シナリオ紹介
CVは松岡禎丞さん。
タクヤの双子の弟。
おっとりしていて、一人で絵を描いたりするのが好きな男の子。
館では紋白として彼女を助けてくれた。
現実世界の名前のこちらのルートは、やっとちゃんと結ばれるEND。
一度館の名前のENDを見ないと開かないEND。
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感想
良かったです、やっと報われました!
紋白くんの時はヒロインひとりぼっちな感じのENDでしたが、カズヤくんが居てくれて、他のみんなも報われそうな兆しを見せての終わりなので、安心出来るENDでした。
カズヤくんのあの話し方が、なんか凄く好きです、癒されますし、可愛いです!
想いの真っ直ぐな感じがとても好ましいです。
まだ兄と弟、どっちらが好きってわからないくらい、どっちも好きな感じですが、後で兄のタクヤくんも、攻略して確認してみたいと思います。
松岡さん、本当に素敵なお声でしたし、あの話し方とか、大好きです!
松岡さん、素敵なカズヤくんをありがとうございました。
ネタバレ
自分の存在がみんなの迷惑になっているという事に絶望し、奈落に落ちた彼。
そんな彼を奈落まで迎えに行く彼女。
だって彼を助けたかったから。
それでもたどり着いたそこで、彼の足だけがどんどん沈んでしまう。
それはまるで彼の絶望の重さのように。
そうして彼女のリボンが切れる事を恐れた彼は、あの時のように彼女の手を離してしまう。
だって、彼女にだけは助かってほしかったから。
あの時はそこで諦めてしまった彼女。
もうだめだ…と思ってしまった。
でも今回は違った。
彼女は諦めなかった。
だっていつかの夜彼が教えてくれたから。
希望を持つように、諦めないように…と。
それがこの館から出るために必要なのだと。
絶対にカズヤくんと一緒に帰るんだ。
彼女は手を離した彼を助けようと必死に手をのばす。
そんな彼女の気持ちに応えるかのように、次第に彼女の手が彼に近づいて行く。
応えてくれたのは、あのリボン。
彼がずっと大事に彼女に返すんだと持ち続けたそれ。
彼がこの館で自分を失わずに居られた希望の光だったそれ。
そのリボンが、ずっと共にあった彼を助けるかのように伸びて、彼女の手を彼の元へと届けた。
そうして繋がれた二人の手。
大丈夫、これでもう離れない。
そうして途切れた彼女の意識。
気づいた時には病院の天井が見えていた。
目覚めた彼女は慌てて彼の病室へと足を運んだ。
するとずっと眠ったままだった彼が、10年ぶりに目を覚ました。
そう、あのリボンが彼を助けてくれたのだった。
長く眠ったままだった彼は、筋肉が衰えている為、自分で動けるようにとリハビリを開始。
彼女と共にバスの事故でここに運ばれたタクヤとアキは未だ眠ったまま。
それでも彼らもきっと目覚めると信じて、二人で時折様子を見に行っている。
なかなか目覚めない二人に、「戻ってくるかな?」と彼女が訊ねると「大丈夫、必ず戻って来るよ」と応える彼。
彼の言う「大丈夫」には不思議な力があった。
幼い頃から、いつも不安な彼女に「大丈夫」とよく言ってくれた彼。
そんな彼の「大丈夫」によく彼女は助けられていたのだった。
そして彼は続けた。
希望はただ信じて待つものじゃなくて、自分でか迎えに行くものだから。
もしも二人が目覚めなくても、迎えに行くよ。
君が迎えに来てくれたように。
…と。
そんな彼の言葉が二人に届いたのだろうか?
事故以来眠り続けていた二人が、目を開いたのだ。
ナツキはもう居ない。
けれど彼らは生きているから。
だから傷を抱えたまま立ち止まるのではなく、互いに支え合いながら歩いて行く。
きっとそれをナツキも喜んでくれるはずだから。
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