スチームプリズン-7つの美徳-【フィン・ユークレース】

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HuneXさん、dramatic createさんのPSVita用ソフト「スチームプリズン-7つの美徳-」で新垣樽助さん演じるキャラクター、フィン・ユークレースの感想とネタバレをまとめました。

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キャラクター紹介

CVは新垣樽助さん。
下級警察官時代の彼女のパートナー。

もっとも信頼し、安心して背中を預けられる存在。
しかし根が優しいからか気弱で、彼女より年上でありながら、彼女に頼りがちな面も。

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感想

プレイ前はすごく楽しみにしていましたが、ほかのキャラのシナリオで見る彼が凄いので、途中攻略ためらう時期も。
でも幸いにも私がプレイした順番では、むしろ段々印象が良くなり、この度攻略にたどり着けました。

結果、すごく良かったです。
すごく良かったのですが、エルトの助けあっての結末という事もあり、エルト贔屓なので「エルトは他の人のシナリオでも無駄にカッコいい」と思えてしまいました。
そのため、一番大好きにはならなかったのが、残念でした。

そしてフィンがHOUNDSのメンバーになった際に受けた仕打ちを知っているので、かなりザクセンを警戒していましたが、そこまで酷くなかった事に安堵しました。

礼拝堂で囲まれた時に助けてくれた彼の行動。
それが本当に心に残りました。
そこまでしてくれるのね…と。
それだけ想いが大きいのだなと。

フィンまでやってみて、一人くらい上界でエンドを迎えたかったなと言う思いも残りました。
全員見事に下界エンドだったので。
ベストしか見てないから、ベスト以外にはもしかしたらあったのかな?

そんはちょっと残念な気持ちも残るものの、楽しめました。
そしてフィンがとても素敵でした。
新垣さんのお声も、すごくあっていて良かったです!

ネタバレ

あなたに出会い、一緒に過ごすうちに変わりたいと思ったんです。
あなたに認められたい、頼りにされたい。
その気持が俺を変えてくれた。

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ずっと憧れていた。
ずっと好きだった。

共に下級警察官として働く彼女。
男ばかりの職場で大変な事も多いだろうが、いつも真っ直ぐだった。
正義感が強く、曲がった事が嫌い。
相手が誰でも間違った事はそのままにしない。

そんな彼女の不器用な真っ直ぐさと、正義感の強さに憧れていた。
いつもパートナーとして活動しながらも、彼女に守られているようだった。

だから守りたいと思ったのだろう。
事件のあの日、いつものように彼女を迎えに行くと、凶器と思われるナイフを手にした彼女を見つけ、床には彼女の両親が倒れていた。
私じゃない」と言う彼女の言葉を、彼は微塵も疑わなかった。
知っているから、彼女の性格を。

そうして彼は「死体を隠しましょう」と提案したのだ。
信じている。
それでも状況が悪すぎて、一番最初に彼女が疑われる事は明白だったから。

彼のそんな提案を鼻から否定はしなかったものの、受け入れてもくれなかった彼女は、事件を神官院に報告したのだ。
自らが疑われると覚悟の上で。
そうして彼女は両親殺害の容疑者にされてしまった。

そんな時彼が助けてくれたのだ。
自分が殺したと。
自由恋愛が禁止されているこの上界で、彼は彼女を愛していると言葉にし、だから彼女の屋敷に忍び込んだ所を両親に咎められ、説得に応じてもらえず殺害した…と自白したのだ。
そうして彼は有罪とされ、下界へ送られた。

当然彼が犯人でないと知っている彼女は、何度も彼の無実を訴えたものの、真犯人を見つける事が出来ず判決は覆らなかった。
それどころか、数日の休暇を与えられた後、神官院から解雇通知が届きHOUNDS転属を命じられたのだ。

下級警察官は二人一組で行動し、そのパートナーが失職した場合は、連帯責任としてもう一人はHOUNDSへと転属になるのだ。

そうしてHOUNDSの所属となった彼女は、保護地区で住民に襲われている所をフィンに助けられて再会した。
最初こそ、保護地区にいる自分を見て欲しくないと思っていた彼も、次第にここで彼女と過ごす時間を楽しめるように。

そうして彼は自立のために器用さを活かし、修理屋を始めたのだ。
そのお祝いをした夜、酔った彼女を途中まで送ってくれた。
そんな帰り道、女の悲鳴に彼女は覚醒。
急ぎ現場へ駆けつけると、ザクセンが保護地区の女性を乱暴していた。
急いで止めるたが、聞き入れて貰えず、彼女はザクセンに剣を向けた。
すると意外な事にアッサリと彼女を解放したのだった。

しかし翌朝、彼女は停職処分を言い渡されてしまった。
リーダーに剣を向けた反逆の罪で。

やる事がないからと市場へ向かうと、先日助けた女性に、大変だから来て欲しいと頼まれた。
そうして女性と共に駆けつけると、そこではザクセンが彼の店を破壊しているのだった。
慌てて駆け寄りザクセンに再び歯向った彼女。

するとそこに銃声が響き、ウルリクにより二人は助け出された。
そうしてエルトの屋敷へと連れられ、彼女は護衛の仕事を依頼されたのだ。
更には修理屋をやりたいと言う彼にも、ヴァーレンティン銀行が援助してくれると言う。

そうして二人のために家も用意してくれたエルトの好意により、二人は下界で再出発を果たす。
フィンの気持ちを聞いても、恋愛は罪だと教えられて来たからか理解出来なかった彼女も、HOUNDSとして下界で暮らしているうちに、フィンへの想いがなんであるか気づいたのだ。

そうして新居でフィンにプロポーズされた彼女は、それを了承。
以来二人は夫婦として共に暮らすように。
彼は修理屋、彼女は護衛。
知らなかった新しい世界で、共に新しい人生を歩み始めた二人。

もう上界に未練はない。
むしろ良かったのかも知れない。
互いが互いを想い、そうして結ばれる事を祝福される世界だから。

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あなたは俺の『希望』です。
諦めずに願い続ければ叶うと教えてくれた。
俺に自分の足で未来を切り開く事を教えてくれた、希望。

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