蝶々事件ラブソディック【シドニー・ワトキンス】

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蝶々事件ラブソディック - PSVita

キャラクター紹介

CVは諏訪部順一さん。
英国から来たジャーナリスト。


彼女が街で非徒に襲われたのを助けた事から親しくなる。

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感想

彼にはいくつもの顔が隠れているのですが、真相が分かるまで一つ以外は全く気づけませんでした。


世界中を巻き込む争いに勃発?みたいな雰囲気になりながらも、あの終わりは雑かも…と思わなくもないですが、他の二人より遥かに希望のある未来なのがホッとしました。


英国から来たジャーナリストというだけあり、大変紳士でした。
そこも周りが特殊な人ばかりだったので、普通に大人な紳士に大事にされるのは、大変心地よかったです。


何があっても助けてくれるあの感じも、とても信頼出来ました。
なのに、いや、だからこそ、あの展開は辛かったし、どうなるのかとヒヤヒヤしました。
でも、やっぱりいつでも、最後まで彼は私のヒーローでした!
そんな所も大変好ましく思いました。


諏訪部さんの穏やかで大人な感じの男性は、包容力を感じさせてくれるので、本当に素敵です。
今回も最高でした。


諏訪部さん、素敵なシドさんをありがとうございました。


ネタバレ

私は貴女が心から好きです。
愛しくて仕方ありません。
私に盗まれて下さってありがとうございます。



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英国から来たジャーナリスト。
彼は表向きはそう装っていた。
けれど彼の正体は、巷を騒がす華麗な怪盗ブランであり、ソビエトの諜報員であり、そして本当はロシアの皇族だった。
しかも彼はゆくゆくは皇帝として民を導く存在だったのだ。


それは彼がまだ子供だった頃の話。
彼女の父である生物学者の香月博士は、彼女の母の血を使い、オーフィリアという薬を作る研究をさせられていた。
それは軍の指示で、戦争で使う人間兵器、狂戦士を作るため。


所が研究はなかなかうまく行かず、驚異的な身体能力は現れるものの、みな自我を失い化け物のようになってしまっていた。
そんな化け物はロシアではディヤーヴォルと呼ばれた。


だから博士は密かに研究していたのだ。
そんなディヤーヴォルとなった人々を助けるための治療薬を。
やはり彼女の母の血を使う事で。


所がその研究の途中で、ロシア帝国は倒され、国内は混乱してしまった。
けれどそれはチャンスでもあったのだ。
彼女の両親にとって、嫌々させられていた研究から逃げるチャンス。


そうしてまだ赤ん坊の彼女を連れて、宣教師たちと共に亡命する事になった。


一方彼は、ロシア帝国が倒れた事で、皇族が皆殺しになる中、宣教師たちの亡命に紛れ船に乗る事に成功していた。
それは香月博士夫妻と同じ船だったのだ。


その船の中で、宣教師達と皇族である彼は薬の事を聞かされた。
軍の命令とはいえ、とんでもないものを作ってしまった…と、彼女の父は後悔していた。
そして更に、治療薬の研究の話をすると、リスクを分散するためにも、その資料は分担して運ぶ事にしよう…という話になり、資料はいくつにも分けられた。
そうしてそのうちのいくつかが、皇族の宝とされるファベルジェの卵に隠された。


その後、宣教師たちの予想どおり、皇族の生き残りを探すソビエトの軍に追われる事となったため、資料は散り散りになってしまったのだ。


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日本へ亡命した彼女と、英国へ亡命した彼。
しばらくの年月を経て、彼は日本へとやってきた。
治療薬の事で彼女の両親に会いたくて。


所がその直前、彼女の両親は何者かによって殺害されていて、彼が会えたのは両親を亡くし、一人泣いている彼女だけだった。
本当は黙って去るつもりだったのに。
船の中でもよく泣いている彼女をあやしていたからだろうか?
彼は泣いている彼女に「大丈夫ですよ」と優しく声をかけ、頭をなでてやった。
すると彼女は、目の前にいたあまりに美しい彼の容貌に、絵本の中の天使を思い出し、「天使さま…」と彼を呼んだのだった。


