金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園【東金千秋】

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キャラクター紹介

CVは谷山紀章さん。
神南の三年生でヴァイオリン担当。


土岐と共にサイレントヴァイオリンを愛用し、ライブ活動も精力的に行なっている。
その為、全国的にも流しられている。

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感想

カッコよかったです。
今までとまた違うかっこよさを知りました。


芸術の敷居の高さを知り、少しでもみんなが馴染めるように、一人でも多くの人にその良さを知って貰えるように。
彼はそんな思いから、派手なパフォーマンスでライブを行なっていたのかな?と思えたから。


彼の夢とか、古くから伝わる伝統芸術に対する思いとか、そういうのに触れられた事が、とても良かったです。


また星奏のみんなとライバルとして出会うと言うのも、大変新鮮でした。


ネタバレ

俺をお前のただ一人の特別な存在にしてくれないか。


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ヴァイオリンが好きな彼の父は、有名なヴァイオリンを沢山集めていた。
彼には二人の兄がいるが、兄達は全くヴァイオリンに興味を示さなかった。
そんな中、彼だけがヴァイオリンを弾きたいと言ったのだ。


そんな息子に父は一生懸命ヴァイオリンを教えてくれた。
そうして分数ヴァイオリンを使っていた、まだ幼かった彼は、父に教わったヴァイオリンを家族に弾いて聞かせた。
拙い演奏だったが、家族はとても喜んでくれたのだ。


だから彼はヴァイオリンが好きになった。
人前で演奏する事が好きになった。
そしてヴァイオリンでもっと沢山の人を楽しませたいと思うようになったのだ。


だから自然とクラッシックにも馴染んでいた。
とても素敵で楽しいと思っていた。
そんな楽しさを友人達と分かち合いたいと思った彼は、ある日友達をクラッシックのコンサートに誘った。
みんなとても楽しんでくれたし、また聴きたいと盛り上がった。


その言葉に喜んだ彼は、再び友人達をコンサートに誘ったのだが、「敷居が高すぎて自分たちには相応しくない」と、皆及び腰になってしまったのだ。


そんな経験から彼は思うようになった。
歌舞伎や能、そして彼の愛するクラッシック。
世の中には古くから愛される芸術がある。
けれどそれらは歴史の古さから、どうしても格式高いものとなり、一般の人々が楽しむには敷居の高いものとなっていた。
だからその敷居の高さを下げたいと思ったのだ。
もっと誰でも気軽に楽しめるようにしたいと。
だってクラッシックは本当に素晴らしいものだから。


そうしてサイレントヴァイオリンを手に、友人の土岐と共にライブを行い、沢山のファンを集めた。
派手なパフォーマンスで多くの人を魅了した。
それは彼なりのやり方だったのだろう。
クラッシックは敷居が高いから…と毛嫌いされないように、まずは気軽に聞いて貰えるようにするための。
聞いてさえ貰えれば、生の演奏に心を震わせその素晴らしさを多くの人に知らせる事が出来ると信じているから。


そうして高校生になった今、彼の夢は大変壮大なものとなっていた。
それは神戸にオペラハウスを建てると言う夢。
そこでは誰もが気軽に芸術を楽しめる。
敷居が高いなんて、及び腰になる必要のない場所。
そんな風に古き良き芸術を、多くの人に楽しんで貰う事が彼の夢なのだ。


そんな彼が管弦楽部の部長を務める神南高校に、転入生がやってきた。
ヴァイオリンの上達のために…と、神南の管弦楽部に入るためだけに転入生してくると言う。


こいつ、なかなか根性あるな。


そう思った彼は彼女について調べてみた。
その昔はコンクール荒らしと言われるほど沢山のコンクールに出ては、優秀な成績を収めていたが、現在の演奏を聴く限り、その片鱗は見当たらない。
才能の花を失ってしまったのだろう。


一時期の花は無くしても、これから努力次第で決して枯れない自分だけの花を咲かせる事は出来る。
ヴァイオリンのためだけに転入してくる根性で、転入生はその花を咲かせる事が出来るだろうか?

