ブロッコリーさん×石田スイ先生のNintendo Switch用ソフト「ジャックジャンヌ」で内田雄馬さん演じるキャラクター、織巻寿々の感想とネタバレをまとめました。
キャラクター紹介
※「ジャックジャンヌ」は乙女ゲーム制作ブランド『ブロッコリー』と石田スイ先生の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは内田雄馬さん。
クォーツの一年生で主人公の同級生。
ジャック担当。
芝居もダンスも初心者ながら、華があり人目を引く存在。
主人公とは入試で出会い、彼女のあまりにもジャンヌな存在感に「女かと思った」と驚いた事がキッカケで親しくなる。
入学してすぐに行われた新人公演では彼がジャックエース、彼女がアルジャンヌとして主役を務め、周りにもパートナーとして認識されるように。
いくつもの公演、その度に訪れるトラブルを助け合い乗り越えながら絆を深める。
感想
別サイトにまとめた攻略直後の感想です。
ネタバレ(あらすじ)
オレの隣はいつだってお前がいいんだ。
オレの夢にはお前が必要なんだ。
歌劇との出逢い
中学の頃、彼は剣道に夢中だった。
殺陣にも興味があり、見様見真似で竹刀を振り回していたのだ。
何事もなければ、きっと高校でも同じように、剣道に励んでいた事だろう。
しかし彼は大会を前に怪我をしてしまった。
そうして剣道を続ける事が出来なくなってしまったのだ。
全てを注ぎ込んでいたのだろう。
それを奪われた彼は、何もやる気をなくしてしまった。
もう何を頑張ればいいのか、分からなくなってしまったのだ。
そんな時、親に勧められてユニヴェールの舞台を観に行った。
自発的ではないそれが、彼に衝撃を与えたのだ。
なんてカッコいいんだ!
俺もこんな風に舞台に立ちたい!
彼にそう思わせたのは、彼女の兄、立花継希。
ユニヴェールの至宝と呼ばれるジャックエースだ。
そうして彼は剣道への夢を失い、新たな夢を手に入れた。
ユニヴェールで、立花継希のようなジャックエースになると言う夢を。
不眠王
芝居もダンスも全く経験が無かった。
それでも新たに手にした夢を掴みたくて、ユニヴェールを受験した彼。
そこで彼は女子と見紛うジャンヌ顔の彼女と出会った。
実際に女の子なのだが、その真実を知らない彼にとっては、衝撃的な出逢いだった。
その出逢いをきっかけに親しくなった二人は、見事合格を果たしクラスメイトに。
共に立花継希と同じクォーツの生徒となったのだ。
ここユニヴェールでは、年間5回の公演が行われる。
新人公演、夏公演、秋公演、冬公演、そしてユニヴェール公演。
一年から三年まで、同じクラスのメンバーで舞台を作るのだ。
彼らが最初に挑むのは、新入生を中心とした新人公演。
クォーツの舞台はジャックエースに彼、アルジャンヌに彼女を据えての『不眠王』だ。
次々と大切なものを失った王様。
王様が眠ると、大切な者はこの世を去ってしまう。
だから王様は眠るのが怖くなってしまった。
以来ずーっと何年も眠らない。
眠れない。
そうして王は常にイライラしていた。
そんな王を眠らせる為に城に上がった娘と王が心を通わせ、再び王に安らかな眠りをもたらしたと言う物語だ。
未経験の彼は、苦しみながら不眠王を作り上げる。
それを支えたのが彼女だった。
互いに協力し合い、先輩に指導を仰ぎ、二人は無事に舞台を成功へと導いた。
しかもクラス優勝まで手にしたのだ。
消えたジャン・ホセ
夏公演は互いにジャックを演じた二人。
そこでもそれぞれに活躍を見せ、見事クラス優勝を手にしたクォーツ。
そうして迎えた秋公演。
直前にアンバーの凱旋公演も開催された。
そこで彼らは、いや学校中がアンバー2年の田中右宙為の演技にやられてしまった。
天才と呼ばれる田中右は、その演技で見たものを魅了する。
単に憧れのような感覚ならまだいい。
とても恐ろしく逃げたいのに逃れられない、そんな感覚を与える演技なのだ。
そんな田中右の演技に大勢が呑まれ、自分達らしさを失う中、クォーツのアルジャンヌであるフミは違っていた。
逆に燃えて来たのだ。
しかし飛ばすフミに皆はついて行けなかった。
