BAD APPLE WARS【アルマ】

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キャラクター紹介

CVは櫻井孝宏さん。
BAD APPLESのリーダー。

頭が良くて頼れる存在。
何も出来ない彼女を励まし、空っぽな彼女の希望となった人。

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感想

シキシマさん同様、ファンタジーな要素のあるシナリオでした。
途中そうかな?と思って、読めてしまった感じではありましたが、ハッキリとそうとは断言してないものの、私の読みで合ってたかな?と思います。

その辺りは読めてましたが、再会の仕方がうまいなって感心させられました。
そうなると、全ての辻褄が合う所が素晴らしいです。

卒業式に感じでは、シキシマさん程泣けなかった感じはありました。
でも、彼女にもらった言葉を大事にしてくれてるのが伝わって、凄く良かったです。

そして毒リンゴの所も、絶望は一人で背負うには大きすぎるから…と言った彼女と、それに続いた仲間たちの友情が素敵でした。

個人的にはサンズさんかな?と思えるあの子の登場も、とても良かったと思います。

ネタバレ

俺がお前を必ず青函させてみせる。

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大切な人が居た。
彼女とは幼い頃から一緒で、きっとこれからもずっと一緒だと思っていた。
だから約束もしていたのだ。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても、ずっと一緒にいよう…と。

何気なく交わしたその約束は、ある日彼女にとってとても残酷なものとなった。
彼女は病に侵されてしまったから。
治らない病気、弱っていく彼女。

病室を訪ねて「大丈夫か?」と問うと「大丈夫」と笑って答える。
でもそれが大丈夫ではない事など、彼女を見ればすぐ分かってしまう。

彼女を助けたいと、医者になるべく勉強だって頑張った。
成績もとても良かった。

日に日に弱る彼女。
彼の学校の屋上からは、彼女の病院が見えた。
だから彼は髪を真っ赤に染めた。
リンゴみたいに。
彼女が幼い頃話した、赤い糸の話の糸のように。

彼女は赤が好きだったから、赤い髪なら彼女の病室からも学校の屋上の彼を見つけられるかと思ったから。

そんな彼を周りは非難した。
腐ったリンゴのようだ…と。
そうして彼は苛立ちをぶつけるように、周りの学校の不良たちと喧嘩をしていた。

そしてついにその日が訪れた。
彼女は彼が医者になるのを待つことなく、この世を去ってしまった。
彼一人を残して。

最後まで一緒に居てやると約束していたのに。
危篤の知らせを受けた彼は、病院へと向かったのだが、その途中苛立ちをぶつけるように喧嘩をしては倒していた不良たちからの報復に遭ってしまったのだ。
満身創痍で彼が駆けつけた時には、彼女はもう冷たくなっていた。

残酷な約束をしてしまった。
そんな後悔から胸が痛んだ。
けれどそれも心の中に彼女が居る証だと思った。

そうして彼女を思いながら、絶望の中生きていこうと決めたのに。
ある時彼は彼女の記憶が曖昧になりつつる事に気付いた。
何度も再生を繰り返したビデオテープが劣化するように、彼の記憶も劣化してきたのだ。

怖くなった。
このまま彼女を忘れてしまうのでは?と思って。

そうか、ここで俺の時間を止めて仕舞えば、もうこれ以上彼女を忘れる事はない。

そう思った彼は、彼女の病院の見えるあの屋上から飛び降りた。
自らの時間を止めるために。

そうして彼はあの学園へとやってきた。
彼が持っていたのは赤い糸。
幼い頃彼女に聞いたあの話の影響だろうか?

赤い糸で結ばれた魂は、生まれた後にその糸で相手を見つける事が出来る。
どんなに遠く離れて居ても。

そうして彼の赤い糸は糸だけではなく、彼の意思でナイフの形状にも変化した。
それらを駆使して彼は戦った。
イイ子になる事は忘れる事だったから。
これ以上彼女を忘れないために時を止めたのに、イイ子になって忘れてたまるものか!と、彼は必死に抗った。

そうして彼は沢山の校則を読み解き、仲間たちと共に校則を破り続ける中、ある結論に達した。
卒業が自分を捨てて生まれ変わる事ならば、破れない7つの校則の中の一つ「禁忌のリンゴを食べちゃダメ」にある退学は生還を意味するのだと。