そんな期待を胸に、彼女を迎えたのだ。


地味子。
地味で目立たない、空気みたいな女…そう評された彼女は、彼から地味子と呼ばれるように。


けれど彼女の根性は本物で、慣れない土地で新しい学校で、彼女なりに必死になにかをつかもうとしていた。
だからつい手を貸したくなった。


アドバイスをし共に練習し、一緒にアンサンブルを組んだりした。
そうする中に、彼女の演奏は少しずつ輝きだした。
そして空気だった彼女は、全国高校音楽コンクールでは、神南の要となるまでに成長したのだ。


所がセミファイナルで事件が起こった。
交流を持ち、横浜滞在中はその寮を使用させてくれていた星奏学院がセミファイナルで敗退したのだ。
彼らとはセミファイナルの組みが違っていたため、ファイナルでしか当たる事が出来なかった。
だから彼らと共にファイナルの舞台に立つことを楽しみにしていたのだ。


星奏が実力で負けたのなら、彼らも諦めがついたはずだ。
けれど星奏の負けは失格によるものだった。


その日は、星奏オケ部の顧問が退院し、教え子達の演奏を聴きに来ていた。
彼らも久し振りに恩師に聴いて貰えるのを楽しみにしていた。
しかし、彼らの演奏の最中、恩師が胸を押さえ苦しみだしたのだ。


その様子を舞台の上から見ていた星奏オケ部部長の律が、演奏を中断し客席の恩師の元へと駆け寄った。
そうして救急車の手配などを済ませ、恩師が無事に処置を受けられた直後、審査員からは再度演奏をして欲しいと言われたのだ。
しかし、そこに割って入ったのは東金理事、彼の父だった。
演奏中はなにがあろうと舞台に上がったものは最後まで演奏すべきだ。
それを自ら放棄した者には、いかなる理由があろうとも、再び演奏する権利などない
…と切り捨てたのだ。


そうして失格と言う形でセミファイナル敗退となった星奏学院だったが、彼は納得出来なかった。
自分の父親が彼らを失格にしたからだ。
人として人命救助は正しい行為。
なのに、それすらも認めないなんて
…と思ったから。


そんな父は以前ソロのコンクールで、彼がサイレントヴァイオリンであると言う理由だけで、彼の得点をゼロとしたと言う事件もあった。
以来、彼の学校や彼個人のコンクールの時だけは、父は審査から外れるようになったのだ。
どの道彼の演奏など、聴く価値がないと鼻からバカにしているような父親だった。


それでもコンクールはファイナルで優勝者が決まるまで終わらない。
そうして彼ら神南は複雑な思いを抱えたまま、ファイナルへと臨み天音を下し見事優勝を果たした。


それでもスッキリしない。
なぜなら星奏と競えて居ないから。
だから彼は勝手に真のファイナル決定戦を用意したのだ。
開催日は8月の最終日。
場所は星奏の講堂。
そこで真の勝者はどちらかを競うのだ。


その頃、ライブの直前に父が倒れたとの連絡があり、皆に説得され駆けつけた彼だったが、幸いたいした事のなかった父とは、また口論になるだけだった。
そんな親子の様子を案じた彼女は、彼の父に星奏との真の勝者決定戦のチケットを渡し招待した。
彼の演奏をちゃんと聴いて欲しい…と。
親子なのだから、昔のようにきっと分かり合えるはずと信じたから。


迎えた当日、今までの努力とコンクール期間中に得た経験により、すっかり演奏家としての花を手にした彼女は最高の輝きを舞台で見せた。
そうして彼女のいる神南は、審査の結果星奏を抑え優勝したのだ。


その演奏の素晴らしさを感じた彼の父だったが、アンコールを希望し盛り上がる会場を後にしようとしていた。
そんな父の耳に、息子の声が届いた。
アンコールは彼一人で演奏すると言った彼は、アヴェ・マリアを奏でた。
それは昔、父が息子に教えたあの曲。
親子の思い出の曲だった。


その調べの美しさに、父は涙したのだった。
そうして息子への蟠りも消え、そのキッカケを作った彼女の事は、大変お気に入りになったのだ。
だから彼の父が主催するパーティーでも、彼と共に演奏を頼まれる程に。


彼の夢見るオペラハウスは、今では彼女も共に叶えたい夢となった。
まだ高校生の二人だが、着実に夢へと向かっている。
二人の輝く音色は、クラッシックに敷居の高さを感じている人々の心にまで、いつか必ず届くはずだから。


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お前は花だ。
あでやかに香り高く咲き誇るもの。
心奪われずにはいられない。
だが、ステージの外のお前は、俺だけが独占したいものだな。


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