スチームプリズン-7つの美徳-【アダージュ】

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HuneXさん、dramatic createさんのPSVita用ソフト「スチームプリズン-7つの美徳-」で古川慎さん演じるキャラクター、アダージュの感想とネタバレをまとめました。

キャラクター紹介

CVは古川慎さん。
上界出身の保護地区の医者。
栄養失調で倒れていた時に助けられて知り合う。

行き場を無くした彼女を助手として連れて帰ってくれた事で、絆を深める。

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感想

シナリオの内容もアダージュさんも良かったです。
彼は私の攻略順番では3人目。
にも関わらず、色々今知ってしまっていいの?みたいな内容でびっくりしました。
こういう時、公式のおすすめ攻略順とか、ちゃんと見ておくべきだったなって思います。

でも、全員攻略出来る保証もないので、好きな人から行かないと!という、好きなものから食べる精神が発揮されて、意外と早く挑戦してしまいました(笑)

医者としての考え方も素敵だなって思いましたし、困っている彼女に手を差し伸べてくれた所も、すごくトキメキました。
とんでもない状況の中、一番最初に優しくしてくれた人に昔から弱いです。
まぁ、正確には一番最初に優しくしてくれたのは、メルローなんですが、メルローに恋するのは不道徳なので(笑)

そして彼の抱えている問題も切なかったです。
更にはそれが彼女にも色々と関わっているというシナリオ展開も、大変おもしろかったです。

お医者様なのに、なんか言ってる事が思春期の男の子みたいな所も、個人的にポイント高いです。

これで料理の腕がフィンくらいなら、もっと大好きだったのに(笑)
そこは惜しいポイントでした。
でも本当に素敵でした。
出逢えてよかったです!

ネタバレ

オレの家族のせいで、アンタの人生はめちゃくちゃになった。
こんな状態で好きになってくれたとは思わない。
虫が良すぎるからな。
だけどアンタを好きでいる事は許してほしい。

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まだ彼が幼かった頃、医者をしていた父は仕事ばかりであまり家に帰らなかった。
母と二人きりで過ごす事が多くなったある日、母は心臓を病んでしまった。
そうして体調の良い日に母に散歩に誘われた彼は、母から悲しい知らせを聞かされた。

お母さんはもうすぐ死んでしまうと思うの。
そうしたらお父さんをお願いね。
あの人は弱い人だから、どうかあなたが助けてあげてね。

母はその言葉を彼に託し、病が原因で亡くなった。
その後、いくら待っても帰らなかった父が、ちょうど今から10年前、1人の少女を連れて帰ってきた。
その少女の名はプリシラ。
彼より小柄な娘だったが、父は姉として彼に紹介してくれた。

母を亡くし、父が戻らず寂しかった彼は、姉がいたことを喜んだが、その後間も無く父から姉が亡くなったと聞かされた。

父の連れてきた姉、それは造られた存在だった。
医者をしていた彼の父は、人口統制施設で働く事になった。
そこは『ガラクタ』を処理する施設だった。
『ガラクタ』とは、社会的に不都合だと確定している赤子の事で、『劣性』とも呼ばれる。
そう、名前こそ物のようだが、そこで処理されるのは人間の赤子なのだ。

最初こそ医者である自分が、命を救うのではなく奪う作業を担当するなんて…と苦しかったが、次第にその罪悪感は麻痺し、作業としてこなすことが出来た。
けれどある時気付いてしまったのだ。
自分は医者なのだから、命を救えないだろうか?と。

そうして彼の父は『ガラクタ』のパーツを集め、人を作り始めた。
最初はうまくいかなかった。
何度も失敗した。
けれど材料には困らなかった。
何しろ毎日『ガラクタ』は運ばれて来るのだから。

そうして何度も試行錯誤する中、ついに最高傑作が出来上がった。
女の子だった。
名前はプリシラ。
大事に育てたその子は、ある時自我を芽生えさせ、外の世界に興味を持った。
だから父は息子に会わせる事にしたのだ。
生まれたのは息子の方が先だが、より愛情を注いだから、姉として紹介した。

プリシラも大変喜んだのだが、ずっと施設の無菌状態の中育ったプリシラは、外の空気に合わず死んでしまった。
妻を亡くした父にとって、『劣性』と呼び認めなかった息子よりも、作り上げた娘は大切な存在。
プリシラなしでは生きる意味などなかった。
だから下界へ行く事にした。
黄金の血の存在を知ったからだ。

