったが、彼を信じ待っていると、彼は約束を違える事なく、本当に千本の山吹を摘んで戻ってきたのだ。

そんな思い出の花。

その花に感激する彼女に、彼は日頃の感謝を伝えた。
夫婦になってくれて、好きになってくれてありがとな…と。

そうして、オレも山吹が見たいから、そっちへ行っていいか?と言う彼と、朝の温泉を楽しんだ二人は、また二人で旅をしようと約束したのだ。
今度は二人きりではなくなるかも…と明るい未来を期待しながら。

それから月日は流れ、現在彼女のお腹の中には彼の赤ちゃんが。
もうじき二人は父と母になる。

決して約束を違えない彼だから、彼女も子供も生涯愛し、守り、幸せにする事だろう。
そして温泉のあの日の約束通り、今度は家族三人で、また旅に出る事だろう。
その頃には、彼が鉢巻を取って旅が出来るような、そんな世の中になっているかも知れない。

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