蝶々事件ラブソディック【神藤将成】

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蝶々事件ラブソディック - PSVita

キャラクター紹介

CVは小野友樹さん。
海軍の有能な軍人で、彼の父は以前海軍で大佐を務めていた。
現上官の塚田と父に憧れ海軍に。


彼の父と彼女の父は親友で、父親同士が決めた許嫁でもある。

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感想

遙様のルートから見ていた時は、女性に対する態度が苦手かな?と言う印象でした。
でも、実際にプレイしてみたら、女性に対する彼の態度も理解出来ましたし、彼女をきちんと見て理解し、接し方を変えてくれたり、非礼を認めてくれたりと、潔さが見え、素敵でした。


許嫁と言う設定が良く活かされていて、彼のそばに居ることや、囮の作戦なんかも良かったです。
さらにはその囮の作戦をいい感じに彼が引っ張ってくれたのも、後半大変感動しました。


本人のあずかり知らぬところで、利用されたため、悲しい結末へと向かう感じになり、そこが遙様のルートと似ているようで、将成さんのルートの方が未来への希望も見えて、好ましく思えました。


将成さんのお父さんも、凄く可愛がってくれたのも、家族として受け入れてくれているようで、なんだか幸せな気分になれました。
また将成さんも、最初の態度が残念だった分、後半過保護になってくれた時に、ときめきましたね!
凄く愛して大事にしてくれる感じが心地よかったです。


そして弁が立つ人なので、彼のスピーチにも泣かされました。


最初は絶対ないって思っていたのに、一番好きかも?ってくらい、大好きになれました。
小野ゆーさん、素敵な将成さんをありがとうございました。


ネタバレ

俺はお前の傍にいる。
死が二人を分かつまで、いやその後も。
何があろうとお前の傍でお前を守る。



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海軍の大佐をしている父には、塚田と言う部下がいた。
良く彼の家に遊びにきては、色々な話を聞かせてくれた塚田に、彼は良く懐き、まるでもう一人の兄のような存在だった。


そんな塚田と大佐だった父に憧れ、軍人になる事を幼い頃から心に決めていた。


そうして念願叶い海軍の軍人になった彼は、少尉として塚田中尉の元で働くことに。
彼の配属先は塚田中尉率いる海軍特務機関。


けれど立派なのは名前ばかりで、彼の仕事といえば、最近巷を騒がしている猟奇的殺人事件の捜査ばかり。


俺はこんな事をするために軍人になった訳じゃない。
この国のため、この国の国民を守るために軍人になったのに。



志が高い彼は、現在の仕事に不満を感じていた。
だって猟奇的殺人事件の犯人は、非徒だと噂されていたから。
そんな居るはずもない化け物探しをする羽目になるとは、思ってもみなかったのだ。


所が非徒は実際に存在した。
しかも彼の身近に潜んでいたのだ。


イエーヴァ女学校の生徒が犠牲になった事件を調べるため、女学校に軍が常駐するようになった時、その女学校内で更なる事件が起こってしまった。
犯人は巷の噂通りの化け物だったが、その化け物は彼の同僚である加瀬が変じたものだった。


その原因は予防接種。
結核の予防接種と銘打って、源財閥が特別に受けさせてくれたそれは、実は非徒になる薬だったのだ。
まだ未完成のそれは、感染する確率も低く、感染しても発症しない場合もある。
だから彼の同期が、彼を含め皆予防接種を受けたものの、実際に非徒になる者が出る可能性はかなり低かったのだ。


所がイエーヴァの生徒が犠牲になる事件が起きた事で、軍がイエーヴァに出入りするようになった事が、発症率をあげてしまったのだ。


原因は彼女の存在。


彼女の父はロシアで非徒を作る薬の研究をしていて、それには母の血が使われていた。
母の血は特異なもので、その遺伝子には人を超人的な存在に変える力があったのだ。
それをロシアが利用し、強靭な人間兵器を作り出す作戦だった。
けれど研究は思うようにいかず、超人的な身体能力は出るものの、理性を失った化け物になってしまうのだ。
だから彼は自分の研究を悔いて、治療薬を作り始めたがロシアで革命が起こり、妻と娘を連れて日本へと亡命。
治療薬は完成しないまま、彼女の両親は命を落とした。


