Binary Star【コノミ・レイラ】

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Binary Star - PS Vita

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キャラクター紹介

CVは櫻井孝宏さん。
針を操るソルジャー。

絶対に送らない」事を目標に掲げた新米天遣。
その目標のために、武器も殺傷能力のない針を選んだ。

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感想

主人公とはペアを組んだものの、クナイと言う殺傷能力のある武器を使う彼女に、自分の目標遂行の為、意見を押し付けるような節もありましたが、ぶつかってでも分かりあいたい!と言う主人公の熱意により、互いを理解し任務に当たるようになり、次第に惹かれ合いましたし。

お互い好きだし、ヤキモチなんかも妬いているものの、カタをつけないといけないと思っているレイラは、全部終わるまでは気持ちを伝えないし、アンタからも聞かないと言う方針でしたので、ユンの時みたいに、あからさまにシナリオの途中で仲良く…と言うのはありませんでしたが、我慢出来ずに葛藤してくれたり、まだ正式に恋人じゃないからと、色々我慢している様子や、それでも主人公が心配で妬いてくれる…など、なかなかドキドキさせられるシナリオでした。

彼が天遣として掲げてる目標、そう思うようになったキッカケの過去の出来事が切なかったです。
ミチルとのことも含めて。
そうして、それらを主人公とともに、乗り越えられた事がとても嬉しかったです。

ずっとレイラを守ろうしてくれていたミチルが個人的に好きなので、FDとかで攻略出来たり、彼のその後とかも知りたいなって思いました。

そしてユンの時には見えなかった謎や、まだ攻略してないキャラを、いい感じに気になるように仕向けるシナリオ作りが素晴らしいです。

櫻井さんのレイラ、とても素敵でした!
カッコ良かったです。
櫻井さん、素敵なレイラをありがとうございました。

ネタバレ

彼女と同じアカツキに配属された天遣。
彼女のパートナーで、針を使うソルジャー。
ディーラーは絶対に送らず連行する…が彼の掲げた目標。

そんな彼は、どうしようもない両親のせいで、幼く、まだ物事の善悪の判断もつかない頃から、naと言う組織でディーラーをしていた。

当時の彼は、ただ言われた鍵の掛かった箱を、言われた場所に届けて代金を受け取る…と言う仕事で、親に言われてやってはいるものの、本人は何を届けて居るのかも知らず配達をしていた。

ディーラーが天遣に連行されると、裁判に掛けられて、懲役か死刑かが決まるのだが、連行されたディーラーが15歳以下の場合、親や周りの大人に強制されてディーラーをしている場合が殆どであるため、刑は懲役のみ。

彼はこれに該当した為、服役後、天遣となるべく、天遣学校に入り現在に至る。

そんな不幸な子供時代。
けれど、彼には一つだけディーラーをやってて良かった事があった。
それはミチルと出会えた事。

ミチルも同じく子供ながらにディーラーをしていたので、互いにロクでもない親に、愛情を注がれる事もないという同じ境遇。
だから二人は親に与えられた僅かなお金でご飯を買い、二人のお釣りを合わせてプリン一つ買って、そうして一緒に食事をし、食後に一つのプリンを分け合って食べていた。

そんなある日、彼は学校の宿題に時間が掛かり、配達に行くのが遅れてしまった。
お客は常連のおじさんで、温和な人なのも知っていたし、少しくらい遅れても謝れば大丈夫だろう…と思っていた。
けれどお客の元に荷物を届けに行くと、遅かった事を激怒したそのおじさんに、暴力を振るわれてしまったのだ。
普段は温和な客だったが、ホシクズの特性で、ホシが切れてると暴力的になってしまうのだ。

温和なおじさんが、なぜ激怒しているのか?

それすらも分からないままに暴力を振るわれた彼。
一頻り彼を殴り満足したのか、お客は彼の前で箱を開けた。
すると中からはホシを詰めた瓶が出てきたのだ。

そうして彼は初めて知っる事となった。
自分が運んでいたのはただの荷物ではなく、ホシたった事を。
彼に配達の指示を出していたのは、naのボスの息子のミチルだったという事も。

ホシは悪いものなのに、ミチルは知っていて運ばせていたのか?
彼は怒って彼の元に行き問い詰めた。

一方、問われたミチルはと言えば、ボスの息子だったから、当然ホシについて知っていた。
けれど、彼はもう一つの事実も知っていた。
荷物の中身がホシだと知ってしまったら、彼が殺されてしまう事実。

だからミチルは彼に、自分はホシを舐めているホシクズでもあると言う芝居をして見せ、こんな所にいちゃダメだ、一緒に逃げよう…と言ってくれた彼をスタンガンで眠らせた。
親には彼を殺した事にして守るために。

僕だって、本当はレイラと逃げたかった。
けど、僕の体には親に埋め込まれたGPSがあったから。
こんな僕と一緒に逃げたら、大事なレイラが捕まってしまう。

そう思ったミチルは、せめて大事な友人だけでも…と、彼を助けてくれたのだ。

そうして眠らされたまま天遣に保護された彼は、ミチルの芝居を信じ、裏切られたような気分のまま、ずっとミチルを引きずって生きていた。
天遣になった今も。

そしてミチルも、彼が天遣になった事で、彼が本当は生きていた事が、ディーラー組織を束ねるマスターに知られてしまい、再び彼を守る為に行動を起こした事で再会したのだ。

初めはその再開が原因で、様子がおかしくなった彼だったが、彼女と共に過ごす中で少しずつ変わり、ミチルと向き合い分かり合えるまでに。

ミチルは、マスターが彼を狙っているから…と、彼を守る為に天遣塔に来て、情報を伝える形で自首した事と、親に強制されてディーラーになった経緯や、それを証明する録音テープなどがあつた事から、異例の懲役1年の刑に。
ナナセ達も彼の為に随分と頑張ってくれたようだった。

ミチルの件が解決した事で、彼も彼女と気持ちを確認しあい、これからはパートナーとしてだけでなく、恋人として共に歩んで行く事だろう。

ミチルも1年の刑期を終えたら、今度こそホシから解放され、自由に生きられるハズ。
誤解からすれ違いもしたが、また改めて、本当の兄弟のように過ごしていける二人になれるかもしれない。
プリンを分け合ったあの頃のように。

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