キャラクター紹介
※「DIABOLIK LOVERS GRAND EDITION for Nintendo Switch」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。
CVは近藤隆さん。
逆巻家の末っ子。
母の同じ兄弟はおらず、他の兄弟いわく実質一人っ子みたいな状態。
口は悪いが根は優しい。
彼女に対しても暴言は吐くものの、吸血意外にひどい事をしたことがない。
動物にも好かれるヴァンパイア。
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感想
1作目の終わりは、ちょっとサスペンスっぽく、なんか謎を残していた感じで。
実はその続きみたいなのを知りたいなって思っていました。
なので、2作目のこれってそうなのかな?と。
実際スバルくんは私の攻略の中では一番最後のキャラでした。
そのため、既にそんな感じの展開ではない事を読めていました(笑)
そこはちょっと残念かな?と思いましたが、他のキャラがその後のお話だと難しい感じはしますからね。
だからこれで良かったのかな?と。
そしてコウくんが犬に乱暴な感じだったのと対象的に、今回も動物に好かれる所とかほっこりした気分になれました。
やっぱりいちばんまともな感じの人だな…と。
まともという言い方は失礼かもですが、一番人間と恋愛してる感じに近いかと思います。
無神兄弟が出た事で、スバルくんへの気持ちはどうなるかな?と思いましたが、やっぱり一番好きですね!
ネタバレ(あらすじ)
殺されるならお前がいい。
だからオレの命はお前に預ける。
同士
幼い彼にとって城での暮らしは最悪だった。
母は狂っていたし、父の事は憎んでいたから。
母が狂ってしまったのは父のせい。
だから彼は父を憎み続けていた。
そしてその憎しみがあるから、彼はあんな場所でもなんとか生き抜く事ができたのかもしれない。
狂ってしまった母は、時々まともな時間もあるが、よく大きな声を上げて暴れだす。
そうすると誰の声も届かず、彼の声しか聞こえなくなるのだ。
だからいつもそんな発作が起こる度、彼はメイドに呼びつけられた。
そうして母をなだめる事が彼の役目だったのだ。
可哀想な人だと思った。
だから子供心にも守ってやらなければと思っていたのだろう。
けれど狂った母は、なだめに来た息子に「穢らわしい」と、ひどい言葉を投げつける。
それでも彼は母をなだめ続けた。
望んでもいない相手に穢され、それ故に生まれた自分を穢らわしいと思うのも仕方がないと。
そうして複雑な感情は父を恨む事で昇華させたのだ。
そして母を同士だと思っていた。
共に父を恨み、こんな城で共に戦う同士だと。
一人ぼっちの彼
しかしある時知ってしまった。
母は同士ではなかった事を。
父は時折彼らのもとを訪れていた。
父を恨む彼は父にひどい言葉を投げつける。
そうして母を庇おうとしていた。
しかし、母は彼ではなく父を取った。
父のそばに行かずに済むように守っていたのに、「こちらへ」と言われ、素直に父のもとへと歩み寄る母。
「カールハインツ様」と甘えたような声まで出して。
今なら分かる。
母の思いは複雑なのだろう…と。
そして母は恨みながらも、それでも父を愛しているのだろう…と。
でも当時の彼は幼かったから。
だから理解できなかったのだ。
そんな複雑な心など。
裏腹な心など。
当然そんな母に対して「裏切られた」という思いを抱いた。
仲間だと、同士だと思っていたからあの城でも頑張れたのに。
戦えたのに。
そんな唯一の感情を奪われてしまったのだ。
そうして「母がいる」と思っていた彼は、実は一人ぼっちだったと気付かされた。
以来彼は母から離れた。
なだめに行く事なく、ただ一人で過ごすようになったのだ。
もう裏切られたくなかったから。
一人なら心静かに過ごせるから。
満たされない渇き