特にフミの敵役でジャックを演じる彼女と、そのパートナーの彼は大苦戦していた。
そもそも彼は新人公演も夏公演も、自分に近い役所であったのに、今回は寧ろ自分にはない要素を演技で引き出さなければならない。
だから演じにくかったのだ。
それでも今回の役には殺陣があった。
彼の剣道で身につけた剣技は、クォーツメンバーたちを魅了した。
後は役を掴めさえすれば完成だったのに。
今回の殺陣のシーンの練習で、彼は古傷を痛めてしまったのだ。
そうして彼女とパートナーとして演じるハズのジャン・ホセを降りることになってしまった。
しかも代役として立った世長は、彼女と役を作る過程で、世長と二人ならば兄弟のような関係がいいと彼女が提案した事から、ジャン・ホセはなくなり、代わりにフィガロという新たな役が生まれた。
そう、彼が怪我をしたせいで、彼が息を吹き込み完成させるはずだった一人のキャラクターが消えてしまったのだ。
挫折
迷惑をかけてしまった事が悔しかった。
作品から消えてしまった、ジャン・ホセに申し訳なかった。
出演できない事が悔しかった。
何より自分がパートナーとして並び立つはずだった彼女の隣に、世長が居る事が悔しかった。
不眠王以来、勝手に思っていたのだ。
彼女と自分はいいパートナーだと。
そしてそれがずっと続くと信じていたのだ。
そんな苦しい秋公演も見事クラスは優勝を手にした。
彼女もまた悪役を生き生きと演じきり、個人で金賞を受賞したのだ。
夏には銅賞を手にした彼は無冠となり、代わりに世長が個人賞を手にした。
しかし試練はここで終わりではなかった。
冬公演では彼の持ち味をすべて消すような、地味で存在感の薄い役を当てられた。
それは彼に限った事ではなかったのだが、皆が課題を与えられたような配役に苦しむ作品となった。
中でも秋公演も怪我で活躍の場を奪われた彼には、なかなかフラストレーションの溜まる舞台となった。
そうしてあれほど自信に満ち溢れていた彼から、少しずつその自信は削がれて行き、冬公演もまたクラス優勝はしたものの、彼個人は無冠となった。
それでも彼女は、同じに苦しい課題を与えられながらも金賞を受賞していた。
だから思ったのだ。
遠くに行ってしまったと。
いつも並んでいたかったのに。
随分と離されてしまったと。
そんな挫折を味わいながらも、彼の心は彼女の隣をジャックエースを求めていた。
ジャックエース
迎えた最終公演。
これで三年の先輩たちと舞台を創るのも最後となる。
そんな大切な公演で、彼はジャックエース、そして彼女はアルジャンヌをまかされる事に。
彼女の隣、彼女のパートナー。
再びその座を手に入れた事は嬉しかった。
先輩たちからジャックエースを任されたことも。
しかし彼は彼女が女である事に気づいてしまったのだ。
だから彼女との演技に対し、どうしてもどこかで遠慮が出てしまう。
にも関わらず今回はキスシーンまである舞台だ。
当然練習でもキスシーンに躓いてしまう。
しかし彼はある時決意したのだ。
彼女へと向ける自身の想いも曝け出す事を。
以来メキメキと彼の演技は上達した。
極限まで全てを隠さない事で、彼女が女である事もバラさない。
なんとも彼らしい彼女の守り方を習得したのだった。
しかし今度は彼女がうまくいかない。
彼への自分の想いに戸惑いを感じているから。
そうして本番直前、彼女自身も自分の気持ちと向き合い、彼の想いを、彼への想いを受け入れた事から、その演技を昇華させた。
そうして互いに想いが高まりあい、舞台上で本物の口付けを交わしてしまう程に。
そうしてクォーツは一年二人の活躍により、田中右率いるアンバーを押さえてクラス優勝を飾り、彼と彼女も揃って個人で金賞を受賞した。
最高の舞台を終えた二人は、互いの想いを言葉で伝え合い本物の恋人に。
けれど普通の恋人のようにはいかない。
ここは男子校で、二人はジャックエースとアルジャンヌだから。
それでもこれからも最高のパートナーとして、互いを支え合い、クラスを優勝へと導き続ける事だろう。
その他のキャラのネタバレ(あらすじ)
白田美ツ騎
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