Collar×Malice Unlimited【榎本峰雄】After Story

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シナリオ紹介

CVは斉藤壮馬さん。
探偵事務所の一員として、去年の暮れに主人公とともにX-Day事件を捜査。
その時にパートナーとなった事から、現在は恋人に。
真面目で真っ直ぐな所があり、恋愛にも大変ピュアなので、桜川からは絶滅危惧種と呼ばれている。
現在は警察に復職し、機動捜査隊として活躍。


アドニス事件解決後の二人の物語。

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感想

一番好きだったのが峰雄さんでした。
でも、意外とFDって、他のキャラにときめいたりするものなのですが。
まだ一人の今でも断言します。
私は一番峰雄さんが好きです!と。


泣き通しな感じでプレイしました。
本当に彼女を大切に思ってくれてて、恋愛に関しては本当に誠実でした。
彼女とのお付き合いを彼女と自分の上司に報告したり、本当に笑えるけれど温かい行動の多い人でした。


本編の時も香月くんとの関係が一番好きだなって思いましたが、本当に香月くんの事も大切にしてくれてて最高でした。


彼女の両親との事も、彼女は両親との間に色々あるわけですが、そんな彼女の両親に挨拶をした時の感想も、泣けました!
両親が居てくれたから、お前に出会えたんだ…って、素敵すぎて声出して泣きました(笑)


優しくて暖かくて、とても誠実な彼が本当に大好きです。
仕事の事に関しても、お笑い要員みたいな普段の様子からは想像もつかないくらい、しっかり彼女の特性や仕事の特性を理解した上で、素敵な言葉で力をくれて。
一生彼と支え合って生きていけたら…と心から思いました。


壮馬さん、最高すぎる峰雄さんをありがとうございました!


ネタバレ

あいつは家族を大事にしてる。
あいつが大事にしてるもんは、俺だって守ってやりたいからな。



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昨年の暮れ、新宿隔離措置や銃刀法の解除など、異例な措置が敷かれたX-Day事件。
まだアドニスの全てを逮捕出来た訳ではないものの、隔離措置も銃刀法も元に戻り、平和な日常を迎える事が出来た。


彼女はアドニスにより首輪をつけられた事がキッカケで、探偵事務所のメンバーと共に事件を捜査。
そんな中、彼と出会い、今では恋人の関係に。


当時の彼は警察を辞め、探偵事務所で独自に事件を追っていた。
けれど追っているとは名ばかり。
信頼していた先輩がアドニスにより殺され、彼はその事件を追ったのだが、追えば追うほどに知りたくない現実にぶつかった。
故郷にいた頃は人を疑う事などなく、警察官になっても、そんな真っ直ぐな性格だった彼にとって、先輩の見たくない部分を受け止める事はとても辛い事だった。


けれどそれを乗り越え、事件を解決へと導いた事が、彼を成長させたのだ。
先輩が目標で、それを失ったと思っていた彼は、探偵事務所で柳達と出会い、新たな目標が出来たのだ。
柳の冷静さ、笹塚の分析力、白石の観察眼。
探偵事務所のメンバーからは、学ぶことが多かった。


事件が解決し、警察官として復帰した今、同じ機動捜査隊として働くも、以前とは違っていた。
頭が冴えて、冷静に物事を見られるようになっている…と自分でも感じるのだ。


だから彼女の所属する特防に、アドニスを名乗るものから、犯罪予告の電話があった時も、彼は冷静に対処出来た。


彼女からの無線で知らせを受けた彼は、予告電話のあった公衆電話付近を捜索、そして被害者と思われる女性を発見。
名前を訪ねると、予告に名前が上げられた染谷友香、その人だった。
そして彼女を保護しつつ、彼は現場の違和感を察知していた。
あまりにも綺麗すぎるのだ。
誰の痕跡も感じない程に。


その後、最初に保護した彼に信頼を寄せてくれた染谷は、度々彼を呼び出しては話し相手にしていた。
そんな時も彼は冷静で、彼女の言葉に含まれる引っかかりを聞き逃す事はなかった。


そうして犯人に気づいた彼は、捜査本部に掛け合い、機動捜査隊である自分たちにこの事件を譲って欲しい…と、X-Day事件で世話になった管理官に頼み、動ける事になったのだ。
そうして彼女にも協力を仰いだ。
常日頃特防として区民の苦情や苦しみに耳を傾け、寄り添おうとする彼女なら、きっと犯人を自白させてくれると。


