絶対階級学園【七瀬十矢】真相Happy

この記事は約11分で読めます。
Nintendo Switch用ソフト 
ブランド:Daisy2、PROTOTYPE 
ジャンル:女性向け恋愛AVG 
発売日:2019年12月19日 
通常版:7,040円(税込)

Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で前野智昭さん演じるキャラクター、七瀬十矢の真相ルートグッドエンドのネタバレをまとめました。

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キャラクター紹介

※「絶対階級学園」は乙女ゲーム制作ブランド『Daisy2』『PROTOTYPE』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは前野智昭さん。
石ころ階級の二年生。
階級制度に反対しているレジスタンスのリーダー。

本土から来て階級制度に違和感を感じていた主人公とは、すぐに親しくなった。

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真相は石ころエンドの続きから始まるので、そこまでの流れは下のネタバレをご参照ください。

感想

別記事にまとめました。

絶対階級学園【七瀬十矢】全エンド感想
Daisy2さん、PROTOTYPEさんのNintendo Switch用ソフト「絶対階級学園」で前野智昭さん演じるキャラクター、七瀬十矢の全エンドの感想をまとめました。

ネタバレ(あらすじ)

真相グッドエンド「世界の果てまで」のネタバレをまとめました。

エデン

幼い頃、彼は喫茶店を営む母と二人暮らしだった。
月に一度だけ父が彼らの元を訪ねて来た。
その時は幼くて良く分からなかったが、彼の母は父の愛人だったのだ。

正義の政治家として名を知られる政治家である父は、彼の母の住む下層地区の視察に来た時に母と出会い恋に落ちた。
その時すでに父は望まぬ相手と結婚しており、世間的にはは許されぬ恋。
それでも惹かれあった二人には、やがて彼と言う立派な息子が生まれた。

そんな環境ではあったものの、優しい母と自慢の父を持つ彼は幸せに暮らしていた。
テレビに父が出るのも嬉しかったのだ。

しかし正義の政治家と呼ばれる彼の父は、その正義感故に敵も多かった。
そして潔癖な父の唯一の弱点が彼ら母子だったのだ。
ある時マスコミが彼らの存在を嗅ぎつけ、大々的に報道した事により、追い詰められた父は自ら命を絶った。

そうして最愛の夫を失っただけでも辛いのに、連日マスコミに追われた母は心を壊してしまった。
だから救いを求め『エデン』と言う新興宗教に縋ったのだ。

母にとっては心の拠り所で救いであったのかもしれない。
しかし彼にとっては地獄だった。
教祖が稚児趣味で、彼に悪戯をしようとするのだ。
それが嫌で母に訴えても「教祖様の言うことを聞いていれば幸せになれるわ」と、助けて貰えない。

あぁ、母に捨てられたんだ。
子供心にもそう実感した彼は、一人エデンを逃げ出した。
そうしてゴミを漁り食べられるものを見つけ、段ボールにくるまり野宿して生活していた。
その後施設に保護された。

魔法使い

保護された施設には、同じような境遇の子供がたくさんいた。
そこでのルールは一つだけ。
自分の名前を明かしてはならないと言うものだった。
そしてあだ名をつけることまで禁止されていた。

しかし子供同士で遊ぶのにそれではあまりに不便だ。
だから彼らは次第に見た目の特徴や性格から、あだ名で呼び合うように。
彼のあだ名は『ノッポ』だった。

そうしてみんなで遊んでいると、ある時見知らぬ女の子が現れた。
それが幼い頃の彼女だ。
遊ぶ彼らをじっと見つめているその子に、勇者ごっこをする事にした彼は思い切って声をかけた。
一緒に勇者ごっこやろうぜ」と。
そうして彼女を攫われた姫役に任命した彼は、「姫は必ず俺が守る!」と誓ったのだ。

それが二人の出会い。
それが彼の初恋。

そうして皆と遊ぶ時間はとても楽しかったのに、ある時実験が始まった。
薬を投与され、カプセルに入れられるのだ。
そんな実験が始まってしばらくすると、彼の前に『魔法使い』お名乗る男が現れた。
櫂宮学園の理事長、鏑木だ。

