ゆのはなSpRING!【佐伯宏太】

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キャラクター紹介

CVは石田彰さん。
背が高くて強面な福寿楼の板前。
板長に次いで二番の彼。


小さい頃から料理好きで、まかないも自腹で新作のための勉強の場にしている程の研究熱心な人。
堅物で無難しそうな印象とは異なり、とても優しくて男らしい人。
夢のために努力を惜しまないストイックな人。

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感想

怖そうな見た目に反して動物が好きで、けれど、その見た目の怖さのせいなのか、福寿楼の愛犬のフクちゃんにも懐いてもらえないどころか、「ウーッ」と威嚇されてしまう彼(笑)
その度に大きな体が小さく見える程、しょんぼりしてしまう彼が可愛かったです(笑)


それでもフクちゃんが可愛くて仕方なくて、いつもまかないの時に一緒に、フクちゃんのご飯にも腕を振るってくれるいい人でした。


口やかましい姉と妹に挟まれて育ったせいか、積極的に女性に話しかけたりしない奥手な感じの彼ですが、好きと自覚し、気持ちを伝えようと決めてからの行動は、迅速で男らしかったですね!


個別シナリオの料理対決の所とか、お客さまへのおもてなしの気持ちがなんだか素敵に描かれてて、泣けてしまいました。
とても優しい気持ちにさせてくれる、そんな素敵なシナリオでした!


あーっ、やっぱりそういうENDか…なENDではありましたが、福寿楼の未来がとても楽しみになるENDで良かったと思います。


何より本当に石田さんの演じる宏太くん、カッコ良かったです。
石田さん、素敵過ぎる宏太くんをありがとうございました。


ネタバレ

一人前の料理人になること。
それだけが大事な夢だったハズなのに。
気付いたら夢と同じくらい、おまえの事も大事になっていたんだな。



-----


福寿楼の二番板前の彼。
彼の家は両親が共働きで忙しくて、姉と妹と女の子が二人いるのだが、二人共料理は苦手。
そんな事もあり、お腹が空いても誰も食事を作ってくれないので、仕方なく作り始めた料理。


所がこれにハマってしまった。
作るのが楽しくて仕方なかった。


何より「美味しい」と喜ぶ姉や妹の顔が嬉しかった。


そんな経験が彼を料理人に。


そうして経験を積むべく働き始めた福寿楼。
そこで板長の春の元で、修行に励む毎日。
自分の考案した創作料理に色々とアドバイスを貰い、少しずつ自分の料理も認められていた彼。


そんな時、福寿楼の女将が倒れ、ピンチヒッターの若女将としてやって来た彼女と出会った。


デザイナーが夢だと言う彼女とは、互いの夢の事で何でも話し合える仲に。
自分の作る試作品をいつも「美味しい」と食べてくれる彼女。


気付いたら彼女の笑顔に惹かれ、その笑顔を見ると美味しいものを食べさせてやりたくなっていた彼。
まだそれが恋だとも知らないまま。


そんな彼の元に、突然転機が訪れた。


料理が売りの旅館、福寿楼。
そこに東京に何店舗もレストランをもつ葉山というお客さまやって来たのだ。


葉山は福寿楼の常連で、春の作る和食が大好物。
疲れがたまると福寿楼に来て、春の作る料理に舌鼓をうつ。
それが葉山の休暇の過ごし方だった。


そうして今回も春の料理を楽しみに訪れた葉山に、彼の料理を食べてやって下さい!と、そう春が頼んでくれたのだ。


大きなチャンスだった。
東京の有名レストランをいくつも手掛ける葉山だから、その舌に認められれば、それは大きな自信に繋がる。


そうして彼は、春の用意してくれたものの中から、媚びるような高級食材を避け、地元の野菜などを使い、腕を振るった。


見た目はややおとなしめ、悪く言えば少し地味な料理。
けれど、「媚びたくはない」という彼の気持ちも汲んでくれた葉山は、
彼の料理を食べるとその味付けをいたく気に入り、今度新しくオープンする店のシェフとして来てくれないか?と、引き抜きの話が。


どうしよう?


彼は悩んでしまった。
だって、東京に行くという事は福寿楼を離れるという事だから。


ずっと料理人として認められる事だけを考えていたのに。
今では共に夢を追いながらも福寿楼で支えあった彼女を、かけがえのない存在だと感じていたから。


だから離れたくなかった。
止めて欲しかった。
宏太くんは福寿楼に必要な人だから行かないで」と。


けれど、一番に引き抜きの話をした若女将から返った言葉は、「宏太くんならきっと東京でもみとめられるよ」と、彼の門出を祝う言葉だったのだ。


以来、彼は悩んでしまった。
そうしてスランプに陥ったかのように、何もかもがうまく行かなくなったしまった。


そんな時、青峰閣の泉の提案で、福寿楼vs青峰閣の料理バトルが開催された。


審査員は福寿楼の宿泊客。
決められた時間内に作れれば何を作ってもOK。
より多くのお客の支持を得た方が勝ち。


そして優勝者には、なんと福寿楼の若女将のキスのプレゼント


…なんて事を泉が全国ネットで宣伝してしまったため、バトルの当日は青峰閣は勿論、福寿楼まで満室に。


そうして迎えたバトル。
ずっとスランプだった彼だったが、板長が自分の昔話をしてくれた事をキッカケに、一番大切な事を思い出した。


自分は、「美味しい」と喜んでもらえる事が嬉しくて、料理人になったんだ…と。


そうして豪華な食材で美味しい料理を作った青峰閣に対し、福寿楼はいつものような料理。
ただ違うのは、審査員として並んでいるお客ごとに、盛り付け、味付け…その他少しだけ、彼らの好みを反映させていた事。


カップルのお客には、一つのお皿に二人分を盛りつけて、仲良くシェアして食べて頂いたり、家族連れには、子供に合わせた大きなお子様ランチ風に。
女性同士のお客さまには、量を控えめにして品数を増やし、お得感を。
年配のご夫婦には、食べやすいサイズを意識したり、柔らかめに煮たものを。


そんな一人一人へのおもてなしの気持ちのこもった料理。
その料理をお客は全員残さずに食べてくれた。


そうして無事に勝利を収めた彼は、優勝が決まったその時、彼女に気持ちを伝え、みんなの見守る中、二人は結ばれた。
そうしてみんなの前で優勝のキスまで。


そんな二人の様子が旅行雑誌にも取れあげられて、福寿楼には客足も増えた。


その後、彼は東京に修行に出る事に。
彼女には待っていて欲しい…と告げて。
必ず腕をあげて福寿楼に戻るから…と。


彼女はと言えば、今もデザイナーの夢を諦めてはいないものの、日々送られてくるお客からの感謝の手紙に、やっぱりおもてなしって素晴らしいと、やりがいを感じ、福寿楼の若女将として正式に働く事に。


そうして迎えた二年後のある日、バトルの時に宿泊していた老夫婦からお手紙が。


そこにはあの日の彼と彼女が結ばれた話を孫に聞かせた所、二人の幸せにあやかりたい!と、福寿楼で結婚式をしたい…なんていう嬉しい申し出が。


さぁ、忙しくなるわね!
とみんな気合を入れた所に、東京で腕を磨いた彼が戻って来た。


そうしてその夜、彼からプロポーズを。


これからは更に腕を磨いた彼の料理と彼女を中心としたスタッフのおもてなしで、より一層福寿楼を盛り立てていく事だろう。

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