日夜その破れない校則を破るため、仲間たちと力を合わせる中、新入生として学園へとやってきた彼女。
彼女は破れない校則を破れなくする規制に影響されない存在だった。
そうしてその力のお陰で、破れない校則を破る事が出来るようになったのだ。

途中、文化祭で破れない校則を二つも破ったサンズが、彼らの知らないもう一つの卒業を迎えてしまった事で、一度は皆がバラバラになり、彼自身も今後の方向が見えなくなる時期もあった。
そんな彼を支え導いたのが、彼女の存在だった。

そうして彼は皆を生還させるために戦ってきたが、やっと思う事が出来たのだ。
自らも生還したいと。
それもまた彼女のお陰だった。
彼の赤い糸をみんなの指に結ぼう!と言い出したから。
そうすればあの話のように、バラバラになってもまた向こうの世界で必ず会える…と。

そうして彼は彼女にもらった勇気を胸に、卒業式で壇上に上がり送辞を送った。
その彼の言葉に、卒業生達は感動し仮面が落ちて涙を流した。

そうして「卒業式で泣いちゃダメ」の校則を破った事で、毒リンゴのようなリンゴが現れた。
そうして彼らを試すのだ。
元の世界は絶望に満ち溢れてる。
それでも我を喰らうのか?
と。

食べるという彼に、「絶望は一人で背負うには大きすぎるから」と、彼女も食べると言い出した。
すると次々と仲間たちが一緒に食べると言うのだ。

そんな彼らの想いに応えるように、リンゴは弾けて、黄金に輝く沢山のリンゴが現れた。
それが禁忌のリンゴ。
食べれば生還出来るリンゴだったのだ。

ついに帰れる…と言う所で彼は気づいた。
どうして彼女に惹かれるのか、その理由に。
そう、彼女はあの日彼が失った大切な人の生まれ変わりだったのだ。
彼女が空っぽだったのは、大事な物をなくしたまま生まれ変わったからなのか?
それともこれから再会出来る大切な人のために、何も持たずに居たのだろうか?

そうして戻ったら伝えたかった気持ちを伝え合う約束を交わし、リンゴを食べた二人はそれぞれ自分の時代へと生還した。

彼は病院のベッドに居た。
そこでやりたいことを探した結果、以前途中で投げ出した医者の道を進む事を決意。
そうして外科医となった彼は、手術でメスを持った時に気づいたのだ。
あの学園で彼が赤い糸から作ったナイフは、メスとよく似た形状だった事に。
ならば糸は縫合に使う糸なのかもしれない…と。

そうしてメスを自在に操り、優秀な外科医となった彼は、ある日急患の患者の手術をする事に。
患者は交通事故に遭った女子高生。
カルテの名前を見て驚いてしまう。
そこに記された名前は、あの学園で共に戦った彼女だったから。

今頃俺と共に学園で戦っている頃かもしれない。

そう思った彼は、絶対助ける…と誓った。
向こうであの日の自分が彼女と戦っているように、今の自分はこちら側から彼女を助けるために戦うのだと。

手術は無事に成功し、彼女は目を覚ました。
目覚めた彼女は彼を見て驚いた様子だった。
それもそうだろう。
向こうでは同じ年くらいだった自分が、今では大人として彼女の前に居るのだから。

それでも彼女はちゃんと覚えていてくれた。
自分が有真だと。
もちろん、気持ちを伝え合う約束も。

けれど自分は大人で彼女はまだ高校生。
だから気持ちを伝え合うのは、彼女の卒業を待ってからにしようと約束。

そうして三年の月日が流れ、彼女が卒業を迎えた日、病院の屋上に彼を探しに現れた彼女に、好きだと伝えた彼は、結婚しよう…と告げたのだ。
私が先に言うつもりだったのに」と残念がる彼女だったが、彼ももう待ちきれなかったのだ。

そうして彼は長い年月を経て、やっと彼女との約束を果たす事が出来た。
今まで散々守れなかった約束ばかりだったけれど、これからはあの日の残酷な約束までも、きっと果たす事が出来る事だろう。

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俺にはお前が必要なんだ。
俺と一生一緒に生きて欲しい。

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