そうして鏑木は彼に訪ねた。
君はどんな夢を望むんだい?」と。
なんでも夢を魔法で本物にしてくれると言う。
そうして彼の要望を聞きながら鏑木が作った彼の夢は、とても強い正義の政治家の父と優しい母がいて、彼らはとてもお金持ちで、彼は何不自由ない生活を送る…そんな家庭だった。

そうして彼は薬を投与され、その設定に合わせて作られた映像を繰り返し見せられるように。
新しい設定の記憶が定着するように。
薬は実際の記憶を消し、新たな記憶を上書きするのに必要なもの。
薬のお陰で彼の脳はスポンジみたいに新たな記憶を吸い込んだ。

そうして作られたのだ。
鏑木グループの実験により。
七瀬十矢と言う少年が。

櫂宮学園プロジェクト

鏑木の実験はそれだけで終わりではなかった。
櫂宮学園プロジェクト』と言う計画は、彼と同じように偽の記憶で作られた少年・少女たちが、階級制度のある学園での生活する様子までもが、実験だったのだ。
たった一人の女王を生み出すためのプロジェクト。

学園では生徒の食事に出されるスープには、大量の薬物が混ぜられていた。
洗脳薬のようなものだ。
だからどう考えてもおかしいあの階級制度も、「それがこの学園のルールだから」と、一部反発するレジスタンスはいるものの、殆どの生徒が受け入れていた。

しかし無理やり記憶を改竄し、洗脳したのだ。
どうしたって歪みが現れるのだろう。
だから生徒たちは不眠に悩まされたり、頭痛に悩まされたりした。
また情緒不安定な者も多かった。

そんな違和感に養護教諭のエドワードは気づいていた。
そうしてその原因が学園の食事にあるのでは?とも。
だからこっそり各階級の食事のサンプルを取り、本土の調査機関へと送って調べていた。

結果を手にしたエドワードは驚愕した。
戦時中に洗脳薬として使われたような強い薬を、学園が生徒に投与している事がわかったからだ。
当然この事は理事長である鏑木も知っているはずだと思った彼は、鏑木にそのことを問いただした。

すると鏑木は、前任の養護教諭はその事実に気づくのに三年もかかったのに、君は優秀だ…と笑うのだ。
そうしてその事実を知り、鏑木に訴えた前任の養護教諭は消された事も知らされた。
エドワードには珍しい病気に苦しむ母親が居る。
鏑木グループの援助を受けて治療しているのだ。
言わば母親を人質に取られているようなもの。
結局母のこともあり、エドワードは生徒を救いたいのに鏑木に従わざるを得なかった。

断薬

しかしエドワードの入手した検査結果は盗まれてしまった。
犯人はレイの中にいるもう一人の人格のショウだ。
ショウはこの学園の秘密を随分前から知ってる様子だった。

だから盗んだ検査結果をショウは敢えてレジスタンスのアジトへと届けた。
当然そんな結果を見たレジスタンスのメンバーたちは驚愕した。
そうして生徒に真実を知らせて学校を廃校にしよう!と一部のメンバーが盛り上がった。

しかし誰がそれをレジスタンスに届けたのかも分からない。
第一生徒に知らせた所で、その後の対策もないもないのだ。
悪戯に不安を煽るだけになってしまう。
だから彼はこの事は一般の生徒には絶対に知らせるな、と強く言い聞かせた。

所が数日後の朝礼で女王が話している時、レジスタンスのメンバーが登壇。
例の検査結果について、全校生徒に発表してしまったのだ。
当然学園は大混乱。
食事の時間など、皆食べていいのかと不安になってしまった。

詳しい話を聞こうとエドワードを訪ねると、何も話せないと言うエドワードだったが、食事は取り続けた方がいいとだけ教えてくれた。
そうしてその後エドワードは、夜に彼女にテディベアのぬいぐるみを届けに寮を訪ね、母の具合が良くないから本土に行くと告げ、学校からいなくなってしまった。

