キャラクター紹介
CVは逢坂良太さん。
緑ヶ島中学映画研究部の部員で、主人公と同じ中学二年生。
運動神経バツグンで、なんでも器用にこなす彼は、いろいろな部活から助っ人を頼まれるものの、熱中できるものが映研だけという理由で、幼馴染の悠真とともに映研で活動。
母や祖母が音楽関係の仕事をしていることもあり、音響も担当している。
同じ年である彼女を何かと気遣ってくれる存在。
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感想
すごく素敵でした。
中学編なんて特にときめきました。
だからでしょうか?
逆に楽しみにしていた青年編で失速してしまった感じも。
これは私個人の好みの問題なのですが、青年編に入ると、新しいキャラが出て来て。
割とその方が苦手なタイプでした。
にも関わらず、すでに中学編で大好きになってしまった周くんの前で、ものすごい好き好きアピールをしてくるんです。
好きな人の前でというのも辛いし、何より苦手なタイプの人にグイグイ来られるのが、ものすごい苦手で。
そんな自分の性質も手伝い、青年編はときめきとかドキドキよりも、耐え忍ぶ修行の時間だったように思います(笑)
なので、私とは逆に好きな人の前で別な男に口説かれるドキドキが好きとか、誰かに惚れられてグイグイ来られるのも好き!って方は、その要素も楽しめるかと。
そしてその苦手な方ですが、最終的に引き際が潔く、そこは大変魅力的でした。
その後も普通に付き合ってくるのも、懐の広さを感じて、素敵な方だな…と。
お友達としては申し分ない人でした。
青年編では失速してしまったものの、仲間という雰囲気で終わってしまった中学編はスチルもドキドキしましたし、すごく良かったです。
何より逢坂さんがすごく素敵でした!
逢坂さん、素敵な周くんをありがとうございました。
ネタバレ
どっちも大事だから、ここは俺が諦めて、潔く引くべきだろって思ったのに…。
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緑ヶ島中学で映研に所属していた彼は、部員とともにとあるオーディションを見ていた。
そこでオーディションのステージから逃げ出した少女に、部長の悠真が目をつけ、コンクールの作品のヒロインは彼女しかいない!と、半ば無理やり彼女を巻き込むことに。
そんな風に出会った二人だったが、映研の活動を通して、次第に絆を深めて行く。
初めての経験に戸惑いながらも、相手役に選んだ彼に助けられながらなんとか無事に撮影を終え、コンクールも見事初出場で初優勝を飾ったのだった。
そうして撮影で親しくなり、学校は違うながらもすっかり映研の一員となった彼女だったが、コンクールを終え部長の悠真が卒業し、その後活動もなくなり縁は途絶えたかのように見えた。
そうして数年の月日が流れ、大学生になった彼女が、掲示板で休校のお知らせを見ていると、一人の男が声を掛けてきた。
なんだかとても親しげなその男の名は拓人といい、友人とストリートライブをしているのだという。
そうしてそのライブに誘われた彼女は、そこで思いがけない人物と再会したのだ。
拓人が「シュウ」と呼んでいた友人が、なんと映研で共に活動した彼だった。
その再会をキッカケに、昼は三人で学食で昼食を摂り、ストリートライブを応援に行き、一緒に飲んで一緒に帰る…と仲良く過ごすように。
それはまるでキラキラしていた映研時代を思い出させ、彼女にとってとても心地の良い時間だった。
そんなある日、拓人が彼女と付き合いたいと言い出した。
そうして拓人は「付き合ってもいい?」と彼に確認。
後でやっぱりダメとか言うのはナシだからね?と念を押した。
一方、突然そんな事を言われた彼は、困ってしまったものの、唯一女でも楽に過ごせる彼女を大事な友だちとして捉えていた事から、大事な友だちどうしが付き合って幸せになるのなら…と、承諾してしまったのだ。
彼女はと言えば、最初は断ったものの、「まだ拓人さんの事をよく知らないし」という彼女の言葉に、「付き合ってみればよく知る事が出来るから、やっぱ付き合っちゃおうよ」という拓人の勢いに押されて付き合う事に。
最初は何も変わらなかった。
学食も三人で、出かけるのも三人で。
けれど次第にその事を不満に思うようになった拓人に、たまには二人きりでラブラブに過ごしたいと言われ、そこから彼が二人と距離を置き始めた。
そうして拓人と二人きりで出かけた時に、彼女は気づいてしまった。
ふとした拍子に彼の事ばかり考えてしまう自分に。
だから拓人と二人で買い物に出た帰りに、彼と中学時代に聞いたバンドの新譜を見つけ、買って帰って来て、それを届けに彼の家に。
喜んだ彼は、彼女を家にあげてくれ、二人で飲むことになったのだが、拓人と共に出かけた話を聞いているうちに、彼の飲むペースはスピードアップ。
立ち上がった時にふらついてしまう程に。
その彼を助けようとした彼女だったが、男性を支えきる事は出来ず、一緒に倒れ込んでしまった。
そうして「他の男の名前ばかり言うな」という彼にキスされてしまう。
拓人にキスされそうになった時は、イヤだと思ったのに。
彼にそうされることには、不思議と抵抗を感じないどころか、嬉しく思ってしまう彼女。
けれど、その事をキッカケに、彼は以前よりまして二人と距離を置くようになってしまう。
そうして彼と会えない日が続いた頃、偶然公園で彼と会った彼女は、話をする事が出来て、また彼もお昼に学食に顔を出してくれるようになったのだ。
それでもぎこちない。
以前の三人とは何かが違う。
そんな中、拓人が彼女を家に誘った。
新しいスヒーカーを買ったから、一緒に家で映画を見ないか?と。
更にはそのまま泊まって行きなよ…という。
その言葉にわずかに焦りの色を見せた彼。
そうして彼女と拓人が映画をレンタルし、拓人の家に向かう途中、そこに彼が現れて、本心を打ち明けてくれた。
「二人は俺の大事な友だちから、二人が幸せになるのが一番だと思ったのに、やっば無理だった。俺はお前が好きだ」と。
本心を打ち明けてくれた彼に「私も周くんが好き」と素直な気持ちを話した彼女。
拓人はと言えば、一度彼を殴ったものの、これで全部チャラだから、もう罪悪感とか感じなくていいから…と、身を引いてくれた。
他のヤツだったら渡さないけど、シュウなら仕方ない。
それに彼女もシュウが好きなんだから…と。
そうして恋人となった二人は、毎週末彼の家に泊まり、映画を見るように。
二人でいる事が当たり前になりつつあるから、「おまえさ、もう俺の所に住んじゃえば…」と、まだ小さな声でつぶやくようにしか言えない彼だったけれど、いずれ彼女にちゃんとその言葉を伝える事だろう。
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