遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド【片霧秋兵】

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遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド - PS Vita

キャラクター紹介

CVは岡本信彦さん。
前作のラスボスとなった禍津迦具土神の憑代となった父を持つ。
元帝国軍。
現在は帝国軍から独立した精鋭分隊の副隊長を務める。

父が帝都を滅ぼしかけた事実を重く受け止め、眠りについたままの父の代わりに償いたいと考えているような優しい人。

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感想

秋兵さん、今回もすごく良かったです。
彼に関しては、物語は終わってなかったんですよね。
彼の中では、まだあの事件は終わっていない。
ちゃんと罪を償うまでは…という感じが、男らしいなって思うし、一人で背負いすぎて心配になってしまいました。

そして遙かによくある【助けられなかった】⇒【龍の力で時空を遡る】という展開があり、もうお約束的なそれですが毎回号泣するのに、あっさりと過ぎてしまって。
なんかその展開に頭も気持ちもなかなか追いつけなかったので、泣きそこねた感じが(笑)
そこが残念でした。
私の集中力のせいでもあるのかも知れませんが。

そして秋兵さんの話に戻りますが、みんなが既に仲良くなっているので、なにかあると周りが気にかけてくれる様子が見えるのも、すごく見ていて嬉しかったです。
もうみんな仲間になれたんだな…と。

秋兵さんは、割と早い段階から、ちょこちょこ泣かせてくれるイベントで、それもすごく良かったですね。
辛い事を背負いながらも笑顔を絶やさない彼は、かっこよくもあり、儚くもあり。
彼の傍で彼の支えになれたらいいのに…と思いました。
後は執事さんがとても秋兵さんを大事に思ってくれて、色々とアシストしてくれる感じも、微笑ましかったです。

そして後半の彼のお父さんと主人公のやり取りも、本当に感動しました。
そんな風に認めてもらえて、息子さんを託して頂けて、なんか感激で涙が止まらなくなりました。
そして最終的に彼女が背負うべきものを代わりに背負ってくれたのも、娘のように思ってもらえた気がして、とても嬉しかったです。

そんな風にみんなに愛されている秋兵さんがとても愛おしくて、そんな彼が惜しみなく愛を注いでくれるのが嬉しかったです。
岡本さん、素敵な秋兵さんをありがとうございました。

ネタバレ

蝶々姫がこの花壇のある庭に留まる事を選んでくれるのなら、夫婦として家族として、幸せな居場所を築いて行きたい。

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禍津迦具土神により受けた傷を癒しつつある帝都。
神子と共に、残党狩りをし、帝都の平和を守る日々。
誰もが明るい顔を見せる中、彼も笑顔を見せてはいるものの、心の中では笑えていなかった。

彼の中ではまだ何も終わっていなかったから。
自分の父が、帝都に与えた被害を忘れては居なかったから。

それは街を破壊しただけではない。
強兵計画で沢山の若者を犠牲にしてしまった事も。

だから、片霧家の私財を投げ打ってでも償いたいと考えていた。
彼が一人で背負う必要などないのに。

そんなある日、浅草六区で復興祭が開かれる事となった。
普段は残党狩りの為巡回に勤しんでいる彼も、神子が楽しみにしている復興祭に、巡回がてら参加する事に。

そこで事件が起きたのだ。
残党狩りとは言っても、禍津迦具土神を倒した今、怨霊は目に見えて減っていた。
にも関わらず、復興祭の会場付近に大量の怨霊が現れたのだ。

原因は呪詛。
帝国軍が密かに呪詛を仕掛けていたのだ。

その呪詛が原因で、彼女の対である白龍の神子は倒れ、目を覚まさなくなってしまったりもした。

そんな状況の中、軍は怨霊の増加の原因は外国の仕業なのだ…と吹聴した。
初めは信じるものも少なかったが、次第にその話に耳を傾ける者が増え、帝都での軍の力は次第に増して行った。

そんな軍の力を利用したのが藤堂だった。
彼は未来の東京から、黒龍の力で時空を越え、彼女のいる帝都にやってきた。
藤堂の住む未来の東京は終焉を迎えていて、それを回避するために、帝都を滅ぼす必要があったから。