黄金の血とは、抗原を全く持たず、誰にでも輸血出来る特別な血だった。
その血があれば、プリシラを蘇らせる事が出来ると思ったから。
そうして彼の父、グリッサードはHOUNDSの医者となった。

死んでしまったプリシラの体は腐敗しないように処理を施し、大切に保管していた。
パーツに不具合が生じれば、HOUNDSのメンバーにそのパーツを補充させて。

現在のパーツ収集の担当はフィン。
彼女が下界送りとなった事で、連帯責任としてHOUNDSのメンバーとなっていたから。

一方エルトからのスカウトを断った彼女は、保護地区内に残っていた。
メルロー親子に世話になりつつ、相変わらず見つからない仕事を探してさまよっていた。
けれどある日体調が悪くなり、道端に座り込んでしまったのだ。
そこをたまたま通りかかった医者の彼が助けてくれ、栄養剤を注射してくれた事で、すっかり元気になったのだ。

その後仕事探しに疲れ、HOUNDSの配給の誘惑に勝てず、並んで食事をもらった時、食べ物をもらえずHOUNDSに泣きつく男を見た。
彼が気の毒に思い、食事を分けてやった。
しかし、彼女のその行動が、HOUNDSの怒りを買い、施設へと連行されてしまった。

幸いすぐに釈放される事になったのだが、彼女が保護地区に戻ると、メルロー親子が殺されていた。
そこで再び医者の彼に出会い、行き場を無くした彼女を助手として雇ってくれる事に。

助手とは名ばかりで、元貴族の彼女は何も出来ない。
彼女を連れ帰った彼は、掃除好きなため、洗い物すらさせて貰えない。
食事も栄養の摂取のみを目的としているため、食材は悪くないのにいつも彼が作るとマズかった。
それでも食材を無駄にしたくないと、彼女にはなかなか料理もさせてくれないのだ。

そんな彼女が助手として与えられた任務は草むしりだ。
彼の家には菜園があり、そこの草むしりを担当していた。
最初こそ慣れなかったが、次第に上達し、スコップを刺した感触から根の深さを探れるまでに成長した。

時折彼の買い出しに同行する事もあった。
塀の外の下界へと医療器具を買いに出たり、保護地区の市場へ薬草や食材を買いに出た。

保護地区では男女が連れ立って歩く場合、大抵夫婦か恋人だと言う事で、無駄な詮索をされたくないから…と、彼女は家では助手で外では彼の妻と言う役割を担う事に。

決められた婚姻をして子孫を設けていく。
上界とはそんな世界だったため、男女の事にはサッパリな彼女だったが、次第に妻と言う役割を嬉しく思うように。
戸惑いから、喜びになったのだ。
彼とともに過ごすうちに。

そんな彼が罪人になって保護地区にいる理由は、母に父を頼まれたから。
後を追うように医者になり、父の居場所を神官院を通して調べてもらったりしたものの、全く見つからない。
これだけ上界を探してもいないのなら、下へ行くしかないと思った彼は、犯罪者となる事で下界へとやってきたのだ。

父のことは下界に来てそう時間を掛けずに見つけられた。
声をかけてみたこともある。
けれどいつも無視されていた。

俺が劣性だからか?
かつて父に劣性と呼ばれた彼は、そんな事を考え、自分が息子だ!とグリッサードに名乗り出る事が出来なかった。

ところがある時、彼女と保護地区へ出た時、グリッサードに出会った。
自分には目もくれずに、グリッサードは彼女に話しかけていた。
彼女が父と親しい事を知り、その日彼はグリッサードが自分の父であると打ち明けた。
同時に父との関係も。

そんな話をして間も無く、彼女の元へグリッサードから食事会への招待状が届いた。
どどけてくれたのはHOUNDSの副リーダーのイネスだったのだが、届いた招待状は一通で、名前は彼女の物だけだった。
けれど彼女は彼を誘った。
1人でHOUNDSの施設に行くのは心細いからと。