そうして鏑木はスープに混ぜて投与していた薬の断薬を決定。
エドワードに急な断薬は危険だ!と止められたのに、構わず決行した。

断薬の影響により、学園祭を控え活気に満ちていた学園内の様子は様変わりした。
生徒たちは頭痛を訴え、授業を休むものが増え出した。
更にエドワードの居ない医務室には、白衣を来た新人の養護教諭がおり、そのベッドの殆どが頭痛を訴える生徒で埋められていた。

これがエドワードが訴えていた断薬の危険性なのだ。
通常断薬とは、徐々に投与量を減らしながら進めるものなのに、多量の薬品を投与されていた彼らに、急に薬の投与をやめた事で、離脱症状が現れてしまったのだ。

離脱症状

なんの対処もされないまま、断薬は続き、体調不良を訴える生徒は後を絶たない。
彼女とレイを除く皆がなんらかの症状に苦しんでいるようだった。

そんな中迎えた学園祭。
この日は年に一度家族に会える、生徒たちにとっても特別な日だ。
そして薬の件もあり、家族に会えたらその件について調べて貰うよう頼むと決めていた生徒も多かった。
彼もその一人だ。

彼の父親は正義の政治家と呼ばれる人物だ。
きっと話せばすぐになんらかの手を打ち、しっかりとした調査を行なってくれるはずだ。
だから彼は彼女を連れて、両親に彼女を紹介し、薬の件を話した。
するとどうだろう?
自分の息子が学園の食事に混ぜると言う形で、投薬されていたことを知っても顔色一つ変えないのだ。
そればかりか、「そんな事より、久しぶりに会ったんだ。もっと彼女の事を聞かせてくれ」とトンチンカンな返答なのだ。

どうも会話が噛み合わない。
いや、それだけじゃない。
彼は投薬が中止された影響なのだろうか?
両親に会った瞬間に違和感を覚えていた。
この人たちは本当に俺の両親なんだろうか?と。

けれどそれもこの会話で決定的なものになった。
お前らは誰なんだ?」と訪ねるほどに。

そうして学園内は次々と生徒が倒れ、学園祭は中止と理事長のアナウスが。
その上体調の悪い生徒は白衣の医療スタッフとともに本土へ行くよう指示された。

でもそれも嘘だった。
だって彼女は白衣の男たちの会話を聞いてしまったから。
処分するとかエデンに回す…と話しているのを。

そうして彼もまた離脱症状に苦しみ、彼女の部屋へ。
そこで悩んだ彼女は、エドワードに貰ったテディベアのぬいぐるみを思い出した。
僕に出来るのはこれくらいしかない」と言っていたのを思い出した彼女は、そのテディベアを念入りに確認してみた。

すると背後に縫い直した跡を発見。
そこを開いて見ると、中からはエドワードの手紙と薬の瓶が。
手紙には彼らの症状が離脱症状である事が記され、添えられていた薬の瓶は一時凌ぎに過ぎないものの、離脱症状を少し和らげる薬だと分かった。

双子の姉

鏑木の放送も手伝い、外を眺めると生徒が車に乗せられている。
彼女の薬で調子が戻った彼と共に、生徒を守るために放送室へと向かった。
多数の白衣の男たちが入り込んでいるのなら、こちらも皆で固まり団結して戦おうと。

白衣の男を避け、なんとか放送室へとたどり着いた彼は、生徒の皆に舞踏会場へ集まるように伝えた。
その後急いで舞踏会場へと移動すると、すでにレジスタンスのメンバーがそこで待っていた。
彼らの後からも続々と生徒たちは舞踏会場へ。
皆離脱症状で苦しそうなので、彼女は全員にエドワードの薬を配って歩いた。

そうして離脱症状の和らいだ面々は、本土から離れたここから脱出するために策を練った。
まずは迎えを呼ばなければならない事から、どうしても外部と連絡を取る必要があった。
しかし学園内には外部との通信が可能なものは一つもないのだ。
それでも手分けして学園内のパソコンを調べてみたが、やはりどれも外部通信は不能だった。

その時廊下からの悲鳴を聞いた彼女は、残っていた生徒が白衣の男に捕まったのだと思い、彼の静止を聞かず飛び出した。
そうして何者かにより後頭部を殴られ気を失ってしまった。

