ニル・アドミラリの天秤【尾崎隼人】

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ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚 - PS Vita

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キャラクター紹介

CVは梶裕貴さん。
フクロウの探索部の一員で、主人公たちのまとめ役的存在。

彼女とは、弟のの事件の夜、フクロウとして訪問した事で知り合い、その時の彼の一言がキッカケで、彼女はフクロウで働く事に。

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感想

そして鷺澤さんに続き、こちらもまた面白い展開に。
フクロウだし、カラスの事で進むのかと思いきや、ヒタキくんの本の事件絡みの展開だったのが、とても良かったです。
ここでそういうの持って来るとはやるな…と、そう思わせてくれるようなシナリオでした。

肝心の梶さん演じる隼人さんなのですが、物凄いタイプでした。
大好きです!
頭が良くて、頼り甲斐があって、みんなのまとめ役で、他のメンバーのシナリオでも、とても素敵なのですが、本人のシナリオ、最高でした!

杙梛さんのお店でのあの展開とか、本当にビックリしましたが、彼はエピローグでも、衝撃発言をしてくれて(笑)
そっか、そんな事、すっかり忘れてたよ!と思いつつも、それが本当に嬉しかったし、彼と結ばれる運命だったんだ…なんて思ってしまいました(笑)

後半の辛い時のあの囁きに、勇気づけられましたし、泣けましたね!

引っ張って行ってくれそうな強さが、とても魅力的で、気持ちも恥ずかしいくらい沢山伝えてくれるので、安心して全力で大好きで居られる。
そんな居心地のいい素敵な人でした。
優しくて、凄い愛して大事にしてくれて。
でも、有無を言わせぬ威圧感も時折見せてくれたりと、魅力満載の人でした。

スチルも凄い良かったですし、梶さんのキスの時の音声が素敵すぎて蕩けそうになりました(笑)

なんか、また素敵過ぎて暫く引きずりそうです(笑)
それくらい素敵でした。
梶さん、素敵すぎる隼人さんをありがとうございました。
好きで好きでたまりません!

ネタバレ

俺は一つだけあなたに嘘をついていました。
俺の本当の名前は、八代隼人。
あなたと結婚するはずだった男です。

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彼には妹がいた。
ある日その妹は本を読み、その本を抱きしめたまま焼身自殺。

それが彼の稀モノとの出会い。

彼が買ってきた本ではないし、助けようもなった事件。
それでも彼は悔いていたし、自分だけ幸せになる事は許されないと思っていた。

だから、ずっと憧れていた公園の姫と呼ばれた彼女に、声を掛ける事が出来なかった。
ただ遠くから眺めているだけだった。
女学校時代の彼女を。

そんなある日、父親から久世の名前を聞いて、自ら援助や結婚の話を申し出た彼。

けれど今度は彼女の弟が稀モノにより焼身自殺を図った為に、縁談は流れてしまった。

そうして結局フクロウの職員として彼女と出会った彼は、彼女が弟の事件をキッカケに、稀モノを視る能力を覚醒させた事に気づき、彼女をフクロウにスカウト。
ともに働く事に。

今度は家の事など関係なく、八代隼人ではなく「尾崎隼人」として、いつか自分を好きになって貰えたらと願うように。

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ある日、彼女とともにフクロウの業務に励む中、彼女が稀モノを見つけた。
それは彼女の弟のあの本と同じアウラをまとうもの。

通常、アウラはそれぞれ個別のもので、
似ているようで同じものはない。
にも関わらず、その二冊の本は作家の名前こそ違うものの、まとうアウラが同じだった。
それは作家が同じ、もしくはその血縁関係にあるなど、かなり近い者同士が書いたものと推測された。

未だ分からない彼女の弟の本の作者。
稀モノにしようと書いた訳ではなくて、書いた後も普通の人にアウラは見えないから、だから作者に罪はない。

けれども、もしその作者が他にも本を書いているのなら、早くそれを回収する事で、犠牲者を減らさなければならない。

そして彼は思ってもいた。
自分の妹の事件は、彼女の弟の事件酷似していると。
更に朱鷺宮さんの旦那さんの事件とも。

そんな中、二冊目のそれは隠の不注意で燃やされてしまった。

だから疑っていた。

稀モノを調べる仕事をしている隠さんは、フクロウの中で一番それに触れている。
今更取り扱いを間違って、燃やしてしまう事態になるなんて、おかしいんじゃないか?
だってあれは彼女の弟の事件に繋がる重要な手がかりで、更に、それは俺や朱鷺宮さんの事件にも繋がるかもしれないのに。

ところが、彼の先輩が事件に巻き込まれた事から、新な展開が。

なんと二冊あっただけでも珍しいアウラの同じ本。
なのに、その三冊目が出て来たのだ。

それは先輩が持っていたと思われる本で、つまり、先輩はその本のせいで自殺を図ったという事。

しかも今までの二冊は古いものだったのに、今度のそれは真新しい、最近書かれた稀モノ。

知らずに書いてしまった本。
それが稀モノになっていても、普通の作家は見えないし、それを売りに出したからといって、なんら罪はないかも知れない。

では、視えていたら?
仮に俺の予想どおり、隠さんが作者だとして、彼ならアウラが見えるから。
そのアウラで人がどうなるのか、分かった上で手渡していたら?
その本はもう犯罪の道具なんじゃないか?

そうして彼の予想どおり、作者は隠だった。

隠は幼い頃火事にあい、目の前で母が焼け死んだ。
それが原因なのか、以来、彼が本を書くと同じアウラのものになり、そしてその本を読んだものは、みな焼身自殺を図ってしまう。

フクロウで疑われている事に気づいた隠は、こっそりとそこを抜け出し、彼女の弟を拉致。
その後、アパートに電話を掛けて来て、彼女に弟を無事に返して欲しければ一人で来いと告げた。

彼女は彼に励まされ、一人弟の元へ。
彼の心配した通りになりかけた時、そんな時はどうすけばいいのかと、事前に貰ったアドバイスと、「生きて返って来い」と言った彼の優しい声に励まされ、無事に弟を救出。

そのタイミングで彼を始めとしたフクロウのメンバーも助けに入り、隠は逮捕された。

そうして付き合っていた二人だが、彼に改めて呼びだされ、指定された通り、彼から贈られたドレスを着て約束の場所に現れた彼女。
そこでは彼のビリヤード仲間が集っていて、表向きは仲間内のパーティー。
けど本当は婚約をお祝いするパーティーで、みんなの前で、自分が八代の息子で、彼女と結婚するハズだった男である事を告げた彼。

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お金とか家の為とかじゃなく、ちゃんと俺という人間を好きになって貰いたかったから。
だから今まで隠していた。

これでもう何も隠している事はないよ。
だからどうか、俺と結婚してください。
必ず幸せにするから。

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