軍に力を持たせ、外国が怨霊を撒き散らしていると吹聴し、諸外国との戦争を起こさせる事で、帝都を滅ぼそうと考えた藤堂は、藤堂製薬として未来の薬をばら撒いたのだ。
それはロンドと言う名の美しい飲み物で、疲れが取れる…とたちまち人気になった。

効能は彼の父、参謀総長が行った強兵計画に似たもので、それを飲んだものを自由に操る事が出来た。

藤堂が行ったのはそれだけではない。
黒龍に遣わされた黒蓮と言う神子を守る存在だと偽り、自分の自動人形を神子の側に。
更には精鋭分隊の隊長の有馬を戦争に備える…と言う名目で彼らから引き離し、彼にも神子の命をたてに、鬼の首領であるダリウスを捕らえ討つように命じたのだ。

二人の会話は盗聴している…と軍から言われた彼は、そんな命を下されて以来、彼女と距離をとるようになった。
誰にも言うな、言えば神子を殺す…と軍に脅されていたから。

彼にとって彼女はただの神子ではなかった。
ずっと目覚めない父を気に掛け、時折見舞いにもきてくれたし、一人で父の罪を背負おうとしている彼を、いつも心配し気遣ってくれた。
そんな彼女の優しさと暖かさに、彼の中では次第に彼女への想いが募って行ったのだ。

自分は片霧の罪を背負う者だから、彼女をそこに巻き込めないと思いながらも。

そんな大切な彼女の命をたてにされ、有馬に代わり任された精鋭分隊を率いて、ダリウスを捕らえた。

一方彼女はと言うと、見世物があると集まっている人達の様子がおかしい中、気づくと広場で大勢に囲まれてしまっていた。
そして様子のおかしい人々は、神子を悪人扱いし、ジリジリと詰め寄った。
そこに空間移動の能力で助けに来たのがダリウスだった。

そんなダリウスを彼女の前で捕らえた彼は、軍からダリウスを討つよう指示を受けていたものの、

ここで命を落とすのは、帝都に甚大な被害を与えた張本人の息子である僕が相応しい。

そう思い、ダリウスの持つ剣に自ら刺されに行った彼は、そこで命を落としてしまった。

大切な人を失った彼女は、ずっと様子のおかしかった彼と話さなかった事、目の前で起こった事を止められなかった事など、様々な後悔から、黒龍に願い、彼の死の当日に時空を遡った。
目を覚まさない彼の父の魂を伴い。

そうして彼の父に事情を説明し、力を借りる事で彼を救う事が出来たのだ。
その際に、「秋兵と共に片霧の名を背負う覚悟があるのだな?」と訊ねられた彼女は、あると答えると、彼の父は彼女を秋兵の嫁として扱う…と言い、彼女を片霧の嫁として認めてくれたのだった。

父との再会を果たした彼は、父が目覚めたのだと思い喜んだのも束の間、彼を助けると消えた父が、「すまなかった」と耳元で声を残した事から、嫌な予感に突き動かされ、片霧の屋敷に戻ると、あの事件以来目覚めることなくベッドに横たわっていた父が消えていたのだ。

彼の父は、彼と彼女、二人の未来のために、彼女が黒龍に時空を遡った事で支払う代償を肩代わりしてくれたのだ。
もうすでに死んでいるようなものだったと言っていた彼の父は、ただ息子の為に命を繋いでいた。
だからその魂も肉体も、渡せるものは全て代償として支払い、消えてしまったのだ。

そんな父の犠牲により、守られた二人の未来。
けれど父は希望を持って息子に片霧の未来を託したのだろう。
そして息子を誰よりも愛し、何を失っても助けようとした彼女が側に居る事に、安心していたに違いないだろう。

父の犯した罪を償い生きて行く彼の傍では、彼女が笑顔で彼を支えている。
これからも二人で力を合わせ、未来を切り開いて行く事だろう。

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僕の妻になって下さい。
人生を共に歩むひとは、君以外に考えられませんから。

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