キャラクター紹介
CVは吉野裕行さん。
精神感応能力を持っていて、テレパシーのように、遠くにいる人にも『声』を届ける事が出来る。
気をつけないと思っている事がすべて人に筒抜けになってしまうため、怒りとか悲しみとか、マイナスの感情にふたをして、いつも何事もないように笑っている強い人。
スポンサーリンク
感想
乙丸さん攻略のヒロインは記憶を消す力を持った女の子。
その力を父に命じられるままに使い、色々な人の記憶を消して来た彼女は、その事に罪の意識を感じていました。
無口な彼女ですが、乙丸さんと加賀見さんとは仲良しで、良く三人で遊んで居ました。
こちらはペアになる前から仲良しではありますが、ペアになった事で、友人としてではなく、大切な異性として互いに意識するようになります。
途中、とある事情により、彼の記憶の一部を消さなければならないシーンがあるのですが、もうそこが本当に感動的で、そこで一人感情が盛り上がり過ぎてしまったため、その後、次第に落ち着いてしまいました(笑)
互いの能力の事情で一緒に居られないって事になったりもしてしまい、一時的に腐ったりもしてましたが、そんな時でも真っ直ぐに気持ちを向けてくれる素敵な人でした。
明るくて楽天的、人のためにいつもマイナスの感情にふたをして、我慢出来る強さもあるカッコイイ人でした。
いろんな意味で一つ年下の駆くんの方が、大人でガツガツしてる感じがあるので(笑)、個人的には比べてしまうと駆くんの方が好みですが、乙丸さん、とっても素敵でした!
駆くんに出会ってなかったら、一番好きだったと思います。
吉野さん、素敵な乙丸さんをありがとうございます!
ネタバレ
彼の攻略主人公は、紫の髪の女の子で、記憶を消す能力を有している。
彼女の家は忍びの家系だが、落ちぶれてしまっていて。
そんな不知火家を立て直したのが、彼女の力。
彼女の父が、彼女の力を利用し、人の忘れたい辛い過去を消す事で、富を得ていた。
所が彼女は、父の言いなりに記憶を消してきた事を悔いていて。
今では自分の能力を嫌っていた。
-----
彼は、精神感応能力のある19歳。
明るくて元気なムードメーカーで、駆と良く悪戯をしているような人。
彼は心の声を遠くにいる人に届けたり、一度に大勢に声を届ける事も。
そのため、船で緊急を要する場合などは、彼の声をみんなに届けることで、全員を集めたりしていた。
更に触れる事で、その感情を人に伝える事が出来たり、相手の感情が音として聞こえるとかで、周りの感情にもとても敏感な人。
主人公とは、加賀見を混ぜた三人で仲良しで、徹夜で耐久トランプをしたりと、良く三人で遊んでいた。
そんな中、船の襲撃に関わる内部犯が居る可能性が高いから、互いの監視や女子の安全の為に、二人組を作る事になった。
そうして彼と組んだ彼女は、ペアになった事で、いつもニコニコている彼が、その状態を保つ為、辛い、苦しい、悲しい…などのマイナスの感情の全てに蓋をして、我慢している事を知った。
そう、誰だっていつも楽しいばかりでは居られない。
それでも彼は、感情感応能力があるから、自分のマイナスの感情も人に伝わってしまう為、必死に閉じ込めて居た。
ただ、周りのみんなの為に。
それに気づいた彼女は、自分には怒りや悲しみなど、彼が蓋をして閉じ込めている感情を教えて欲しい…と思うようになった。
怒らない訳じゃない、悲しまない訳でもない。
ただ、全てを我慢して自分の感情を犠牲にしているだけ。
そんな彼女の想いに触れた彼は、昔話をしてくれた。
小さい頃は、悲しいとか辛いとか、そんな感情が言葉にしなくても周りに伝わるお陰でみんなが彼に優しくしてくれた。
けれど、成長するにつれ、それでは問題が生じるようになった。
みんなに優しされ、ワガママだった彼を両親は捨ててしまった。
そんな彼は旅の一座に拾われ、そこでは何も出来ない者は置いて貰えない。
だから彼は篠笛を覚えた。
練習して、その腕前は一座でも一番になったんだとか。
彼は篠笛と出会ってから、感情が渦巻いて溢れそうになると、よく一人で笛を吹くようになった。
その心地よい音色に心惹かれた彼女は、すっかり彼の笛のファンになった。
そうして互いの心が近づいたある日、肝試しの片付けが済んでないから夜は出歩かないように…と、駆に念を押された夜。
なんだか気持ちが高ぶって眠れない彼女は、部屋の外に。
するとそこで彼に遭遇。
彼と二人で屋上へ向かった。
そこで話をして、すれ違いも途中あったものの、互いの気持ちを確認して、やっと結ばれたのに。
室星が見知らぬ男とそこに居て、いち早く気づいた彼が気絶させられてしまった。
銃で彼を殺すと脅された彼女は、彼らに命じられるまま、彼が屋上に来てからの記憶を消した。
-----
彼には夢があった。
好きな女と結婚して、彼女に子供を産んでもらって、新しい家族を作る…と言う夢。
一見簡単そうに見えて、彼らのように特殊な能力を持って生まれてしまった人にとって、それは果てしない夢。
夢がないと言う彼女に、俺と同じ夢を見てくれないか?と、彼はそう言ってくれて。
だから彼女は、私は女だから、乙丸さんの夢を叶えられる…と答えたのに。
それはもう彼女一人の思い出になってしまった。
彼女にとって大切なように、きっと彼にとっても大切な瞬間だったろうに。
彼の命を守る為、二人にとっての大切な瞬間を彼の中から消した。
その後、襲撃の事が騒ぎになった時に、彼の記憶を消した事も本人に話、謝りまったが、その頃、彼女は恐ろしい可能性に気付いていた。
暁人に指摘されての事だが、以前、彼と加賀見が二人の能力を掛け合わせて、船のみんなに同じ夢を見せたのだが、それを彼女の能力と彼とで応用したら、彼女は見た事もない遠いところの大勢の人間の記憶を奪う事が出来てしまうのではないか?と。
現在、目の前に居て触れる事が出来なければ消せない記憶も、彼の力があれば、そんな恐ろしい力になりうると言う可能性。
だから、彼女は、記憶を消した事を知っても尚、変わらず愛情を傾けてくれる彼から、離れる事を選んだ。
好きだから側に居られない。
好きな人の力がそんな恐ろしい事の為に利用されないように。
一時はそんな彼女の態度に腐ってしまった彼だが、世界にも誰にももうお前の力は使わせない…と言う彼の強い想いに、最後の補給で地上に降りた時に、二人で船から、使命から逃げ出した。
加賀見と深琴の協力の元。
世界から逃げ切れるかは分からない。
でも、望まない形で力を使う事にはなりたくない。
とくに彼女はずっと父に命じられ、望まない力の使い方をして、その事を悔い、自らの力を嫌っていたから。
だから、彼はそんな彼女を彼女の未来を守ろうとした。
そうして旅に出た二人。
向かった先で出会った富豪に、世界中を旅して写真を送って欲しいと頼まれた。
現在それを仕事として、二人で世界を回っている。
いずれ何処かに定住するかもしれないけれど、こうしてずっと旅して回るのもいいかもしれない。
だってどこにいようとも、お前が、あなたが、ふたりの家族で居場所なのだから。
スポンサーリンク