目覚めると見知らぬ天井。
そればかりか彼女はウエディングドレスを着せられていた。
そうしてその部屋に女王が入ってきた。
そのウエディングドレスは私が着るはずだったのよ…と言う女王は、彼女に憎しみを向け、その首を絞めて殺そうとする。

突然の女王の行動に驚いた彼女だったが、なんとか逃れようと暴れた時、女王の顔を隠すベールが外れた。
そうしてそこから現れたのは、彼女と同じ顔の少女だった。

知っている。
この子を私は知っている。

そう思った瞬間昔の記憶の一部が蘇った。
そう目の前にいる同じ顔の少女は、彼女の双子の姉のマリアだった。

何がそうさせるのかは分からない。
けれどマリアは彼女へと憎悪を向ける。
そうして再び殺そうと首を絞める。
その力に彼女は死んでもいいと思ってしまった。
だって忘れていたけれど、この人は大好きな姉なのだ。
おねえちゃん
首を絞められながらも、最後に姉へと呼びかけると、その声に反応したマリアは彼女の首から手を離した。
そうして彼女が父から貰った電子手帳を残して去って行った。

その後同じくここに攫われていた彼と合流した彼女は、外部に連絡をすべくパソコンを探した。
いくつもある部屋を探す中、ついに鏑木の部屋へとたどり着いた。
しかし立ち上げたパソコンにパスワードが掛けられていた。

どうしようかと悩んでいると銃声が二人の耳に。
慌てて音のした方へと駆け寄ると、そこには鏑木が銃を構えていた。
撃たれたのはレイ…いやショウだった。

そこで鏑木から彼女の本当の両親の話を聞いた。
高千穂と言う天才科学者だった父は、鏑木の友人だった。
欲しいものは全て手に入れて来た鏑木が、唯一手に入れられなかったもの、それが彼女の母だ。
だから鏑木は事故に見せかけて彼女の父を殺した。

そうして父を失った彼女たちの元をたびたび訪問してた鏑木。
しかしある時彼女の母に父の事故の真相を話した。
当然怒りに燃える母。
そうして二人が口論となった時、母を助けようとマリアがナイフを持ち、謝って母を刺してしまった。

そうして火事になり家が焼け、母を失った彼女。
しかし彼女は姉のした事を自分のした事と認識していた。
だからそのショックも大きく、自ら記憶を封印してしまったのだ。

そうして彼女にウエディングドレスを着せた鏑木は、ここで彼女と結婚式を挙げると言う。
なんでもこの部屋は母と父が式を挙げたチャペルを再現したと言うのだ。
凄まじい執着だ。

更に夫の死の真相を知った瞬間の怒りに燃える母の目に、一層の魅力を感じたと言う鏑木は、同じ炎を彼女の中に見出したいからと、彼を銃で撃とうとした。
しかし簡単に撃たれる彼ではなかった。

そうして彼が撃たれる事はなかったものの、女王の手により鏑木は命を落とした。
愛していたから、自分のものにならないのなら殺してでも手に入れたい…と言う鏑木へのの強い想いがマリアを動かしたのだ。

その後鏑木のパソコンのパスワードは母の名前だと気付き、鏑木の実験のデータと共に、本土の警察やマスコミ各社に助けを求めた。
そうして櫂宮学園プロジェクトの犠牲者たちは、無事救出されたのだった。

あれから三年の月日が流れた。
彼女は中流地区にアパートを借り、一人暮らし。
資金は高千穂の祖父が出してくれている。
エドワードも父もエデンから無事保護され、父は罪滅ぼしとして下層地区で医者を、エドワードは以前の研究所に戻っている。

本土に出た彼は奨学金で大学に通い、精力的に活動、ボランティアなども行なっている。
なんでも新たな出会いが楽しくて仕方がないようだ。
彼は人が好きなのだろう。

大学生ながら無事に司法試験に合格した彼は、彼女にプロポーズ。
学園内でも外に出ても頼もしい彼に、きっとこの人は国を変えるかもしれない…と実は本気で思っていたりする彼女だった。

新婚旅行はどこへ行こうか?
話し合う二人はもう自由だ。
これからは二人どこまでもいける。
世界の果てまでも。

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