その後彼は亡命のゴタゴタで散り散りになった治療薬オーフォビアを作る資料を集める為、怪盗という新たな顔を産み出した。


そんな二人が再び再会したのは横浜の街。
非徒に襲われている彼女を助けた事から親しくなった。


そんな彼女の事は、とあるパーティーで彼のもう一つの顔、怪盗ブランである事を知られた事をキッカケに気になる存在に。
警察に追われる身の彼を庇い、正体を知っても尚、彼女は誰にもそれを告げず、彼への態度も全く変わらない。
そんなお人好しな所に、次第に惹かれて行ったのかもしれない。


だから彼女が治療薬の事を彼と共に調べたいと言い出した時、彼女に約束したのだ。


私に用がある時や困った時には、女学校の門に白い布を巻いて下さい。
必ずあなたの元へ駆けつけますから
…と。


けれど彼女は一度もそれを使えないまま、女学校から姿を消した。
学園長の屋敷へと連れて行かれたから。


学園長と周防は、彼女の血の事を知っていて、現在横浜で起こっている非徒の事件の原因も、彼らの撒いた薬だった。
そんな二人は、彼女の血を使い、より精度の高い薬を作り、それをばら撒く事で国家転覆を狙っていた。
その薬を作る為、彼女を手元に置きたかったのだ。


でも当然彼女はそんな事を望んではいない。
だからどうしても逃げ出さなければならなかった。
そうして何度も脱走を試みたものの、毎回失敗に終わり、心が折れかけた彼女は、
彼との約束を思い出し、監禁されている部屋のベランダに白い布を結んだ。


約束の場所は女学校の校門。
本来自分がいるはずなどない、学園長の屋敷のベランダに結んだ所で、それが彼の目にとまるはずもない。



そうは思っても、どうしても彼に会いたかったから。


その日の夜、イギリスの伯爵ユアンが、パーティーを開き、イ織を招待したのだ。
学園長も周防も居ない夜は、逃げ出すチャンスがある。
けれど、そんな事は学園長も知っていて、彼女に睡眠薬を飲ませ、眠らせてからでかけたのだ。


これでまた逃げられない。


そう思い眠りに落ちた彼女の元に、怪盗ブランが現れて、学園長の屋敷から彼女をむす見出してくれた。
そうして連れて来られたのは、ユアンの屋敷。
実は彼はユアンのパトロンとして、世話になっているのだった。
表向きは。


イギリスの伯爵であるユアンは、元はロシアの皇族。
たまたまイギリスにある祖母のもとに居たため、皇族の惨殺に巻き込まれずに済んだ彼は、そのままカーゾン卿の養子となり、現在の地位を得た。
そしてユアンは同じロシアの皇族である彼のいとこでもあったのだ。


その後、ユアンの屋敷から彼に睡眠薬を飲まされ、ロシアの軍に引き渡され、更には治療薬の資料を手に入れる為、学園長たちとの取引の材料にされたりもした彼女。
けれどそれもまた彼の本当の目的ではなく、そこにユアン率いるイギリス軍が介入し、彼女を助け出したのだ。
そんな彼女を更に彼がロシアのスパイのフリをした二重スパイなのだと話、共に脱走。
そこに現れたユアンにより、二人がいとこであり共に治療薬を得るために協力していた事が判明したのだ。


けれどユアンの気持ちはそれだけではなかった。
彼は皇帝にふさわしいと心から思っていたユアンは、彼の元で新たなロシア帝国を築きたい願っていた。
所が当の本人に全くその気がなく、彼はただ治療薬を作りたい、非徒になったものを助けたいと願っていた。
そして出来る事なら、彼女と共にありたいと。


そんな二人は、ユアンの協力の元船に乗り込み、アメリカを目指す事に。
戦後最大の強国となったアメリカの技術ならば、治療薬オーフォビアを作る事が出来るだろうと。
それに様々な人種が集まるあの国なら、異国の血の混じる彼女も、ロシア人である彼も、当たり前のようにそこにある事が許されるだろうから。


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私の生涯をあなたを守る為に捧げます。
決して誰にも奪われないよう、あなたが笑っていられるよう。


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