もちろんそれも嘘じゃない。
けれど彼ら親子が会えるようにとの配慮からだ。

そうして迎えた食事会の日、彼は見事に無視された。
食事会では座る事もなく、食事も彼女のものだけで、彼は振舞われなかったのだ。

分かってはいた。
自分など父の眼中にないことは。
それでもここまでだとは思わなかった。

落ち込んで帰る帰り道。
HOUNDSの施設を出た直後、彼女にちゃんと父親と話した方がいいと勧められ、2人は再びHOUNDS施設内へ。
そこで父と向き合い息子だと話すと、「アダージュ、アダージュ…あっ、そんなものもいた気がしますね」と言う対応。
そして自分は娘のプリシラにしか興味がないと切り捨てられた。
姉さんは死んだ」と言う彼に、語気を荒げ否定する父に、彼は関係の修復は無理だと判断し、彼女と共に家に帰った。

以来彼は診療所を閉所してしまった。
訪ねてきた患者も追い返し、診療に保護地区へ出て行くこともなくなった。
彼女とも話さず、本ばかり読んでいる。
けれど食事の時間には、食事を作りに現れる。

そんな彼を見ていられない彼女は、彼に診療所を待っている人々の話をするが、彼はそんな彼女の言葉に耳を傾けず、助手を解雇し追い出した。
行き場のない彼女は、保護地区で偶然にグリッサードと会い、泊めてくれると言われた。
そんなグリッサードの提案を断ろうとしたものの、アダージュの話をしたいので…といわれてグリッサードについて行く事に。

そこで彼女は人口統制施設の話、プリシラを作った話、黄金の血の話を聞いた。
そしてその黄金の血は彼女の血なのだと知らされた。

グリッサードがその事を知ったのは、彼女が中級警察官の試験の視察として下界に来て、ザクセンとやり合いケガをしした時だった。
輸血が出来ない体質だと聞き、彼女の血液を調べたのだ。
そうして黄金の血だと分かると、グリッサードは上界の知り合いに連絡した。
あの血が欲しいから、なんとか下界に送って欲しいと。

グリッサードのその依頼が、彼女の両親を死なせ、彼女に冤罪の罪を被せ、こうして下界送りとしたのだった。
そう、目の前の男こそが、彼女の両親の仇なのだ。
それを知り、怒りに立ち上がろうとした彼女だったが、グリッサードの出したお茶に体が動かなくなる薬がいれられていた為、動く事が叶わず捕らえられてしまった。

その頃アダージュはイネスに診療所をなぜ閉所したままにしている?と問われていた。
関係ないから帰れと追い返そうとした時、彼女が父とともにHOUNDSの施設にいると聞かされた。
そこで彼は今まで彼女から聞いたグリッサードとの話を思い返し、彼女がプリシラを蘇らせる為に利用されると気づいた。
そうして慌ててHOUNDSの施設に向かった。

彼女を助ける為、彼女を欺き父の味方のふりをして、そうして彼女の血を父が必要とした時に、彼はプリシラの体に薬品をかけて燃やし、彼女と共に逃げ出した。

そうして彼女と帰っては来たものの、互いに惹かれ合いながらも以前のようにはいかない。
彼の父が彼女の両親の命を奪ったのだから。
それでも彼は彼女が好きだと言う。
俺を嫌いでも構わないから、ここにいてくれ。
お前が誰かを好きになっても構わないからここにいてくれ。
俺はお前に尽くす事で、父親の罪を償いたい
…と言う彼の言葉に、また共に暮らす事に。

そうして表向きは日常を取り戻した2人だったが、HOUNDSが現れ、彼は父親殺しの罪で連行されてしまった。
彼も罪を認めている事から、すぐにHOUNDS施設前で公開処刑される事になってしまった。
彼女も彼を案じてHOUNDSの施設前に。
すると処刑をしようとするザクセンをイネスが止めた。

グリッサードが死んで、HOUNDSに医者はいない。
下界に来たがる医者などいないのだから、彼を殺さずHOUNDSの医者として雇うべきだ
…と。

そんなイネスの言葉に納得したザクセンは、彼をHOUNDSの医者としておく事に。
そうして彼女は助手としてともに働く事になった。
以前のように外では妻と言う肩書きはなくなった。
中でも外でも彼女は助手だ。

そうして月日が流れたある日、彼女はその関係に不満を抱いた。
いつまで私たちは医者と助手の関係なのだろう?と。
それを彼に伝えた事で、彼に結婚を申し込まれやっと2人は結ばれたのだ。
これからも2人で仲良く、保護地区の人々の為に、医療に従事して行くことだろう。
今後は医者と助手としてだけでなく、夫と妻として。

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アダージュ・ローゼライトは、アンタを幸せにします。
だから願わくば、ずっと一緒居てください。

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