異国の学校に留学して学んで来るよう父から言われ、兄弟で今の学校に。
誰一人として母が同じ兄弟の居ない彼は、兄弟の中にいても一人だった。
けれどそれで良かった。
そうある事を望んでいた。
なのに彼女が現れて、無神兄弟に襲われた事で、彼女を守るために誰か一人が彼女のそばに居ることになった。
当然自分は選ばれないと思っていたのに。
彼女はなぜか自分を選び、犬のように彼の周りをチョロチョロするのだ。
そんな彼女に、最初はエサと言う認識しかなかったのに。
いつしかその感情は変化して行ったのだろう。
彼にも変化が現れたのだ。
一人がいい、ずっと一人でいようと決めていた彼が、彼女を気にするようになった事で、心のバランスが崩れだした。
そうして彼は今まで異常に渇きを覚えるようになってしまった。
そしてそれは、彼女を血をいくら吸っても満たされないものになってしまった。
彼女が必要
彼女を死なせてしまうかもしれない。
彼女を壊してしまうかもしれない。
そんな不安から、彼は彼女に辛く当たるようになった。
そばに居られると衝動を抑えられないし、本能のままに吸えば彼女の命が危ういから。
だから彼女が近くにいると苦しくなる。
なのに、コウが彼女にちょっかいを出すのも気に入らない。
どうしてオレがいるのに他の男なんかと…と思ってしまう。
だから彼女をコウのもとから引き離して連れてくれば、やっぱりまた苦しさに襲われてしまうのだ。
どうしていいのか分からない。
持て余す感情と渇きに、彼はただ暴れる事しかできなかった。
そんな彼に対し、彼女は逃げる事をしなかった。
怖かったはずだ。
命だって危ういのだから。
それでも「スバルくんのためになるのなら、血を吸って」と平気で自分を捧げる彼女。
そんな真っ直ぐな彼女の思いと、彼女を奪おうとするコウの行動のお陰で彼は気づいた。
自分は彼女を特別に思っていると。
彼女が必要なのだと。
一人が良かったのに、ずっと一人で居ると決めていたのに。
そんな誓いなどどうでもよくなるほど、彼女に惹かれていたのだ。
それを認める事ができたからだろうか?
彼の渇きは驚くほどにあっさりと収まった。
もう彼女と居ても苦しくない。
彼女と共にある世界
そうして心を通わせた二人のもとに、彼の母から招待状が届いて。
城で行われるダンスパーティーに招待されたのだ。
母はまともなときもあるが、彼の知る限りそんな時間は短い。
そしてまともな時でも、話しているうちにおかしくなる事がしばしばだった。
だから彼女に会いたいと言う母だったが、きっと彼女を傷つける事を言うに違いない…と彼は恐れていたのだ。
だから彼女に内緒にするつもりで招待状を捨てたのに。
それをアヤトが彼女に渡した。
「スバルくんのお母さんに会いたい」と言う彼女だったが、彼は素直に喜べない。
どうしても不安な気持ちが勝ってしまう。
だから止めていたのに。
当日になり、彼女が勝手に招待を受けると返事をした事を知った彼は、結局彼女と二人パーティーに参加していた。
そこでついに彼女と母が対面した。
しかし、彼が案じていたような事態は一切起こる事もなく、母は終始穏やかに「スバルはこう見えて優しい子です。よろしくおねがいしますね」と、彼女に息子を託してくれた。
二人は知らされていなかったが、今日は二人のお披露目パーティーだったのだ。
そこで二人の婚約を発表するお膳立てだった。
その事にすぐに気づいた彼は、「オレと結婚しろ」と、お披露目の前に彼女にプロポーズ。
そして彼女に、昔母からもらった銀のナイフを託した。
お前がいない未来なんて耐えられない。
死ぬときは一緒に死にたいんだ。
だからお前が死ぬときには、先にこのナイフでオレを殺せ。
彼はそう言って、彼女に自らの命を委ねた。
もう一人きりの世界はいらない。
彼女と共にある世界しかいらないから。
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