そうして染谷の退院の日、彼女が付き添う事になり、その帰り道、寄り道をしたいと言う染谷に彼女が付き合い話をする中、ついにボロを出してしまった。
そう、犯人は染谷本人だったのだ。


学校で人気のある女の子と階段付近でぶつかり、その子が落ちて捻挫をしてしまった。
もちろん悪気はない、ただの事故だった。
けれど地味で目立たない染谷は、標的にされてしまったのだ。
SNSで悪者にされ、アドニスに裁かれればいいのに…と書かれてしまった。
さらにはアドニスに裁いて欲しい人物を書き込む掲示板にまで、染谷の名前が。


怖くなった。
いつどこで誰に何をされるのか分からなくて。
だから考えたのだ。
裁かれれば赦されると。
だから自作自演で、自らを傷つけた。
アドニスを名乗り、警察に電話をし、自分で自分を切りつけて怪我を負うことで、世間に知らせたかったのだ。
染谷友香はアドニスに裁かれたのだ…と。


そんな彼女の自作自演を暴いた彼だったが、染谷を案じてもいた。
その証拠に、自らを傷つけた事に対し、染谷を怒鳴りつけたのだ。
その彼の思いは、しっかりと染谷に届いていた。


イジメられて辛かったのだろう。
アドニスに裁いて欲しい者として、名前を書かれて怖かったのだろう。
けれどやっと隔離措置から解放された人々は、彼女の行為により不安を煽られた。
してはいけない事だった。


そうしてこの事件は解決した。
事件の最中、大変だったのは、特防だ。
不安になった人々からの電話が鳴り止まなかったのだから。
そうして休む間も無く対応に追われた彼女は、悩んでしまったのだ。
自分が人々に対して出来る事があまりに小さいと。
X-Day事件を追っていた頃は、捜査権のない彼女も、探偵事務所の皆と共に捜査に携わっていた。
だから、どんなに苦情の電話を受けようと、少しずつ前進出来ていると感じられた。
けれど今は特防の仕事のみ。
だから事件の進捗が分からない。
ただ話を聞くだけ。


そんな風に思い悩んでいる彼女に、彼は朝ごはんを作りに来てくれたり、頼れと声を掛けてくれた。
そうして彼女が弱音を吐いた時、「命がけで守るのも、話を聞き人々の心に寄り添うのも、守る事には変わりない。根っこの部分は変わらないんじゃねぇの」と言ってくれたのだ。
守り方は一つではない。
事件を解決に導くだけが、人を守ることではない。
話を聞き、不安や苛立ちの心を抱える人々に寄り添っていく。
そんな守り方もあるし、彼女はそうなりたかったのだ。
彼の言葉に、自分の目指すものがハッキリ見えてた彼女。


その後も絶滅危惧種と言われながらも、順調な交際を進めた二人だったが、初めて結ばれた翌朝、ちょっとした事から、桜川にそのことがばれてしまったのだ。
その事に恥ずかしくなった彼女は、「峰雄さんなんて、もう知らない!」と怒ってしまった。
すぐ大人気ないと思い、謝ろうと思った彼女だったし、彼も柳に相談の末、覚悟を決めて彼女に大事な話をしようも思ったのに。
警察官と言う仕事は、自由が少ない。
いつも事件で彼が駆り出され、会えないまま10日程が過ぎてしまった。


その事に落ち込む彼女を見かねた桜川が、歌舞伎町の焼き鳥屋に誘ってくれたのだ。
その時、彼から連絡があり、彼女の居る歌舞伎町まで駆けて来たかと思ったら、花束を差し出し跪き、人前で大声でプロポーズしたのだ。
彼の真剣な様子に、彼女も人前である事を忘れ、プロポーズを受けた。
その後、見知らぬ人に驚かれ、桜川たちに盛大にからかわれたものの、とても幸せな二人は、半年後にはそれぞれの両親へと報告を済ませ、後は式を挙げるばかりに。


弟の香月にしか興味のない彼女の両親は、婚約にはすんなり了承したものの、彼がどんなに盛り上げようとも話しも弾まなかった。
けれどそれを悲しむ彼女に、「俺は嬉しかったぜ。ご両親が居てくれるお陰で、おまえに出会えたんだからな」と優しく笑う彼。
そんな彼とだから、彼女は確信していた。
これから幸せな事ばかりじゃなくて、時に辛いこともあるだろうけど、彼となら必ず乗り越えていけると。


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こうしてただ並んで歩いているだけでも、やっぱ幸せで。
これから毎日、大切なもんが増えていくんだろうな。


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