そんな風に特異な遺伝子を持つ母の娘である彼女もまた、母同様にその血が特殊だった。
彼女の血で同じような薬を作る事も出来るし、その血に非徒は惹きつけられる。
彼女からは甘い香りがし、非徒に感染している者は、その香りにより非徒へと覚醒してしまうから。


そして残念なことに、彼もまた皆に遅れて予防接種を打っていた。
さらには、彼は非徒に感染していたのだ。


だから、彼女を囮に使う事が決まり、遙が男だと知った彼は、親の決めた許嫁の彼女を自分の家に連れて来た事で、彼女との距離を縮め、結果非徒への覚醒を早めてしまう事に。


一体俺はどうしたと言うんだ?
こんなにも欲望に抗えないなんて。



初めは知らなかったから。
だから次第に彼女に惹かれている気持ちから来る、彼女を欲する欲望なんだと思っていた。
非徒としてオリガの血を求める欲望だなんて、思いもしないで。


けれど彼女の血の力や、自分たちに予防接種と称し投与された薬の事を塚田に知らされた時、全てを理解したのだ。


そうして彼女は塚田に利用される事に。
パーティーで大勢の目の前で塚田に傷つけられ、流れたその血に非徒が集まり、ただ大切に思い始めた彼を守りたいと言う思いから「やめて!」と非徒に向かって叫んだだけだったのに。
その声に非徒が従った事から、「この女が非徒を操っている」と塚田に声を上げられ、更には塚田の宇田川大佐殺しの罪まで着せられ、軍に追われる身となった彼女と、彼女を守ろうとした彼。


そうして逃げ場の無い二人の元に、海軍特務機関が現れたのだ。
二人を拉致したのは塚田だったのに、塚田を拉致して逃げた…と言う事にされていたのだ。


海軍の大佐である宇田川殺しの罪、塚田を拉致した罪、更には非徒を操り殺人を繰り返した罪。
どれも彼女にも彼にも関係のないものなのに、全てが彼らの罪だとされてしまったのだ。


お前の力で非徒を呼べばいい。
そうすれば将成を助けられるぞ。



そう教えた塚田。
たしかにそれしか方法はないように思えた。
周りは海軍特務機関の精鋭たちに囲まれ、罪人の汚名を着せられた二人を助ける者は誰もいなかったから。
彼女が呼べば、その声に非徒は答え、おそらく特務機関の中にも非徒に感染している者がいるから、その者たちも味方につける事が出来る。


けれどそんな力は使いたくなかった。
そして彼も、彼女にそんな力を使わせたくなかった。
だから二人で表に出て、話をする事にしたのだ。


全ての黒幕は塚田で、彼らは嵌められただけだと。
軍の上層部と源財閥が繋がっていて、みんなに打たれた予防接種は非徒になる薬だったと。
非徒になった者を利用して、海外の列強と戦おうと塚田は企んでいるのだと。


彼は非徒に覚醒しようとしているそれを、必死に押さえ込みながら話をした。
彼女と共に。


すると、彼らの言葉はみんなに届き、海軍特務機関は二人を信じてくれたのだ。
そうしてそんな様子を見た塚田は、塚田なりに日本を思っていたので、将成にならこの国を託せる…と、自らその命を絶った。


その後二人は非徒を治すための治療薬の研究に協力する事に。


最初は親に勝手に決められた許嫁だ…と思っていた二人だったが、共に戦う中、互いを心から信頼し合うように。
そうして囮作戦としてかつて開いた偽の結婚式の誓いの言葉通り、死が二人を分かつまで、共に寄り添い歩んでいく事だろう。


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あの時、お前と共に銃口の前に立った時に心に決めたんだ。
この手を絶対に離さないと。
だからそばにいてくれ。
お前の居ない人生は、もう俺には考えられない。


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